冒頭に追記…３年後https://geasszero.hatenablog.com/entry/20150505/1430795903
◆
結論『福島県・中通りの都市部の、市民残留政策には、多大な『無理・矛盾』を感じてやまない』
明日の晩までに、記事をまとめる。まだ帰還して間もない。
要点は
・あまりに無知蒙昧な、福島県民たち
・郡山署の目の前の右車線で地表１ｍが1μｓｖである、二本松市役所入口交差点にいたっては１．２μｓｖである、ということの意味を知らない
・そもそもシーベルトとか放射能とか理解できない
・理解はできるが、オカミの空気に逆らって村八分とか袋だたきはいやだ
よって、現地民…住民も勤労市民も
・まったく平時モード…マスクもつけない、まして防護服は着ない…
・唯一違うのは、こちらが防護装備で街や駅前を歩いてても笑う人も怪訝に思う人もいないこと
放射能を受け入れてしまってる市民は二通り
・都会型：お気楽、あるいは安直にオカミに逆らいたくない思考で、何も考えず1μｓｖ環境を普段通り過ごす
・田舎型：飯舘など、ほとんどの住民が避難してる集落に、あえて老人が一軒だけ残っていたりする。ゆく当てがなかったり、「どうせお迎えも近いし」だったり。
…ロシアやウクライナやベラルーシ…
チェルノブイリ原発事故の被災国は、０．３μｓｖ以上の地域は「強制疎開」だった…
おそろしい…現地にいながら現地が恐ろしかったよ。あまりに普段通りの外見と、あまりの汚染度の、乖離に…
たいへんに多くの病人が出るぞ…このままいけば数年で。そしてどうせ、オカミも庶民もこのままなんも変化せず進みたいんだろ？？？もはや現実逃避と呼べるのかすらわからんけどさ…
もはや福島民＝棄民＝経済社会だけを徹底死守するために「おまえら猛毒の世界でこれまでどおりの経済社会市民をやって死んでくれ」と特攻を命じられたに等しい。それが現地入りして得た各種情報からの結論だ。
いっとくが、
・医療におけるミリシーベルト上限は、原発事故による放射能汚染には適用できない。
かりに「１０ミリシーベルト上限にしましょう」としたとする。
だがそれはあくまで「ビームを浴びたシーベルトに限定する」という条件付きだ。
『医療の世界では、放射能物質が漏れることは絶対にない。』
だからこそ、外部被曝１００％で計算ができる。
だが今、原発事故ではあまりに膨大量の放射性物質が噴火のように漏れ出して、地表面や海洋河川を覆い尽くしている。
だから、外部被曝だけで管理するのは”不可能”だ。
いや、できないことはないが…『毎日欠かさず、タイベック防護服を着用。防塵防護マスク着用。毎晩帰宅したらきめられた手順通りに体や防護服を除染する』これなら原発作業員なみに内部被曝を抑制管理できるが…』
内部被曝の影響は、人によって、被爆履歴によって、外部：内部の比率は５０：５０かもしれず、１：１００かもしれない…
・外部被曝はそこにあるオーブンレンジから電磁波を浴びた量で
・内部被曝は自分の体内に「常に動作してるオーブンレンジ」を装備したに等しい…とうぜんかなり深刻な影響となる。
肉薄と、距離をとる、どっちの方がこんがり焼けるか自明の理だ。
あときょう露呈したのは「Soeks01Mの欠陥」だ。
とかく、明日に続報とする。
Soeks社におてがみ。
お宅様も、ロシア本社も、メールを出しても
無視するのが困りもの。・Soeks01Mは欠陥品か？
71.42マイクロシーベルト以上を表示しない。バージョンは１．３L
説明書には９９９μまでと書いてあるのに。これは公正取引委員会に報告すれば詐欺で新聞に載りますよ。
どういうことか、説明いただきたい。
飯舘村や浪江町の、かなり深刻な環境で使用し、ぜんぜん役に立たず出張費が無駄になったので、かなり激怒しております。無視するのは勝手だが、その場合はネットを通じて世間に向け大々的に「Soeksはこれこれこういうバグがあるので絶対に使わないように」と周知徹底いたしますよ。
…まったく、事と次第によっては、TERRAに買い直さなきゃいけない…どうしてくれるんだ。
線量計測調査も、秋にまたいかなきゃいけない…現地は熊が出るから命がけなのに。
◇
まずは画像集。要点は現地でメモにほぼ書いてる。
那須は高汚染地帯だが地域によりムラが激しい。塩原はやや高い。
白河IC付近で片側二車線になるあたりから自然が減るのと路面が広くなるので線量計の数値は下がる。北部はまたやや上がる。
須賀川の北部から次第に上昇トレンド、以降は福島市まで下がることはない。
二本松の中心部には超・高汚染スポットがあちこちにある。報道になった汚染コンクリマンションはたしかに基礎部分に線量計を当てると１〜２マイクロが安定して出た。１F住民はいなくなっている模様。付近住民を見かけたらちゃんと会釈、挨拶。
参考https://geasszero.hatenablog.com/entry/20120120/1327027767
以下、２０１３追記
汚染砕石住宅:家族が東電と和解 建て替え費用負担で
原発事故で放射能汚染された砕石を使った家屋から転居した家族が原子力損害賠償紛争解決センター（原発ＡＤＲ）に申し立てた仲介手続きで、東京電力が建て替え費用などを支払うことで和解したことが２０日、分かった。福島市の弁護士有志でつくる弁護団が公表した。金額は明らかにしていないが、住宅の解体や新築工事が含まれるため、数千万円に上るとみられる。同様の事案での和解は初めてという。
弁護団によると、申立人は３０代の夫婦と未就学児の子ども２人。２０１１年８月に木造２階建て住宅を建てた。翌年１月、汚染された砕石を基礎に使ったマンションが福島県二本松市で見つかり、問題化した。申立人の住宅でも放射線量が高いことが判明し転居。東電が調査したところ、床から１センチで毎時１．６２マイクロシーベルトだった。
原発ＡＤＲへの申し立ては同１０月で、今月９日に和解金が支払われたという。担当した紺野明弘弁護士は「申立人の主張が最大限、認められた。今後、同種の事案に与える影響は大きい」と話した。東電福島広報部は「個別案件には答えられない」としている。
福島市R114は、ヨーク付近の低線量と、渡利地区の超・高汚染のギャップが激しい。ここらへんは除染物質仮置きブルーシートがかなり散見される。
http://savechild.net/archives/11110.html
http://www.youtube.com/watch?v=4d6HIjnfW9k
郡山市には通報済み。
渡利から様子が変わりはじめ、山間部をへて飯舘村は”極地”
いいたてで驚いたのは「石ポロトンネルに入ったらいきなり線量が０．１」このギャップは…３．ｘｘから一気に０．１７とか…つまり線量計には何も付着してない。
渡利を抜け川俣町に入ると０．４などとやや低くなる。
県道１２号に向かい飯舘村を西から入ると、最初は１マイクロ程度で低いが、やがて２〜３が当たり前になる。
飯舘村役場へ向かう道の途中で農地所染をやってたので、はえてる草の地面と、除染した土壌入りの黒い袋と、計測すると３〜４。（画像にURL書いているJBPRESSの記事には、昨年夏で同じ場所が３マイクロだったとあるので、全然減ってない…すでにセシウム１３４は爆発当時からそろそろ３割減（１３４と１３７は半分づつ存在）なのだが…）
とにかくこの地域は「死んでいる」…不謹慎だが現地にいて自然とそういう言葉が出てきた。チェルノブイリ周辺の封鎖地区と同じだ。広大な農地はすべて原っぱ、無人家屋はあせて傷み始めている。家の敷地も道路も隙間というスキマから草ボウボウが浸食…
そのまま南相馬へ向かうと、平野部に入ったとたんに東京や矢板ぐらいまで線量が落ちる。ナウシカの風の谷みたいに山へ向かって風が吹いてる…
（逆に山から海へと吹き下ろす風もあり、これがせっかく除染した土地をまた線量を押し上げている…山間部が『セシウムの金庫』になっている構図）
（高原盆地・飯舘村の現地では、こういっては不謹慎だが、映画の冒頭のユパの言葉が自然と出てきた…「ひとつの村が死んだ」と…防塵マスクをつけながら。つくづく先見の明ある漫画だわ）
ベラルーシやウクライナなどでは、こんなかんじの汚染地帯でも部分除染して農作や生活をしている地域もあるが…山だらけだから無理があるよなあ…（山＝セシウム金庫の存在が…どかしてもどかしてもまた降ってくる）
二枚橋の様子http://youtu.be/pSpZVlaRrxI
ここのは富士電機製のほうhttp://geigercounter001.blog55.fc2.com/blog-entry-1073.html
やっとマスクを外せる線量の南相馬市でガス補給と、コンビニ昼食（の前に手洗い顔洗い鼻の穴洗いで『除染』徹底。なんか飯舘のホコリを吸い続けてるとすぐ喉がイガイガしてくる）。道の駅とカインズとコンビニを活用。
そして現実を見に行く。
2012/06/13追記…
現地もマダラ状に10倍高い線量が点在する模様。ちょっと行っただけでは拾いきれないな…地元民が毎日測ってないと。どのみちもうじき再度現地行く…今度はSoeksは予備でTERRA主役。
飯舘村草野除染モデル地区路肩線量
４３μｓｖｈ
反対側でもホットスポット的なところは50マイクロsv/hありましたよ・・・でも少し外れると3~4マイクロsv/hですのでほんとにマイクロホットスポットのなのかもしれません
あと、南相馬の6号検問がやけに遠いなあと思ったら、4月から警戒区域が再編・縮小されていたのね…ナミエボウルの手前までいけてたらしい。おかげで新たに通れるようになった地帯は大津波被害直後の様子のままで撤去瓦礫のぼた山もある。
（↓画像をクリックし、下にある『オリジナルサイズを表示』をクリックすると、もっと大きなきれいな画像が見られます）
http://hakatte.jp/spot/24561津島６３８マイクロ
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/24801長泥３５３マイクロ
とりあえず、だ
「７１マイクロ上限じゃハナシにならないよSoeks01M初期バージョン！」
線量計を買い直し、テスト線源で確認もした上で、また長泥と津島だけ参上することにする。できればTERRAなら１０ミリまではかれるので有事対処にも使えてベターだが…
二本松市の線量分布は、皮肉としかいいようがない…
R4付近の市中心部の線量がことさら高い…きっと爆発直後に雨や霧が降ったのだ。
だが浪江町へ向かってR459を走らせると、市の山村部は０．３〜０．４と低いのだ…津島から二本松へ向かって西進すると急激な線量低下に驚くし、山村では普通に暮らして農業が続けられている…すぐそこが津島とは思えない。
R1の箱根もR6の四ツ倉もタヌキが飛び出してきたが、津島の山にはハクビシンさま（ジャコウネコ類で茶色い）と野生化した猫さまがたしか出てこなかった。熊注意の看板が多いのでビビるんだけど…ネコが（食べられず）無事に暮らしてるからクマの心配は低いのかな。
◇
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20111230/1325182718
チェルノブイリ原発３ｋｍ地点の空間１ｍ線量が今でも４μｓｖ…福島市渡利のホットスポット地区と同じ値。（NHK ETV「放射能汚染地図１」）
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20111229/1325148141
「これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶します」デルテ・ジーデントプフ医学博士（ドイツ）
http://blogos.com/article/32337/
長谷川氏は悲痛な表情で、飯舘村で進められつつある除染作業（放射性物質を地表などから取り除くこと）について、以下のように批判した。「政府は住環境を2年、農地を5年、山林を20年で除染をすると言っています。山林は里山しかやらない。住居の近くだけなんです。そうした場合にどうでしょう。放射性物質は浮遊しているんです。飯舘村の75％は山なんです。いくら住環境や農地を除染してもまた流れてくるんじゃないかという気がするんです。でも、今、村ではまっしぐらに除染という方向に進んでいます。私はそれに対して、『それじゃダメだ！村民の声を聞こうじゃないか』と訴えています。飯舘村だけが村民アンケートを取っていないんです。除染するなら村民の声を受け止めた上で、やらなきゃダメだと言ってるんですが、聞き入れられないんです。
極東アジア民は指導者スローガンの大号令でみんなが一斉に動くロボット集団型（その脅威はまるで大津波のよう…）までが限界で、ひとりひとりはたいした知恵や影響力を持てない…（津波襲来時の防波堤にも劣る）
◇
今回は、以下の巡業のつづきです。車両の燃調だけ調整して走破できました。やはり真冬の早朝の無理な走行はよくない…二輪は。
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20111228/1325069277
◇
2012/06/04追記
気になる経緯があったので…
どうも調査から帰宅してのち、体調というか体力がやけに落ち込み続け、通常のケアでは上向かず、ついに足がもつれたり、たまらず外出先で昼寝したり。こういうことは「通常、ありません」
そして「急性全身被曝時の、初期症状」に似ております。白血病患者は放射線治療のとき全身照射を浴びるのでそういう症状が出るようです。
また、警戒区域内に一時帰宅する中高年にも、突然死が出ております。「急に気分が悪くなって」というのが常套句。
自分ではケアができないご老体だと、なるほど確かにこういう急な衰弱にたまりかねて、そのままご昇天することもあるかなぁ…と納得はしてます。私はまだ一応若いし医療ケアも自分でけっこうできるので、なんとかなってるだけかもしれない。
ちなみに、チェルノブイリ原発の「象の足」を撮影するなど、ちょくちょく炉心に立ち入ってる若い写真家も、目がうつろで、いかにも常に衰弱してる感じだった…youtubeなどで映像があるけど。
包み隠さず言いますが、出発前からやや体調はよくなかった。腎機能がやや落ちているところで。ただそれを考慮しても落ち込みが大きいなあと。昨年末に福島県の浜通り方面…いわき〜Jビレッジを巡ったときは、こんなことはなかったが、あっちは汚染度が低いので。Jビレ前でやっと地表１ｍが１μ。
浪江町津島は空間８μに雨どい３００μですから段違い。現地滞在時間も長めだったし。
これでも、衣服や皮膚の除染はちゃんとやってます。南相馬で食事休憩したときも、事前に丹念にうがいし手と顔と目と鼻腔をよく洗った。帰宅後も着衣の線量計測をしつつ汚れたものは洗った。
…なんにせよ皆様、現地に出向くときは「くれぐれもご用心」
県道12号線の飯舘村付近なんて、普段着でマスクつけずバイク乗りまわしてる人もいるけど…大丈夫か？？
…まあ、素通りするだけの人と、わざわざ線量が高いスポットを計測しに行く人とでは、被曝条件も違うけども。
幸いなのか不幸なのか、先日の調査では線量計に不具合があって、ちゃんと計測できなかったので、また近日中に別の線量計（新品）を伴い、追補調査に行ってきます。こんどはなるべく体調を整えつつ「人柱、自分で人体実験」ということで、再度確認してみたいと思います。
（2014/07/07追記）
ハッピー @Happy11311 21 時間
昔からつぶやいてるけど帰還するのにオイラが個人的に気にするのは外部線量より内部被爆のおそれのある汚染と核種のデータ。いくら線量が低くても汚染の高い場所はたくさんある。1Fからも毎日汚染は拡散してる。風向きも毎日変化するし、どこにどれだけの汚染が落ちてるかわからないしね。
The 2nd
@Happy11311大衆みんな政府とマスコミから「線量」の話と知識しか聞かされない、教わってないけど 線量以前に、突風の八木沢峠あたりから急に吐き気がしてどんどん衰弱してきてこれはやばいと思ったし
プルームや核種の多さも気にしないとダメだよね、あれ
原発至近が最も核種が豊富
0:16 - 2014年7月7日
The 2nd @ka2nd
@Happy11311 その八木沢峠で気分悪くなって帰宅してから１０日間はフラフラで寝てばかりだったし熱は全然なく、それ除染作業員の体験談と一致
しかも胃痛かと思ったがどうやら狭心痛が急に勃発、頻発するようになった…抗癌剤の心毒性副作用の後遺症とはいえ普段は全然出てこないんだけど
0:19 - 2014年7月7日
（2014/04/29追記）
・証拠を揃えられないし
・汚染汚染と言われる福島民かわいそうだろ
を根拠に、多くの人々が高い汚染地域に立ち入った直後から不調や鼻血を訴えてるのに（もはや統計といえる数になっている）
「こいつらはきちがい」と一蹴される『風潮』が怖い…右翼側政党と当局がグルになってひろめようとしてる風潮が。
数日前も、南相馬のゴロ市民にそのことで絡まれた。てめえ「南相馬 汚染」とか書きやがったな殺すぞ、書き込み消せや配慮しろや、的な。飛ばしてくる殺気が、やけに流暢な脅迫トークが、政治ゴロや極道そのもの。
つまり「利権ゴロと当局につけこまれる格好のエサ」になってしまってるんだよ…安心安全と言わない奴は非国民とか、鼻血は被曝が原因だと言ってる奴はきちがいだとか。
そうやって政府も東電も補償と責任から逃げやすいように地盤づくりを続けている。だがそれは軍事や利権の不始末問題ではいつもの風景だ…
安倍極右政権の暴走と言い…政治や利権の絡む片振れの怖さは、そこにある。まだねじれていたほうが客観性が保たれやすい。
http://mainichi.jp/select/news/20140429k0000e040156000c.html
毎日新聞 2014年04月29日 11時27分
原作者の雁屋氏は今年１月、豪州在住の日本人向け情報サイトで２０１１年１１月〜１３年５月に福島第１原発の敷地内などを取材したことを明かし、「帰って夕食を食べている時に、突然鼻血が出て止まらなくなった」「同行したスタッフも鼻血と倦怠（けんたい）感に悩まされていた」などと語っていた。
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20140512/1399818146
◆
というわけで、あらたにTERRAを携えて翌月、再度調査に出向き・・・
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20120715/1342334676
◆
そして３年後
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20150505/1430795903
