先従隗始・温故知新

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週刊文春による創価学会の嫌がらせ被害調査報告記事

  ■■■創価学会脱会者3300人大調査 史上空前 ここまでひどい嫌がらせの実態■■■
週刊文春 1995年12月14日号 より
※当投稿は、画像OCRで記事を文字に起こしたものです※

① 全回答数――3608通(うち元学会員による有効回答数:3302通)
[年齢別]19歳未満――6人 20歳代――107人 30歳代――250人 40歳代――479人 50歳代――775人
60歳代――935人 70歳代――585人 80歳以上――88人 不明――77人
[地域別]北海道・東北――273人 関東――792人 東京――324人 北陸・中部――340人 近畿――581人
中国――515人 四国202人 九州・沖縄――254人 アメリカ――21人

② 宗教法人法の改正に関して 省略

③ 嫌がらせを受けた事があるか
ある 69.7%(2302人)
ない 25.5%(842人)
不明 4.8%(158人)

④ 受けた嫌がらせの内容と数(複数回答可)※現在行われている組織的なストーカー関連の項目を列挙
無言電話 47.2%(1087人) 
中傷ビラ 37.5%(863人) 
脅迫(電話を含む) 28.5%(656人)
監視 20.6%(475人)
尾行 18.6%(429人)
器物破損 9.0%(208人)
盗聴 3.5%(80人)
汚物投棄 3.4%(79人)
暴行 2.1%(49人)

■■創価学会を脱会したとたんに始まる執拗な嫌がらせ。その実態が小誌アンケートによって初めて明らかになった■■
■■プロパンガスの栓を開けたり、自動車のブレーキホース切断:と、人命に関わるケースも少なくない。■■
■■創価学会からの脱会は許さないと言うのだろうか。■■

取材班は、今年十月、関係寺院と創価学会被害者の会を通じて、全国の創価学会脱会者にアンケート調査を実施した。

「学会・公〇」問題に力を入れ、九月に怪死した朝木明代・東村山市議の場合、その死の直前まで、周辺には学会関係者によると見られる様々な嫌がらせが頻発していた。

また、寵年光・元公〇党都議も学会男子部員に襲撃されている。しかし、創価学会は「嫌がらせなどするはずがない」との公式見解、を繰り返すばかりだ。だが、実態はどうか。

今回、全国から三千六百八通の回答が寄せられている。うち無記名のものは原則的に集計外とし、
僧侶や法華講員 (日蓮正宗の信徒団体)といった非学会員の回答は、稿を改めて報告する。元学会員による有効回答数は三千三百二通(表1)。

アンケートでは、様々な問いを元学会員にぶつけてみた。その結果はこれから何回かにわたって報告していくが、
まず現在国会で審議中の宗教法人法改正については、驚くべきことに九一パーセント以上の人が「賛成」を表明した(表2)。

日本最大の宗教団体であり、最も激烈に改正に反対している創価学会の実態を知る人々の意見は、重い。
そしてその意味は、以下の結果からうかがい知れよう。

創価学会関係者と思われる人物から、何らかの嫌がらせを受けたことはありますか>

有効回答者の約七割が「ある」と回答した(表3)。
脱会者の七割が、「学会関係者と思われる人物から嫌がらせを受けた」というのは、呆れる他はない。

更に、警察に通報した人の割合(表5)をみれば、これが尋常な数ではないことが分かる。
学会が他の宗教と一線を画すのは、ここにも大きな理由がある。

もっとも多くの人が上げたのが、面談強要。脱会直後に謝意を促すため、あるいは法華講をやめさせ再び学会に引き戻す(脱講運動)のために、
昼夜を問わず、地域幹部から副会長クラス、公〇党の地方議員、国会議員が集団で脱会者の自宅に押しかけるのである。

■真夜中二時に響くノック音■

実例を紹介する(以下、無記名はすべてアンケート回答から抜粋した。実名掲載については本人に確認した)。

「平成三年の脱会後、地区の婦人部長ら大幹部三人が午後八時から三時間半にわたって、一方的な問責。
以来、現在まで面談強要は八十五回、のべ二百五十人以上になる」(男性)
「脱会直後、女子部幹部が勤務先に押しかけ、会社の玄関先でなぜ脱会したのか、原因はなにかと執拗に返答を迫り、あげくの果てに泣きだした」
(女性)

「休日でも朝から四、五人の集団で繰り返し来た。断っても帰れらず、(池田)先生を裏切ると地獄に落ちる、とわめき散らす。
私は過去に大病をしましたが、そのことを持ち出して『一年以内に必ずバチがあたる』。警察に通報すると言っても
『するならしてみろ』と平気な顔で※とうそぶいていた」(元地区部長の宗今井靖孝さん・埼玉)

「裏切り者、恩知らず、地獄に落ちろ。今日あるのは池田先生のお陰だ。脱会して幸せがあると思うな。これから先のお前の生きざまが見物だ。
今なら間に合う、助かりたかったら学会に詫びを入れて帰ってこい、などと声を荒らげ、ツバを吐き、あざ笑う。
かと思えば、選挙になると猫なで声で、あなた方が頼りですと頼みにくる。選挙が終わるとまた嫌がらせが始まる」(女性)

「断っても断っても、ドアをガンガン叩いて開けるまで帰らない。それで血圧が上がって二回も入院しました」(女性)

「夜雨戸を閉め、老人ふたり暮らしの家庭を、庭の中に入り込みドンドン叩いて叩き起こすのです。
警察に電話すると、『自分で捕まえなさい。それか池田大作を訴えたらいいでしょう』というひどい返事。涙が出るほど悔しかった」(七十代男性)

「四、五人の婦人部が上がり込み、私はお茶を出し、お菓子など出して黙っていました。相手も何も言わないで、長い時は二時間ぐらい、
無言で座り込まれました。それが三、四日続きました。夜中には電話がかかってきました。眠れなくなり、(精神) 安定剤を飲みました。
真夜中の二時ごろ玄関ドアをノックする音が一週間ほど続きました。道を歩いている時、自転車で走っていた学会幹部が戻ってきて大声で
「地獄に落ちろ』と怒鳴られました」(七十代女性)

「主人の死亡後、創価大卒業生らが面談に来て居座り、しつこいので警察を呼んだ。が、警官に対しても脅迫的な態度に出て、
『俺たちには市会議員も国会議員もついているからな!』と」

「平成三年、私は突然、見せしめと思われる一方的な除名処分を受け、脱会を強要されました。副会長など大幹部四人が突然家に押しかけてきて、
今後逆らうとどうなるか分からないと脅していきました。『これはファシズムだ。そういう思想だったのか』と問うたところ、
『その通りだよ、キミ』とスゴまれました」(元地区部長の斉藤康夫さん・栃木)

相手の気持ちや都合は一切考えない。

「主人死去の夜、次の夜、お通夜の席と連続して学会員が来宅し、坊主を呼ぶな、無間地獄に落ちるとしつこく言って、
家族親族、近所の人を困らせた」

「同時に脱会した父が亡くなった後、その父を知らない人までが『お父さんは地獄で苦しんでいる』などと、
およそ人間の温情のかけらもない言葉で罵られました」(女性)

■一日に三百本もの無言電話■

更に、
「玄関を開けないとトイレを貸せと言って上がり込み、帰らない。娘が学校から帰るのを待ち伏せしていて、一緒に入り込むこともあった。
家のフェンスを学会男子部が乗り越え、カーテンの隙間から中を覗いていた。外で待っている車には、婦人部がいた」(四十代女性)

これは立派な犯罪だ。

次に多かったのは無言電話。無論、学会員の仕業とは断定できないが、全国で同様に、脱会直後に頻発している。

「脱会後一カ月してから自宅に無言電話。二週間後、今度は事務所にかかってきた。
放っておくと、一日三百本もかかってくるようになった」(男性)

「脱会後半年間、深夜に無言電話。睡眠不足と精神的な不安が続きました」(元副本部長の渡辺道代さん・東京)

「無言電話は一日二、三十回。半年にわたったが、選挙間近になって急に減った」

無言電話の主も選挙になると忙しいとみえる。
電話盗聴については少なからぬ人が上げているが(八十件)、雑音など「盗聴の不安」を感じている人が多く、
証拠はほとんどないのが実情だ。だが、

「電話でニセの情報を流すと、学会員はそれに沿った形で監視や尾行活動を行うのです。ですから、盗聴されていると考えています」
(元副支部長の菊地信博さん・北海道)

という声もあるし、実際に盗器が発見されたケースもある。

「電話に雑音が入るので電話局に言って調べてもらうと、家の外壁のボックス中に盗聴器が仕掛けてあった。
犯人は分からないが、当時は学会男子部によって頻繁に尾行されたり、二階の窓ガラスが石を投げられて壊されたりしましたので、
学会関係者の仕業と考えています」(元副大B長の笠原勇蔵さん・新潟)

脅迫も凄まじい。
「学会に帰れ、地獄に落ちるぞなどと書いた手紙の封筒は、黒の縁取りです。
学会青年部はやってきては夜十時頃、表のシャンターを蹴飛ばして帰っていく」
(六十代女性)

「小学生の子供が電話に出ると、『お母さんはただじゃおかないから、覚悟しとくように言ってよ』」(女性)

■学会男子部による拉致未遂■

「ガンで死ね、うろちょろするなクソババー、殺してやるなどと書かれた脅迫状が投げ込まれた。手紙の中には小学校の教員からのものもあった」
(五十代女性)

「脱会後、婦人部幹部に、あなたは池田先生に逆らったから、『三年、五年、七年の坂は越えず』必ず仏罰が出る、と脅迫された」
(元大ブロック長の坂田重倫さん・大阪)

「脱会後一年間にわたり、嫌がらせ電話が数多く、特に母 (七十五歳)が出ると『まだ生きてるのか?』と」(女性)

「平成五年十二月,夜十二時頃、自宅の駐車場前で見覚えのない男四人に、ワゴン車に同乗を求められ、拒否すると、
脇を抱えられ乗せられそうになった。『学会男子部か』と大声で聞くと、『そうだ、命を大切にしろ』と言った」(男性)

「危険人物のレッテルを貼られ突然除名された後、夜の一時、二時頃に嫌がらせ電話がかかるようになりました。
ガヤガヤ雑音が聞こえる中、『あんな奴は殺せ!』『罰があたって交通事故で死ぬぞ!』と電話の遠くから怒鳴っているのが聞こえました。
実に陰湿な脅迫で、家内も毎晩電話が鳴る度に恐怖におののいていました」(元支部指導長清水亨さん・福岡)

数限りない嫌がらせを受けつづけてきた元創価学会理事・公〇党鹿児島県本部書記長の山口優さんは、

「平成四年から平成五年四月までの電話による脅迫、無言電話で心労を重ねた義母は、入院後五十日で死亡しました」

学会員による執拗な尾行を受けた人も少なくない。敵対する寺院や脱会者の動向を探り、
新たな脱会者を防ぐことが尾行、監視活動の主な目的と見られる。

「脱会して(池田)先生に反対するのは許せん。今後、お前を尾行する」

と学会幹部に宣言された男性もいるし、

「九三年十二月、私の車を尾行していた車の若い男と話すと、学会員であることを認めた。警察に通報すると、相手もどこかへ電話をかけた。
私が代わると電話口に出たのは学会の支部長だった。到着した警官は、『組織上部の指示で動いているようすから、止めるように注意しておきます』
と言っていた」

様々な汚物が家に投げ込まれる嫌がらせなども。

「男子部数人が来て『戻るつもりはない』と帰した数週間後、猫の死体が玄関ポーチに置かれていた」(男性)

「猫の死体が捨てられていた。一週間後に迫った娘の結婚式への嫌がらせであることは明白」

「犬の死体が三回投げ込まれた」(男性)

「脱会後、玄関前にとぐろをまいた人糞と思われる便が大量にあった」
「尻を拭いたと思われる紙も捨ててあった」

「使用済みの大人用のオムツを投げ込まれた」

「玄関に毒入りと思われる蜜柑が四つ、聖教新聞にくるんで置かれていました。蜜柑には四つ穴が空いていて、どうも『死』を意味するようです。
投げると黒い汁が出てきました。その他花壇に爆竹を投げ込まれたり、除草剤を撒かれたり」(元ブロック長の谷利夫さん・北海道)

■選挙間際に止まる嫌がらせ

もっと手の込んだ、下劣な嫌がらせも起きている。

「息子の自動車に乗ろうとドアに手をかけたところ、把手の内側に何か『グニャ』という感触があった。見ると、人糞を練り込んでありました」
(元副大ブロック長の角田行雄さん・東京)

「玄関ドアのノブに人糞を付けられていたこともあります。玄関先の犬小屋に五十以上のニワトリの頭がパラ撒かれていたり……。
選挙が近づくと、こうした嫌がらせはピタリと止まるんです。宗教上の戦いなんて言っていても、選挙のほうが大事ということなんです」(女性)

家の周囲も夜間に何をされるか分からない。

「菊など、庭に咲いていた花をすべて千切り、バラ撒いてありました。近所の人も驚いていた」(元地区部長の松野太久郎さん・神奈川)

「絶対に火の気のない所に植えてあった庭木に二度放火された」

「店の外のプロパンガスのボンベがいつの間にか開かれていた」

などと、大事故につながりかねない恐るべき所業もある。
屋外に置いてある自転車、自動車の破壊行為も多い。

「平成四年、車全体にアホ、死ね等の落書きをされ、被害額約五十万円」(男性)

「脱会直後、地域の幹部が面談に訪れ、『帰れ』と一喝した翌朝、家の自転車の車輪が前後ともパンクしていました」(前出の角田さん)

「昭和五十二年の脱会直後、急に無言電話が多くなり、また駐車場の自家用車のタイヤをアイスピックでパンクさせられたことも再三あった。
車のウィンドウ・ガラスが割られ、車検証が焼き捨てられていた。また玄関に投石され、ガラスを割られたこともあります」
(元公〇党副支部長の寺西龍王さん・熊本)

「私は仏料理店を経営しているんですが、客を装って予約電話をかけてきて、最後に「バカヤロー!』と言って切られることもあります。
自家用車のドアに細工され、半ドアにしてバッテリーを上げるように仕組まれていたことが何度かありました。
後部座席に置いていたタオルに火のついた煙草が投げ込まれ、シートが焼かれたこともあります。
ある時、またバッテリーが上がっていたのでボンネットを開けると、エンジンの上に鶏のカラアゲが置いてありました。
十キロ離れた妹の家の車にもカラアゲが置いてありました」(元男子部の高彦憲明さん・大阪)

一歩間違えば、重大な事件になりかねないケースもある。

「道路で車が突っ込んできた。目の前で急ブレーキをかけた」

「自宅前に停めてあった自家用車に故意にぶつけたと思われる擦り傷が残っていた。
また、息子が細い道を自動車で通行中、前方から走ってきたオートバイがワザと側面を擦って逃げていった。警察は頼りにならない
」(元地区指導長の伊藤茂さん・埼玉)

「自家用車のブレーキホースなどを切られたことがあります。平成四年四月から、翌年の春までの一年間に四回。
娘の車、主人の車、それに息子の車は二回やられました」(元婦人部の小林恵美子さん・新潟)

小林さんの娘さんによると、

「買い物の後、家の近くまで運転してきて、角を曲がろうとするとクラッチが効かない。
そのまま真っ直ぐいって何とかエンジンブレーキで止まり、バックでゆっくりと家に戻ったのですが、修理業者に見てもらうと、
車体の下に潜り込んで刃物でホースを何度か傷つけた跡がありました。
学会員の仕業という証拠はありませんが、同じ頃、学会員に父が尾行されたり嫌がらせ電話が頻繁にあったのは事実です」

ブレーキホースの切断はこの他にも複数の回答があった。
古典的な嫌がらせも。

「注文してもいないピザ、寿司(各一万円) の出前が来た」
「面談強要、監視や尾行は数えきれないほど。ある時、食事中に頼んでもいない特上の寿司五人前が届いたこともあります」
(元支部指導長の高岡源市さん・北海道)

■裏切り者と親子の縁を切る■

堂々と憲法違反も行われている。

「家のポストから葉書を勝手に取り出して読んでいた。旧知の学会員でした。来るはずの手紙が来なかったり、
手紙がクシャクシャにされていたり、イタズラ書きがされていたことも」
「平成四年のことです。他の地区の友人(学会員)に手紙を郵送したところ、
その二カ月後に開封された手紙を持って近所の学会幹部が返しにきました。
友人に確認すると、私の手紙のことは何も知らずにいた」

脱会すると、それまで何十年と付き合いのあった知己でも手の平を返したように無視しはじめる。
道であってもソッポを向き、ツバを吐く。学会から村八分にするよう指示が出るのだ。

「退会すると言ったら『今日から学会員に対して、一切口をきくな。電話をするな。道で会っても喋るな』と言われた。
学会の知人は『あなたみたいにされるのはとても耐えられないので、辞めたくても退会できない』と言っています」(女性)

「脱会した翌日から学会員からは無視。私だけでなく、子供まで無視。かと思えば、
道端でいきなり『お前の家は今に潰れるぞ』と暴言を浴びせる」(女性)

親族間でも、脱会者に容赦はない。

「平成三年、お寺に行く朝、息子に自分はもう学会を脱会したいと言ったばかりに、「裏切り者』『出ていけ』『親子の縁は切る』と言われました。
裏切られたのは私の方です。それから一人暮らしをしています」(八十代の女性)

「学会に残った息子から電話。『六万登山には絶対行くな。どんな事態になるか分からない。僕のいうことを聞かなければ親子の縁は切る。
今後仕送りは止める』と執拗に言う。あの優しい息子を学会はここまで洗脳してしまった」(女性)

「熱心な学会家族の親族が昨年急死しましたが、脱会した私たちには、本人の意志だからと、通夜や葬儀への出席を断ってきました。
ところが学会内では、『脱会すると身内の葬式にも来ない』と言い触らされてしまった」(前出の今井さん)

■脱会者の悪口を言い触らす■

商店などを営む脱会者に対しては不買運動が指示される。

「理容店を経営していますが、脱会後、会合などロコミで『店が立ち退きになり引っ越す』など中傷、デマを流されました。
また営業中に五人の学会員が一度に来店、ひとりは客になったが他はただ待合席に座り、他のお客の来店を妨害」(男性)

「自営業をしています。脱会後『裏切りものだから、あの店に行くな』と学会の会合で指導があり、以後学会員は来ません。
また、一般の人から、『あの店を潰すのに協力してほしい、と学会の幹部の人から頼まれた』と聞きました。
応援してくれる人たちのお陰で頑張っていますが、営業時間中、多い時で毎日五、六回、少なくても二、三回の無言電話がかかってきます」
(元婦人部の汐崎徳子さん・神奈川)

「脱会後、ロコミによる不買運動が近隣の県まで及んだ。何とか頑張ろうとしたが、力尽きて倒産した」(男性)

業務妨害に相当する嫌がらせもある。

「私の所有する賃貸住宅の入居者に『自分は(広域暴力団の) S会の者だが………』と脅迫電話が入りました。
どうやって入居者の電話番号を調べたのかは今もって分かりません」(Rブロック幹事の島健さん・北海道)

会社員の場合も同様。

「勤務先へ電話してきた。『影山は町内で変なことをするから注意しろ』と言って切れた。
また家には、やはり学会員から何度「殺してやる』と電話が入った(元壮粕N部の影山さん=A広島)

「脱会すると毎日のごとく嫌がらせに男子部、壮年部来る。相手にしても平行線。トイレに隠れて帰っていくのをじっと待つ。
夜は電気を消して耐え忍ぶ。家にいては毎日(学会員が)やって来るので、近くのブティンクに勤める”ところがそこに学会幹部、
婦人部毎日やってきて、店主にヒソヒソ話していく。 『あの人を使うなら洋服は買わない』 ある日、店主に店を辞めてくれと言われ、
クビになる」(女性)

「脱会後は、無言電話が二日間鳴り通し。当時私は自宅で洋服の仕立てをしていましたが、学会の会合で私は気が狂っている、
注文した人は止めた方がいい、と流され、注文が減り、仕事を変わらざるを得なくなりました。
その他にも、死にかけだの病気だのと遠い地域に住む友人にウソを流し、
聞いた人から安否確認の連絡が入ってようやく嫌がらせに気がついたこともあります」(元婦人部の松本キヌエさん・岡山)

こうしたデマを口コミで流すことは学会の得意とするところだが、個人の生活に係わるだけに罪は重いと言わざるを得ない。

「平成六年七月、『町内の皆さん、この男女にご注意下さい』『夜な夜な市内に出没し、脅迫・イヤガラセをする変態夫婦!』などと
書かれた中傷ビラ (写真参照)を、私の住む団地のほぼ全にバラ撒かれました。顔写真、自宅住所や電話番号、勤務先とその電話番号まで
記されていました」(元ブロック長の田山一郎さん・北海道)

■酷似している嫌がらせの手口■

この事件について、田山さんらは刑事告訴している。
アンケートでは「中傷ビラを投げ込まれた」と回答した人が多かったが、田山さんの様な卑劣な怪文書の他、
ここには聖教新聞創価新報などの学会機関紙や中外日報の投げ込みも含まれている。

「いくら入れるなと言っても、夜中にコソコソ来て放り込んでいく」

というやり方からして、嫌がらせと受け取られても仕方あるまい。
この他、「人殺し」「泥棒」「不倫で家庭不和」「倒産して夜逃げした」などというデマも限りない。
学会からすると、脱会者はどうしても地獄に落ちなければならないのだろう。

学会員の職業を利用した犯罪的な嫌がらせも少なくない。

「学会員の医者にかかっていたが、脱会したら主人の病名(末期ガン)を会合で言い触らされた。
私自身の病名や、家族の状況も筒抜けになってしまった」

「引っ越した先の住所を学会員の市職員がコンピューターで調べて学会幹部に教えた。
その後面談強要、脅迫が続き、入院先の病院まで押しかけてきた」

創価学会を脱会したから地獄に落ちるのではない。
創価学会が脱会者を“地獄”に落とすのだ――。そう思えてならない。

以上紹介した様々な嫌がらせは、平成四、五、六年をピークとして漸減傾向にあったが
オウム事件以降ピタリと止まった」という証言も少なくない。

嫌がらせの手法は全国で酷似しており、時期も集中し、一斉に静かになる。
とすれば、これは最早、組織的な動きと言わざるを得ない。

創価学会はこれを繰り返し否定してきた。だが無論、今後再び頻発しないとも限らない。

今回証言を紹介した回答者のもとに嫌がらせが再び増加すれば、あらためて誌面で報告したい。

寄せられたアンケートには、加害者」の実名も多く記されているのである。