先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

飯舘村で、追補の線量調査、実況見分を行った

前回の記事
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120601
https://geasszero.hatenablog.com/archive/2012/06/01
福島県 中通り方面、山間部方面、線量計測と現地検分


※なんか、気づかないだろうと思ってるのか、「政府筋ハッカー(大体は産業擁護系右翼だったり)」がいくつか飯舘村現地の画像削除していった…震災直後から、震災と原発事故がらみではこういう裏工作の報告例が無数の人々の間に、いくつもある…
なぜ高汚染地区の画像は残し、飯樋や二枚橋というやや線量が低い場所の画像だけを削除したのか…きっと人が立ち入れる場所の高い線量の証拠がネット上で目立つとまずいんだろう。
とりえず、はてな事務局に不正アクセスの照会をかける。あるいは警察も絡めていく。


 ◇


こないだは、
・方々を巡っていたら時間に余裕がなくなり
・Soeksは71μ以上が計れないことが判明(Ver1.3L)


今回はTERRAを揃えて、飯舘村と、浪江町津島のみに専従しての追加調査。


今回は充実した調査が出来たので、今後当面は福島に用事は発生しないと思う。
そうでなくとも行くな行くなと神経質に忠告してくる方面や、逆に原発推進利権側の右翼らが徒党を組んで追い込み工作をかけてきたりする。
人によっては、ただ福島に行って線量計を動かしてくるだけでもけっこう危険なのだ、人間社会的に。



郡山で人々に質問もしてみたが、往来の5%ぐらいはマスクをしてるのだが、「放射能が心配なんだ」という人が少ない…
実質的に、口を封じられている。空気をあやつる『公権力&右翼ヤクザのコンビ』が結託して、世間全体にピリピリムード=気まずいムードを形作っている。それに従わず操られることをいやがる市民が居ないか街中を監視してる。
実際「あくまで個人的に…」みたいな返答が多い。少なくとも風邪ではないそうだが。というか高校生に目立つので若い割には多すぎであろう、時期的に。郡山駅前で返答をくれた一人は、目配せで真意を物語っていた。


郡山駅前で、アニメ制作系の現地専門学校の主催でイベントをやってたが、その会場である駅前にはモニタリングポストがあるが、ほとんど目を通す人がいない…
いかな0.2μ程度としても、これはないんじゃないか…イベントには目を通して線量計の数値はスルーというのは。
あげくそのイベントは「若者のチカラで福島を元気に」が掲げられている…
・中高年は原発で散々大もうけして人生を楽しみ
・若年層は危険な老朽原発の事故におびえ、原発事故の放射能を浴びまくり…それこそ親の愛以上に浴びて育ち、大人数が被曝病を煩う…”不良債権”と”後片付け”にまみれる世代


非常に違和感は感じた。息抜きをしたいのは賛同はするが。
ほんの数十分前まで、飯舘村で、国内で立ち入れる地域では最高の汚染線量を計測してきた…直後だったのもあるだろう。
以下に画像添付するが、300μだの550μである。


飯舘村浪江町の周辺は、すっかり「捨てられている」街角に散乱するゴミと一緒である。
便利だから使い、汚したり用済みになるとポイ捨てされる。見向きもされないし、かわいそうなどと真剣には思われてない。
すっかり消費者生活が板についた日本人たちの態度とはそんなもんだ。


自分たちがこれから結婚して赤ん坊を生んでどう悲惨な不安な思いをするか…そっちのイベントが盛り上がるべきではないのか。
福島県内=チェルノブイリ周辺地域そのものなんだから…なんでそこでミクのコスプレしたり水木一郎が歌ってるのかと。
こんなだから「経済のためには何をやっても仕方が無い」とか「若いウチはいいけどな〜年取ったら」とか
「不安がらせてモチベーション下げる方が問題」などという詭弁が蔓延する。支配者と財界人とヤクザの汚い思惑の思うつぼだ。


ちなみに会場のすぐ近く、歩道橋下で、原発事故直後に120μsvh出てたスポット…先月末に25μを記録した地点、
きのう計ってもまったく変わりなし。通報した郡山市は無視した。あちらでは25μ程度では無視されるのだ…
これは飯舘村にきてた報道機関に暴露しておいた。


すっかり国策の
・日本人全員で、放射能入り食べ物を食べて生きていこう、
・これからは1万人に一人ぐらいがどんどんがんになったり、セシウム被曝で体が弱って成人病になりやすいけど「そんなもんだ」「多数の維持のためには少数の犠牲は厭わない」
・むしろ放射能が危険とか言い出す、場の空気を乱すヤツは非国民だからぶっつぶす(場の空気は権力とヤクザがすべて操っている、シナリオを書いてその通りに動かしている)
いわば飯舘村のような地域だけ捨てられたのではない。
いまや経済国家のためなら、すべての国民は使い捨てなのだ。「銃弾に当たって死ぬようなヤツは最初から利用価値が低いのだ!」


こんな権力者やヤクザは、原発事故も津波もぜんぶ他人の、誰かの、せいにするための風評工作に一生懸命だ。
「どこそこにお住まいの誰々さんが、たったひとりで震災も原発事故も起こしたのです!東電も政府もわるくありません!」
などという詭弁風評を盛んに流しているが、ふつうのまともな人は信じなくても、
公権力やヤクザが”場の空気”にその情報を流すと、その洗脳作用によって信じ込まされた、一部の市民は信じ込む。
強烈な刷り込み洗脳作用である。


放射能は危険じゃないと思い込まされていることがすでに、場の空気を操ってる権力とヤクザによる、【洗脳】の結果だ。
自分の脳内が、権力ややくざや創価に、洗脳されて、上書きされないよう、常に注意したい。


「あいつは頭がおかしい」とか「あいつの言ってることはでたらめだ」などと、よく公権力やその手下の右翼やくざ創価が怒鳴り立てるが
ほんとうに、ただのウソならば、なんら脅威ではないのだから、チョッカイを出す必要が無い。
いちいち権力だのヤクザの構成員が、街に飛び出してきて、火消し工作みたいにカミツキまくるということは
「言ってることが事実だから、自分たちの金儲けのジャマになる」
だけなのだよ…貧すれば鈍する、そのまんまだ。


 ◇


それでは現地リポート。


最初に官邸前の反原発デモを見聞してきた。スタートラインにはちょうどよかろうと…そのまま直行する。
大勢の人が集まっていた。かけ声は手慣れた左翼がやってたが、集まってくるのは一般人ばかりだ…当然だが。白い風船はもらう機会が無かった。
http://tanakaryusaku.jp/2012/07/0004696
今回から鉄柵が充実し、歩道がせまくなり、通行人が発生しても竹藪の中を這うようにしか進めていない…いったい警察なりもっとウエの連中はいったい、「何を守っているのか…」もういっそ官邸前だけで無くどんどん放射状に伸ばしてはどうかと。そのまま内堀外堀を埋めていつのまにかフランスのシャンゼリゼまで…


そのまま麹町の方で、焼き牛丼・チカラめしなるもので夕食。
あとはひたすら国道4号を北上する。途中でビバーク。こうして町中を通り続けるのがよい。高速道はもってのほか。東京の街もフクシマの田舎も一本道でつながっているという実感が大事だ、でないとフクシマ被災地は別世界みたいな驕った感覚が支配的になる。だいたいが高速道は殺風景で変化に乏しく、退屈で眠くて…


天候は梅雨が予報されていたが、あまり荒れなかった。降雨だとN95マスクをぬらさない装備確保が大変だ
…濡れると呼吸しにくくなるし、予備数は多いにせよどんどん減ってしまう。
鏡石イオンで体制を整え、まっすぐ郡山駅、ついで288・349・459ルートで浪江町・津島へ。

動画http://youtu.be/WsbWAcdvvko


線量が上昇する分岐点は、須賀川市滑川あたりからか。これより北方は低くならない。


R459で印象的だったのは「二本松市内東部の山村では稲作が目立ち、そのまま川俣町いりした途端に全住民避難で荒れ放題」。http://www.youtube.com/watch?v=_zz4rdQP06A
たしかに川俣に入るといきなり線量が倍増するが…
だが稲が育ってる二本松市・名目津(二本松市 百目木下 名目津)あたりも、
地表1mが0.2〜0.3μでも、側道の雑草で0.7μで、地面は1.0μなのだ…鏡石村よりやや高いレベルの汚染。
福島県内は、原発バクハツでまき散らされた総量が多いので、かならず地面や植生のベクレル総量は桁違いに多い。
作物の体内移行率は…アテにすべきではないだろうに。


おそらく県内消費にせよ、福島米・野菜が流通ラインにのるべく、育てられている…戦慄。
まあ…建前にせよ飯舘村のテスト除染だって、「農地を使えるようにするため」ということになってるぐらいだから…どうせ全村+周辺は200年は住めない環境なのにな。言い出せないだけで。


調べるとやはり、二本松市では昨年収穫時に何度か500ベクレル超で報道されてきている…今年も状況は変わるまい…農作物は1%程度のサンプリング調査しか出来ないのですり抜けが横行する…


浪江町・津島の集落ではけっこう念入りに計測。めぼしい雨どいのみを発見次第。
結果、半減期分しか減っていないことを確認した。いちど地層の粘土質にキャッチされたセシウムは流出しにくいことが裏付けられた。

http://hakatte.jp/spot/40989
http://hakatte.jp/spot/40988
計測日:2012年7月14日11時

計測機器:TERRA MKS-05

計測場所:屋外(土) 地表 5cm

地表1mでは3〜7μです。少しでも移動すると変わります…汚染された草や道ばたに近づくと一気に上がるような案配です。1m移動するとホットスポットになり、また1m歩くと外れます、非常にムラがあります。これはいかなホットスポット地域にも共通の状態ですが。

ここは雨どい出口が多く、
また土壌へ垂れ流しているホットスポット要件に該当します。意外とこの条件の家屋は全国どの地域でも少ない。

時間はあったのでじっくり探しまして、おおむね一番高い位置は把握しました。
昨年夏頃に同じ場所で640μsvhちかい報告例がありましたが、半減期計算で15%引くと500μsvhぐらいで、大体合致しますね。(CS134が12%、137が3%、存在比率は半々がセオリー)
まあ線量計を当てる位置が1mmズレるともう値が違うし、機種によっても仕様が異なるので、計算結果が大まかに合致すればOKでしょう。

つまり雨どいの直下の深層土壌で濃縮・蓄積された放射性物質は、移動しませんね、粘土質にガッチリとキャッチされ、ほとんど半減期でしか減りません。…むろん減りやすいスポットも中にはあるでしょうが。

ここも警戒区域内に比べたらだいぶいいほうで、区域内の浪江町ではいまでも地表1mの雰囲気線量で30μいくようです。こちらは全然減ってないですね。流水や河川などで移動してきた放射性物質が新たにたまるスポットもあるのでしょうか。

ちなみに数軒先の同じ条件の雨どいはもうちょっと高かったので投稿しています。


だいたいホットスポット雨どいは、地表の数十〜100倍が相場。

なので地表1mで5μぐらいの地点では、土壌垂れ流し雨どいで500μぐらい出る。
ということは、地表1mで30μなら、土壌垂れ流し雨どいで3msv出るということ。3ミリシーベルト。これは事故原発の施設内、原子炉建屋で目立つような数値レベルだ。
いずれ警戒区域内も、誰かの同行者として立ち入って計測調査しようと思う。


ついで飯舘入りして長泥地区を調査。右翼筋の待ち伏せがきていた。殺気を放ち続け、おれがいる間はずーっと見張りとして張り込み続ける。オレと同時に去ろうとするが、おれが道を教えたのとはわざわざ逆方向へ向かった。
すこしだけ車外へ出てきたが、体がやたら鍛えられてごつい、典型的な右翼工作員。なぜか広島ナンバーで、大きなステンレス無線アンテナをたてたセダン。
現地線量は津島ほどではないが高い。雨どい線量が300μsvほど。要は津島から北へ行くほどにだんだんと薄くなり、二枚橋あたりだとかなり低い。
計測してると、休憩を終えた大成建設の作業員が防護服姿で多勢歩いてきて「いくつーー?」と聞いてくるので
「130!(計測時点で)、あと津島は550ね!」と返答しておく。
「30?ちがうの?130???」と返答あり。いや10分後には300超えたんだけどね。
除染現場の誘導警備員も防護服。計測にきている自分に向かって敬意のお辞儀が…やはり心通じるものがあるのだろう。


長泥にはいろいろきていた。
福島中央テレビの現地リポート。役人か大成建設か、新品の作業着姿の紳士がインタビューに応じていた。新品だから管理職・監督以上の上長だ。
郡山駅付近の120μsvをTV報道した局だ。いまも25μであり、郡山市に通報しても無視された件は話しておいた。
ここは明後日7/16をもって住民以外は立ち入り禁止でバリケード設置となる。R399も国道なのに通過が出来なくなる…ますます通行が減って野生どうぶつの天国となろう…せまい酷道で有名なのに。


長泥からしばらく北上すると、
環境省の役人と、外国人学者が、ペアで野鳥観察調査にきていた。私服でマスクはなく、線量計だけはガンマスカウト(表示は地表1mで7.8μ…こちらのTERRAと同じぐらい)をもっていた。手短に話を交わした。
これは以前に報道で聞いた国際合同調査チームの一環なのか?「チェルノブイリでも行われた野鳥生存調査を、飯舘村警戒区域内でも行って、比較調査している」
でもこれ、役所じゃなく、大学だからな…
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120204/1328289707
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20120204/1328289707

東京電力福島第一原発の事故の環境への影響を調べている日本、米国、デンマーク合同の研究チームが、調査結果を発表した。それによると、大量の放射能が放出されて間もない3月から7月の野鳥の繁殖期間に、すでに放射能の深刻な影響が出始めていることが明らかになった。

 研究チームには日本から立教、長崎、福島大学、米国からサウスカロライナ大学、他にパリ第11大学などが加わった。

むしろこっち系統の腕章を付けていた。
http://www.env.go.jp/nature/yasei/hozonho/
(追記 省より返事があったので転載)

環境省自然環境局野生生物課

今回は飯舘村国道399号線で緑色の腕章をした方が調査をしていたことに関してこの調査を行っていた方は、おそらく環境省が委嘱を行っている
「希少野生動植物種保存推進員」だと思われます。

希少野生動植物種推進員は、環境省が名誉職として選定・委嘱しており、絶滅のおそれのある野生動植物種に関する普及・啓発活動や調査等に自主的に御協力をいただいている方々です。


(後日、メラー教授らの調査チームと判明。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121211/1355152818
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20121211/1355152818

 ◇


飯樋地区の先で集会所を計測。地表1m線量は低めだが、雨どいは決して低くはない100μsv。
すぐそこには一時帰宅してる車が停車中の民家が。


…てか2台ペアのツーリングバイク通過…普段着でマスクもせずR399を走るべきでは無いだろう…普段着で高汚染地区に立ってたりする人々はクルマできてるから累積線量が低いしプルームを体に付着させないんだよ…放射能防護は、頭を使わないとダメだ。汚染地方のバイクでの長時間移動、高汚染スポットへの接近立ち入りは、防護服とN95マスクをするべきだ。あとで先月のオレみたいに吐き気やだるさに悩まされても知らないぞ…


菊池製作所の従業員に教わったとおり、テスト除染中の農地の向かい側を計測、56μsv。


北原商店で給油。従業員さんとてきとうに会話する。隣接の、あぶくま信金もあいてるらしく意外だった。http://www.abukuma.co.jp/農協はもはや警察の基地だな…


草野小と幼稚園も巡回してみたが、除染でもしているのかめぼしい線量スポットはない。時が止まった草ボウボウ施設だが時計は動いているところにマメな日本人気質。(なおすべての学校・幼稚園の疎開先は県道12号と県道39号沿いにあり実際に通過したhttp://www.iitate-madei.com/飯舘村立草野幼稚園・飯樋幼稚園 仮設 福島市飯野町大久保字芝垣38 飯舘村立草野小学校・飯樋小学校・臼石小学校 仮設 川俣町飯坂字下中居31)
校舎の向かいでは、ここでも大成が試験除染してる。村中あちこちにある。
なぜかここの作業員は防護服もマスクもしないが、長泥とはぜんぜん線量が違うためだろうか…内部取り込みしたら同じなのに。
飯樋小はみかけただけだが、臼石小は立ち入ってみた。ここも時が止まって荒れ放題…校庭が土壌のせいで線量がやや高い2μ台を、富士電機のモニタリングポストは示す。
付近の集落も、県道から遠くから見るとふつうの家でも、集落の沿道を通ると荒れ放題で、いかにも1年放置。屋根が壊れて穴が開いたりカーテンが腐り始めていたり。


そういや津島の津島中に富士電機の社員さんがモニタリングポストの状態確認に来てたので、声をかけて見物させてもらい、かるく線量計の技術談義。
TERRAは鉛遮蔽だしメーカーで校正証書だしてるから、まあ実用域だよねーみたいな。


二枚橋で再計測、やはり勘のとおり、雨どいで100μsvは出た。ここの再計測は悲願だった。

富士電機のモニタリングポストも、TERRAも、平均値表示なので、
近い値を出すが、偏差値と同じくバカに低い数値が多いと表示が低くなってしまうため…TERRAは頻繁にリセットしての「瞬間値」の確認を忘れてはいけない。
ポリマスターに近い頻繁な更新はするのだが、やはりTERRAは平均値計算が時々ジャマだ。現地の危険性はむしろ瞬間値でこそわかる。
原発バクハツ直後の汚染は、こく一刻を争うので、素早く事態を察知した人間が勝つ…生存競争だ。


瞬間値の有意義性は、那須の中度汚染地帯でもわかる。夕狩地区なんかはとくに高い。逃室地区あたりは下がる。塩原でも高いスポットが散見。
平均値モードのままずっと動かしていると0.1だの0.2しか出てこない…過去10件だかの数値が出る杭を打ってしまう。
しかし頻繁にリセットすれば、瞬間値は0.5だのである。それが0.3とかに下がってくる。クルマで走行していれば、瞬間値こそがホットスポット数値なのだ。


飯舘村を出るまで、雨具着用して手足部分はきつく縛り、N95マスクも厳密着用、けっして飲食できなかった。
村内では、大成建設が、自治体や農水省の依頼で、事業除染のテスト作業をやっている。放射性プルームが舞ってるから、作業員は全員が防護服とN100マスクを着用している。
これは表土をひっぺがえして土埃が舞ってるまさにそこにいる作業員の装備ではあるが、村内(の高汚染地区で、まして土いじりなどをする場合、除染作業してるそばで過ごす場合)を長時間屋外でうろつく人間もそれに準じるゴアテックス雨具+N95マスクはしておきたい。若ければわかいほど…妊娠可能の若年女性はなおさら。そして、けっして子供は連れてこないように。
防護マスクは低線量地域に出るまで外してはいけない。あつくても雨具は開いたり脱いではならない。低汚染地域の公園やコンビニなどで石けんを使って手・顔・目・鼻・腕・首を洗い、うがいなどを徹底=除染してから飲食してもよい。
クルマでいって、村内では空調を閉めておくならば、さほどの汚染の心配は無いが、
バイクで出向くとか、現地の汚染されたスポットにわざわざ近づいて調査するとか…こういう時は「備えあれば憂いなし」備えをしなくてはだめだ。
累積線量も高いし、
内部取り込み量も格段に増えるから。
ちなみにTERRAによる累積被曝計算は、12時間で100μsvであった。実際は高線量に接近してるのは線量計だけなので、人体被曝量は3割以下だとは思う。雨どい系は30cmも離れればほとんど線量計が感知できないような小さなホットスポットばかりなので。
むろんこれは外部被曝のみであり、内部被曝量・内部取り込み量は計測できない。吸い込んだ分だけアウトだ。


飯舘村を去り、そのまま県道12をまっすぐ川俣町入りすると、711前で自動車事故…かなりひどい。711前を100mぐらいスリップサイン、壁に激突横転か。
6号や114号など主要路が警戒区域で寸断され、山道への迂回路の利用頻度が多くなり事故が増えている。これで中通り4号も死んでいたらフクシマは維持不可能だった…郡山〜福島市あたりはクマの楽園か…

http://mainichi.jp/select/news/20120714k0000m040053000c.html
通事故:信号待ちで衝突…川俣町職員死亡、5人重軽傷 2012年07月13日 20時57分(最終更新 07月13日 21時19分)
 13日午前10時20分ごろ、福島県川俣町の県道交差点で、信号待ちをしていた町職員の菅野一洋さん(46)の軽トラックなど5台に、10トントラックが相次ぎ衝突した。菅野さんは全身を打ち死亡、10トントラックを運転していた栃木県上三川町の運転手、萩原章光さん(33)ら5人が重軽傷を負った。
 県警福島署などによると、菅野さんは総務課職員で、町内の放射線量や避難区域再編などを伝える特別版の広報紙を、行政区長に届けている途中だった。現場は下り坂が続く片側1車線の丁字路交差点。10トントラックのものとみられるブレーキ痕が100メートル以上続き、信号機が電柱ごとなぎ倒されていた。


http://www.fct.co.jp/news/
2012年07月13日 19:33
トラックを運転していた男性は、「ブレーキがきかなかった」などと話しているということです。

土地の人間じゃないからねー、トラックは…栃木の上三川なんて平野部で、むしろ低地部落だから…山道は苦手だろう。まして金土は混みやすい。だがFCTニュースだとブレーキ故障か…混んでて頻繁にブレーキしててフェードやベーパーロックしたんだな。トラックだと積載によってはエンブレだけじゃ峠の下りは厳しい。この運転手もたぶん定期便で、以前は6号でいけていたかもしれない。


結局、軽食が出来たのは国道4号、本宮市の711でだった
しかもここには右翼筋の追い込み工作の追っ手が待ち伏せ。そこには高校生が含まれていた…ワルを気取る阿呆学生には右翼の走狗として操られて動くバカがけっこういる。
周囲をいつまでも徘徊し、殺気を放ったり脅し文句をつぶやいて現場の雰囲気を悪くし続ける。


ついで朝方にみかけた郡山駅前のイベントを見にいく。とうぜん駅前は人が多いので右翼系の追っ手も大勢待ち伏せ、まぎれこんでいる。
周囲と様子が違う、いつまでもニラミつけてきたり、殺気を撃ち込んできたり、そり込みや坊主だったりと、一般人と特徴も挙動も異なるので判別は簡単だ。
駅前広場付近は除染のせいか0.2μでも、そこらの車道沿いを歩いて側溝・路肩の水の経路をはかれば1.0μ…
駅前だけがかなり特殊環境といえる。郡山〜二本松〜福島市は、中汚染地帯であり、数値は高めで当たり前。


郡山市内でも、警察署付近はホットスポットで高い。
消防署〜駅前は低めだ。ホットスポット、ホットエリアは、マダラ状であるのは常識。
付近には池がけっこうあり、ここと河川へ汚染源がぜんぶ流れ込んで貯まっていくので、いま周辺住民の間で問題になっている。


帰りは、あえてまた都心経由にしてみたが…
大泉LIVIN、大勢の右翼系ストーカープ工作員が集められており、馬鹿騒ぎ、盛大に殺気を出して威嚇、ケータイ電話の通話のふりをして謝罪要求だの無能だから何もかもあきらめろ的な恫喝を重ねるなど…


道中も、新青梅街道はこうした右翼構成員の車両が多数待ち伏せ。幅寄せしたり、わざと危険な間違い運転をしたりと、盛大に工作を重ねる…しまいには窓を開けて「おいテメエ、わかってんだろうな、原発原発!」などと向こうを向いて叫び始める阿呆もいた。運転しながら殺気を放ってこちらの集中力を削ぐ工作も仕組む。


日本はすっかり腐ってしまった。むしろ原発事故は日本支配中枢に関わる阿呆と悪党をいぶり出すにはいい機会とさえいえる。


だいたいが、ストーカー工作にかき集められる学生だの汚い身なりの若い連中にせよ中高年にせよ「創価 右翼」ばかりである。世間をよく知らない高校大学の学生のうちに感化されてる阿呆も多い。
・自分たちは100%正義だと信じ込まされ
・相手は100%悪だと信じ込まされ
・だから自分たちが殺人や人生つぶしをやっても正義の殺しで、よい殺しだとさえ信じ込んでいる


から始末に負えない。政府与党や霞ヶ関や財界はこういうハイエナどもを利用してつるんできてしまった…


だから日本は詰んだ。自壊はもうすぐそこに迫っている。


何度でも書くが、
孤独な独裁者も広く意見を聞いて最大公約数の決済を重ねると民主的だ。逆に大集団でもたった一つの右翼左翼中華創価思想や権力思惑などをごり押しする暴力装置は恐怖独裁然である。
旧来の独裁者イメージを捨てよ



 ◇


なお前回の5月末日の調査では、
バイクのヘルメットの関係で、N95マスクがけっこうスキマがすぐ出来て困ったが、
帰宅後にだるさ、吐き気、脱力などで3日間は寝込み、しばらく半月は症状が続いた。
自宅環境にも問題はある(なんせすぐ隣も右翼系で加害工作員だし、そういう反社の世帯がぽつぽつある部落地域)ので一概にはいえないが、
内部取り込みが多かった可能性も否定できない。症状が抜けてくるまで食事の工夫に内服治療併用して一ヶ月はかかった。


今回7月の調査では、フルフェイスヘルメットをやめて半キャップにするなど、マスクの密着性を徹底したためか、いっさい不調は出なかった。むしろ適度な暑さのせいかスタミナと元気は深夜まで絶えなかった。ゴアテックス雨具は外見ほど暑くは無い。走行しないと熱が逃げず暑くなるが、ミクロな網状の不織布なので水蒸気は逃げるが物質は通さない。


ちなみに花粉症と同じ原理があるかもしれない。
5月末は突風といえるほど強風が吹き荒れ続いていた。飯舘村の八木沢峠なんか森林がもみくちゃだった…ご記憶の現地の方もいるだろう。
花粉症は風が吹くと花粉微粒子がいっぱい宙を舞うし遠方へ運ばれるので症状が悪化する。
放射性物質も微粒子に吸着した元素化合物なので、おなじように強風ではセシウムどころか様々な核種が空中を飛んでいて、吸い込みかねない。
7月の時は風は穏やかだった。さらにマスク着用も完璧…


参考までに。


高汚染地区を訪問する方々は、こと注意されたい。
浪江町警戒区域で倒れ心不全で死去された中年女性はちゃんとN95防護マスクをしていたのだろうか。
プルームが宙を舞っていないのは、事故原発から物理的に遠い地方だけだ。県内こと南相馬周辺の山間部は風強い日も頻繁にあるし=宙を舞う総量も多く、プルームは豊富という前提で動く方がいい。クルマ移動だとつい普段着だしあまり汚れないので油断するからね…


ちなみに県内、スポーツ自転車ツーリングの人たちが目立つ…スキがありすぎではないのか。タガがゆるみすぎでは…
ジョギング同様、はげしく呼吸しまくりじゃないか…地面を向きながら。


ゲテモノ食いとか廃墟マニアじゃないが、経済を謳歌したいがタメに実際は危険な地帯でも「大丈夫大丈夫」の呪文を唱えて住まい続けようとする…そういうタガのゆるみを社会全体で肯定するような傾向が恐ろしい。いわば赤信号みんなで略である。原発再稼働と同じくこういうタガゆるみを一度許すとポリシー策定が無いため歯止めがきかず暴走する…


ツイッターより

「問題は存在しない」「スルーが良い」という態度こそが、もっとも陰湿な構造的暴力を支え、それに加担するものであることは、「いじめ」問題を見ていてもはっきりわかること。


 ◇


真偽はどうだろう…判断は受け手(がすでに有する知識)次第だが。

http://blog.goo.ne.jp/fukushine777/e/181bb92632d955b70ba12ded866d2504
福島県の子供たちを被曝から救おうとしている団体の方の記述。


以下、転載


今も福島では信じられない線量の中で子供たちが日常を送っています。


まだ600人も〜相馬市の子供たち〜


「…あの地域に お子さんがまだそんなに残ってるんですか?」
何気なく尋ねたつもりが、若い先生から返ってきたその人数に言葉を失った。


「そうですね…600人ほど。」・・・愕然とするこちらの様子に 先生は言葉を続ける


「外遊びが出来ないので、すでに運動障害が始まってるんです。
走り出す時ふらついたり、何でもないところでつまづいたりしますよ。
だから、屋内での運動補助の為の遊具を届けてるんですが…」


避難出来ない事情があるにせよ、子供には極めて危険な線量に変わりはない。…こちらがそう言う顔をしているのを読み取るように 彼の言葉は続く


「かなり危ないです。2μSv/hを超える場所が平気で通学路になってます。一応、子供達の定期検診は行なわれますが、もう随分前から甲状腺の異常な数値が出始めていて、それに対する国からの対応は何もありません。


子供達全員に マスクの支給が出来ましたが、正直そんなものでは用をなさない。


白血病甲状腺がん…発達途上の子供達から先にやられてしまいます。」


私たちの間では周知のそんな情報すら 住民の耳に入っていないのだろうか…
「テレビの報道を鵜呑みにしている人がほとんどですね。まだどこかで安全だと思いたい。」


そして最後に彼は、無念を押し殺すような声でこう言った。


「今ももちろん最悪ですが、この先もっと恐いのは、
無事に成人したとして…あの子達が 赤ちゃんを授かることです。」


現場を見て来た人の言葉は重い。


私が直接福島に今住んでらっしゃる方から聞いた話でもそうです。


共通しているのは
子ども達がおかしくなって来てるという事。


検査の結果でデータ上の異常だったものが次第に見てわかる症状に変わってきているのでしょう。


こちらは週刊誌の記事で、チェルノブイリ事故のウクライナの学者=経験者ベテランからの助言だ。

http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/loganovski.html
これからフクシマの子供たちに起きること 被曝は何をもやらすのか
知能の低下、左脳に損傷
週刊現代 2011年7月16日・23日合併号)


被曝によって、がんや白血病に罹るリスクが増すといわれる。では脳にはどんな影響があるのか。チェルノブイリ事故が起きたウクライナで、15年間調べ続けてきた研究者に聞いた。


【被曝した子供たちには言語能力、分析能力の低下が見られた】

「残念なことですが、チェルノブイリ原発事故によって住民や作業員に起きたことは同じように福島でも起きると、私は思います」

ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究センター(キエフ市)のコンスタンチン・ロガノフスキー氏はこう話す。氏が所属する放射線医学研究センターは、1986年4月26日にソ連(現ウクライナ)で発生したチェルノブイリ原発事故で放出された放射性物質が人体にどのような影響を与えるかを調べるために、同年10月につくられた施設だ。200人の医師、1500人のスタッフがおり、ベッド数は534床ある。チェルノブイリ事故の人体への影響に関して研究している組織や機関は多数あるがここは最大規模だという。ロガノフスキー氏は、このセンターの精神神経学部門のトップを務める人物である。氏はこれまでどんな研究をしてきたのか。

「私がテーマにしているのは、チェルノブイリ事故によって放出された放射線が及ぼす中枢神経への影響と、被曝者のストレス、PTSD(心的外傷後ストレス渉障害)などです。対象としているのは原発作業員、避難民、汚染地域の住民などで、とくに力を入れているのは、事故当時に胎児だったケース。いま23歳から25歳となっていますが、彼らが5〜6歳の頃から私はずっと追跡調査をしています」

チェルノブイリで起きたことと福島であったことはよく似ている。事故後、最初にヨウ素が放出され、その後セシウムストロンチウムが検出されるという流れもまったく同じですから。違いは福島には海があって、ここには河しかなかったことぐらいでしょう。したがってチェルノブイリ事故の後、住民や作業員に起きたことを見ていけば、これから福島でどういうことがあるか、わかるはずなのです」

チェルノブイリは、広島に落とされた原爆のケースに比べれば被曝線量は低い。しかし深刻な内部被曝の被害者は多数います。甲状腺がんや神経系の病気の増加や、言語能力、分析能力の低下も見られました」

これら能力には左脳の関わりが深い。氏はその機能低下の原因について、次のように分析している。
「言語能力には脳の2つの部位が関係しています。ブローカ野とウェルニッケ野です。いずれも左脳にあります。脳の中でも最も重要な部位の一つといえるでしょう。私はここが損傷しているのではないかと考えています」


【女性のほうが放射能の影響を受けやすい】

ロガノフスキー氏らの研究チームが11歳から13歳までの被曝した子供たち100人を被曝していない子供たち50人と比較したところ、とくに左脳に変化が生じていることがわかった。氏は「母親の胎内における被曝体験が精神疾患を引き起こしたり、認知能力の低下をもたらしたりする」と述べ、脳波の変化と知能の低下も見られたと指摘する。

ノルウェー旧ソ連の国々を除くとチェルノブイリ事故の被害を最も受けた国です。この研究結果でも胎内で被曝した成人グループの言語能力は被曝していないグループに比べ低いと指摘していました」

長崎大学医学部の中根充文名誉教授によると、原爆生存者の中に統合失調症の患者が増えており、胎児のときに被曝した人の中でもやはり患者が増えているという。ただ中根さんはこの病と被曝が関係あるという証拠がまだないと話していました。1994年のことです。統合失調症は左脳と関連があるといわれており、私たちも長崎大のものと同じような内容のデータを持っています」

「作業員に関して言えば圧倒的に多いのはアテローム動脈硬化症です。がんも多いのですが、心臓病や、脳卒中に代表される脳血管の病気も増えています。白内障も多い。目の血管は放射線のターゲットになりやすいからです」

「小児科医である私の妻はチェルノブイリ事故で被曝した人々の子供や孫を調べましたが、事故の影響を受けていない子供と比較すると、はるかに健康状態が悪いことがわかりました。つまり被曝の影響は2代目、3代目、つまり子供やその子供にも出る可能性があるということです」

放射線の影響についてもっとはっきりしていることがある。それは「性差」で、氏によれば、「女性のほうが放射線の影響を受けやすいのだ」という。

「それは間違いありません。うつ病、内分泌機能の不全は女性のほうがずっと多い。チェルノブイリには女性の作業員がいたが、私はそういう点からいっても女性はそういう場で作業をやるべきではないと思っています」

「女性に関しては今後、乳がんが増えるでしょう。肺がんなどの他のがんの患者も多くなると思います。作業員では白血病になる人が増加することになるでしょう。ただ病気によって、人によって発症の時期はまちまちです。たとえば白血病なら20年後というケースもありますが、甲状腺がんは5年後くらいでなることが多い


ロガノフスキー氏は、実は福島第一原発事故直後に日本に援助の手を差し伸べようとしていた。

「私たちにはチェルノブイリでの経験があるし、たくさんのデータも持っているので、いろいろな面で協力できると思ったのです。そこで知り合いの医師たちを集めて、キエフ日本大使館に出向きましたが、門前払いされました。
私たちは今回、日本政府からお金をもらおうとして行動していたわけではありません。無償で協力しようとしただけなのです。拒否されるとは思わなかったので、とてもショックでした。」

ロガノフスキー氏は、日本政府の姿勢に対して不信感を持っている。それは援助を断られたからだけではない。

「当初、発表された福島原発から漏れた放射性物質の量は実際とは違っていました。国と国の交流に大事なことは正確な情報を公開することです」

では、日本政府が定めた「年間20ミリシーベルト、毎時3.8マイクロシーベルト」という被曝限度量については、どう考えているのか。

「一般人は年間1ミリシーベルト原発関連で働いている作業員は20ミリシーベルトが適性だと思います。これが国際基準です」

つまり、日本政府の基準を鵜呑みにしては危ないと考えているのだ。さらにロガノフスキー氏は低線量の被曝でも健康被害はあると指摘する。

「値が低ければ急性放射線症にはなりませんが、がんに罹りやすくなるなど長期的な影響はあります。そういう意味では低線量被曝も危険です」


【子供はなるべく遠くへ逃げなさい】

「まず最も大事なのは正確な線量の測定をすることでしょう。いま私が座っているところが安全でも2m離れたあなたが座っているところは危険かもしれないからです。福島や東京にもホットスポットがあるようですが、チェルノブイリでも同じです。原発を中心に円を描いても、その内側に安全なゾーンもあれば、外側に危険なゾーンもあります。だからこそ住んでいるところの線量をきちんと測る必要があるのです。

次に大事なことはクリーンな水と食べ物を口にすることです。日本政府が定めている基準より線量が低いからいいというのではなく、私は完全にクリーンなものだけを摂ることを勧めます。これはあくまでも内部被曝の問題だからです。一度、体内に入ってからでは遅すぎます」

そして、氏は政府や東電にも専門家の立場から注文をつける。

「被災者や国民への精神的なサポートをきちんとやることが大切です。人間は不安の中で生活すると脳や精神面に悪い影響が出ます。それは放射線を浴びる以上によくないことかもしれません。そんな不安を軽減するためには正確な情報が必要です。日本政府や東電は情報を隠蔽したり、ウソの情報を流したりしたといわれますが、それは絶対にやってはいけません」

ロガノフスキー氏は、私たちに最後にこうアドバイスした。

「子供はとくに放射線の影響を受けやすいので、本当は海外に出るのがいいと思いますが、現実にはみななかなかできないでしょう。だからせめて、できるかぎり線量の高いところから離れて暮らすよう心がけてください」


日本人はあまり知的では無く、アジア人らしく内向的で小心者で狡猾であるので、
ひたすら不安がらせず、必要な正確な情報すらどんどん隠して、「温室育ちの不安知らず」の消費者大多数にしてしまっている。
福島県の都市部が顕著で、みな不安を抱えながら半ば無理して以前通りの生活を送ろうとがんばっちゃって無理をしている。これはこれでストレスで無理なのだ。放射能はそこかしこにあるのに、誰も不安げなことは言ってくれなくて、それはそれで不安そうにきょろきょろする。


これではまた万一、原発事故がまた起きたり、ひどい漏出があってセシウム雲が日本全土を飛んだ際に、また『ひどく狼狽し、憔悴し』平和ぼけのネズミたちが大騒ぎパニックするような、脆弱な国になってしまう。311がまったく教訓にならぬままに。

一見すると面倒なようでも、日本的な発想とは逆に、民と社会を鍛えておくことが大事だ、特に福島県と、原発立地県は。

ふだんから、「聞けばつらいけど正確な情報」を与えられていれば、
・賢くなる
・無知では無いので不安がらなくなる
・いろいろな有事に対処できる屯田兵的な市民が増える
医療現場なんかそうで、つらい出来事の数々だがみなだんだんと慣れてきてタフになる。スタッフも患者もだ。


いいことづくめである。困るのは悪徳系のハイエナ商人やその御用聞きの悪党ぐらいだろう。


結論:
これ以上、日本をもやしっ子にするな。温室に入れておくな。


むろん、「民を不安がらせないという名目で、どんな悪事もまかり通るというトレンド」も完全に終了である。


 ◇


どうも官邸デモの当日の午前中に日本全国で線量上昇が起きていたようだ…


この時間と、翌朝と、2回でフタコブ・ラクダで上昇している地方と、一回だけの地方とがある。全国一斉に計測されてるから、原発レベルのなにかが発生したと言うことだ。
http://fukushima-diary.com/2012/07/radiation-level-spiked-all-around-in-japan-from-west/#.UAC4O9G1xws.twitter


少なくとも福島県への移動中に線量計が動じるような変化は無かったが…いずれにせよ一基でも原発が動いている限り、いつ漏出だの爆発があって、知らない間にものすごい高汚染線量が宙を舞っていてもおかしくは無い…じっさい311直後のセシウム雲の移動中は東京都心ほか関東甲信越福島県内のサラリーマンや学生らがそうだった。平気で出歩いていて、ガン発症要員になってしまった。屋内退避だのと指示を受けたのは原発周辺のごく一部だけだ。
・せめてラジオは持ち歩く(スマホやネットもいいが都市部でしか使えないとか回線接続できないと使い物にならないなど)
線量計も欠かさず携帯


 ◇


http://ameblo.jp/nouka-challenge/entry-11305961775.html
なぜ、長泥は封鎖で、
倍近い汚染度の津島は出入り自由のままなのか
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120715/1342334676
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20120715/1342334676
飯舘村は立ち入り自由の扱いで
浪江町は全村避難だからなの?


矛盾


あのへんは重汚染地区なのに、自治体やマスコミのひとは私服でマスクもせず歩き回ってるけど…大丈夫??まだたった一年ですよ、外部被曝オンリーの放射線医療に準拠した年間被曝上限は、アテになりませんよ?プルームが地表を舞ってない保証など無い。


私は5月末に村と小高に出向いた際マスクにスキマがあったためか後日非常にだるくなり気持ち悪く体力が落ちた。先週にマスクきちんとつけていったら体調を崩さなかった。浪江の警戒区域にはいって「気分が悪い」といった女性は心不全で死んだ。


原発至近距離に立ち入ることを、ナメすぎではないですか

http://toriiyoshiki.blogspot.jp/2012/07/blog-post_5135.html
飯舘村でも最も放射線量が高い長泥地区は、
今度新たに「帰宅困難区域」に指定され、
17日午前0時をもって一般の立ち入りが禁止される。
長泥に向かう道路にはバリケードの準備が進んでいた。
長泥に家を持つ人たちは
鍵の暗証番号を教わって入ることが出来るというが、
いままでは防護服を着ることもなく、
自由に人が出入りしていたところである。
それどころか、
事故直後の放射線量が最も高かった時期には、
人々は避難を指示されることもないまま、
ここで普段通りに生活をしていたのである。
計画的避難区域」に指定されたのが去年の4月で、
ようやく避難が始まったのは5月、
遅い人は7月上旬まで長泥で暮らしていた。
被ばくの心配をいうなら、
既にたっぷり被ばくをしてしまったはずである。
それを1年4ヶ月が経って、
ようやく放射線量が下がってきた頃になって、
「帰宅困難区域だから」とバリケードで封鎖する。
政府のやることは、形式ばかりで、実に頓珍漢である。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120719/234621/
おかしなことに、走行中の車内でも毎時8マイクロシーベルトを超えるような飯舘村の長泥は今月16日に封鎖されたのだが、同じくらい高線量である浪江町の赤宇木地区や津島地区はいまだに自由な立ち入りが可能である。一方、放射線量が福島市郡山市に比べても低い毎時0.2〜0.8マイクロシーベルト程度の南相馬市の旧警戒区域は、やっと人が出入りできるようになった段階だ。
 ようやく自宅の修理を始めた人や、お墓を掃除する人たちがいる。立ち入りは自由でも宿泊は禁止されており、ごみも出すことができないので、道端にごみが積み上げられている。また、近隣の地域に避難している人なら通えても、県外に避難している住民はなかなか家の修理をしに戻って来ることはできない。


 2000年、私はチェルノブイリを訪問する際に初めてモスクワを訪れた。その時のモスクワは平和で豊かで、私はすぐに大好きになった。当時、私はまだ「チェチェン」という単語を聞いたことしかなく、チェチェン紛争への関心は全くなかった。2000年は、ちょうど第二次チェチェン戦争でチェチェン全体がロシア軍の空爆に遭っていた頃だったのにもかかわらず、モスクワに降り立っても、ロシアのどこかで戦争が起こっていることなど気づきもしなかった。
 福島の原発事故後の1年間、私は東京で生活していた。東京はまさしく、あの時私が見たモスクワのようだった。東京では、福島で原発事故があったことも、今も混乱している南相馬市の現状も、そして、数千人の作業員が日々、原発の収束活動に汗を流していることも、見ない振りをして過ごしていられる。

 南相馬市の山際の方へ行くと、放射線量は高くなり、毎時1〜3マイクロシーベルトの地点には空き家も多い。一軒目を訪ねてみると誰もいない。二軒目もいない。三軒目でようやく人がいた。話を伺ってみると、避難していたけれど、避難生活に疲れて戻ってきたという老夫婦だった。放射能は不安だけれど、避難生活で慣れない環境に暮らすと体力的にも精神的にも疲れてしまうのだ。
 私はチェチェンで、難民となって国外に避難できるのはましなほうだと何度か言われたことがあった。当局に目をつけられて危険な目に遭っている住民は、恐怖心を抱きながらチェチェンにとどまり、難民として国外で生活している人たちは、いつかチェチェンに帰還する日を夢見ながら、外国での慣れない生活と格闘している。外国で成功するのは夢のまた夢で、難民認定さえも受けられず何年も仕事をする権利や教育を受ける権利もないまま、過ごしている難民も多い。


 政府を頼ってもしかたがない。チェチェン戦争の犠牲者たちは、ほとんど賠償してもらえない上に、そのことを嘆いたところで取り合ってもらえない。二度の空爆で自宅が破壊された家にお邪魔したことがあったが、自分たちで家を修復し、寡婦や孤児たちが寄り添って暮らしていた。賠償など期待しているだけ無駄なので、自分たちで家を修復し、子どもたちの病気やけがを治療するために、NGOや親戚を訪ねて歩く。