先従隗始・温故知新

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ブラジルでホンダのオートバイは7割のシェア

◆『ブラジルの流儀:なぜ21世紀の主役なのか』


・ブラジルでホンダのオートバイは7割のシェアを持つ。
かつてブラジルではオートバイは、汚い、危ない、壊れやすいというイメージがもたれていた。
そのブラジル流のアバウトな習慣や文化を粘り強く変えていった男が、ホンダの初代ブラジル現地法人社長だった飯田治である。
最初に着任したのは、1968年、32歳だった。
ホンダの攻勢の裏には、本社経営者の決断もあった。
74年、飯田は、二輪車現地生産に備えて、サンパウロ郊外に45万坪という広大な土地を買った。


本田宗一郎がブラジルを訪れたとき、文句の一つも言われるかと思ったら、「何だ、小さいじゃないか」といわれた。
飯田はその一言が忘れられない。
ホンダ社内の言い伝えがある。
「言いだしっぺにやらせろ。二階に上げて梯子をはずせ。ついでに下から火をつけろ」

かくして私は社外の人間ながら、ホンダ二輪のラインナップの半分に口出しだけをして、口出しだけでもその仕様やデザインを「決定」してきた。売れ筋商品も多い。どの車種かはここでは秘密。


融通の利かない石頭バカどもが、自己主張を絶対に曲げず、相手の足引っ張りばかりする…日本国とは大違いだわ。

・ブラジルのサッカー監督や選手と話していると、彼らがサッカーを複雑に考えていないことにしばしば気づかされる。
「馬鹿な監督や選手ほどサッカーをややこしくする」と言うのだ。


※コメント
ブラジルは、外交もうまい。
米国とも仲が良いが、堂々と渡り合い、主張すべきはする。
それに加えて、EUや周辺諸国ともバランスよく付き合う。
そのサジ加減が実にうまいのである。
日本も今後、親日国であるブラジルと仲良くする機会が多くなるだろう。
楽しみである。