先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

震災から3年…震災直後の高い放射能汚染スポットは、その後どうなったか


東海原発水戸市のすぐ上にある。


震災年の12月、
原発のすぐ南から広範囲で
胸の高さ1mで0.6マイクロシーベルト
地面で1.0マイクロシーベルト
ほぼ『福島第一原発から20km半径内の汚染に匹敵』していた。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111213/1323731776


福島原発がばらまいた放射性の微粒子にしては、やたらに濃くて、
しかも東海原発の南から急に広がっており、ひたち海浜公園をまるごと飲み込み
まるでゴミ焼却処分場の煙突周辺の汚染分布にそっくりであり
「東海原発が非公表で出したベントなり漏洩によるものだろう」と私的には結論した。
あの関東屈指の汚染をほこる柏市だって、そこまでひどくはないのだから…福島原発由来なら柏市に準じてなくてはおかしい。


 ◇


で、11年12月に測定したのと同じ場所を測定してみた。


地表1m線量はさすがに激減…線量計Soeks01Mを動かして走行すると大半の地域では無反応の数値で0.15とか。
だが原研の正門を過ぎてすぐに急上昇…0.30前後が急に増えた。除染はしてないので、風雨で流れるに任せているから、汚染度は下がっても残っている。


原研の真砂国際寮入口前…震災年に測定した場所。
当時はここはどこでも地表1mで0.4〜0.8、つまりSoeks画面は常に黄色だった。
地表もどこで測っても0.9〜1.0…
広範囲でこうまで安定した数値を出すのは「汚染をばらまいてる源が、すぐそこにある場合」に限られる。
東京などで汚染を計測するとわかるが、雨樋の出口や、雨水の流れる経路などで、「蓄積した場所」でしか高い値が出ない。
『どこでも高い値が出る=それだけ豊富な汚染資源で地域一帯広範囲が充実している』


ここも今や、地表1m線量は高くて0.35ぐらい。都内でも場所によっては出現する瞬間値だ。
(瞬間値の意義は大きいので、あえて平均値を出さないSoeks旧版を使って探索している)
(平均値はDoseRATEが目的で、瞬間値はsearchやSurvey向け)


真砂国際寮の看板付近も、場所により0.2だったり0.5だったりとマチマチになっていた。
植生から除染はしてないのが明白なので、流れるに任せて2年経過したので大半が土壌浸透したということだ。汚染は地下へ潜った。


ついでに、測ってガイガーでかねて気になってた場所も測定。
ジョイフルひたちなか店のちょっと北方にある公園のケヤキ。根っこがひどい汚染になっていた。
さすがに高い値が出たのは12年であり、いまや除染されてさらに数年経ってるので…値は激減し3マイクロまで落ちていた。