先従隗始・温故知新

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大久保でスムーズな開票作業しかやったことないんで…板橋の件ガクブル


大久保コズミックともなるとかなりベテランが多いので間違いは起きない。2時間すらかかりはしない。


けどいまは投票所も開票作業も日雇いハケンなんで…板橋は人材がうまくそろわなかったんだろう…
20時半頃からの作業だから、ねむくて間違えるってほどじゃないしなあ…


うわぁぁぁぁ…居合わせたくない。自治体って選挙だけは徹夜続きとか全員集合とかでまさに修羅場だからね、そんで翌日持ち越しだともう…

トラブル続出、職員ヘトヘト…開票15時間の区


開票作業が大幅に遅れ、疲れた表情をみせる東京都板橋区の職員ら(22日午前4時6分、同区の上板橋体育館で)=守谷遼平撮影


 投票所や開票所での混乱が全国各地で相次いだ。

 東京都板橋区では、票の仕分け作業でトラブルが続出し、開票作業開始から終了まで15時間以上もかかる、異例の事態となった。

 同区の開票作業は、21日午後8時50分から区内の体育館で始まったが、間もなく東京選挙区の開票で、大河原雅子さん(無所属)の票の束に吉良佳子さん(共産)の票が1票紛れ込んでいるのに、点検していた立会人の1人が気づいた。その後、同じ立会人が、小倉淳さん(維新)の票の束にも吉良さんの1票が混入しているのを発見。「何をしている」「ちゃんと票を見ているのか」と他の9人の立会人や選管職員らに詰め寄った。

 このため、他の立会人の一部も、仕分けが終わった票を1票ずつ確認する入念な点検を始めたことから作業に時間がかかるようになった。選挙区選の2回目の中間票が発表されたのは、予定の午後11時から5時間半以上も遅い翌22日午前4時42分。この段階で開票率は48・79%にとどまり、最終確定は同日午後0時3分までずれ込んだ。

 徹夜の開票に担当の区職員らも疲労を隠せず、いすに腰掛けたり、足踏みをしたりしながら点検を見守った。ある担当者は「立会人の指摘は正しい。確かに時間がかかって大変だが、文句は言えない」と疲れた表情で話していた。

 このほかにも、各地でミスが続発した。

 兵庫県西宮市では、参院選と、同じ日にあった同県知事選の各開票作業で、誤って投票者数をそれぞれ約520人多く数え、県選管が投票率を訂正。大阪府高槻市と鹿児島県伊佐市の投票所では計80人に選挙区選と比例選の投票用紙を逆に渡し、愛知県豊根村では、2人に選挙区選の投票用紙と間違って、比例選の用紙を手渡していた。

 岡山県瀬戸内市ハンセン病療養所「国立療養所邑久光明園」の投票所では、不在者投票61人分を投票箱に入れ忘れ、選挙区選と比例選の各61票が無効になった。
(2013年7月22日16時46分 読売新聞)


 ◇


負けて恨み辛みはしょうが無い…
けど、「政治は、損得の損をやらないんだったら失格」が原理原則です。
自民はきっとしばらく損を避けるでしょう…アベでなくなっても。彼らはやるべきことをやって負けるのがすごく怖くなってしまった。フォビア政党。


でも民主党は元から与党にしがみつくとか悪代官みたいにもうけようとか言う発想は希薄なんで(良くも悪くも市民政党的)
たたかれても不器用でも、コアコンピタンス的にやるべきと思ったらやってしまうところがある。そして不器用なので成果アピールもうまくない。そのへんは青梅の壇上で前原君も嘆いていたよ。


…その意味では、独裁的なリーダーシップとしては、
小泉よりグレードは各パラメーターで劣るとしても、菅総理はよくやった事例は少なくないと思うけどね。


・100てん総理などない
・やるべきだが損なことをやると、ものすごく叩かれ恨まれる


総理になったら殺人犯になったと思わねばならない。かならず誰かが殴りかかりたくなっていると思うしかない。
そういう政治の実情を知らない人たちが、勝手な妄言を言うんです、マスコミの上でね。そういう人たちの物言いは読者の受けがいいので。


逆に言えば、ほんとうに国家や市民たちのためになるハイグレードな政治システムを開発するなら
・本当にやるべきことをやって、損をして、嫌われまくっても、やってける政党政治、行政
これを実装するだけでいいんだよ。
これを実装しないといつまでも目先の損得だけで動いてしまってレベルアップできない。


平成前半までは、できないですませていた。
これからは、できないじゃなくて、やれという時代だ。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130722/plt1307221131004-n1.htm
「敗因はもちろん私の力不足ですが、長崎でも民主党に対する拒否感をはっきりと感じました。最大の理由は菅直人元首相でしょう。あの人が首相になったことが民主党にとって最悪だった…」

 大久保氏は21日、産経新聞の取材に応じ、吹っ切れたようにこう語った。

 「菅さんが首相就任直後に消費増税を言い出し、そのせいで22年の参院選に負けた。にもかかわらず首相に居座り、TPP参加など公約にもないことを何の根回しも何の党内議論もなく言い出し、混乱を招いた。さらに東日本大震災でもひどい対応で批判を浴びた。首相にすべきではなかった。心からそう思います」

 もう一つ、大久保氏が決して許せないのが国営諫早湾干拓事業の開門問題での菅氏の対応だ。22年12月、福岡高裁は潮受け堤防の開門調査を命じた。開門すれば農業被害が懸念される上、洪水の危険も増す。地元住民らは上告を求めたが、菅氏は一切耳を貸さず、判決を確定させた。

 「上告ぐらいはすると思っていましたが…。故西岡武夫参院議長らと必死に抗議したけど暴走を止められなかった。あの人の勝手な判断で党は信頼を失ってしまったんです」

 諫早で生まれ育った大久保氏は市民の激しい怒りを一身で受け止めなければならなかった。今回の参院選は各種事前調査で比較的善戦していたこともあり、海江田万里代表と細野豪志幹事長らが次々に応援に駆けつけたが、逆風は予想以上に凄まじかった。

震災対応にしても、じつはひどかったんじゃない。
・自民政権が同じ震災に出くわさない限り比較対象すらできない。
霞ヶ関や東電の狼狽ぶりや素人ぶり地蔵ぶりも混ぜ込んで、ぜんぶ民主党のせいみたいに言われてしまった
・菅政権だけが悪くて、霞ヶ関は悪くないと、印象づけるためにすでに歴史の教科書に文科省は「すべて菅総理の落ち度」と明記させている…そういうズルい逃げだけは素早い…震災直後はどの官僚も担当者も固まってたりオロオロしてばっかだったのに…


じつは震災におけるみっともなさは、日本社会のみっともなさだった。
部分ではなく全体とか大部分。こと中枢の大部分。


自公ならキビキビ緊急対応するとでも?甘いね…菅総理ほどの原子力専攻課程修了者すらいないんだぞ(故・吉田前所長は後輩)。知ってるヒトがいないんじゃ指示するどころか業界理解すら時間がかかって遅々として進まない。ふだんの平常時なら霞ヶ関が事前に長時間かけ作文してくれるが、震災後はその霞ヶ関はフリーズしていたんだぞ…むしろ自民には不利だ。日本の社会や中枢は、根回しや定例業務に強くてもアドリブはめっぽう弱い。軍隊のようなオペが。
自民&霞ヶ関では隠蔽と安心安全100%だ…
民主&霞ヶ関だからこそ水と油で隠蔽と情報公開と両軸が可能だった…


どうしてもこんな泡沫候補を当選させたいならむしろ、民主党は悪代官そのものになって自分有利のウソばかり器用に宣伝しまくればよかった。自公のようにね。
正直者だから負けたのだ、やることをやったから負けたのだ。


少しは誇れ。


 ◇


シューマッハカップやドゥーハンカップ…いつもひとりしか勝たないと歓迎されない…政界とて弊害があるのは同じだ。
しかしながらだからといって二番以下にわざと勝ちを譲るのも不健全で、じゃあどうしたらいいんだの答えが出なかったり、面倒がられたりして、今日に至る。


政界はただでさえ狭い少数のエリート層だけでとっかえひっかえローテーションで回しており
自民ぐらいしか選択肢がない独裁的な狭さや
民主執行部のアサイン要員すらいない現状など


ハプスブルク家の末期を見るようだ…100年以上欧米で続いた議会政治のなれのはて…いつまで老朽化のまま使い続けるのか。

毎日ほか各紙
民主党:海江田代表・細野幹事長続投へ…党内の結束図る

自民など政党もネタ切れ
各党の執行部人材もネタ切れ
あとは、シラケられようが廃れようがお構いなしにちんどん屋を続けるだけ。先に述べたように、ひなびた商店街のような政界は見捨てられるほど組織票に有利だ…商店街と違い政界や政党は最後までなくならないというおごりが常にある。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130721/1374332460

http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65797153.html
何しろ全部の政党が社会主義政党であり、選択肢すら奪われている状況の中にあっては選挙に無関心になるのは当然とも言えることで、いわゆる無風選挙になってしまって自民党が大勝を遂げることになってしまった。
 これによって自民党は国民に信任を受けたのだと勘違いを起こし、票田ほしさの国土狂人化計画と称して必要のない公共事業をどんどん推し進めていくことだろう。交通量の少ない高速道路をフル規格にする無駄や、対向車とすれ違えるだけの幅員があるのに拡幅工事をやったりするのは現場に行けば否が応でも目に見えるし、実際にそういう不必要な工事をあちこちで今でもやっているのが現状である。

 そういう利権政治にメスを最初に入れたのは、実は民主党ではなく自民党小泉内閣であったが、年金問題安倍内閣がずっこけて、そこで自民党守旧派連中が勘違いを引き起こして過去の自民党に戻ってしまったのは麻生の14兆円ものバラマキ補正予算に見られたことだ。
 こういった現状や消えた年金問題を利用するなどして、非現実的な大風呂敷を広げて国民に期待をもたせた詐欺的手法で民主党が政権を取ることになったのだと想像する。そして最初は国民の多くに期待にそれなりに応えるかの如く無駄遣いの象徴として八ッ場ダムの中止を強引に決定し、事業仕分けではスーパー堤防の壮大な無駄遣いを世間に露呈させるなどして人々の関心を政治に向けさせることに成功した。
 もしかすると、民主党がこのまま勢いを保ちながら政権を維持し続ければ、自民党は消滅していたかもしれないぐらいの状況すら生み出していたようにも自分には見えていた。しかしながら、年金の問題に関しては、できもしない幻想ばかり唱えていたこともあって、何ら解決することなく期待に応えることはできずに終わってもいた。それも当然の話で、ただでさえ民間がやれば犯罪となるネズミ講なのに、それに拍車をかけるための大風呂敷を広げていたのだからうまくいくはずもなかった。
 その後は政治とは関係ない鳩山由紀夫の脱税問題で勝手に自滅していき、更に八ッ場ダムの問題も中止から有耶無耶的にこっそり復活する兆しすら見えるようになり、米軍基地問題では鳩山の言うことが二転三転してアメリカをいら立たせて、気が付けば鳩山内閣の支持率が70%から20%ぐらいにま、あっという間に下がってしまったのは説明するまでもない。
 そして事業仕分けは法的根拠がなくて拘束力に乏しいものであることも表面化して、廃止にされた数々の事業が幽霊のごとく蘇っていて、更には象徴的に語られてきた八ッ場ダムも見事に復活してしまった。そして大震災の復興事業なんて東日本大震災の6兆円の被害にたいして23兆円もの予算をつける信じられない頭の悪さには唖然茫然させられた。
 自分の頭で考える能力さえあれば、多くても10兆円以下の予算で済むとわかるはずなのに、どうも政治家の多くはその能力がないせいで究極の無駄遣い法案を成立させてしまう。これに関してはマスゴミも悪い。被災地に同情ばかりしてしまうことによって、無批判のままにマスコミはこの予算付けに対して何も言うことはなかった。
 さらにこの予算は6兆円増額されて、計29兆円となってしまったのもマスコミが無批判のまま思考停止してしまったからだと言える。つまり、震災復興に関しては政治は大政翼賛会化し、それをマスコミの多くも後押しをすることで有り得ないぐらいの巨額の無駄遣いが承認されてしまったことになり、実質的に金持ち増税の復興増税が行われてしまった。
 そして野田内閣になると、今度は消費税増税はしないと言っていたのに、官僚答弁的に消費税増税しか言わなくなってしまったのは記憶に新しいだろう。とにかく何でもかんでも増税で、消費税増税したのに所得税増税相続税増税。更に自民党民主党と同じように増税に賛成して何もかもが増税となった。せいぜい法人税が2%だけ下がったぐらいなもので、ほぼすべての項目で増税が決定してしまったのは言うまでもない。

 民主党は烏合の衆であったのは今更だが、結局は自民党を倒すのを目的として誕生し、そして野党時代には、できもしない妄想ばかりを語って現実逃避の有り得ない政策ができないからお前ら自民党は間違っていると言い張ってきた。つまり、今で言うと共産党みたいなもので、実現不可能なことを要求し、それができないからお前らは間違っていると言っていただけの連中が与党を取ればどうなるかを見事に体現してしまったと言えるかもしれない。
 永遠の野党である共産党は別にそれでもいいかもしれない。内部留保(←全部が現金ではない)とやらに課税しろとか、全員を正社員にして大企業や金持ちの税金を上げろとか、最低賃金を最低でも1000円にしろとか、とにかく適当なことを言っていればいい。そして、もし共産党の言っている政策をやったことによって、企業が人を雇えなくなったり、海外に企業や金持ちが逃亡したことによって失業率が大きく上昇したとしても、お前ら与党が悪いと言い張ればいいだけの無責任政党だ。
 その感覚で野党時代にいたものだから、実際に与党になると迷走をしてしまうことになったのは言うまでもない。とくに年金では自民党に負けず劣らず迷走して、結局何もできずに社会保障を充実させるためには消費税増税と言い張るようになって、おそらくみんなが白けてしまったのではないかと想像する。


 ある程度は予想できたことだが、民主党があまりにも情けなかったために、自民党が現在大きな勘違いを起こして与党に返り咲いてしまった。決して国民の多くが自民党を支持などしていないはずなのに大勝してしまったのだから、自民党議員の多くが勘違いのままに公共事業を推し進めていくことだろう。
 自民党が大敗した2009年の衆議院総選挙の比例票は18,810,217票で、大勝した2012年の衆議院総選挙は16,624,457票と200万票以上減っている。つまり、決して自民党が支持されているわけではない。


 こんなにも早く自民党が与党に返り咲けば、当然過去の反省などなんのそので社会主義政策であるバラマキ公共事業の無駄を促進させていくことだろう。こういった結果を生み出してしまったのは与党を取るまでが目標だった民主党の責任である。
 個人的には自民党には最低でも10年は野党のままでいるか、あるいは自民党の消滅によって政界再編が起きることを期待してはいたが、もう自民党は勘違いを起こしたまま突き進んで日本経済を一時崩壊に導いていくことだろう。やがて金利が急上昇し、国債危機とか、あるいはかっこつけるように横文字を使ってソブリン危機とか叫びだしてマスコミをにぎわすようになるのは近い将来にやってくることになる。
 逆にそこまでいかなければ日本人の目は覚まさないとさえ最近は思っている。


 ◇


米国やロシアは核兵器保有大国なので
原発放射能汚染地帯の専門部隊が軍にあって、すごくいい装備を保有している。映画に出てくるような完全防護服とか。
逆に言えば核保有国でもなく軍もない国では原発事故対応は絶望的といえる。

https://twitter.com/Happy11311/status/356769283327528960
今日ふと思ったこと。自衛隊の「集団的自衛権」問題も大事だけど、国内の原発過酷事故が起きた場合、率先して自衛隊が事故対応にあたれるような法律や特殊専門部隊を作る話を国会でするべきだと思うんだけど…。あの時の1Fには、消防も警察も自衛隊もすぐに助けに来てくれなかったし…
2013年7月15日 - 6:36


続1:今のところ原発過酷事故が起きた場合、まず事業者が事故対応し、そこで対応出来なくなり、お手上げ状態で応援要請して初めて自衛隊、消防、警察が動くんだ。でも、応援に来てくれた各部隊の人は放射能放射線の知識ないひとたちが多いから現場で混乱するんだよね。
2013年7月15日 - 6:44


続2:再稼働前に、もっともっと考えなきゃならないこと、やらなきゃならないこと沢山あるはずなのに。 原発過酷事故って言うのはマニュアルなんかあっても、ほとんど役に立たないんだ。 オイラ達も1F事故時、マニュアルなんかより知識と経験に基づく臨機応変の即断即決の対応ばかりだったでし。
2013年7月15日 - 6:52




原子力ムラにも様々な集落があるけど、この「核燃料サイクル」村の集落は特にひどいでし。 「核燃料サイクル」実現に期待 電力業界、再処理工場の早期稼働視野 - http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130712-00000021-biz_fsi-nb
2013年7月12日 - 22:24


オイラの前述のつぶやきにある記事で日本原燃幹部は「将来のウラン燃料の価格上昇に備えるためにもサイクル確立は必要だ」って、サイクルで造るMOX燃料価格がすごく安いみたいな言い方だけど、再処理含めたMOX燃料価格がいかに高いコストなのかわかってるはずなのに…。
2013年7月12日 - 23:18 ·


続2:記事の最後には「再処理工場の稼働が遅れると原発を停止せざるを得ない状況に陥る」って電力幹部の人は脅しみたいな事言ってるし…。なんか、あの手この手で動かそうとするのが納得いかないんだよね。
2013年7月12日 - 23:19


続4:本来、各電力事業者もMOX燃料は施設費や安全対策費も含めコストかかるから、本音を言えば「プルサーマルって面倒くさいし、積極的に乗り気になれないんだよなぁ…上からの指示だし、仕方ないからやるしかねえべ」って感じで、国の政策でやらされてる感をみんな持ってると思うんだ…。
2013年7月12日 - 23:28


続5:ただ、今は再処理するということで使用済み燃料を廃棄物じゃなく資産に計上出来るからこそやってるわけで、資産じゃなくなったら電力事業者もプルサーマルやらなくなるんじゃないのかなぁ…。なんか最近、再稼働に向けて自分達の集落だけは生き残らなきゃって感じなんだよね。でわでわ。
2013年7月12日 - 23:29

電話加入権とおなじだな、MOX燃料資産は。