先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

対極的な、オープン派とクローズ派

※IT的に言えば、クローズ系を意地を張って続けてしまった企業は、ことごとく大負けしてきた経緯がある。頭の固い日本人は、かつての成功方法でぼろ負けしてきたのだ…

http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120904/1346724371
 「メインフレーム用に25年保証の高品質DRAMを製造することによって成功した日本半導体は、コンピュータ業界がPCにパラダイムシフトした際に相変わらず25年保証の高品質DRAMを作り続けた結果、韓国、台湾などの安く大量生産する“破壊的技術”に駆逐された」


クローズ派(暴力依存系を含む)
・「プロは良くてアマとシロウトは出て行け」などと、参加資格をどんどん増やしてハードルを上げていく(ことで『ナントカ村』を形作ってゆく…原子力村みたいな御用学者の巣になる)
・結果、気軽に協力・助言してくれる人がどんどん居なくなる
・まして、「何を言うにも、ヤクザがすっ飛んできてアレはダメだそれを言ったらつぶす殺す、とやかましいので、怖いので、もう参加したくない」と多数の市民がなる
・結局、警察公務員権力側であれ、右翼極道など裏社会系にせよ、「自分たちだけで、市場や社会を独占し、いちいち採点していく方式」だと、みんな萎縮してしまう
・そもそも、公務員やヤクザはそんなに社会経験が豊富なのか(どちらも学校を卒業してすぐ『なったら』外へ出て行かないのが普通である)
・端的に、公務員だけでなんでもかんでも仕切れば大変儲かる、すべてうまくいくなら、20世紀の共産主義社会主義がベストだが…ヤクザも同じことだが。


ではオープン派は
・方法論の分岐を、減らすクローズ的なことはしないで、なるべくいかなる分岐方法論も確保しておく(ゼネラル指向)
・第三者検討委、諮問委、民間登用などを重視することで、社外的な柔軟視点・以外発想に期待する(閉鎖環境による硬直閉鎖)
・基本的に、行政ゴロや裏社会ゴロに狙われやすく、旗振り役は常にストレスが多く身の危険も伴う


つまり、前者は「おらが畑だけを死守」する、閉鎖的田舎農村を踏襲している。いうなれば『政官財・犯罪マフィア・シンジケート』の狭いムラである。
後者は、時代の最先端が示す『行き詰まり』を合理的に解決することだけを主眼に置く。損得優先をむしろ嫌う。一般人と呼ばれる多数の人が参加している。
つまり前者が、がめつく強欲で自分勝手な人々
後者は、そういった人々が勝手なことをしまくってきた腐敗の歴史を忌み嫌い、なんとか浄化〜再生を仕組もうとする人々。


これも端的ではあるが
・「あいつは気に入らない奴だ、レッテルを貼って社会追放しよう、暗殺しよう」
ということを主たる戦法にするような勢力は
・「あの国は気に入らないから、戦争や領土紛争をどんどん仕掛けよう、貿易や取引もどんどん停止しよう」
ということも、平気でやる。いわば政治的に戦争を行うのが趣味だったり金儲けになってしまっている困ったアウトローである。尖閣竹島の件でも火に油を注ぎ続けた。


魔女狩り』…あいつは悪い奴だ潰そうとか、そういうのがネットヤクザ主催の2ちゃんねる掲示板などで絶えないが
おもしろいからとか
一見すると正しそうだとか
そんなことで、こういう流れを肯定し続けていると…しかしこういうことを常に行うことを「生業」とする勢力はいずれ
対外的にどんどん戦争を煽ったり、貿易や通商を断絶しようとまでする…
国内向けにそれを仕組まれ続けると社会がぼろぼろになりギスギスして分断され機能しなくなり
国外向けが続くと国が干されたり、戦争を含む争いを仕掛けられたりする。いわば戦前の日本だ。


個人たたき〜炎上までの工作を、どういう勢力が、どういう意図で仕組んでいるのか、よく知っておかないとダメだ。
安易によく知りもしない人物を叩くことに参加する前に、最低限しておくべき前準備だ。
今や実社会もネット社会も、昔からの悪の組織から派生した「知能犯」勢力による、意図的な犯罪や悪事に満ちている…そしてそれらを気づかせぬまま多くの参加者を募る。


なによりも排他的クローズ派の最大の弊害は、それに該当する大半の勢力が「自己中心的」なために、
それぞれが勝手に振る舞いやすく、任期制で引き継ぎを伴う場合に前任ライバルの成果を全否定して廃止してしまいやすく…
ひいては「合成の誤謬」が横行し、国の社会のありかたがどんどん、「わけがわからない」「なにをしたいのかわからない」カオスっぷりに拍車がかかっていくと言うことだ。なにかを作っては壊すだけなので、統一ポリシーになっていかない。端的には、小泉政権〜野田政権までの総合的な顛末は、まさにカオスで、何をしたいのかさっぱりわからない。


 ◇


かつて、20世紀までは「エンドポイント」がなかった。
だが20世紀が生み出したハイテクは、エンドポイントになりえてしまった。


原子力は、街とか地方という広域を、毒だらけの立ち入りも出来ない土地にしてしまうし(事故の推移によっては国家破産で大パニック)


金融工学なるものは、簡単に世界中に大やけどをさせてしまう「大量破壊バブル兵器」


文明が進化し続ける限り、かならずエンドポイント要因のハイテクが発生する。今はすでにそういう時代を迎えてしまったのだ。
…ということは、中世や近代は参考にしてはいけない。あの頃は人類文明はたいした規模では無くて、エンドポイント要因が無いからだ。


もし信長や家康の時代に核兵器があったら、その時点でエンドポイント要因があるのだから、ものすごく知的になって、ものすごく自制を要求されることになる。それまでのすべての蛮行の歴史を否定するしかなく、参考に出来なくなる。


…人間も生き物なので、進化せず野蛮に争い続けたい一面はあるが、
原発事故とか、経済社会が数百年の熟成によって行き詰まってバブル崩壊でやけどするような顛末は…『すでに人類は、自由に争うことも出来ない』ことを示している。欲望では無く、ルールや自制によって自らを厳しく律しない限り、もう数度の原発事故やバブル崩壊で、人類全体が焼け死ぬ可能性が高くなった。


 ◇


大手各企業も、いままで縦割りの閉鎖的で、部門ごとに衝突を繰り返す手法で(各社横並びで右へならえで)やってきたために、姿勢転換に躍起である。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120831/236240/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120905/236420/
「対話する組織」じゃなければ世界で戦えない


 「このプログラムは、部門を越えた取り組みです。今まで関わりのなかった人との対話により、お互いに新鮮な視点、考え方、また気づきを得て、部門の壁を越えた新たな行動につながることを期待しているのです。このような場を提供するのがこのプログラムの目的です。そして、プログラムが定着すれば、オープンなコミュニケーションの企業文化形成に役立つと考えています」

 ほかの多くの日本企業と同様、日立化成もグローバル化を加速しています。直近の海外売上高比率は42%に達しています。これから新興国諸国がさらに成長していく中、事業領域や組織を世の中の変化に対応させながら、ますますグローバル化を進める必要があります。

おれ自身、日立とは縁は浅からぬ。電サ、ソフト、化成…


せっかく911なので、CIAの実例を紹介する。

◆ピーター・アーネスト『最強スパイの仕事術』
CIA(アメリカ中央情報局)で36年間勤務し、うち25年間は国家秘密本部で働いた。
現在は、国際スパイ博物館の代表を務めるほか、情報コンサルタントなど実業家として活躍している。


・さまざまな情報源から情報を入手する。
ビジネスの競争で優位に立つために情報がほしいときは、顧客、潜在顧客、競合他社、
コンサルタントなどの人を使って情報を収集するといいだろう。

重要なのは、役立つ情報はどこにあるかわからないということだ。


・ビジネスマンは、2つの点を肝に銘じてかなければならない。

1つは、この世に不要な人などいないということだ。
人間は自分にとって重要な人とだけ付き合うのではない。
大きな枠組みの中で、つながりのある人々全員と付き合っているのだ。

2つ目は良い点と悪い点を探すこと、すなわち成功した証拠と腐敗している証拠を探すことだ。