先従隗始・温故知新

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いや、そういうことじゃない…

(朝日)
教員免許「修士レベル以上に」 中教審が資質向上策答申


答申は、知識や技能を常に磨き、子どもの模範となるような「学び続ける教員像」の確立をうたう。教員養成は大学、採用後の研修は教委という「断絶した役割分担」をやめ、教職生活全体を通じた


ほんとうの問題の一端は
・職業教師では、責任分解点の意識が強く、限界が低い(大津いじめ問題で露呈)
・親や地域社会などが、学校だけに押しつけすぎているシステムバグが常態化


いま本当に必要なのは、京都市などで一部で実施して好評なんだけど
・職人や町のおばさんや親など、地域住民を講師として巻き込む、学校側のこともどんどんやってもらう
・いわゆる勉強以外のこともどんどんやる


漫画やドラマでよくある
・破天荒教師系
に加えて、地域と親を引っ張り込む方策が、現実に沿っていると、先鞭を切って試験的に実施している学校からは結論が出ている。いわば
寺子屋方式
寺子屋があった当時の地域包括の実態に即している。



いくら修士でも博士でも、そんなの「よりおおくの資格を取って、より有利にクビにされず生き残ろう、給料アップしよう」だから、そんなの大学生が保険で教職課程もとっておくのと変わりが無い。なんせおれの親も教師だし知り合いにも大学で教職課程取ったやつが複数居るからね。どういう人間がどういう考えでやってるか生で見ている。驚くほど人間としてのくずな奴でも取っていたし。


あとひとつ、いくら修士や博士を5年前後余計な時間を費やして取得しても、その教師は「世間には出ない」
いま役に立たない教師の多くは、世間に出たことが無い人材ばかりで、これは国会議員やキャリア官僚ですら同じである。


ズレたことをやっているかぎり、日本国は落ちぶれ続け、下落ムードが止まらない。
増税もばかげた財務省の発想ならば
公共事業復活でGDP押し上げるなんてばかげた国交省の発想で
まして教師を博士にすることでクオリティアップなんてのも、あほな文科省の発想であり
(つまりは、自分の畑で取れた作物だけ、狭い持ちネタだけで、勝負しようとしている…自分だけが勝負するならいいが、自分の畑の作物だけで「国全体として、国際競争に勝とう」とするんだから…アホ


ね、やはり能書きばかりのデスク族は、役に立たない。こんなことを思いついてる官僚の部下も大卒後すぐ入省しているし、まして上司のキャリア官僚は…


いくらプロだか知らんが、世間知らずが多すぎる。しったかもよくないが、バイト経験すら無いのでしったかすらできない、本当の役立たずが多すぎる。


だから右翼しかしたことの無い阿呆とか、そいつらと意気投合しちゃうレベルの国会議員は、どれだけ多くの産業が人材難や赤字に苦しむかもちゃんと想像できず、きわめて楽しそうに前向きに中国や韓国にケンカを売りまくっている。石原都知事はいつ世間で普通に働いたのだろうか(在学中にプロ作家デビューした後はおのぼりさん人生で悠々自適であり世間に奉公に出たことは無い)。芸能関係、アニメなど番組制作関係、慣行やグッズ関連、重工業や電気系などの製造分野…すでに取引や取扱の停止が相次ぎ、このままいけば海外発注している作画や委託生産も無理になってしまうなど、各界の苦しげな告発が相次いでいる…だが「世間知らずのプロ」ってか「唯我独尊で他人なんか知ったことでは無いプロ」は、「韓国と完全断絶でむしろ日本経済健全活性化」などと抽象論を展開する始末。自分の抽象論理に酔いしれているだけ。


こんなアホどもに日本を振り回させたら、いよいよ日本経済は終わる。


合成の誤謬』とは、バカの一つ覚えしかスキルが無い針のようにとんがった各界のプロどもが、それぞれ自分にとっては正しいことをやるあまり、全体的には大間違いの『心中行為』になっている状態を指す。
日本民族は常にこの連続であり、太平洋戦争中も海軍と陸軍と政権と財界とが自分勝手な主張を繰り返してケンカしては『自分の取り分』をぶんどってくるだけであった(東条英機はその尻ぬぐいばかりしていた)。だから戦争の前半でそいつら各位が羽振り良くなりはしたが、後半は国家を滅ぼしかねない急転落であった。グアム占領顛末などにしても日本政府が行ったそれはクオリティからすればアメリカとは比較対象にもならないほどひどいもんであった。無理矢理に神社を建てたり日本語教育をしたり、あげくすぐ米軍が奪回にくると住民決起を恐れて働き手の大多数を虐殺した(全員を防空壕に幽閉してから手榴弾を投げ込む…)。これが合成の誤謬なのである。いわば合成の誤謬とはいまいち知性に欠ける粗暴民族だからこそ常に発生させる現象と言える。ロジックで手順を構築できず、手順を守ることができないし、将棋プロのように深い洞察力が無く、いわゆるむずかしいことが苦手だ。先の先を読めとか、真理を探り当てろとか、いうのをいやがる短気短絡がその手の輩には多いのである。