高橋洋一がアベノミクスをばっさり

けっこう意外といえば意外。見るところはきちんと見ているようだ。

・要するに「アベノミクス」の３本の矢である金融緩和、財政出動、成長戦略のうち、
実質的に経済成長に資するのは金融緩和だけであって、財政政策はやり方次第、
成長戦略は役立たずとなる可能性が高い。

・成長戦略が求められるのは途上国だけ。
技術やサービスの革新が目まぐるしい現代において、
１０年後、２０年後の成長産業を予想することなど、ほとんど不可能である。
ましてや、ビジネス経験もビジネスセンスもない官僚が作った成長戦略など、
当たるはずがないというのが私の意見、というよりは、先進国の常識だ。
絵に描いた餅にすぎない成長戦略を策定するくらいなら、
むしろ市場の開放や競争を促すための規制緩和を推し進めるべきだろう。

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今から農業を売り込むやり方を検討せよ、
今から今後も売れる産業や製品を検討せよ、

そんなことをついこないだ霞ヶ関に対して指示を出すような「ただのパフォーマンスぶり」だから、そりゃバッサリされても仕方がないが。
時すでに遅しどころか、無駄だとわかってても世間を欺くためにやった、ただのパフォーマンスだから。支持率維持と参院選勝利のために。

自民党が不正をしてでも与党になり、なりふりかまわず世間をダマして勝とうする…
この時系列を見る限り、日本経済もいよいよ追い詰められている。余裕を失っている。