http://agora-web.jp/archives/858995.html
本書はこうした事実を、統計データで具体的に分析する。その結果あきらかになるのは、この「逆小泉効果」の神話を信じたことが自民党の総裁選や選挙戦術に深刻な誤りをもたらしたという結論だ。安倍内閣はまだ小泉改革を継承する意思があったが、造反組の復党が有権者の反発をまねき、支持率が急速に下がった。むしろ小泉改革を否定したことが2007年の参院選の敗因だった。
ところが自民党は、地方で勝つには小泉改革を否定する必要があると考え、福田内閣や麻生内閣では昔の自民党に戻る方針をますます強めた。小泉氏の勝因を「党首の人気」ととらえ、世論調査で人気の高い総裁を選ぶという戦術をとって麻生首相が誕生したが、その結果は最悪だった。農村型の自民党政治を「ぶっ壊す」と約束して都市部の票を掘り起こした小泉氏の功績を、自民党は台なしにしてしまったのである。
他方、民主党が2007年の参院選で農業所得補償などのバラマキ政策を打ち出したことが一人区での勝因だったという通説も誤りである。民主党の一人区での得票は2004年と比べてほとんど増えておらず、それが圧勝に結びついた最大の原因は選挙協力だった。しかし民主党自身もこれに気づかず、一人区をねらってバラマキを約束した小沢一郎氏の選挙戦術が功を奏したという「小沢神話」が生まれた。
時代が読めない
海外グローバルが読めない
いっくら、日本の空気を読んでも、意味がないのに
ウエがそうしてみせないと、そう言ってみせないと、
「やらない」
追従性が過ぎる日本人、日本社会だから…
実体験として、
「おまえがいっくらノーネクタイ推進したって、おれは部長がしてるからネクタイするもんね!」
by NEC系列フィールディング企業 『…どうぞご勝手に。あちー中ご苦労さんねタイムボカン』
「おまえがノーネクタイの発起人か、んじゃ室長にいきなり挨拶に行かせるから30秒でネクタイしめてみろヒヒヒ」
by 財務省4F 『はいはいそうやって財務省は財務省の館内だけの空気で生きてください』
これが日本社会。