先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

1〜2月の都内はお宝だらけ 東芝RD-S600電池交換


つまり、
ボーナスやお年玉で、買い替え需要が起きて
燃えないごみや粗大ごみ、路上投棄…急増するわけ。


東京だからね、くさっても…
やっぱ、なんだかんだと豊かだよ。大量消費の一大拠点。地方の人がこの実態を知ったら驚くだろうね。
埼玉の場末スーパーはマルヤなのに
東京じゃオザムだからな…しかし山を超えて山梨に行くとマルヤよりさらに低いスーパーもある…


厳密には集積場から持って行くと違法だけど
資源ごみはカネになるので自治体も警察も取り締まり監視に躍起だが=資産
可燃不燃となると単に処分場の埋め立て容積が増えるだけなので、ゆるい。
たとえばパーツ欠品の自転車が捨ててあると回収をいやがるが(治すコストの関係でゴミ扱いになるため…警察なんて「通報するなよ」と逆ギレすることも)
少々の欠品があっても原付になると、(アジアなど国外に)売れるので獲得に躍起になってくる。ゴミじゃなく資産になるわけ。


都内ともなるとほぼ新品の外見でも捨ててくからね…
やれMDだけ動かないとか、BDがないとか、遅いPCだとか…


一昨年は新品同様のミニコンポだった。MDだけ不動の松下(MDつかわない)。
今年はHDDレコーダーS600とDVDデッキ。あとミニベロ自転車。
自転車は、使えそうな部品だけとって集積所に捨てちゃったようだが、ルール違反シールを貼られ、永久に持っていかないの確定。防犯登録なし、盗難届もなし。警官も面倒がって「いいから、持って帰ってしまえ」と…w
S600は路上放置。東芝製はトレイが閉まらなくなる松下ドライブ病のため捨てられる確率が高い。
うちはDVDもほとんど使わないし、HDD容量が600GBも増えるのはありがたい。ずっとラック密閉だったようでまったく汚れてない上品。ごていねいにDVDプレーヤーまで付属…BDレコーダーに買い替えた帰りに捨てたのか、それっぽい箱に入ってた。


うちのS304Kより2年古い07製。どうやらW録最中は再生ができない世代か…ここだけ不便。
けど外装がキレイすぎてS304Kのほうが古く見えるぞ…ラックに入れてないからなうちは。
S304KのほうもパイオニアのDVDDがすぐ死んでしまい(これも定番の持病)、DVD再生環境が手に入って助かったわツタヤ的に。
つくづく東芝は、よいディスクドライブに恵まれないな…せっかくパイオニアに乗り換えたのに。
しかも松下はトレイ開閉の不具合なので再生できることもあるが
イオニアはすぐ再生すらできなくなる…


おかげでうちはS304K、S600、XS36と3段重ね+シャープDVDD…うちはハードオフのジャンク売り場かw
XS36はけいおん格納庫として、普段はダグラム最終回のように鎮座…
録画環境としてはカルテットチューナー…
XS36に地デジチューナーつけたらシクスチューナー…
どっかの東映のPDは、地デジの録画制限が嫌でいまでもXS46を録画ファイル格納庫にしているそうだが…


掃除機もコンパクトのやつは、バブル期にNTT社宅でもらってきた松下だし…91製だけど現役。
安易に捨てすぎなんだよな、ちょっといじればなおっちゃうのに。
この掃除機は、パイプの中に詰まってただけ。詰まったゴミが取れないんだけどパイプ交換で治った。
あの当時から、ビデオデッキなんて買ったことなかった。埼玉県内でもまだまだ派手に消費されていた時代。


2014/01/21追記
さっそくドライブをオーバーホール。サンライトエイロー・オーバードライブ!


巷でおなじドライブをグリスアップで直したと言っているサイトがいくつかあるが
「業務未経験で、デタラメにもほどがある」
やはり家電と非家電の修理業務経験、せめてディープマニアの歴がないと、
基礎が身についてない。
まぁおれも電子系は苦手だけどね。


一例
http://plaza.rakuten.co.jp/da110011/diary/201102020000/
スプレーグリスを使うなどと言っているが「とんでもない話」
ちょっと原付ぐらいはいじったことがある程度の人がこういうトンチンカンをやらかす。
だから、家電と非家電と両方を実務を交えて経験しないとダメなんだ。
・市販レベルの556やグリス:金属限定
・樹脂系には:シリコン系グリス(樹脂用と明記があるもの)
参考…http://www.juntsu.co.jp/qa/qa0819.html
ここにも「飛散しにくいこと」と但し書きがある。
家電(こと精密家電)においてグリスが飛び散るのはご法度で、スプレーなんてアホが使うものだ。


当方の場合、
・クレ シリコンスプレー
・ワコーズ シリコングリス
を併用した。
あくまでスプレーとしては使わない。
シリコンスプレーをお惣菜のパックの上蓋にいっぱい吹き付けて、綿棒で吸って塗布するのだ。
これは比較的粘性が低く、導入用に使う。
仕上げには固めのシリコングリスを微量だけ、なすりつける。車両用のシリコングリスはかなり硬い。


塗る部位は以下に画像があるが
http://akakabu.way-nifty.com/blog/2011/09/rd-s600-1162.html
・ピックアップユニットをリフトするためのカムプロフィール(白い)
・トレイを開閉するためのピニオンギア数個
・トレイ背面のラックレール(ピニオンギアが噛む直線レール部分)や固定ツメなど、こすれ合う部分すべて
・シーソー構造でDVDを挟み込む上蓋機構の、接触部分を両側とも
あくまでリップクリームのようにごく薄く塗るというか、油膜が付けば良い程度であること。
きちんとやると、トレイの開閉もスピードアップ。


ちなみにトレイはいちど取り外したら(グリスアップするなら外すしか無い)
全開状態で組み付けること…構造上、ライン組み立てでそうやってる模様。
うえの画像ブログで「トレイの上でスライドする部品」とあるが、
正確にはトレイの上、ドライブ上蓋のガイドレールにそって滑車が誘導されてスライドする部品である。
スプリングにより自分で戻る。
フリー側つまり手で押し込まなくてもいい位置で組み付けられるのは全開状態の時だけなので、
(つまりトレイ背面のガイドレールが全開付近では広く拡がっている)
ラインではこの状態で組み付けている…実務経験があると察することができる。
きちんと組み付けていると、手で開閉するだけでも開閉できる。引っかからない。


時間が空いたので、ついでにケンウッドコンポも修理…
以前に作業をミスって、結線を一箇所し忘れており、ラジオ局のメモリーができなくなっていた。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111229/1325148142
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120111/1326207672
ボリューム調整ツマミがもうプツプツいってるけど…コンポと違ってラジカセ仕様のってボリュームまでたどり着くのが大変!とくにケンウッドは素人お断りの嫌がらせ構造なので…
コンタクトスプレーは持ってるけど、面倒なのでいじらず。治すんだか壊すんだかギャンブルになっちゃうので。
結局あっちこっち不調になってきたが、ラジオとAUXとテープ片面再生が生きてるのでうちとしては問題なし。CDピックは構造上どうしてもギアの摩耗などで音飛びが不可避になる部分が出てくるらしい。


次回はCMOS用の内蔵電池の交換にトライしてみるか…停電時に時計が10分もするとリセットされてしまう。
東芝のサービスマンに回答してもらうと…「ふつうの電池だが、マザーボードにはんだづけされてる」という…
まずは電池を探し出せるか、そしてハンダ付けで交換できるか。
電池はマイクロスポット溶接のような素早い作業をしないと中が溶けて液漏れ爆発しかねない。


シンちゃんはいつも動作確認作業になると大活躍。


2014/01/22追記
せっかくなので、やってしまいましたとさ。
キタジマで松下CR2032買って古い方は引き取ってもらう。ハードオフのジャンクPCコーナーで配線100円で買ってきてハーネスとして使う。
電池へのハンダ付けは事前に接点にする部分の表面にサンドをかけ、どまんなかの方へ(端っこの絶縁体を熱で変形させないため)、『素早く(配線にたっぷり半田をつけて、電池へはさっさとくっつける)』、くっついたらとっとと冷風で冷やす…うちは布団乾燥機で送風=夏モードだと冷風送風が可能。
停電テストでは、いままで5分以上もたなかったのが、12時間以上でも大丈夫になったので、新品電池はちゃんと機能している。引き続き連日、夜は電源タップのスイッチごとOFFにするのでいいテストになる。
めったに交換するもんじゃないから、松下製。交換頻度が早まっては面倒だから。ちなみにもともとついてた奴も松下製。


…でもよくよく考えると、どうせ頻繁にコンセントプラグ抜いてるとすぐ電池なくなっちゃうから(充電池じゃないコイン乾電池だから)
面倒だから、単4乾電池x2のボックスを何処かにハウジングしたほうが利口だよな…
そりゃ最近の機種は電池レスにもなるわ。コンデンサ方式かなんか知らんがそっちは充電式に等しいだろ。
電池ボックス取り付けは、ご覧のとおり半田で簡単に付け替えできるので容易。あとは筐体内部のどこに場所を確保するか…


きょうはついでにケンウッドランペイジも分解し倒して、ボリュームつまみを分解してコンタクトスプレーしてしまった。ブツブツ音解消。
しかしテープデッキの順送り再生不良は、動作不良でローディングメカが降りずカセットが取り出せなくなった時に無理やり取り出したので、順送りピンチローラーユニットの爪が折れてしまい二度と上がらない状態…部品がないとどうにもならないので放置で決定…オートローディングメカはこの手の破壊例が多い…やはり手押し式は偉大だ…


2014/01/24
今朝までに、さらに修理。
・ケンウッドサービスセンターでコンデンサー買ってきて交換
さすがにどこぞの東芝の粗末な作りのビデオレコーダーVARDIAと違い、
高級コンデンサーでのメモリーバックアップ回路。ELNAってところがニクイがたった200円。
バブル期に通い倒した大宮の『サービスセンター銀座』に、いまもいくつかのメーカーがそのまま構えている。いわば古い付き合いだ。当時より拾った貰った家電を手当たり次第に修理していたし、毎度行き先のメーカー(センター)が違うw近所なのに。


回路図で言うとC309に、他とは明白に違う形状で鎮座してる。


ただなにせ古いものなので、何度も分解してると結線がイカれてくるじゃなイカ
(メーカーって、生産ラインで組むのは簡単に、分解の手間は考えない(何度も分解することは考慮しない耐久設計)って設計思想だから…サービスマンでもすぐ壊すし、壊してから交換するという考えで、基盤交換しかしないってのも最近は当たり前…テスターなんか当てない、電池やコンデンサーなんかイジらない)
冬はコネクターが硬くなり縮むので余計な力がかかる(布団乾燥機などでしばらく温めてから作業しよう)のもあり。
コンデンサー交換は『脚ごとAssy』なのでハンダ付けですぐ終わるのだが(どこぞの東芝はバックアップ電源をコイン電池にした上で、しかも「部品では客に渡さないよバーカおとなしくサービスマンに仕事寄越せ1万円で」体制だから…白物家電メーカーはみんなそういう態度なんで、脚は残して器用に電池だけひっぺがし、市販のコイン電池を接続するしか無い荒業…いっそ乾電池ボックスにした方がマシ。1万円以上のマザー基盤交換&出張工賃になるか、300円の電池になるかという天と地の落差。)
電源部から伸びてるフラットケーブルのコネクター(回路図だとCN13)がプッシュキャンセル式なのだが、品質がイマイチで押しても押してもキャンセルされない…強めに引っ張ったら中の端子兼ボディ固定ツメが曲がってボディごとスッポ抜けた。よくあることだ…試しに組み付けてみると電源系エラー表示が出てしまう…ケーブルを揺するとカチカチ断続的に復活したり消えたり…やっぱりな。
構造は単純なのでマザーをはずしてボディーも抜いて端子をいっぽん一本丁寧にラジペンで補正してから再度組付け、事なきを得た。どのみちこの部分は新品でも100円だそうだが…ハンダ付け交換だから手間だしな。


カセットデッキは、ピンチローラーはバネつき300円で、ベルトは400円で、まだ出るそうだ。需要が少ないんだろうね…大半のユーザーは使わずじまいでしょう。
CDユニットはどうやらトラブル頻発=耐久性ナシだったようでとっくに枯渇して供給終了してるとのこと。いっそ他機種のを無理矢理に移植するのが面白いか。
マザーにかぎらず基板は供給しないので、破損させたらお陀仏とのこと。ここらへんは白物家電メーカーとは逆(奴らは基盤交換しか請けない)。ラジカセなどAV機器はコンデンサーや端子はマニアが自分で交換するのが「常識」だからね、AV専門メーカーだとそこらへんの部品は安定供給。
カネと暇ができたら、順送り側の破損ピンチローラーも交換してしまおう。そしてオート式(オートローディング、手動開閉ってのが一番壊れる…連動しないからね)は壊しやすいので予備部品も頼む。


もうこういうのは、趣味と、「実務経験の手感を忘れない、失わないため」の実用を、兼ねてるから。
コスト意識だけで、手間に合理性追求の、メーカーサービスマンとは別の意識でやるわけ。
コスト的にバカバカしいこともどんどんやり込む。


結果、5分ともたなかったメモリー(時計、プリセット)は、作業後に70分以上でも記憶であるのを確認した。


東京都西〜大宮の移動手段は、ついでなので組みたてのロードミニベロで出向き、変速機の最終調整も済ませてしまって一石二鳥。入間の丘陵地帯は帰りが地獄で定番だが…さすがビンディング、帰りもほとんど遅くならない。ただ16号は輸送道路なのでトラックのひんしゅくを買いやすいのが難点、登坂が多い区間だとなおさらに。


2014/02/10
結局、ピンチローラーも八王子のサービスセンターで買ってきてしまった。
もう分解は慣れたのでサクサクと進む。
やっとオートリバースが復活。片面再生モードをやめてエンドレスに出来た。


 ◇


2014/09/07
最近、メイン機のRD-S304Kも電池がくたびれてきた…毎度ではないが一晩給電しないでおくと時刻が吹っ飛んでしまうようになってきた。
S600のころはHDDに電源OFF時の時刻を書き込んでないので時刻メモリーが飛ぶと0:00になるが
S304Kの世代はどうもメモリーが吹っ飛ぶとHDDの時刻を読みに行くようだ。かつてのラジカセなんかと同じ。


電池は同じCR2032。
今回は富士通のにしたら、はんだが一切つかない!いくらヤスリがけしてもダメ。
松下だとつきやすいのか…合金の違いかな…


しかし電池なんて所詮、金属板バネで、丸棒スプリングで、ピンポイントの接点があればいいようないい加減な代物。
考え方を変えた。
まずハンダ付けの真似をして、リード線の接点を拡大する。リード線だけだと接点が小さすぎるので、半田を盛って平らにして拡大する。
どのみち電池にはつかないので逆にこれを利用する。まっ平らな大きな接点が誕生する。


次にアロンアルファ耐衝撃用でこれを接着してしまう。ただのアロンアルファと違い非常に強力で粘っこい接着性。
接着が乾くにつれ接点不良で時計リセットしやすくなった。この案はボツにする。


要は富士通のは松下と合金が違うのかハンダが馴染んでくれない。特に裏側(マイナス極)はリチウム合金なので…
よーく広範囲をやすりがけして
最初はハンダ乗せ
次にリード線にもハンダ付け、
両者を合体させるが、電池の表面をコテでひっかきながら「なじませる」=熱は多く伝わってしまうからなるべく早めに。
なおかつ、電池表面をコテを放射状に動かして「ヒトデ」のようにハンダの足を幾つかのばして接着面積を稼ぎ強度確保。
けっこう熱がこもってしまうので冷凍庫の、しかもきんきんに冷えたキャンプ用蓄冷剤の上に乗せてしばらく冷やす。湿ったら扇風機などで乾かす。


苦手な人は、秋葉原系のショップでリチウムボタン電池用の電池ケースが50円で売ってるので通販などで買う。
リード線付きのリチウムボタン電池も200円で売ってるが、電池ケースのほうが今後何度か電池交換するときに楽だと思う。


最初は、基板側の接点は丸穴があるので電池のリード線を差しこむだけにして、動作チェック。
時刻設定して、コンセント抜いて、また差し込んで時刻がメモリーされているか。
されていたらまたコンセント抜いて、基板側の接点ははんだづけしてしまい、
またおなじ動作テストして、以上がなければ上蓋を取り付けて終了。


2010から4年間もった出荷時の電池。(出荷後に箱入りの状態は、電池が非常に消耗する時期)
うちにきたのは2011の震災直前だけどその前に一年は箱に入ってた。


今度の電池も3〜4年はもつだろう。


以上の電池交換作業ができないと、メーカーの思惑通りに基盤交換と技術料で1万円以上してしまう。
たかが電池交換に、サービスマンによる基盤交換しか手がないなんて詐欺商法だが、そうまでしないとサービスマンを雇えないところまで日本メーカーは追い込まれている。




2016/05/14
なんともう電池切れ…304K
最近は通電しない時間が増えてるから仕方ないか…節電。


こんどはアルカリ乾電池2本を電池ケースをつなげてって仕様にする。
客が自分でやるならソッチのほうが便利だし長寿命。
試験動作は良好。


結局、昔の家電は皆こうだった、時計だけ乾電池。
でもバブル崩壊後はコイン電池を溶接し、電池切れでも「マザーボード交換」しかできないようにして「買い替えを促した」卑怯な策略ね。

ソニートリニトロン14型のリモコンを電池ボックスだけ流用。M3ボルトで本体と接合。
テレビ本体はすでにぶっ壊して分別ゴミで出した。


2016/09/30
およよ通電したらS600時計が…
2年半もったな。しばらく様子見して必要なら乾電池化する。