オート・バイスターターの宿命…全開か全閉で故障し不動になる。
冬場の始動が、ガスが中々来ないか(手動チョークを引っ張らないのと同じ)、または来すぎて、困難となる。後者はプラグかぶりであり始動後もかぶり続けるので難儀だ。
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縦置きエンジンのビッグスクーターは破壊力抜群の震源なので
工事用ランマーに等しい。
ところがそんなエンジンへキャブが接続されてるもんだからバイスターターの配線はいずれちぎれる。
フュージョンだとハーネスと本体の境目で(被覆の厚みが異なるので)応力が集まってちぎれるので(プッチンプリン効果)、本体側に余分な銅線が一切残らない。銅線どうしを撚ってつなぐことは不可能。
どのみちアセンブリ交換してもいずれまたちぎれる。
「エアクリーナーとシリンダーヘッドをステーでつなぐ補強」をして防振してもなお、ちぎれる。
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なのでハンダでの修復を試す。
ハンダは鋳物と同じで弾力性がなく割れるので、うまくやらないとすぐ振動で割れちゃうけど。
本体側に銅線がないので、0.8mmドリルで埋もれた銅線に沿って2箇所穿孔。
「LED素子の足を切っておいたもの」を差し込む。これでないとハンダとくっつかない。
ハンダを十分に厚く充填する。銅線との結合に加え、強度材としての強度を確保。
最後に配線側の銅線にハンダを付けて慣らし、自作端子へはんだ付けしてつなぐ。
シート=屋根の下ではあるが、いちおうビニールテープで被覆。すぐまたはがして点検しやすい程度に。
数回で壊れるか、数年大丈夫かは、運次第。
メーター照明LEDの場合はすぐハンダが割れたんだよね…暗くなって焦った。