先従隗始・温故知新

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ホンダ リード90に自作LEDヘッドライトを実装


うちは模型でも何でも、完成まで時間かけるので、気長にお待ちください。


蛇足ながら、新型PCXは国内初のヘッドライトLED採用だそうで
ロー二灯、ハイ一灯のようです。https://www.youtube.com/watch?v=Y-V4XF-42_4
暗いってレビューが早速出てるので、おそらくルーメン数値ではなく、配光がイマイチなんだろうね。
メーカーもまだまだLEDに関しては素人…ホンダ側もスタンレー側も。


 ◇


リード90はツインライトだ。
CBR600RRみたいな、左ロー右ハイとか、左ロー両ハイとか、できる。
実際、球切れのバルブでそういう仕様にしてある。


さて、そうすると汎用のLEDヘッドライトバルブはいらない。
右ハイだけ作ればいいから自作も楽だし、ワットも小さくて済む。15W未満=12V1.2A程度を予定している。


さらに左目は交流のハロゲンで残す。黄色にすればフォグとしても有効。
右目はLEDでつくってバッテリーから取る。このバルブ以外は増えないのでバッテリーもそれほどくたびれない。


しょせん電気系はITに比べたらシンプルな技術なので
市販のLEDヘッドライトバルブに使われてるような工夫は、そのまま転用できる。


問題はディマースイッチだ。交流と直流のスイッチに分かれてしまう。
いっそ機械的に、2つのスイッチを並べてつなげちゃおうかと。


もしLEDやめて一時的にでも電球に戻す場合も、配線が二系統なのですぐ戻せる。


すでにアキバ秋月で、LEDは買い揃えた。
1Wクラスとして100円で売られているCREEのXPGだが、データシートにはMAXは4.9W=3.25V1.5Aとある。米粒の半分のサイズでどこまで照らせるのか。
LEDヘッドライトバルブとして販売されてるものもCREE採用が多いが、多くは4Wクラス以上として売られてるXTEやMKRとかである。けどデータシート上のルーメンや耐久時間はどれも大差ない。
大きければいいというものでもなく。むしろ電球なんてフィラメントは非常に細い。LEDの大きさは遮蔽物となり、漏れる光の範囲は減る可能性が高い。
小さければ工夫して並べて死角を減らせる。照射範囲を設計しやすくなる。XPGを3〜4つ並べる予定。
ハイビームだけだから4つだと多いが、やや暗くして範囲を増やす設計もできるので。現状はノーマル白熱電球だからいきなりHIDなみのLED入れると眩しすぎるかもしれないし。


ついでに近所のジャンク屋で、CPU向けの新品売れ残りアルミヒートシンクも購入300円なり。むろんLEDヘッドライトの部品として。
激安処分特価のオフィスノートも衝動買い。アキバは俺の財布を狙う刺客!
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20150106/1420528193



01/07
LEDを固定する基板として、ヒートパイプを購入。杉並区の商社がネット通販してるんで営業所まで行って売ってもらった。
製品でヒートパイプを採用してるのはレッドリボン。まあ大したテクノロジーじゃないんで猿真似はできる。


リード90の発電量は66W。中型大型の1〜2割と小さい。
15Wもヘッドライトで使って大丈夫かなあと不安になる。AC側の平滑化で済ますかなあと悩む。
リアウインカー10W
前ウインカー15W
ブレーキランプ15Wx2
ホーン20W
ウインカーつけながらブレーキ握ってホーン鳴らすともう75W…しばらく充電しないとバッテリー上がる。
まぁワットつうのは1時間の話だけど。6分間だと7.5Wだね。6分ホーン鳴らしてるとキチガイかヤクザと思われちゃうねっ
ただヘッドライトは常時点灯なので…ハイビーム専用でも原付二種は立場上、常時点灯に近いから。


余談ながら、桜井ホンダさんとこで新型PCXの純正LEDヘッドライトのデータを見せてもらってきた。ありがとう武田 雄一(え。


LEDライトユニットAssy36800円税抜(Assyなので事故ったら全部交換、部品がばらせない仕様)
ロービーム30W(左右2灯で15Wづつ)
ハイビーム35W(センター加わり3灯で…15W、10W10Wってところかな。)
21Wウインカー
5Wテール
10Wブレーキ
サービスマニュアル1分ぐらい凝視しただけの、うろおぼえながら。
なんというか、LEDの割には暗いらしい。改造してレッドリボンでもつけるか、旧型に乗り続けてレッドリボンクラスのをつけた方がマシかも。


現物見たけどやっぱ、明るくはなさそうな形状。まだまだ車両メーカーも試行錯誤段階だね、
アフターパーツメーカーのほうがノウハウで先んじている。
LED素子を小さくいっぱいにするか大きいの一つにするか中ぐらい3つにするか
レフレクターのデザインでそういうふうに反射させるか…
そういうとこが、現物を見てすぐ「未完成だな」と感じられた。
ルーメンは公表されてないけど、アフターパーツの2000ルーメンクラスにはまずかなうまい。


2015/01/10
モノタロウでアルミメッシュ購入、ヒートシンクを組み合わせ、某アルミリボンの用途にする。
ヒートシンクはCPU用で穿孔されてないので、いちどぶった切ってからヒートパイプ接合部の溝を作って再接着だな。
レッドリボンだといちいち丸棒ヒートパイプを用いて半分だけプレス成形で潰して平たくしてある。そうしてリボン取付金具には丸い穴を加工するだけでいいように簡略化している。
うちは市販の平型ヒートパイプなのでシンクもそれに合わせた加工をする。


CREE XPG4つの、シンプルな電球サイズになる予定なので、これまで誰も見たことのないプロダクトに仕上がると思う。しかもXPGはいっこ100えんでアキバで買える。
四輪用のシェード付のハロゲンやHIDを使うわけではない小型バイクまでなら、こいつで十分と思う。


CREE MKRだのは車検があって高速道路も高速度で走る400cc以上で使えばいい。電球サイズにまとめられないほどLED素子が大きすぎる。つまりフィラメント電球ほど発光部を細くコンパクトにできないし、LED本体が大きいのでそのまま光を遮ることにもなってしまう。米粒の半分のXPGなら電球そのものの発光が可能になるはず。
みな秋月までは行くのだが、3WパワーLEDなどという数値に踊らされ(ルーメン低いし、大きすぎて光遮蔽性も高いのにな)
XPGが1Wのように偽装された4Wであることに気づいていない…


元が単純な電球形状の場合、そういう車種に導入するヘッドライト用LEDは麦球のような方がいいのだ。全天球全方位へ発光できるのが理想。
平たいCOBやSMDのチップLEDや、そこへさらにアルミ放熱板までついてかさばってるようなLEDは、光を遮る方位が多すぎて電球型採用のヘッドライトには使いにくい。近年の四輪用のHIDやハロゲンは元から覆いだらけで特定方向にしか光が必要ないからいいが。


XPGもSMDなのだが小さすぎるしレンズ付きなので砲弾型の発光範囲特性がある。PH7のバイク用ハロゲンみたいな設計が可能のはず。
上下2つづつでハイビームのみで作ってみる。
ロービームを追加する場合、上だけ2個、ハイビームより手前のやや上方に追加すればいいだろう。


現車確認したところ
ヘッドライトの後ろは全く隙間がない。配線がブレーキケーブルなどにあたって90度まがってるぐらいだ。確保できても1.5cmまで。
ヒートシンクは切り貼りしないと使えない。
レッドリボン方式でも片側しかムリだろう…二灯LED化はリボンを連結しないと無理。


01/12
入間2輪館に、レッドリボンの見本があったので触りまくって検証。
バルブを外して実物形状を克明に覚える。
ヒートパイプから徐々にリボンへ熱が伝導するのを触感で覚える。
そうやって自作するときの材料調達を脳内で設計していく。
リボンのアルミ線はだいたいt0.4mmかな。べつにアルミネットで良さそうだけど線ならどこへでも曲がるから。
DCコンバータは思ったほど熱を持たないね。


んでリード90の回路図。
でかいのでURLにて。
http://f.hatena.ne.jp/geasszero/20150115004833
http://f.hatena.ne.jp/geasszero/20150115004832


01/15
予定変更、まずは既製品を改造して装着する。


自作が面倒というのもあるけど、取り付けできなくてヤフオク安値放出のが結構あるので
産廃リサイクルってことと、DCコンバータ付きという意味でもお得なので。コスト面は圧倒的。
失敗や故障すればそれはそれで自作品へフィードバックできる。


ヒートシンク部分をぶった切ってまずはバルブが取り付けできるようにして(この時点でもう誰もやらない領域)
放熱は別系統=アルミネットとかで行う。ファンが邪魔ならファンレスにしちゃう。


どのみちレギュレートレクチファイヤと平滑用コンデンサは追加せねばならないから
既成品がパンクしたら自作品へそのまま流用。


ディマースイッチがそのまま使える。LEDは右灯のみHI専用なのでロー側は電気来なくていい
=レギュレートに2線つなぎ、そのまま2線出せば済む。
=使わない間はLEDは動作しないので熱も出さない。寿命もアップ。
やっぱLEDならCBR600RRみたいなローハイ二灯っすわ。
とうぜん左灯は交流のままハロゲンのまま。


二灯ローハイともフルLEDにする場合は
ディマースイッチも直流用を買ってレギュの後ろへつなげる。交流用ディマースイッチはカウルの中に押し込めとくかライトONOFFスイッチとする…ONになってる片側の配線(白か青)をレギュへつなげる。
ただこの場合はメーターのハイビームランプは点かないかつきっぱなし。自作で青LEDをどっかに装着する手もあるが。


2015/04/14
必須というほどではないし(ハロゲンが暗いとはいえ、都市部の幹線道なら十分だしな)
警察の取り締まりがひどくて全然乗れないし
自転車で何とかなっちゃうので
今はひとまずお蔵入り。


まじ警察は、自動車とオートバイの売上やリピーターを減らす努力ばかりしている。


政権与党に睨まれた市民に対しては、(政治抗争の現場で政治的提案を発言して目立つ、とかな)
その日の朝に私服警官を身辺に寄越してきて「貴様を罠に誘い込んで捕まえてやる」、などと「事前予告して」から、
ネズミ捕りの罠へ誘導し確実に捕まえに来るしな。もう4回ほどやられた。
普通に検挙される時と、状況、雰囲気、相手の悪意の有無とか、全然違うから判別しやすいようになっている。いわば弾圧や圧力の一環だ。
あれはもはや組織犯罪。警察が組織犯罪をやって得意げになってる顔を見せられる。
こちらも負けじと総理や与党幹部へ告げ口して逆に圧力をかけたり法改正させやりにくくしたり。現政権がダメなら次の総理に接近し説得する。こうなるともう権力闘争。


2015/08
結局、8万kmを超えた車体のあちこちが消耗し、エンジンも大幅なOHが予想される状態となり、ドナドナになってしまったため
LED化は幻と消えた…それでも乗り続けようと悪戦苦闘したが、もう数年前と違ってニコイチ車両が入手しづらくなってきてて…部品さえ調達できれば11万km余裕だったんだが。日常の足であり趣味の乗り物じゃないんで、たとえばNSRやCBRみたいに長期間置いといてゆっくり修理する余裕が無いんだよね。で経営判断的に売却…こんな状態でも売れるんすよこれが。いいアフターパーツも入れてるし。


後継車が中型なので、ゲットしてあった中華製LEDヘッドライトはそちらで装着。LED素子が、今流行のCREEレンズ型じゃなく平板型なので、明るいけど光軸が変…いずれCREEレンズ型採用の製品に交換しよう、ファン型じゃなくレッドリボン型のが良いな。
自作に使うつもりで大量購入しておいたCREE素子がデッドストックになってしまった…