先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ダメなやつは何をやっても…その場合も、そうじゃない場合もある


以下の引用記事は、若いやつが書いてるためもあり、
あまり世間を広く知らないようで、つまり場数を踏んでいないと見受ける。
経歴を調べるとやはり、絶対的な社会経験…独居で身よりなく自活してきた『歴』が見当たらない。


せめて10年、本業で3業種、アルバイトで50業種やらないで、何がわかるのか…
それも田舎も田舎の農作業から、国会周辺や大企業本社へのスーツでのスタッフとしての出入りまでである。


当然、芸能界について言及するなら、芸能人と対面するようなテレビ局や撮影現場の立ち会い、出入りも含む。アルバイトだって十分に経験可能だ。


あえて皮肉を言わせてもらおう。
『以下の自称プロブロガーに絶望的に欠けているもの』
ほんの数回、ゲスト出演したってダメさ。「働いてる現場」を見なかったら。

芸能人に絶望的に欠けているもの □■ドアブロ[vol.1176]■□


http://www.ikedahayato.com/20131126/1273248.html
日本の「芸能人」たちに絶望的に欠けているもの


先日、バラエティ番組に出演してきました(バラエティ討論番組に出てわかったこと:ギャラは3万円でした)。討論番組だったので、いわゆる「芸能人」と呼ばれる人たちの考え方を知る良い機会になりました。放送されればわかりますが、出演者のみなさまは、誰もが知っている有名人ばかりです。

「私は自分の努力でここまで来た」という傲慢

で、彼らと話してみて、これは残念だなぁ、と思ってしまったのです。

無論、すべての人がそうというわけではありませんが、やっぱり芸能人の方々は「自分は今の立場を自分の努力で勝ち取ってきた」という自覚が強いようです。言い換えれば、「ダメなヤツらは、どこかで努力が足りないんだ」という価値観が、当然のように共有されている印象があります。

建前的には「平等」が保持されているこの国では、どうしてもそういう考え方になってしまうのでしょう。芸能人にかぎらず、大企業の経営者などのエリートたちも、やっぱり似たような考え方をしているように感じます。

このブログでは何度も書いているテーマですが、そもそも「努力できる」という資質は、外部的に与えられるものです。「努力する力」を自分独りで身につけられると考えるのは間違いです(「努力できる」あなたは、とっても恵まれているんですよ)。

成功者と呼ばれる方々は、努力できるというだけで恵まれていますし、さらに「運がよかった」という点でも恵まれています。努力すれば成功するだなんて、勘違いもいいところです。努力は前提条件にすぎません。努力が成功に結びつくには、適切な戦略と、何より「運」が必要です。

ぼくも、このブログがそれなりの人に読まれているのは、「運がよかったから」だと本気で考えています。ついでにいえば、自分のことを運がよかったと考えられる人は、人間としても寛容な人が多いと痛感しています。(松下幸之助流・一発で人間性を見抜く問い:あなたは運がいいですか?)。

努力できるようになるためには、環境に恵まれる必要がある。成功するためには、運にも恵まれる必要がある。こういう大前提があるのに、エリートたちが「自分の立場は自分の努力で勝ち取った」と考えるのは傲慢極まりありません。

恵まれている人がその「恵み」を独占してしまえば、恵まれない人たちはいつまで経っても恵まれないままです。エリートたちがそのように振る舞う国は、早晩崩壊していくでしょう。

ぼくは恵まれています。色々なものに恵まれたお陰で、今はこうして楽しく生きることができています。だからこそ、最大限、その恵みを社会に還元していくつもりです。

自分を理想化するわけではありませんが、恵まれているという自覚がある人がこのように振る舞っていけば、社会の問題は解決に一歩近づくでしょう。

「芸能人」と呼ばれるエリートたちと討論をして、そんなことを考えました。日本ではセレブがちっとも社会貢献をしませんから、何とか「恵みを還元する」文化をつくっていってほしいですね。ぼくが芸能人になったら、戦略的に考えても、バシバシとチャリティ活動やるけどなぁ。




http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%80%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%83%88
イケダハヤト(1986年5月24日 - 、本名・池田勇人)は、ITジャーナリスト、ブロガー、ライター、コンサルタントソーシャルメディアマーケッター。多摩大学経営情報学部非常勤講師。


経歴

神奈川県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。2009年に半導体メーカーへ就職し、1年ほどで退社。その後ITベンチャーに転職し、ソーシャルメディア活用についてのコンサルティング事業に携わる。2011年4月、フリーランスに転身。


著作

『年収150万円で僕らは自由に生きていく』(星海社新書) 、2012年) ISBN 978-4061385283

半導体メーカーに就職って…どうせ大卒で正社員就職して、
おりからの半導体再編不況で業界お先真っ暗になり「いやだからやめちゃった」、あるいはリストラ部屋に連れ込まれて無理矢理退職だろ…
たったそれだけかよ、職歴は。


おれは大学行かなかったので93年つまりバブル崩壊直後には社会人になって自活していた。
製造(色々あるぜー家電クルマに食品に服飾その他)、物流、IT(政界案件多いからね−、大メーカー重役相手に面談受けたり)、芸能界…あとなんだっけな。製造だけで10年にはなるかな。ほとんどの業界でスカウトは受けてきたさ。軍師参謀レベルで業界を動かすなんてどの業界でもやってたからね。


たった10年ほど若いだけのやつが、浪人を含め大卒を経ただけで社会人になるまでそんなにかかるとは…2009年かよ、世に出たらもう民主党政権か。
自分で言えば97年頃=アジア通貨危機、消費税5%スタートの頃ってことか。




まぁ、一言で言ってひでえよな、これでプロを名乗れるんだから日本のIT言論というのは底が浅い。
どうしても2chだニコだライブドアだとああいう方面は
マスコミや政治権力と真っ向向き合うところもあるんで、
勢力は弱い…だから馴れ合い、群れ合い、傷のナメあい、みたいなところが業界の中には常にある。
福島第二原発構内取材で報道各社とニコニコが出向いたときも、ニコ記者の素人っぷりは突出してひどかったのが正直な感想。素人兄ちゃんが現場でスゲースゲー言ってるだけで、なんもプロの取材してなかった。



そういうイマイチな連中は、
・心に余裕がない
・成果物に輝きが乏しい、打ち止めが早い、持ちネタが少ない


すると意地になって「おれの成果はすごいんだ」と強弁する。
権力と財力を使ってまですごいんだすごいんだと強弁したりステルスマーケティングを展開し
いつまでもミクすごいニコニコすごい的なことを飽きもせず続けたがる。いつまでやってんだと、バカの一つ覚えで…


大物というのは黙って不動でいても、すでに多数の成果を抱え、これからの持ちネタも事欠かない。


 ◇


では、きちんと場数を踏んで社会経験してきたならば、どのように芸能界を読み解かないとおかしいのか。


これは、芸能界に限らず、実力がある程度モノをいう業界に共通することが多いのだけど。


まず、政界を例にとって言おうか。
ある政党の人材育成状況には、時代によっておおむね3パターンがある。
・次から次へと、安定して、大物候補が育ってくる、大物充足の時代
一発屋のように、大物が誕生して華々しくやるが、やがて退陣すると、その大物に釣り合う後釜がもうずっといない時代
・ずっと小物どもが代わりばんこでわけわかんないことばかいりやってる時代


なんかイケダ86年生まれさんは、
・大物芸能人がチャンスをやらないからチャンスが枯渇するんだ
・だから悪平等ワークシェアリングしてやるべきだ
と、芸能界に向かって言及してるんだが…おいぉぃ…


むしろ芸能界とテレビ放送は時代とともに肥大化バブルを続けてきており
今になってやっと広告収入が落ちたりして、人材も過剰気味になって、
縮小フェーズに移行してきてるけどね…チャンスが膨らみすぎたと言うことさ。


別に民主党は、ニーズも才能もないのに政権をもぎ取ったわけじゃ無いぞ…
社会ニーズもあり、日本の統治機構=権力の新陳代謝セカンドオピニオンが必要に迫られた時代でもあるから、必然的に誕生した。最初の鳩山内閣は色々とひどかったが、菅内閣を経て野田内閣になるとだいぶ安定していた。
むしろ安倍内閣を見る限り、ずいぶん大口を叩いた割には、自民公明の割には、たいしたことの無い金融経済政策パフォーマンスしか達成していないという印象だ。むしろバブルの反動が怖い=萎縮減退効果つまり反作用が大きい、という意味ではリスクが大きい。来年以降は隕石のように次々にこれが降りかかってくる…5月に大暴落したのも日銀オペのせいだし…かなりヤバイ政策やってるんだよ?しかし成果はさほどではなくなによりかなり限定的だ。兜町のうなぎ屋は儲かりまくり、兜町から徒歩で行ける神田小川町のうなぎ屋はつぶれた…笑えない実話だ、どちらも名の知れた老舗なのにね。


・前述の通りで、人材には大粒小粒、いろいろいる。
・大粒と小粒と、誰にでも悪平等でチャンスをやるバカはいない
(少なくとも芸能界には…政界も似たようなモノだ、ただし実際の政策効果と、人材評価が、一致することはまれだが…少なくとも平凡な泡沫にいきなり重責をやらすことは絶対にない)


いきなり、不向きな、度が過ぎる、ことをチャンスとして与えてしまうと
むしろ与えられた側は『つぶれてしまう』ぞ…
でも、チャンスをやると言うことに『さじ加減』するのは非常に難しい…「限定的でしかやれないならいらないよ」と現場で突き放されかねない。大物はなんとか現場をまわせるんだから。白バイが大型ばかりなのと同じこと。中型小型はいない。


ワークシェアとはそもそも、絶対的能力主義では乞食や餓死者になるしかないような弱者でも、最低限の生活保護措置として仕事を分け与えようと言うことで、悪平等でかまわない福祉政策だ
・では能力重視の芸能界で、いきなり1番手のしきり役もやったことがない、たとえ2番手でもまして3番手以降でも、そういうレベルのやつに、いきなり音頭取りや主役を任せるとどうなるか…つまり、テレビ埼玉の番組制作者にいきなり日テレの看板番組を任せると言うことに等しいが。ローカル俳優にいきなりキー局の番組に出ろという。


ジョージ・クルーニーはそういう経緯でのし上がってきたけど、
彼はやはり才能とルックスに満ちていた。


言っておくが、ルネサンスは『圧制者が君臨を極めた』からこそ実現できたのだが…
ハリウッドも全く同じ構造だが…


>成功者と呼ばれる方々は、努力できるというだけで恵まれていますし、さらに「運がよかった」という点でも恵まれています。努力すれば成功するだなんて、勘違いもいいところです。


運やツキを呼び込むのは、そいつの『かがやき』だが…
芸人なんて、一芸が輝いてなんぼだ。駆け出しは特に。
運と努力を切り分けて考えている時点でこいつは社会経験がなさ過ぎる。


>日本ではセレブがちっとも社会貢献をしませんから、何とか「恵みを還元する」文化をつくっていってほしいですね。ぼくが芸能人になったら、戦略的に考えても、バシバシとチャリティ活動やるけどなぁ。


チャリティをバシバシやってる芸能人など挙げたらきりはないが…アットワンスでも常時でも。
要はこの自称プロネット言論人は、モノを知らないだけだ。社会経験が足りない。


さぶちゃんが山本を弟子にしなかったのも、根負けして弟子にしたのも、
やはり山本に輝きがあったからだ。そういうやつは弟子にして飯を食わせてやるのが親方だ。
誰でも彼でも、さぶちゃんならカネもチャンスもどんどんくれていっぱしの芸能人にしてくれるなんて「甘い水」な門戸があったら、芸人社会は崩壊してしまう。クオリティが劇的に低下する。


第一人者にすでになってる人はもう、あれこれ心得ている。
しかし2番手以下にとどまってるやつは、まだ色々と知らないことがある。


大物は豪快に才能を発揮する…ダウンタウンも、富野由悠季もだ。
けど、たいていはこの大物に弟子としてついた連中は小物になる。
・あこがれて傘下に入る時点で小者属性
・あまりに長年、親方の下で小さく芸をしてくるので、大物としては育たない。


たけしもだが、まともに親方の下でおとなしくなどしていなかった。
ダウンタウンはむしろ親方=桂三枝を冷やかすようなコントもやっていたぐらいだ。
うつわ、枠組み…鞘に収まるような奴らじゃない…大物の卵は。
宮崎駿トミノも、その弟子達はほとんど鳴かず飛ばず。小間使いのような雑作業に追われる日々というのもあるが。


宮崎駿ジブリは、アニメーターになる人にちゃんとメシを食わすために、業界では珍しかった社員制度での雇用を採用した。
京都アニメーションも最近になって儲かってきたら、同じようなことを色々始めている。
やるこたやってますよ。吉本興業とかジャニーズ事務所いうひとくくりだって、そういうことでしょ。


そう、才能重視の世界では、「才能は生まれてくるまで待つしか無い」
しかし、才能が育つための育成環境整備はすでに済んでいる。


そこでは以下が重視される。
・大物を発見し、スカウトできる人材
・その卵をきちんと保護し、順調に育つように仕向けられる人材および体制


イケダなんとかさんは、変に左派政党にかぶれてるんじゃないだろうか。
なんかそういう偏りを感じるね。固定観念を。


>そもそも「努力できる」という資質は、外部的に与えられるものです。「努力する力」を自分独りで身につけられると考えるのは間違いです


努力できる”資質”は誰にも与えられないだろ…国語力もないなこの人。
努力できるような”環境”を、というべきだろうに…本当にプロの物書きかよ。


ここがそもそも曲解しており、
実際は前述の通り。
・運やツキ(=人の目にとまってスカウトされるなども含む)、を呼び込むのは…自分の先天的スキル次第、後天的スキルもこれを装飾する


プロ野球だって、最初はどう見ても平凡なのにやがて大化けする、なんていうのはほとんどいない。
ほとんどいないやつが出てくるのを待つだけのために、誰でもチャンスをもらえるシステムを、水道の蛇口のように用意しておくなんて、ばからしいと思うのが経営者だ。


どのみち、大器晩成ならば、それはそれでどんどん輝きを増してくる…周囲が放っておかない。
いちどスカウトすると球団側は多額のお小遣いを与える。


この筆者はやはり、社会経験が少ない=輝きがすごい逸材を数多く見てきていない。
大物のオーラに触れたこともないんだろうよ。


 ◇


…ただ本エントリーは、あまりに閉鎖的で「生え抜き天国」の
永田町と霞ヶ関を美化するものではない。


・内部関係者を登用しない土壌
よりも
・外部から民間登用をしない、したがらない、ジャマがる
ことのほうが遙かに深刻なのだ。政官界においては。


そこでは内部イジメを徹底して口封じをし、従順な下僕を作りたがる。
公務員が職場イジメを受けると40年でもずっと迫害され左遷を続けられる。こと『内部通報者』は。
つまりは秘密保護法案だ。内部イジメシステムを完成させるつもりなのだ。


これからの公務員は、処罰収監を覚悟で内部通報するしかない…亡命も視野に入れるしか。
いわば、ウィキリークスだよ。
ある意味で、ウィキリークス的陣営包囲網をアメリカ側がしく一環で、この秘密保護法をやろうとしてるとも言える…昔から警察検察裁判所はCIAの僕。


今の流れが続き、日本の統治機構=政官界は、腐敗が急速に進み、硬直化および骨粗鬆症が進行するだろう。
日本の経済と各産業もこのダメージをかぶることになる…足を引っ張られる。
結局は、損失が増えるんだよ…本末転倒だよな。




…このように、
世の中とは余りに広く


知れば知るほど、コンサルティング内容は、
事細かく、個別ケースバイケースで、案件ごとに、し直さねばならないんだよ。


なんでも一緒くたにして「こうだーー」と言っちゃうバカは
・世間知らずか
・わざとそうやって世間を煽る、言論ゴロ、政治団体や政党のゴロ=ミスリード扇動のプロ