先従隗始・温故知新

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震災・津波・原発汚染の被災者、全員帰還はムリと政府与党が断言


時間の問題だったが…
最初の数年はアリバイ作り。色々と「悟らせて」から明言する段取り通り。


ソ連ウクライナのような放射能汚染だけではないし、山間部だから。
津波で家も田畑も流され
・山々の除染なんてできっこなく
カネがかかりすぎるならまだいい方で
現実的ではなくて不可能だから…ウクライナベラルーシでも、ゾーンという除染地区以外は出入り禁止だ。そして飯舘村=矢木沢峠は、海岸からの風が非常に強い。風に乗って源流を流れてまたセシウムがやってくる。大気中のセシウム存在量=呼吸と飲食での内部被曝量も担保される。


いわゆる原発放射能安全論をメシの種にする利権勢力(主に右翼の一部と原子力商業業界)も
このカミングアウト政策への転換で、いっそう存続は困難となる。
さらに、年を追うごとに疫学・統計的に被曝疑いの患者がイイワケできないほど増えてくるから。追い打ちの材料は事欠かない。
いわば飲食業界で次々に発覚する不衛生な不手際と同じだ。発覚報道が相次ぐたびに、だんだんと代表者や広報担当の自信が揺らいで顔色が精彩を欠いてくる。


結局、政府としては電力というお仲間をつぶさないための救済措置を増やしていくしかない。動かぬ原発保有してても動かさなくてもひとまずつぶれない措置を。
とはいえ大事故当事者の東電だけは、「厳しかろう」…まだ他の電力はともかく。
ポートフォリオ…経営の多角化や市場参入…すでに各電力は積極攻勢だ。なにも他の発電手段へスイッチするにとどまっていない。


さして遠くない未来…海面は上昇していく。すでに上昇で江東区の屋形船が橋をくぐれないときもあるぐらいだ。地球は人類が熱を放出しすぎる…クルマもエアコンも火も。それに「氷河期を脱して温暖期へ」の流れが拍車をかける。人類祖先は氷河期で生き残るため知性を得た。
すべて海岸にある原発が、水没やそれ未満(海面上昇で海水取水すら出来なくなる、せっかくの津波防潮堤も有効高さが減る、など)によってどのみち存続を危ぶまれる事態がくる…

http://mainichi.jp/select/news/20131102k0000m020090000c.html
福島被災者:全員帰還断念を明言 経産相、原則転換を追認

毎日新聞 2013年11月01日 23時32分


 茂木敏充経済産業相は1日の経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)で、東日本大震災からの復興加速化について「これから住民の帰還を進めていくが、全員が帰還できるわけではない」と述べた。甘利明経済再生担当相が会議後の記者会見で明らかにした。避難した被災者の「全員帰還」を原則としていたが、閣僚がこれまでの対策の方向転換を明言した形だ。

 この日の諮問会議で民間議員が「福島第1原発の除染の問題も含め、国も入った体制の構築が必要ではないか」と問い掛けた。

 これを受け、茂木経産相は「(避難した被災者の)全員が帰還できるわけではない」と言及。また「除染問題などはすべて東電任せというわけにはいかない」とも述べたという。

 自民党東日本大震災復興加速化本部(本部長・大島理森前副総裁)が近く政府に提出する提言でも、「全員帰還」の原則を転換し移住の支援策を講じることなどを示す。


おれはアベチャソとは犬猿の仲で長らく来ているが(いわゆる、馬が合わなすぎる、左右両極端過ぎる)
イシバチャソはまず期待は裏切らない。


物事を組織だけで判断する馬鹿が大衆には多いが(ムリもないけどな、わかりやすい構図で世間大衆を操るのが国家支配だし)
じっさいに国家や国家間や国際レベルでつきあうとか、世を動かしていく立場というのは
そんな単純な構図のつきあいだけじゃないんだよな…横断や水面下がキーになるし、いわゆる一時同盟呉越同舟敵に塩もよくある。711店員がボールペンの芯を切らして書けなくなり困ってしまい、どうしても今すぐ必要ならローソンにそれがあれば買ってくると言うことだ。
いまやクルマ製造もどんどん自作パソコンみたいなモジュールAssy方式に置き換わってきている…かつてのライバル傘下だろうがつかえるモジュールメーカーとはどんどん手を組むし、使えない直参はどんどん切り捨てている。
そのうちスマホも自作の時代が来るかもしれないね…するとせっかくドル箱を取り戻したキャリアやアップルはまた苦汁をなめることになる。ただスマホにアドバンテージがあるのは、ハードよりソフトでのカスタマイズのウェイトが高いと言うこと。自作PCは組むのもOSいれるのも簡単だが、スマホを自作するといっても大半がアプリ導入によるローカライズ(ユーザー最適化)、マイニング(抽出し活用すること)になる…
パソコンのディスアドバンテージは通信キャリアと組んで寡占市場を作れないこと。イーモバなどと抱き合わせの激安パソコンも売れてるとは言いがたい。逆に言えばスマホ市場でこれが破られてしまえば自作の道が開拓される。iPhoneでアンドロイド的なことが。


結局、製品も市場も、エンクロージャにして主君的支配するか(インフレ維持型、社会主義的)、オープンにして参入と競争を促すか(デフレ促進型、資本主義的)、手法の使い分けでしかない。
以下の朝日新聞や、最近では読売も、記事一部の有料化を進めているが、エンクロージャのうまみを取り戻したい苦肉の策。ただ『付加価値の特化』がうまくいかないと不発に終わる手法。

http://www.asahi.com/articles/TKY201311020372.html
「この地域住めないと言う時期来る」 原発避難で石破氏

2013年11月3日01時33分


 自民党石破茂幹事長は2日、東京電力福島第一原発事故で避難した被災者の帰還について「『この地域は住めません、その代わりに手当てをします』といつか誰かが言わなきゃいけない時期は必ず来る」と述べ、除染基準の見直しなどで住民が帰還できない地域を明示すべきだとの考えを示した。政府は希望する避難者全員の帰還を原則としているが、石破氏の発言はこの原則を転換すべきだとの考えを示したものだ。

 札幌市での講演で語った。福島第一原発事故の被災地の避難指示区域は、年間積算放射線量の低い順に避難指示解除準備区域、居住制限区域、帰還困難区域の三つに分かれている。石破氏の発言は、年間50ミリシーベルト超の帰還困難区域(対象住民約2万5千人)を念頭に置いたものとみられるが、具体的な地域などには言及しなかった。

 石破氏は「除染基準をどうするかについては、いつかは答えを出さないと福島の復興はいつまでたっても進まない」とも語り、国が除染による長期目標として示している年間の追加被曝(ひばく)線量1ミリシーベルトについても見直しが必要だとの認識を示した。具体的な数値や地域の範囲については語らなかった。

・可能不可能の再度整理
・できないことを、さもできるかのようにウソ詐欺を行わない努力と実践