先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

八王子バイオマス・エコセンターの異臭騒ぎは、原発事故とおなじ経過

北茨城…雨樋だったらふつうにあるんだけど…5マイクロぐらいは。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111213/1323731776

マイクロシーベルトの高線量 北茨城、測定は12日

 原子力規制庁は25日、茨城県北茨城市の南中郷工業団地の路上で12日に毎時7マイクロシーベルトと高い放射線量が測定されていたことを明らかにした。25日の再測定では確認されず、規制庁は「東京電力福島第1原発事故とは無関係とみられる」としている。

 年間の被ばく線量に単純換算すると約60ミリシーベルトに相当する。一般人の年間限度は1ミリシーベルト。測定当時に工業団地内で放射線を使った検査を実施していなかったかや、測定器自体に異常がなかったか調べる。

 規制庁によると、放射線量は東北、関東地方の路上の線量マップを作成するため、放射線測定器を載せた車を使って測定した。
2013/07/25 21:34 【共同通信

右翼新聞産経は、まるで非破壊検査が行われていたかのようなミスリード記事…原発援護のためなら嘘でも書く。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130725/dst13072522050008-n1.htm
北茨城市ホットスポット? 工業団地で高放射線量 工場の非破壊検査が原因か
2013.7.25 22:03 [放射能漏れ]

 原子力規制庁は25日、茨城県北茨城市の南中郷工業団地で12日、毎時7マイクロシーベルトの高い放射線量が測定されたと発表した。日本原子力研究開発機構からの連絡で明らかになった。原子力機構によると、測定時の前後に周辺の工場で放射線を使った非破壊検査が行われており、何らかの原因でその放射線を測定した可能性があるという。

 年間の被曝線量に単純換算すると約60ミリシーベルトに相当。一般人の年間限度は1ミリシーベルト原子力機構によると、放射線量の測定は、同市が12日に車に搭載した線量計を使って実施。24日に原子力機構に分析を依頼し、25日に原子力機構から規制庁へ連絡が入ったという。

 ◇


先日夕方のTV…


NHK駿河湾の深海魚の漁師を紹介、地元の天丼定食も…「おお、いいねえ」
テレ玉日立港の海鮮丼を食べる芸人…「あすこは汚染ヤバイじゃん、こと海洋は」
陸は北茨城周辺や、東海原発の南方…ひたち海浜公園付近の汚染がものすごい。地面でも1〜10マイクロシーベルトがゴロゴロ。
海は事故原発からくる汚染と、都市部の下水から川を伝ってくる汚染で、銚子沖までかなり海底土汚染がひどい。


んでどっかの民放ニュースに変えたら…まさに事故原発。「参院選後に一転して海への漏出を認めた東電」のやつ。


海は、続いてるんだなぁ…


 ◇


・出ないと広報されていた異臭が出まくって操業停止
・再稼働ありき「従業員の生活もあるし」
農水省が建設費の半額8億円を補助金で支出

http://hachiouji.seikatsusha.me/blog/2013/04/15/3736/
地元説明会の中で事業者は、悪臭を心配した住民の質問に対して、「臭いはでません!」ときっぱり断言していました。似たような事例が少なくて不安を感じ、工事延期を求めましたが、市が「民間のやることで、手続きに不備がないから」と許可し、住民が納得しないままスタートした施設です。

操業と同時に始まった強烈な臭いにたまりかねた住民は、再三エコセンターに苦情を申し入れていますが、この8ヶ月近くずっと「改善に努めている」という返事をもらうだけでした。「脱臭装置を性能の良いものに換えた、中和する薬剤(希硫酸、オゾン、苛性ソーダ)を次々と変えて試している」というのですが、一向に改善する気配はありません。

エコセンターはもとより、許可した市にも苦情が相次ぎ、風の向きによっては町田市側からも苦情が寄せられるなどを繰り返し、市も間に入って検討を重ねた結果、「改善できるまで、生ごみの搬入を全面ストップ!」と決まりました。しかし、今施設の中に残っている生ごみは、醗酵完了までに2〜3ヶ月ほどかかるので、まだまだ臭いは続きます。


今までの日量20tは、この施設の処理能力の4分の1ですが、すでに課題が山積み状態です。生ごみの堆肥化に成功している地方自治体はいくつかありますが、おおむね小規模、生ごみの特性をよく知り、住民参加で進めているという特徴があります。都市部の大規模な施設が、うまく進めている例に行き当たりません。

わたしたちは循環型社会を望みますが、生ごみの資源化については「まず発生抑制につとめ、できるだけ小さい規模で、生態系に無理のない方法を選び、その資源化の事業に関与するすべての市民(生ごみを提供する市民や事業者)の参加による進め方で行なうこと」が大原則であると考えます

要はこれ、発酵ごみ処理に詳しくないゴミ処理事業者なんでしょ。
設備屋に売ってもらったプラントで操業してるだけ。
その開発者もTVインタビューで「こんな大規模にやると、水分がこんなに出てくるとは想定外」
想定外想定外…まんま原発事故。


青梅市にもバイオトイレ設置してる林道があるけど、やはりすこしにおうよ。


原発だけが扱いきれないならまだいいが
たかがバイオごみ処理ですらおなじ顛末…


やはり、いかな日本であっても原発はどんどん廃炉にしていかないと駄目だ。


引用記事でも言うように「よくわかってない人々が、やたら巨大なプラントにしたのが間違い」
官僚や東電上層部は、なにもわかってない、ただ原子炉を買って操業している商売人だ…
そのようなひとたちは危険な原子炉を安全だと嘘を言い続け、事故後もなりふりかまわず再稼働しようともがいている。


このバイオマスプラントは、大気開放だけど…密閉しないと駄目でしょう。
んでやたら高コストになるけどばかでかい排気ガス処理プラント、脱臭プラントを出口にするしかない。


 ◇


片手落ちだね…次世代エネの風評を悪化させたくて仕組む流れとしては。


権力周辺の悪党は、魔術的手段を行使する。やけにタイミングよくスキャンダルや事件事故災害を起こすことができる。
そういう”業界”に精通する面々からすると、あまりにバレバレの顛末である。
小渕森小泉あたりからこうした魔術悪用犯罪を追いかけてきている人は、やけに幸運続きの小泉とか記憶に新しかろう。


参院選勝利でねじれ解消のアベ自民のために仕組んだのだろうが…重ね重ね片手落ち。
八王子の件にしても次世代エネをおとしめるはずが原発事故のメタファーになってしまってる。

http://mainichi.jp/select/news/20130725k0000e040263000c.html

器物損壊:松に除草剤 太陽光パネルが日陰になるからと

毎日新聞 2013年07月25日 14時51分(最終更新 07月25日 14時56分)
太陽光パネル(手前)の近くにある枯れた松の木=福岡県福津市で25日午前10時8分、山下誠吾撮影

 福岡県福津市玄海国定公園内にある市管理の松(幹回り約50〜180センチ)7本が、同県糸島市の男性によってドリルで穴を開けられ、中に除草剤を注入されたために枯れたことが福津市への取材で分かった。市によると、男性は、隣接地で太陽光発電所を営んでおり「太陽光パネルが日陰になるのを防ぎたくてやった。保全している松とは知らなかった。反省している」と話したという。近く器物損壊容疑で警察に被害届を出す方針。

 市によると、松は同市花見の里の防風林の一部。いずれも幹に直径数センチの穴を開けた跡があった。葉のほとんどが茶色くなっている。枯れた松には松食い虫が寄生するため伐採しなければならないという。

 今月上旬、男性がドリルで穴を開けているのを近所の住民が見つけて110番していた。男性は今月中旬、市に電話し、謝罪した。

 一帯の松林は近年、松食い虫被害が深刻化。市が2010年度から3年間、年5600万円かけて再生事業に着手した。地元住民もボランティアで草刈りなどに協力し、改善しつつあった。