先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

東アジアトリオの共倒れ

韓国も中国も経済がやばくなっている…
そして両国は相互依存度を高めている…
これらが破綻したら日本経済もかなり大打撃だろう。東アジア3強だからね。


上記の理由により韓国一国だけと言うことはあり得ない。
中国がこけたことを隠せないような状況では世界中がやけどする。決済が麻痺したなかでどうやって世界一規模の生産システムを動かせばいいのか。


知恵遅れな軍国右翼気取りたちは、石原都知事が中国の挑発にまんまと乗って尖閣購入でケンカ売ったのを
英雄扱いした。中国韓国にケンカを売ることを正当化しまくった…最初だけは。


だが彼らは右翼の趣味性の都合しか頭にない知恵遅れたちだ…
現実に次第に打ちのめされた。政権を取ってから徐々に失速した民主党連立政権のように…国民新党社民党
反日デモ、巨額すぎる損失…工場やモールの設備破壊に、不買騒動…尖閣へ毎日くるようになってしまった中国の船と飛行機。


今は韓国潰れろとか中国潰れろとか大喜びでさわいでるバカ右翼…ことネット右翼
あいつらは尖閣騒ぎの時も、中国経済が潰れてもいいとか、日本企業が撤退するのはいいことだとか、バカ騒ぎをして楽しんでいた。
自分たちから中国のケンカを買って騒ぎを起こしておいて、
そいつらが自分たちのしたことはいいことだと大喜びした。
そして伊藤忠やイオンなど経団連の面々に大変に叱られて、やっとおとなしくなったのだ。


バカに世の中を支配させたり主導させてはならない。バカは得てして極めて「合成の誤謬」…部署の閉じた都合だけで突っ走る無知蒙昧である。


右翼左翼という保守革新発想は、もっと野蛮に戦争軍隊が主導権だったむかしむかしの時代に
せめて議会での論争にしようという、クレバーな発想で産まれた。
しかしいまやその保守革新が、こんどは野蛮でジャマになった…かれらは産業とか地域生活実態には疎すぎる…今でも冷戦時代のケンカだけで世の中を動かすことしかできない。


バカは、むかーし日本が閉じていた時代のことしか頭にない。戦争しか問題解決の手段がなかったそういう時代のことしか。
しかしいまはグローバル経済国際社会の連動性を常に視野に入れてないと失敗する。たとえ国際視野でも軍事にしか視野がないとか言う意固地や趣味性では無意味だ。
いまや膨大無数にある世の中の各要素を、すこしでも多く知っており、すべてを最大公約数で決済してやれる…それこそ天才肌が集わないと無理だ。
ケンカしかできないとか、商売しかできないとか…それが利権闘争的にけんか腰でつっかかるだけならば「お帰りください」


 ◇


右翼保守政党…すくなくとも自民公明は、イメージ作戦である。
身ぎれいにして、礼儀正しく、たとえやってることが巨悪でも、そう勘づかせないベテラン詐欺師と同じことをやっている。まんまとダマして集票している。悪法をガマンさせている。


左派政党は違う。自分たちのわがままを通すことも自由であり、庶民冥利の政策や自由をおし進めることはいいことだと。
結果、着飾らないし、けっこうわがままだったり、決断ができなかったり、グダグダしたり…


結果、左派はヒールにされやすい。


極道だって最近はそんなもんだ。散々挑発して、まんまとつっかかってきた一般人を
「こいつはとんでもない悪党だ、おれはなんにもしてないのに、つっかかってきやがった、ただの善良な地域住民のおれによう」
と、一人ではなく、あらかじめ用意していた相方と一緒になって三文芝居で騒ぐ。そうだそうだとんでもないやつだな、などと相づちさせる。


左派が不器用であり続ける限り、下層でヒールのままだ。
というか、いつまで世間を右対左のままで動かそうとするのか…時代に合わぬ。


 ◇


世界中で軍事サービスを展開する、基軸通貨国のアメリカやイギリスじゃあるまいし…
趣味だけで、必要も無い軍隊を増強するな。その予算はタミヤにでも寄付しておけ。

http://www.j-cast.com/2013/07/25180176.html
安倍政権が自衛隊に、いわゆる「海兵隊」機能を持たせようとしている


…つくづく前時代の政治家しかいない。
各国が横並びでどの国も同じことをやる時代の…軍隊もって世界市場狙って…


いまはグローバル…国際分業の時代だ。国や地域ごとにおのずと役割は変わってくる…
日本の役割において、なぜ海兵隊だの自衛軍だのと言うことになるのか…
時代錯誤、そしてルサンチマンである。
日本という弱者が、大戦で敗戦してその国際体制は現代まで続いてるのに…
やろう鬼畜米英め、いまに軍備増強して反転攻勢してやる、というのが根底にある…米軍と共同で〜なんてのはリップサービスで、大半の職業的右翼はそう思ってない。
米軍でまかなえるところは任せたらいい、あちらは世界一の軍事サービスだ。あれを追い出していきがったフィリピンはあっというまに中国に島一つ略奪された。
韓国も軍備充実で現地米軍を撤退させたが、あちらは親中でもある。
日本がいくら武装強化しても比軍に毛の生えた程度…米国だって軍備で独立性を高める日本という方向性を好ましく思っていない。


現実を見ないルサンチマンのロマンチストに国家一つゆだねると、どんどん大変な事態になっていくぞ…


 ◇


遠い海外のメディアやネチズンは、日本人にはない発想を披露してくれる…


以下は鋭い。…ということはなおのこと、今の時期尚早のうちにあえて堂々と軍国化だとか軍備増強だとかやってしまうと、「アメリカよおまえはもう弱い」と言ってるのとおなじだったり「日本はまた意固地に独自軍備でやっていく」と宣言してるように勘ぐられたりで
国際的に立場を悪くする要素の方が濃かろう…あくまでいまは軍国保守派の悲願=夢・趣味性で動いてる動きに過ぎない。


軍を強くできるような民族は、攻められてからでもとっとと軍制を強化できる。柔軟である。兵器と軍隊だけならベトナム戦争アメリカの早期圧勝だったはず…
原発事故という「戦争開戦時のような非常事態の、ミニチュア版」でさえあの狼狽ぶり、非常時が大の苦手と世界に知らしめたあの一件でもう、いくら前準備的に軍を強化したところで、大して役には立たなかろうというのは青年でも理解できよう…
いくらゴルフの道具だけいいやつをそろえたって…ブラジルは少年サッカー選抜選手はもうプロだし、日本よりはるかに劣る栄養面や治療面だけどはるかに強い。
見た目というハードだけそろえて、人間という内面つまりソフトがそろわない…日本の庶民も上層も常にそう。

http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51830289.html
・俺の考えではこの流れはアメリカが弱体化してる事実を物語ってる気がしてならない。
日本の憲法改正への流れもアメリカの弱体化を悟った上での安全上の予防措置のような気がする。




・日本はアメリカが本当に日本を守ってくれるのかと疑心暗鬼になってるんだと思うわ。




・日本は今まではいざとなったらアメリカの軍事的支援に依存すればいいと考えてたんだろうけど、中国共産党などによる度重なる圧力により考え方を変えたんだろうな。




・あのさ?そもそも日本の自衛隊が何で出来たか知ってる?
そもそもは朝鮮戦争がきっかけなんだよ、あの戦争の時に日本がアメリカを支援出来るようにする為に、アメリカ政府が日本に要請したことで自衛隊が発足した。
それとアメリカは日本を守る為に日本に軍隊を置いてるってのも少し違う、正しくはあれはアメリカの世界戦略の一つであり地域戦略なんだよ。
その為にアメリカ軍は日本に居てさらにそのコストは日本が請け負っているんだ。




・でも日本に何かあればアメリカが日本を守るというのは嘘じゃないよ。
あと日本は一つ間違えれば、かつての世界大戦時のように急速に軍事力を拡大させ暴走してしまう可能性も考えられる。実はこれが一番恐いことなんだよ。


 ◇


野村HDにしか、利益が行かないのがアベノミクス、金融依存経済政策。


機関投資家しか儲からない…個人はどこかの機関投資家のシステム経由となる…パチンコ屋に行かないとパチンコはできない。


これは、金融だけで食べていくしかない小国シンガポールなどでは有効だが、そうではない人口大国の日本が基幹産業バランスを変更してまで最優遇で行うべきかには疑問符が残る…端的には、政権が変わったらその次期総理がバランスを見直してもいい要素である。そもそも日本はサービス業と工業の比重が大きな国だ。


きょうは週末金曜なのに、日経平均は前日比で400円超マイナスの大引けだった…
ふつうは機関投資家らが日本経済好調を演出するために意地でも仕手でも上げて終値にするのだが…それだけ「材料出尽くし」なのだろう…参院選後だというのに。

http://mainichi.jp/select/news/20130727k0000m020018000c.html
野村HD:アベノミクス効果…最終利益35倍


毎日新聞 2013年07月26日 18時37分(最終更新 07月26日 18時55分)


 野村ホールディングス(HD)が26日発表した2013年4〜6月期連結決算は、最終(当期)利益が前年同期比約35倍の658億円だった。株式市場の好転を追い風に、株式や投資信託などの手数料収入が大幅に伸びたことが業績を引っ張った。

 売上高に当たる純営業収益は16.8%増の4313億円だった。個人投資家を対象にした営業部門の収益は約2倍の1663億円に拡大し、四半期ごとの決算開示を始めた02年3月期以降で過去最高だった。

 法人や機関投資家向け部門の収益も、日本での投資銀行業務や株式売買などが堅調で59.7%増の1946億円だった。(共同)

 ◇


べたべたと仲良くすることと
ケンカを避けることとは違う。


せめてもの努力の姿勢ぐらいは見せることが望ましかろう。


かつて市場とは、国同士の戦争で奪い奪われるもの。
いまは経済市場だけである。
かつて、を夢や趣味にするあまり、かつて、のように領土市場を軍事で奪うとか護るとか、そっちへ傾倒するのはなんともルサンチマンおよびノスタルジー。「いやでも経済最優先」の態度をしないといけない側面が各国首脳部にはある。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130726/k10013320171000.html
首相 中韓に首脳会談呼びかけ
7月26日 17時53分


東南アジアを歴訪している安倍総理大臣は26日、シンガポール
で講演し、「アジアを導くものは力による威圧ではない」などと述べ、海洋進出を強める中国をけん制する一方、中国や韓国に対し首脳会談の実現を呼びかけました。

東南アジア3か国を歴訪している安倍総理大臣は、2番目の訪問国となるシンガポールで、現地の政財界の関係者らおよそ1000人を前に講演しました。
この中で安倍総理大臣は、「ASEAN東南アジア諸国連合と日本が経済関係を超え、地域の安全保障とりわけ航海の自由に責任をもつ間柄になったことを喜びたい。アジアを導くものは、昔も今もこれからも力による威圧ではない」と述べ、海洋進出を強める中国をけん制しました。
その一方で、安倍総理大臣は中国や韓国との関係について、「日本にとって重要な隣国である中国の首脳と親しく話し合える日を期待している。また、日本と韓国はともにアメリカの同盟国であり、地域の安全保障の土台をなす間柄だ。首脳や外相どうし胸襟を開いて話し合えればいいと念じている」と述べ、首脳会談の実現を呼びかけました。
また、安倍総理大臣は、参議院選挙で自民党が大勝したことについて「選挙を経て、少なくとも政治の安定を勝ち取ることができた。日本には変革の意志と力が戻ってきた。いまや有名となった『回転ドア』政治は消えてなくなった」と述べました。
そのうえで、「秋以降、私たちの政治課題は1にも2にも改革の実行だ。日本経済を本当に強くし、実質所得を増やすことだ。合わせて持続可能な道筋に財政をのせることだ」と述べ、経済の再生に向けて、秋の臨時国会で規制改革や事業の再編を進めるための法律の成立を目指す考えを強調しました。

はてさて今回はどうなるか…
前回訪朝の成果ゼロは、当ブログが予見したとおりになった。
まあ中国はまた事情が違うけれど。

http://gendai.net/articles/view/syakai/143690
 小泉首相の元秘書で内閣官房参与飯島勲氏が28日、地元(長野県辰野町)の講演会で、5月の単独訪朝についてペラペラとしゃべった。
北朝鮮の外交手段をぶっ壊しに行きたかった。官房長官に行かせて欲しい、と。国民を大騒ぎさせたとなった場合、内閣存亡の危機になるから、即日即刻、参与を首にしてもらう条件だった」

 訪朝の直後は、「話さないし取材も受けない」と啖呵(たんか)を切っていた。それと同じ人と思えない。この日は、参院選前の13日から16日まで北京に滞在し、中国側関係者と面会したことも披露。「そう遠くない時期に日中首脳会談ができる」との見通しまで明かした。

「訪朝から2カ月以上たつのに、拉致問題は進展の兆しがない。このままでは行ったことさえ忘れられる。それで少しずつ話し始めたのでしょう。元来、目立ちたがり屋ですから。でも、公の場で話せるということは成果がなかったということ。お土産を持ち帰ったとすれば、さわりや舞台裏も話せないはず。それでも“オレは仕事をしている”とアピールし、大物ぶりたい。それが地元での自慢話講演になったのでしょう」(自民党関係者)

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「安倍首相が飯島氏を参与にしたのは小泉政権時代のように霞が関とウラで握るためでしょう。もともと外交は得意じゃないし、官邸と外務省が外交で主導権争いをすると政権はドタバタします。二元外交がうまくいったためしはありません」

 飯島氏は小泉引退後は秘書を辞め、駒沢女子大で客員教授、松本歯科大で特任教授となった。もちろん、それで終わりになる気はなく、雑誌で連載を持つなど、生々しかった。その延長線上の内閣府参与の就任、訪朝、訪中なのだが、功名心を持ってウロチョロすれば、相手にツケ込まれるだけだ。