先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ついに事故原発付近の地下水へ放射能汚染が及び、かつ港湾の海水からも汚染検出…


かなりアウト…


だから結局、プラントで処理された微量汚染の濾過水を海へ放出しても同じことではある…


旧来の日本のように、絶対に駄目だ駄目だの住民たちの要求を丸呑みしていたら、
原発事故ほどの100年単位の廃炉処理は、進まないぞ…まだ2年なのに…


汚染水処理後の濾過水を海へ放出させることに了承をもらうのは、
汚染そのものを軽く見せたり、ないかのように振る舞ってきた政府サイドとは矛盾するから
結局は、「つらい現実を受け入れる」方向性へ政府サイドも折れるしか無い…


おいしいとこ、かっこいいとこだけ、スポットライトを照射して福島の復興うんぬんをほざいても
つらい現実である事故原発廃炉処理作業から逃げ回っていたら、
いずれそのツケに悩まされる…放っておいた持病が悪化して取り返しがつかなくなるように。
そんなめちゃくちゃをやった官僚や幹部政治家が任期後に逃げてとぼけてしまう旧来のやり方でも無理だ…放射能の広域汚染や事故原発現場はそんな甘くは無い。足尾銅山水俣病とは違うんだ。


日本人たちは、昔のままサルのままでいるのか、ハイテク社会富裕社会なりにちゃんと立派に立ち居振る舞いするようになるのか…
天上から試されている。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130624/t10015548921000.html

海水でもトリチウム濃度が上昇
6月24日 21時13分


福島第一原子力発電所で、海に近い観測用の井戸の地下水から放射性物質トリチウムなどが高い濃度で検出された問題で、原発の専用港で採取した海水でもトリチウムの濃度が上昇していることが分かりました。
トリチウムの濃度は、同じような時期に上昇していることから、東京電力は、地下水が海に流れ出た可能性も否定できないとみて調べています。

福島第一原発では、2号機の海側にある観測用の井戸で採取した地下水から、先月下旬から今月にかけて、放射性物質トリチウムストロンチウムが、国の海への排出基準を上回る高い濃度で検出されたことが今月19日に明らかになりました。
東京電力で海のトリチウムの濃度を調べたところ、原発の専用港にある取水口の北側で、ことし4月までの1年ほどは1リットル当たり100ベクレル程度で推移していたのが、今月21日に採取した分で1リットルあたり1100ベクレルと、10倍ほどに上昇していました。
これは海への排出基準値の50分の1以下ですが、地下水と同じような時期に上昇していることから、東京電力は地下水が海に流れ出た可能性も否定できないとみて調べるとともに、海側の護岸の地盤を薬剤で固めるなど、井戸の水が海に漏れ出すのを防ぐことにしています。
東京電力は「濃度が上昇した原因は分かっていない。海で行っている調査やこれから行う地下水の調査のデータを詳しく分析し、判断したい」と話しています。




ハッピー ‏@Happy11311 6月21日

1Fの淡水化装置の水漏れは、オイラがいた頃もよくあったんだよね。漏れた箇所にもよるけど、相当ベータ線量高いと思うよ。普通で300〜500mSv/h位で、高い場所だと1〜2Sv/hあるんだ。装置の、どの場所からどのように漏れたのか気になるでし。

海にまで出てしまった放射性物質では、希釈されすぎたり広範囲すぎたりで、ますますわからないことだらけになるだろう…

http://twitter.com/tsokdba/
4月の110Bq/Lからすると6/21のデータは1100Bq/Lで10倍。専門家の検討会の意見に従っても、ここまで上昇すると意味のある上昇ととらえることができる、ということですね。


「港湾内の海水でトリチウムが上昇!汚染水が地下水を通じて海に出ている決定的証拠になるか?」 でブログを更新しました。こちらをご参照ください。http://t.co/00WGfSfbTt

今回問題になっているデータは、港湾内の海水のトリチウムのデータです。つまり、もし今回の上昇が地下水から海水にトリチウムが出てきたとすると、これまで東京電力が(確証的なデータがないために)否定してきた、2012年以降は新たな汚染水の海洋流出はない、という話がひっくり返ってしまう可能性があるのです。

「「原発汚染水 専用港に流出し続けていた可能性」のNHK報道に関連した話」でもちょっと中途半端でしたがご紹介したように、汚染水が少しずつ海に出続けているのではないか、という説は根強くあるのです。しかしながら、誰もが認めるような決定的な証拠が提示されないために東京電力のノラリクラリとした説明を論破できていないだけというのが現状なのです。

福島第一原発の専用港はフェンスで密閉されて魚類は外へ出られなくしてあるが
魚が死ねば腐ってバラバラになって外海へ出てしまう。死骸を摂取したプランクトンなども簡単に出て行ける。


付近漁民も、田舎民なりに、このつらい現実をきちんと学び、知識武装し、現実と向き合うべきだ。
すでにほかの地方で農漁業を再スタートしている人々も散見される。


政府が定めた基準値以下の福島の野菜ですコメです肉ですと言って
まるで政府の手下みたいに売り歩いても…それ何か違うんじゃないか?(いなげやにやたら多いんですが…)
ぜんぶエンジンオイルで汚れてる野菜ですが、基準値以下の汚れなんで食べてくださいでないと農家が困りますって言われてるようで、言われる方もつらい…よその土地でやり直してはくれないか?
浅間山の火山灰で汚れた群馬野菜の時は、外側だけの汚れなのでIYなどメガサプライに打診して大安売りしてもらったけど、放射性物質はそんな甘くないし…



  ◇


再稼働騒ぎだって、銀行への手前、するしか無いという感じだからな…


北海道ブランドが福島肉野菜コメとおなじバッチい扱い・イメージになってしまったら、日本の食の格付けは内外ともに大きく低下するだろう。
地産メインの一大産地と違い、北海道は全国、世界へも供給している。
福島原発は東岸だったから汚染の半分は海が引き受けた…北海道の泊り原発は西岸だ…ぜんぶ東へ流れて北海道農畜産は汚染により壊滅する…地区により汚染が軽くてもベクレルは上がるし出荷はできないし…
福島でそれに絶望し自殺した農家の数倍は覚悟すべきで、損害額も数倍で…ただでさえ職や収入が不利な北海道は…
警戒区域になったらヒグマや鹿の繁殖地になり、ますます出入りも管理も困難になるだろうか…福島の場合は県東に熊はほとんどいない…


というか福島原発と同じような事故になる補償も全然無い…スリーマイル程度にもっと軽微の場合もあれば、絶望的に原子炉が割れて大気とつながってしまう場合もある…この場合は北海道や青森は住めない土地がいくつも出てくるし、住めると言っても大半の地区が高汚染で実質住めなくて人が出て行けば共倒れだ…無人地方となろう。なによりロシアであるサハリン地区も大騒ぎになって外交問題、補償問題に発展…
せいぜい今のうちに、よくよく予測することである。

http://mainichi.jp/select/news/20130625k0000m040124000c.html

北電:福島から避難の男性「原発撤退」提案へ 26日総会


毎日新聞 2013年06月25日 02時30分(最終更新 06月25日 06時51分)
脱原発のデモに参加する渡辺恭一さん=札幌市中央区で2013年6月2日午後0時40分、遠藤修平撮影


 北海道電力株主総会が開かれる26日、市民団体「脱原発をめざす北電株主の会」(52人)が、「原発からの撤退」を株主提案する。会の代表は、東京電力福島第1原発事故で、福島県から家族とともに北海道に避難してきた渡辺恭一さん(46)。「次の世代のために、北海道で原発事故を起こしてはならない」との思いを込める。【遠藤修平】

 渡辺さん一家が住んでいた福島市蓬莱町は福島第1原発から約60キロ。国からの避難指示はなかったが、被ばくの不安から2011年6月、妻と子供3人とともに札幌市に移住した。

 札幌でウェブデザインの仕事を再開し、原発事故前の生活が戻ってきたように感じた。しかし、長男刀麻(とうま)さん(15)は福島の友人との関係で悩みを抱えるようになった。電話で友人たちと連絡を取ると最初は喜んでいたものの、次第にふさぎ込むようになった。

 「電話で話そうと呼び掛けても応えてくれない」。渡辺さんの問いかけに刀麻さんはそう打ち明けた。被ばくの影響についての考え方を巡り、わだかまりができてしまったのだという。幼いころから兄弟同然に育った子供たちだ。「原発事故のせいで彼らの絆が分断されてしまった」と渡辺さんは嘆く。

 札幌は北電泊原発から約70キロ。蓬莱町と福島第1原発の距離に近い。「泊原発で事故が起きれば、札幌でも同じような絆の分断が生まれてしまうのではないか」。12年4月、脱原発運動を担う人たちと「株主の会」を設立し、会長を引き受けた。

 基準の3万株を超える約3万5000株が集まり、初の株主提案にこぎつけた。原子力発電を行わないことと、所有する原発を国に譲渡することを定款に盛り込むよう求める。

 北電の取締役会は提案に反対しており、株式の多数を金融機関などが保有しているため否決される公算が大きい。

 だが、渡辺さんは「福島の放射線問題を解決したいという気持ちの分、札幌で脱原発の声を上げていく」と訴え続けるつもりだ。



http://mainichi.jp/select/news/20130625k0000m040095000c.html
原発事故:愛知に避難の29人、東電など提訴 東海3県初


毎日新聞 2013年06月24日 21時32分(最終更新 06月24日 22時49分)
東京電力や国を相手取り損害賠償訴訟を起こした、福島県からの避難者=名古屋市中区で2013年6月24日午後1時58分、稲垣衆史撮影

 東京電力福島第1原発事故で福島県から愛知県に避難した8世帯29人が24日、平穏な暮らしを奪われ精神的苦痛を受けたとして、東電や国を相手取り計3億1900万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。弁護団によると、東海3県での集団提訴は初めて。

 原告は福島県浪江町南相馬市などに住み、自宅が警戒区域に指定されたり、自主避難したりした1〜72歳。

 訴状によると、東電は2008年に地震による津波の影響で原発の電源が喪失し、事故が発生するリスクを予見していたが、対策を怠った。国は原発の設置を許可し、安全確保策を取らなかった。事故後の避難指示も不十分で、放射性物質の拡散予測の情報を隠すなど「被害を拡大させた」と指摘した。

 被災者と東電の紛争解決のため、公的仲介機関「原子力損害賠償紛争解決センター」が設けられているが、弁護団は「対応は不誠実で十分な賠償は難しい」と提訴理由を説明した。東海3県に住む避難者の2次提訴も検討中で、原告はさらに増える見通し。3県によると、福島からの避難者は、愛知776人▽三重220人▽岐阜215人。

 原発事故での避難者による集団訴訟は東京、福島、北海道などの各地裁で起こされ、約1700人が参加している。【稲垣衆史】

 東電広報部の話 原発事故により多くの皆様に大変なご迷惑と心配をおかけしていることを改めておわびします。提訴については訴状を受けとっておらず回答を差し控えます。

再稼働ーばっかりで肝心な民のことは置き去りにして逃げ腰…
事故後からずっと改まらない。無反省な商売人と政治家役人ヤクザがまた反省を活かせず事故を起こすのは想像に難くない。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013062202100007.html

何も進まぬ1年 政府に怒り 方針出して


2013年6月22日

院内集会で記者会見する原発事故被災者ら=21日午後、東京・永田町の参議院議員会館で(北村彰撮影)
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 東京電力福島第一原発事故の被災者を救うはずの「子ども・被災者支援法」が無力のまま、二十一日で成立してちょうど一年を迎えた。超党派の議員提出で、衆院参院とも全会一致で可決したのに、政府は具体化のための基本方針さえ作らない。今月には復興庁担当者のツイッターでの暴言も明らかになった。同日、東京・永田町の参院議員会館に集まった被災者や支援者は、怒りと落胆の声を上げた。 (柏崎智子)

 「成立した日は、革命が起きたかと思うほどうれしかった。これで私たちの生活が少しでも楽になる、苦しみがなくなると期待したが、変わらなかった」。福島県郡山市から札幌市へ自主避難している宍戸慈(ちか)さんは振り返った。

 災害救助法の住宅支援があるだけで、生活は苦しい。その支援さえ、来年三月には打ち切られるかもしれない。

 福島市から東京都練馬区へ母子避難している二瓶和子さんは、二人の子どもを別々の保育所へ預け、高い保育料を払いながら日中働き、夜も子どもたちが寝静まると内職する。支援法に期待し、国会議員や担当職員のいる集会で発言してきた。「何が大変ですかと聞かれ続けたが、大変さは改善しなかった」

 浴びた放射線が将来どう影響するのか、未知の部分が多い。だからこそ、子ども・被災者支援法は、被災地にとどまることも、避難することも、避難先から再び帰ることも、すべて被災者自身の決定を尊重し、必要な支援をすると決めた。特に、経済的な苦しさの上、古里を捨てるような後ろめたさを抱えがちな自主避難者に希望を与えたが、一年かけて落胆に変わった。

 宍戸さんは「もう期待していない、という声を聞く。とても気持ちは分かる。事故から二年たつ間に被災者の状況はどんどん変わる」と話す。

 この日の集会には復興庁の担当者も出席したが、基本方針の決め方の見通しが語られることはなかった。

 それでも「前に進むしかないと思っている」。郡山市から静岡県掛川市自主避難した長谷川克己さん(46)は、声を絞り出すように話した。身ごもった妻や子どもを守るために、仕事も地域の役員もやめて避難した。「被災当事者を交え、基本方針を協議する場を、定例でつくってほしい。今更だが、話を進めてほしい。それが私たちの希望であり、復興庁の誠意だ」

置き去り…

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013061302100012.html

双葉町役場17日先行移転 「避難所閉鎖」募る不安

2013年6月13日

役場移転を目前に控え、避難所閉鎖について町の説明を聞く福島県双葉町民たち=埼玉県加須市
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 全国で唯一残る避難所が揺れている。東京電力福島第一原発事故で埼玉県加須市の旧騎西高校に役場機能を置く福島県双葉町は、十七日に福島県いわき市内に機能を移す。町は役場移転に伴い、同校に設けた避難所をいずれ閉鎖する方針だ。支え合って暮らしてきた高齢者たちは不安そうだ。「仮設住宅では孤立してしまう」 (石井宏昌、写真も)

 「町民の(新たな居住先の)ニーズは千差万別。役場の移転後も足を運び、一人一人の事情に合わせて対応したい」

 十一日夜、旧騎西高校で開かれた町と町民との「意見交換会」。避難所閉鎖後の受け入れ先などを説明した伊沢史朗町長は終了後、町民の転居先についての考えを示した。

 町長は三月の選挙で初当選後、町議会で避難所閉鎖に言及。十分なプライバシーなどが確保できない学校は「長期間生活する場所ではない」との考えで、福島県内の仮設住宅や借り上げ住宅への入居を呼び掛けている。

 双葉町民は原発事故直後の二〇一一年三月末、役場機能ごと旧騎西高校に避難した。同校で暮らす町民は当初は千四百人以上いたが、今は百十四人(今月十日現在)に。平均年齢は六十八歳を超え、四分の一の人は支援や介護が必要という。

 「たとえ生活は不便でも、助け合って暮らしている。仮設や借り上げ住宅に移れば、高齢者は孤立してしまうのでは」。同校で暮らす渡部三重子さん(65)は、避難所に残る町民たちの不安を代弁するように話す。渡部さんは母(93)と夫(70)、義母(92)の家族四人で同校に避難し、病気の母の介護を続ける。

 こんな出来事があった。糖尿病の女性がトイレで突然倒れ、町民が見つけて大事に至らなかった。「一人暮らしだったらどうなっていたか」と渡部さん。

 町は先月中旬、避難所閉鎖に向けた町民の意識調査を行った。百十三人が回答し、閉鎖後の居住先について「予定がない」が76・1%を占めた。希望する居住地(重複回答あり)は「埼玉県」が最多の49・5%で、「福島県」の35・7%を大きく上回った。

 「埼玉での暮らしに慣れた」「福島より放射線が少ない地域にいたい」。長引く避難生活で、こうした声も出ているが、福島県外の借り上げ住宅の新規受け付けは既に打ち切り。先月、埼玉県内で災害復興住宅の建設を求める要望書が町民約三百人の署名とともに町に提出されたが、町長は「災害復興住宅の建設は県の判断。福島県知事に要望があることは伝えた」とした。

 役場がいわき市に移った後も当面、加須市内に役場支所が置かれ職員十人と臨時職員が常駐する予定。ただ避難所はいつ閉鎖されるか分からない。渡部さんは「私たちが希望する場所で、寄り添いながら暮らす方策があれば」と願っている。


関西人的な開き直りかた…
関西人が好きそうな派手な原発花火がいずれ打ち上がらないことは祈りたいが…敦賀周辺の原発は大阪京都100km円付近だ…名古屋も静岡も案外に近い。

http://www.asahi.com/national/update/0624/TKY201306240438.html
原発の使用済み燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が27日にも、フランスから関西電力高浜原発福井県)に運び込まれる。搬入は東京電力福島第一原発事故後初めて。関電は7月上旬にも、MOX燃料を使ったプルサーマル発電の再開を前提に、高浜3、4号機の再稼働を国に申請する。

 搬入されるMOX燃料は、関電の原発から出た使用済み核燃料を元に仏加工工場へ製造を依頼。MOX燃料にした燃料集合体20体分のうち、今回何体運び込むのかについて関電は明らかにしていない。