先従隗始・温故知新

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風化する、原発被災民の意識…即物的な方向に

飯舘村民↓
JN7TRM ‏@JN7TRM 13時間

今日の東京オリンピックの誘致の記者会見にはむかついた・・・福島から350㎞もはなれているから大丈夫だなんて・・・海外では350㎞じゃ隣町だぞ
2013年9月5日 - 8:03


http://www.j-cast.com/2013/09/09183402.html
五輪招致、「東京が安全ならいいのか」【福島・いわき発】
2013/9/ 9 19:07
中心と周縁の関係はマスメディアにも内在する。マスメディアの本社がどこにあるかでニュースの価値が決まる。事故を起こした福島第一原発に近いいわき市(地域紙・コミュニティ放送)、福島・郡山市(県紙・ローカル放送)と、東京(全国紙・全国ネット放送)とでは危機感が違う。

全国紙であれ、全国ネットのテレビ局であれ、本質的には東京のローカル紙(局)だ。東日本大震災の初期報道がたちまち福島第一原発事故の報道に切りかわったのは、「東京にも影響が及ぶのではないか」と東京のメディアが恐れたからだと、私には映る。

2020年夏の東京五輪開催をめざす東京招致委員会の竹田恒和理事長(日本オリンピック委員会長)が、福島第一原発から海洋に汚染水が流出している問題で、IOC国際オリンピック委員会)の委員に対して「東京は全く影響を受けていない」「全く普段通りで安全だ」といった内容の手紙を出したという。ブエノスアイレス共同電で、県紙で読んだ。

私は慢性の不整脈をかかえているので、カッとなるな、興奮するなと常に自分に言い聞かせている。が、これにはカチンときた。メディアだけではない、東京に住む政治・行政・その他組織のトップの本音が透けて見えるではないか。周縁を犠牲にしてなにが東京の安全だろう、なにが五輪招致だろう。

(タカじい)

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38625
2011年に福島県南相馬市から脱出した「原発難民」を再訪する報告の4人目を書く。木幡竜一さん(49)は、私が震災直後に南相馬市に入って最初に取材した1人だ(「どこへ行っても、結局地元とは違うんだよ」〜「原発難民」になった人たち(その1))。

 山形県米沢市に避難した木幡さんは、物資輸送が絶えて孤立した故郷に食糧や水など支援物資をトラックに積んで運んでいた。私と会ったのも、そうして南相馬市に戻っていた時だった。その話を聞いて、私は国の政策の不条理さに心を痛めた。経営している土木建築会社の事務所と車両・資材置き場が、ちょうど原発から20キロラインの内側にぎりぎりで入ってしまったのだ。官僚が地図の上に引いた線のせいで、自分の会社に入れなくなり、生活の手段も断たれた。その政策の愚かさがずっと忘れられなかった。私は米沢市の小さなビジネスホテルの一室で避難生活を送る木幡さんを訪ねたり、その動向を取材してきた。最初は「山形に移住したい」と言っていた木幡さんも、次第に疲れを見せ始めた。私は東京に戻ってもメールや携帯電話で連絡を取り続けた。小学生の娘さんが学校にうまくなじめなかったことをぽつりぽつりと私に話してくれるようになった。


──まだ線量はけっこう高いですね。気になりませんか。麻痺してしまうものですか。

 「麻痺も何も、もうどうしようもないよねえ。心配しても仕方ないです。なるようにしかならないです」

──そんなものでしょうか。

 「結局、戻ってくればみんな自然と忘れるんだよね。そりゃ(原発事故も)風化するよね」

 線量計を持って重機のガレージに行った。雨樋の排水口にホットスポットができているという。

 軒下の地面に線量計を置くと、するすると数字が上がった。毎時6マイクロSv。私の線量計は「危険」のサインで真っ赤になった。

 「うわあ」。思わず声が出た。

 「(封鎖)解除直後は15とか16あったからねえ。これでも下がった方ですよ」

 木幡さんは自分に言い聞かせるように言った。

 「(線量計)持っていても我々はもう測らないよ。もう風化してんのさ。こだわってもしょうがないよね」

 「ここを(故郷・会社)を捨てるわけにはいかんでしょう。元々ここにいるんだし」

 私は顔を上げて木幡さんの顔を見た。かつて避難先で会ったときは「米沢は人の情けが厚い。向こうで一からやり直そうと思う」と真剣に言っていたことを覚えているからだ。

 木幡さんの考えは反転していた。一体、何があったのですか。私は問うた。

 木幡さんの口調は重くなった。


 2012年4月、封鎖が解除された日に事務所に戻った。まるで廃墟のようだった。舗装の割れ目から生えた雑草が高さ1メートルほどに伸びていた。室内はネズミのフンだらけ。ガレージのトラックには、鳥が巣をかけていた。エンジンをかけてみたが、全部バッテリーがあがっていた。鋼鉄の資材は錆びて粉を吹いていた。とても使い物にならない。直していいのか、将来補償を受け取るために保存しておくのがいいのかも分からない。東電に聞いても、そういう細かい話になると要領を得ないのだ。

 今までに受け取ったのは、東京電力からの補償金仮払い50万円だけである。

 「原発事故の補償といっても、本当に最小限しかないんだ。『不満なら裁判でもやってくれ』と言いたいんだろうね」


 「そりゃ地元の地方ニュースではいろいろ報道するよ。でも全国ニュースではやらないじゃないか。やっても、内容は決まってるしね。しかも、どこも似たような内容ばかりだ。だから『国とマスコミは結託してんのか?』と疑う」

 私は返す言葉がなかった。「国とマスコミが結託している」かどうかは別として、新聞テレビの怠業や、世論の忘却は、私自身が苛立っている事実だからだ。

 「日本ってそういう国なんだと思った」

 木幡さんがそう言うのを聞いて、ぎょっとした。


 「日本人ってまとまらないでしょ? 『おかしい』と思っても、同じ考えで一緒にまとまろうとしないよね。そういう人種なんだなあ。しょせん外国とは違うんだよ。やっても無駄だと思う」

 「前はそうは思わなかったよ。でも(原発事故で)避難してみてそう思った。しょせんこの国は何をしてもダメなんだなって。国民あっての国なんだって考えがないんだ」

 「他県の原発立地地域は『早く再稼働してくれないと不景気で困る』と言っているんでしょう? 確かに立地自治体は潤ったかもしれませんよ。でも事故になると全部ひっくり返ります。私なんか原発では何の恩恵もなかったのに、事故ですべてがパーになったんだもん」

 木幡さんの指摘は一つひとつ本質を突いていた。


 「今でも文通しているような友だちはできたんだよ・・・でも、原発事故で転校してきたってことが、向こうには何か珍しいことのように感じるんだね・・・それが娘はいやだったみたい。学校に行きたくないって毎朝泣いてたからなあ・・・」

 「(原発事故は)大人はいいけど、子供はえらく迷惑なことでしょうよ。子供は選べないもん。お別れとか転校とかじゃない。避難して散り散りになり、友だちがみんなどこに行ったのかも分からないんですよ」


 「やっぱり人間関係は難しいよ」

 木幡さんはため息をついた。

 2011年の秋、補償のニュースが流れたあたりから、居心地が悪くなった。「補償をもらってホテルに住んでいる」とあちこちで白い目を感じるようになった。私も訪ねたから知っている。実際は10平方メートルあまりしかない古くて狭いビジネスホテルの一室なのだ。しかし当事者以外には「リッチな生活」に見えたらしい。夜、宿舎のホテルの前で「避難者のバカヤロー」と叫ぶ一団が現れたこともある。張りつめた神経がぶつりと切れたような瞬間だった。

 人目が気になる。息抜きをするのも遠慮する。パチンコ屋に行っているのを見られたら? ごみの捨て方が悪いと言われないか? 福島ナンバーの車を運転することすら居心地が悪くなった。ますます緊張が強まった。

 「のびのびできるから、やっぱりこっちはいいなあと思います」


 ◇


ずっと前からわかってた「詰み」だけど
いつもの東電の手口…公表する材料がそろうまで粘ってたわけだ…


とっくに終わってた事故原発の処理作業…つまり汚染被災地の命運…
2015年には、こんどは大勢の被曝病発症が目立ってくる…関東じゅうから。

http://mainichi.jp/select/news/20130906k0000m040042000c.html

福島原発汚染水:土壌浸透、地下水に到達か 東電が発表

毎日新聞 2013年09月05日 20時14分


 東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏れた問題で、東電は5日、漏れた汚染水が土壌に浸透し、地下水に到達した可能性があると発表した。

 東電は、約300トンの汚染水漏れが見つかったタンクの南側の15メートル以上離れた場所で観測井戸を掘削。この井戸で今月4日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレル検出された。タンク周辺では、地表から5〜7メートル下に地下水が流れており、高濃度汚染水が雨水などで薄められて土壌にしみ込み、地下水に混入していると見られる。

 このタンクからの汚染水漏れは8月19日に発覚し、同21日までに残っていた水を他のタンクに移送した。水漏れは7月上旬に始まっていたと見られている。

 また東電は、3号機の原子炉建屋でがれき撤去に使っているクレーンのアームが折れたと発表した。けが人や他の設備への影響はなく、周辺の放射線量に目立った変化もないという。


 ◇


いや、もうスペイン五輪はじつは既定路線だから…あっちは本腰で皇太子派遣してるし。こっちの皇族のほうが位が低い。


日本は2024以降でいい。東京でなくていい。

http://gendai.net/articles/view/syakai/144382
五輪招致委・竹田理事長の“放射能隠し”に海外メディア非難集中

2013年9月5日 掲載


「答えになっていない」

“模範解答”をシドロモドロ…/(C)日刊ゲンダイ
<IOC総会前に東京が記者会見>

 まさに集中砲火だった。2020年の夏季五輪の開催地を決めるIOC総会が開催されるブエノスアイレス東京五輪招致委員会が現地4日、記者会見を開いた。6つの質問のうち4つは福島原発放射能汚染水漏れに関するもの。事態の深刻さからすれば当然だが、竹田恒和理事長の答えは不安を増幅させるだけだった。

「東京の食品、水、空気は安全で全く問題ない。政府が責任を持って解決する」「放射線量はパリ、ロンドンなどと同じレベルだ」
 とひたすら用意してきた「安全」の答弁を繰り返すだけ。

 これに対してメディアからは、
「答えになっていない。問題と正面から向き合っていない」「一番大事なことを説明していない。国際的な認識として問題は東京ではなく福島だ」

 などと厳しい評価。しかも竹田理事長は、記者の質問が出るまで放射能問題に触れなかったことで「隠している」との印象さえ持たれた。

 タンクから漏れ出して現実となった汚染水の海洋汚染は連日、海外で報じられ、政府、東電の対応は「もぐらたたき」(米CNN)と批判されている。加えて東京招致委員会の不誠実な態度だ。IOC委員の投票にも影響するのは間違いない。


 ◇


逆に韓国はどんどん過敏になってる…
軍事的な反日や、日本政府の円安誘導で国内経済ガタガタでの悪感情…


やり過ぎというほどかは微妙ながら…あちらの国民の何割かは落胆するだろうな…
・中国側からの核実験や大気汚染などのフォールアウトも憂慮するとか
・90年代の週刊誌でも「ロシアの核海洋投棄で近海マグロなんて食えたもんじゃない」って記事もあったし…


まぁただ、今でも太平洋岸の水産物および加工品は『何十ベクレル』は品目により普通に出てるので…スーパーに置いてある状態でね。あちこちで皆さんがはかっておられる。
外国からすれば「原発事故、放射能汚染」でしかないので、今後は追随する国々が欧州でも出てくることはあるかもしれない。


海は、地面の野菜や水流と違うので、北海道沖〜駿河湾ぐらいまで海流や生息域のせいで同じぐらいのベクレル値は伝播しちゃってるんだよ。東京湾だって関東の都市部すべてのベクレル線源が下水で流れ込むからけっこう汚染はひどいよ。大半がセシウムだから泥と一体化し、川底海底の海草や魚が集中的に内部被曝して汚染されてる。
参考映像
http://www.dailymotion.com/video/xph6a4
http://www.dailymotion.com/video/xpkyvh

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130906/t10014334591000.html
韓国 福島など8県の水産物輸入禁止
9月6日 10時28分


東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題で、韓国政府は、福島県などの水産物を巡って安全性への不安が高まっているとして、福島県をはじめ合わせて8つの県の水産物について、放射性物質が検出されたかどうかに関わらず、すべて輸入禁止にすると発表しました。
対象とする県は、福島県宮城県岩手県青森県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県です。
また、韓国政府は、日本のすべての地域で生産された水産物や畜産物について、放射性物質が僅かでも検出されれば、検査証明書の提出を新たに求めることも決めました。


http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0601C_W3A900C1EB1000/
 6日午前に政府と与党セヌリ党が開いた会議で決めた。記者会見した国務総理室広報室長は「汚染水の海への流出に国民の憂慮が大きくなっている。日本政府の提供資料だけでは今後の事態を想定できない」と規制拡大の理由を説明した。ただ、今回の対応は暫定的な措置だとしている。

政府説明が不十分で、エビデンスがとれないので、安全重視の観点から、だから
これは韓国とか関係なく、まっとうなジャッジメント
他国がどこまで追随するかだな、EUで一国が決めちゃうと追随が増え続ける恐れ。


五輪招致のときに汚染水が発覚したのはタイミングがまずかったし
政府説明も、すこし「お気楽」すぎたね…
東京都は必死だし、自民安倍政権も経団連とか経済政策寄りだから東京都みたいな態度を前面プッシュで取ってしまったし…用心を啓発する装置が働かなかったわけ。
いわば「まずい不始末はぎりぎりまで隠し、商売商売とそっちをプッシュし続けた」ことの変形版ですかね…東電発表はずっとそれだったが。


だから政府招致団が開催地決定イベントの会場へ飛ぶまで、各国に対しろくな説明はせず=根回しロビー活動も足りず、現地会見で海外記者に質問攻めにされる始末で…「ありゃ、こりゃマズったな…」と気づいたらもう遅いと。


汚染被災地でも被曝について危機意識が薄れてきてしまってるように
政府・中央省庁でも、毎日毎日この問題と接しているせいで逆に薄れちゃってるんだろうね。
いわば飲んで飲んで酒に強くなった的な。
東北の田舎で「こんぐれーだいじょぶだ〜」なんて何升も開けた酒豪に言われても、よその土地の人には無理って言う…


日本にはミソギが、喪中が、まだまだ必要だ。
日本国内だけは原発事故とか汚染の、話題だけはすっかり定着して日常的にすらなっても
海外にとってフクシマは、チェルノブイリの次の原発事故である…欧州各国はあれの広域汚染でひどい思いをしたのでアレルギーになってる。


こうした内外の認識のズレは、時間をかけて経験で学ぶしかない…失敗から学ぶしか。


五輪2020はスペインでいい。トルコはさすがにダークホースだがこれもおもしろい。
日本は2024以降に、東京以外でいいじゃないか…また東京でなくてもいいよ…
まだ色々と時期尚早。


以下はスイス大使OBからの提言…

http://gendai.net/articles/view/syakai/144409
元スイス大使が緊急提言「IOCは原発事故の真相を知っている」


2013年9月6日 掲載


<「もはや日本に勝ち目はない」>

 欧米メディアが福島原発の汚染水を問題にしはじめている。国際社会は日本をどうみているのか、東京五輪はどうなるのか――。原発問題に詳しく、公述人として国会にも出席した元スイス大使の村田光平氏に話を聞いた。

 2020年五輪の開催地に東京が選ばれる可能性はかなり低いでしょう。いまからでも日本は、五輪招致を辞退すべきです。

 日本政府は福島原発の問題を国際社会から隠そうとしてきました。でも、とっくに世界は原発事故の深刻さに気づいています。欧米メディアが一斉に取り上げているのをみれば明らかでしょう。海に汚染水を流し続けているのだから、もはや日本だけの問題ではないということです。

 ドイツの「キール海洋研究所」が昨年、福島原発事故によって太平洋がどうなるか、6年後の放射能汚染をシミュレーションしています。太平洋は真っ赤になっている。当然、IOC委員のメンバーも、シミュレーションの中身を知っているでしょう。

 また「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)は6月上旬、「原発事故は解決から程遠い」と声明を出しています。

 アメリカでは福島原発について、1億人の署名運動が始まりつつある。日本政府に任せていては不安だから、アメリカ政府が解決に乗り出すべきだと、オバマ大統領に直訴するそうです。

 世界中が危惧しているように、もはや民間の東電に汚染水問題を解決できないことはハッキリしています。残念ながら日本政府も解決できないでしょう。いま安倍政権がやるべきことは、国家を挙げても処理できない事実を国際社会に正直に公表することです。そのうえで、国際協力を仰ぐしかありません。

 いま日本は、福島原発事故を収束できず、国際社会に不安感を与えている。この先、世界中に協力を求めなくてはいけない。なのに、オリンピックを開催しようというのは、あまりに無責任だし不道徳です。

 もはや、東京に勝ち目はないと思います。もし、東京開催が決まったら、IOC委員会は存在価値や見識を問われるでしょう。IOCは原発事故の現実を知らないのか、と必ず批判される。でも、IOCはそれほどバカじゃないと思う。

 五輪招致のために安倍総理ブエノスアイレスに行くのは、国家の危機である事故処理よりも、オリンピックを重視したと捉えられても仕方がない。総理はブエノスアイレス行きを断念すべきです。

▽村田光平(むらた・みつへい) 61年東大法卒。外務省入省。セネガル大使、スイス大使などを歴任。東海学園大名誉教授。


石井 孝明
こういう、『理論武装して、極右トンデモ論を結論でプッシュする』タイプは(左右問わず)多いけど…


じゃあこういうやけに自信たっぷりにトンデモをほざく奴に「全責任と、全権限を、おまかせしますから、あなたの言うとおりに国を動かしてくださいね」
って、冗談みたいなことを本当に実行すると
顔面蒼白になって、いろいろ言い訳して、逃げてしまう。


饒舌な阿呆な言論ゴロは一人もいらない。
必要なのは、
やれといわれたら、やる人だ。サラリーマン官僚みたいに組織に埋没しつつ面倒から逃げない人だ。


処理プラントを通すんだか通さないんだか知らないが、
石井 孝明ってのは、汚染水をそのまま海へ流してしまって大丈夫だ、病人は増えないんだという。
・増えないかもしれないが、あなたの隣の家に住む人があきらかに汚染水由来でがんになったら、顔向けできるか?
・増えないと断言して増えてしまったとき、一族郎党が腹を切ってでも責任をとれるか?


重いぞ、実際の指導者や国家権力の責任は。
言論ゴロなんてラクラクでしょうがないわ、家族や友人も殺されないし。人生を粉々に破壊されないし。


幸いなことにアゴラという場は、原発ロビー直結の安全論者ゴロばっかだ。
池田先生もふつうはまともなことばかり言ってるが、原発となると極右原発シストである…その立場によって身分保全などの便宜供与があるのかもね。

しかしカネだけで考えれば、水を流して補償をした方が、総対策費用は安くすむ。
しかしカネだけで考えれば、水を流して補償をした方が、総対策費用は安くすむ。


http://agora-web.jp/archives/1557091.html
福島原発の汚染水問題、健康被害の可能性なく騒ぐ必要なし


石井 孝明

こんな怖いこと、言いっ放しで済むトンデモ論者、言論ゴロ、で人生終わるつもりじゃなくちゃ、言えないよな…
自分が閣僚や参事官以上の官邸スタッフになる前提ではとてもじゃないが言えない。


おれも先進国100万人に一人のがんになったけどね。
1/100万だろうが、自分にとっては「なっちゃった」んだよ。
セイラの悲鳴が俺にはわかる。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130903/1378139283

映像は以下

http://www.dailymotion.com/video/xncvsv

http://shinurayasu.wordpress.com/2011/12/29/nhk-%E8%BF%BD%E8%B7%A1%EF%BC%81%E7%9C%9F%E7%9B%B8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E4%BD%8E%E7%B7%9A%E9%87%8F%E8%A2%AB%E3%81%B0%E3%81%8F-%E6%8F%BA%E3%82%89%E3%81%90%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%9F%BA/

跳んでる警視?トンデル博士

このセーラちゃんの件では、地域の汚染分布=線量を調査していない…核種調査もしていない。

なので、土壌汚染か井戸水汚染か、なんの核種が疑わしいか、きちんとわからないままだ…

…しかし、おれの独自調査から察するに、「原発周辺は汚染されてて当然」という感じだった。

敦賀原発周辺も、東海原発周辺も、おそらく震災前から線量は所々高かったのだ…微粒子が舞い飛んでいる。線量計の変動が激しい。


石井の言い方って、こうなんだよな。
「数名が死んだって大勢が助かればいい」っていう悪の総統みたいな言い方。
「セイラ、きみがガンになるていどの低い確率なら、べつに汚染水じゃんじゃん海へ垂れ流していいんだよ」
ってな。
そんな言い方やまして決断は、その立場になったらまず不可能だ。
立場のない無責任なトンデモ論者だから可能…


せめて、プラント処理後のトリチウムオンリー水ならまだわかるが…(すでに政府内でも希釈後に放水するというプランが出てる)
石井は処理前の汚染水すら垂れ流しでいいという言い回しである…


だがしかし、こんないい加減な論者が集ってるアゴラはきっと
むしろ誰も彼らの原発関連の記事を読まなくなるか、読んでも賛同してくれなくなる…
過激なことを言って支持を取り付けてるつもりが
むしろ『変な支持』は少々増えても、『まともな支持』は失いまくってるんじゃ…


つまり、アゴラ的な意見を重用した政権がもし出現すれば
世界中から、『変な支持』は少々増えても、『まともな支持』は失いまくる…


いまの安倍政権はさすがに石井池田論ほど極右原発論は採用してないが、それでも汚染水処理の失態は世界各国から飛んできてる。
つまりもしアベでもほかの政権でも、石井池田論を採用する愚をやった場合…国際世論の集中砲火で大やけどどころでは済むまい…政権禅譲沙汰になりかねない。


ヨーロッパは、チェルノブイリ事故の隠蔽により、放射能汚染が半径2000km以上も拡散し、
欧州各国は健康被害と食品汚染に悩まされてきた…当事者なのだ。日本よりよほど我がこととして詳しい。
安易に日本の政権が極右原発安全論を採用してしまうと、その無神経な楽観論公言およびそういうザルな汚染水処理によって、欧州の放射能被害体験各国の神経を逆なでしかねない…


一番大事なことを最後に言うけど
・石井が論拠としてるのは『海水面』ベクレル
放射性物質の大半、セシウムは泥と吸着し一体化し『海底』に沈殿=狭い平面的部分に集積してくる=海底魚や海草、その食物連鎖=『生物濃縮の繰り返し』に深刻な影響
石井はばかじゃない。論点のスリカエもわざとやってるだろう、なんせ極右方のトンデモ論者だから。


そして東電は今でも、海底面の調査を決してやろうとはしない。原発作業員ツイッター・ハッピーもこれを疑問視している。


当エントリーの上の方に紹介した、NHKが海洋汚染の実態や作用機序の詳細を解説した番組映像URLふたつ…
これで、すべてわかる。
まだ事故後2年…地上の水流も、海の海流も、それで運ばれてくるセシウムが、集まってくるところではまだまだ数値は上昇している。逆に徐々に流されて数値が減ってくるスポットもある。


市販の魚に数十ベクレル(ほとんどセシウムの体内取り込み)がまぎれてくる現在では、とてもじゃないが楽観視はできない。
ただトリチウムセシウムみたいに集積してこない、水そのものとして散らばっていく、原子崩壊時に弱い放射線しか出さない、という性質の違い。
原発放射能汚染を語るにはまず、すべての核種の勉強を終えねばならない。




…現実は、国際常識は、よって正反対なんだよ。
ウクライナベラルーシだって、国家予算を投じて、苦労して大々的に農地や生活地区を除染したり厳格な検査や土壌浄化などによって最近は一部の農畜産物を欧州内で買ってもらえている。線量計製造販売をビジネスにもしている。
石井がいくら極右原発論を唱えても、それはしょせんは『トンデモ役のプロ』でしかない…あんな主張がメジャー論と誤解され海外各メディアで騒がれたら日本は終わりだ…。


これから福島や北関東の農産物魚介類を売り込んでいくのは、『高コスト』になっていく。


だがしかし、それが正常な国際販売PR努力だ。するしかない。
やらないで石井論に逃げるような政府や現地業者が居たなら、国内外世論バッシングにさらされ斃れるだけさ…


日本政府や東電が逃げ腰なのは、民主主義の公務員と政治家、そして民間企業だからだ。
ソ連および連邦各国は共産主義…いやでも国費を中心にやるしかなくて、徹底した。軍隊だってどんどん投入していた…ついには全戸除染計画の予算が尽きて国家予算難になったりした。そういう思い切りや「これしかない」という一途さが、日本にはない…「自由の資本主義の国」ってのは有事になるとみんなビビって逃げちゃうことが証明された…上層部が逃げちゃうから始末に負えない…ガイアツしか頼れなくなってしまう。アベが政府が責任持ってなどと急に言い出したのもおそらくガイアツからだ、情けないことに。

http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY201309060531.html
福島産農産物、検査態勢強化を提言 日本学術会議


 東京電力福島第一原発の事故に伴う福島県産農産物の価格低迷について、日本学術会議は6日、農産物の検査態勢の強化などを求める緊急提言を発表した。国の放射能汚染対策は、食品基準は厚生労働省、土壌の除染が環境省などと分かれていることから、復興庁を司令塔に、省庁の壁を超える新たな法整備も求めた。

 提言は、福島県産の主な農産物が「風評問題」にさらされていると指摘。生産段階からの検査態勢の強化が必要とした。農地ごとの放射性物質の計測や分布図の作製、農作物の放射能吸収を抑制する対策、国や自治体、生産者団体による放射能監視態勢の構築など。消費者が放射能測定できる機会も必要という。ほかに、各地の研究機関の情報を一元化し、放射能汚染問題に特化した総合的な研究機関の設置が急務とした。

事故直後ともう事情が違う。
あの頃は、なるべく汚染を話題に出さないで箝口令を徹底し、ナアナアで売ろうとした。だがしかし今でも福島野菜の売れ行きは芳しくない。
今は、汚染水問題などで色々と「バレて」きている不利な情勢でもあり、かつてウクライナベラルーシがやったような『厳格でオープンな体制』に移行せざるを得なくなった。


だがそれはソ連の対応と同じ…
ソ連はしばらく数日はチェルノブイリ原発事故そのものを隠蔽してた…
国外にも秘密、国内にも秘密で、
国民の多くが死の灰を浴びまくって吸いまくって飲食しまくって、重症患者を今も出し続ける原因となり。
対外的には、スウェーデン原発が異常な放射性物質を検知して大騒ぎになり、航空調査でソ連らしいとわかり、政府がこれを追及し、ソ連政府が認めるまで、何日もかかった。


なんのことはない、東電+日本政府も、まったく同じではないか…スキャンダル発覚とガイアツがくるまで、隠蔽に等しいことをやってた。やっと「白旗あげた」にすぎない。


「データを提示してますから」ってだけでは、市役所の表に掲示物をいっぱい貼りだしてるのと同じ。
そうではなく、遠い異国の日本の、『実態』はどうなのか、そこで飲食してその後何年何十年後は安全に暮らせているのか、そこを怖がって=懸念しているのが海外各国。
「どれどれ、ああほんとうだこんなところでデータ発表していたんだな…ところでこいつは本当に信用できるのか、現地民は本当に今も、これからも、健康に生きられるのか?」
政府が、ただちに問題ないというアナウンスを繰り返すことで箝口令的に現地農畜産物を販売させていることや、因果関係不明だからあなたは補償対象外…というのを増やしていることなど、不利な面も誰かが海外勢に教えてやらないとね…
政府や役所がキレイなことを発表したとき、汚れたウラは必ずあるものだ。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130907/k10014360361000.html
一方、海外のメディアからはこれまでと同様、福島第一原発の汚染水問題についての質問が出され、これに対し猪瀬知事は「政府が責任を持つ姿勢を短期間に示したことが大事だ。東京では福島のすべての食料品の入荷、出荷についてデータを公開し、東京の水道水や日常的な放射線量も毎日、データを公表している。その結果、ニューヨークやロンドンと全く変わらない」と説明し、理解を求めました。


今更なんだよな…予算難でどんどんケチって間に合わせのごまかし対応ばかりになってきて
事故直後から現地の原発作業員ツイッターがずーっとそういう状況だとリークし続けてきて
まさに「五輪招致失敗するように仕組んでた」とすら言えるような、見事な対応の2年間だったよ…
五輪招致をしたければ、もっと2011年内に政府主導で対応しておくべきだったんだ…しかし政権も霞ヶ関もとにかく逃げた…自業自得、因果応報、時既に遅し。

http://mainichi.jp/select/news/20130907k0000e020167000c.html
東京電力:HPに英語メッセージ 「五輪招致と関係ない」
毎日新聞 2013年09月07日 07時58分


 東京電力は6日までに、福島第1原発の汚染水に対する懸念が海外でも拡大していることを受け、英語版ホームページに広瀬直己社長の動画メッセージを掲載し「放射性物質原発港湾内に限られ、外海への影響はない」などと訴えた。

 2020年夏季五輪の開催都市決定が大詰めを迎える中、汚染水問題が東京招致に悪影響を与える懸念が浮上しているが、東電広報部は動画掲載について「海外の懸念の高まりを受けたもので、五輪招致とは関係ない」と説明した。(共同)

原発港湾内でさえ、海底土の線量や核種の調査はまったくおこなってないんだけどね、東電は。セシウム汚染はこれやらないと致命的。




やっぱり極右の筆頭、石原元都知事
上述の石井孝明とまったく同類だな…脳内トンデモを自信たっぷりに解説する…


外国人をひとくくりにするのもなんだけど…
・むしろチェルノブイリ事故で国を挙げて放射能汚染、作物汚染で出荷停止などで嫌な体験をした地域もある…フランスだってベクレル基準値越えで輸出制限を受けた時期がある…ロシアの端の事故原発から半径2000km以上を放射性物質は気流で飛んだ。
・白人社会は基本的に、科学技術を体現しようとする傾向が強い…感情的アジよりも統計的エビデンスなどを重視する


日本の原発事故はまだ日が浅く、被曝病患者や、患者と汚染実態との相関関係などの、データがほとんどない…日本人がこれからどうなるかは長い年数を経ないとわからないし、そういう所へ渡航して本当に安全なのか不安になるのは当然…こないだまで自国政府が渡航自粛呼びかけをしていたのが日本の東日本地方だ。
役所がたった2年分のシーベルトやベクレルを掲示しても「だからなんだ、ウクライナは30年後の今でやっと患者が顕在化してきただろう」という話だ。少なくとも急増傾向になるのが5年後…まだ日本は3年目。セシウム9割消失まで200年…変異してできるバリウムの化学毒性も不明…


だいたい海外諸国は以前から、東電や日本政府の隠蔽体質、はぐらかし体質に、会見発表のたびにその都度不満を漏らして苦言を返してきた。今になって始まった不安でもないし、日本がわざわざ植え付けた不安だ。

141 名前:はちまき名無しさん 投稿日:2013年09月07日 23:42▽このコメントに返信

欧州の放射能汚染調査機関は当事国以外の研究メンバーで固められて自国研究者は除外される。
これはその国の政府が隠蔽工作できないようにする為の仕組み。

日本の調査機関は全て自国民で構成され国外の調査グループにはなんの権限も与えていない。全部政府発表。
これじゃ外国人は日本の原発が安全だと言われても絶対信じないよ


石原あんた戦地で被爆したのかよ…しかも原発事故の被曝と原爆の被爆をごっちゃにして…おれは治療被曝したぞすごい苦痛だぞ。


おれはすっかり民主政権〜アベ自民の流れで、左翼も右翼もその欠点が熟知できて、両方に失望した。冷戦左翼右翼次代はピリオドにすべき次代になった。

維新・石原氏「外国人はナーバス」…汚染水問題


 東京の五輪招致を打ち出した前都知事日本維新の会の石原共同代表は7日、福島第一原発の汚染水問題がクローズアップされていることについて報道陣に対し、「被曝(ひばく)体験のない外国人は放射能について非常にナーバス(神経質)になっている。ハンディキャップになっている」と語った。

(2013年9月7日21時38分 読売新聞)

これだったら言わない方がよかった。かなり悪印象になったろう…たとえ一部方面だけでも。



石井孝明は、上述の通り、右派寄りのゴシップ新聞でしか使ってもらえない…せいぜいアゴラのほかにサンケイ系だけだ。デマにちかい飛ばし記事を書くときだけ呼ばれる。以下の記事も、上に以前の記事を引用してそのデタラメめぶりを明かしたとおりの論調でしかない。
こいつは、詳しい識者ではない。せいぜい素人が勉強して詳しい程度だ。サンケイはいつもアビルルイにせよトンデモライターしか使わない…左派ゲンダイ以下だ。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130912/dms1309121534016-n1.htm
。五輪招致は成功したが、本当はどうなのか。エネルギー問題に詳しい、ジャーナリストの石井孝明氏が迫った。


しかし、完璧さを追求して巨額の費用がかかる対策を、私は資金面から可能なのかと不安を感じるし、必要なのかという疑問を抱いてしまう。

 実は、福島の海の現状は危険ではない。

 海洋生物環境研究所の調査によれば、福島沖の海水での放射性物質の濃度は危険な核物質のセシウム137で、現在1リットルあたり0・01ベクレル以下だ。これは太平洋上で核実験が繰り返された1960年代より低く、80年代と同程度といえる。

 濃度は現在の飲料水の基準である1リットルあたり10ベクレルより低い。福島沖で試験採取される海産物も食品の安全基準「1キロあたり100ベクレル」を大半が下回る。海の汚染は事故直後の核物質の拡散によるもので、これ以上は拡大しないだろう。


当ブログの[原発]カテゴリーを過去エントリーを掘りあさっていくとわかるが、
ウクライナ原発を動かさないせいで破産した」みたいなデタラメを日経新聞に寄稿した馬鹿な学者が居て
当ブログによって論破され、
当ブログ筆者がこの学者にメールして抗議し「たしかに間違いでした」と謝罪させ、そのメールも転載した。


そんなものである。原発を擁護するあまりトンデモを書き散らすマスコミが一部にいる…事故加害者側で劣勢だからだ。
原発事故問題にあっては左派マスコミは条件的に有利なのでトンデモは書かない。一部の個人左翼がデタラメを書いているブログはあるが無名に等しいので情報は拡散しない。

・外交で相手が非常識なほど強く出てくる時は相手も苦しいのである。
これについては山口多聞の教えを学ぶべきだ。
相手が攻勢をかけてきている時は、それと我慢比べしながら現場の部下を督励すべきが宰相の役目。
山内昌之『リーダーシップ、胆力と大局観』

 ◇


再度解説するが、
福島第一原発の、汚染水処理プラントで浄化するとほぼトリチウムだけの水ができあがる。
セシウムは泥と一体化して地面や海底に蓄積することや生体がカリウムとカンチガイしてどんどん補給してしまうことで、自然界の生物濃縮プロセスに組み込まれてしまうが
トリチウムにはむしろ濃縮プロセスがないのでプラントでの捕集もできないぐらいだ。水であるかガスであるしかない。おまけにセシウムなどより遙かに放射能は小さい。


一見すると、柏市のゴミ処理施設が採択したのは同じように見えるが、とんでもない…


ゴミ焼却灰にふくまれる放射能は、事故原発の汚染水処理プラントのように多くの放射性物質=多くの元素を取り除くような工程は通してない原発から出た『多種の放射性元素』がそのままだ。
・つまり柏市の焼却灰は別に放射性物質が減ったのではない。焼却灰の濃縮工程をやめたから薄くなっただけだ。
・生木も水分を含み密度は薄い…燃やすと高い放射線源となり得る(柏市では今も国道の脇の雑草の根っこを計測すると1〜3マイクロシーベルト


こういう話がある…埼玉の新座市の学校の地面のシートが、小さくたたんだら高い線量を示して報道沙汰になった。
しかしこのシートを広げてしまうと数値は激減する…


柏市民はダマされてはだめだ…頭を使ってレトリックを見破らないと。
第一と第二の処分場があって、片方だけ放射線量が高かったのも、そちらの排気フィルターの捕集率が高い新型だったからという話もある。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130706/1373027216

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130907/k10014367321000.html
千葉・柏 清掃工場運転再開へ
9月7日 18時34分


千葉県柏市の清掃工場が、放射性物質を含む焼却灰が保管しきれなくなり運転を停止していた問題で、市は、ごみ処理の手順を変えることで放射性物質の濃度が下がり、処分場に運び出せることが分かったとして、運転を再開することを決めました。

柏市増尾にある「柏市第二清掃工場」では、おととし7月、ごみの焼却灰から、埋め立てができるとする国の基準の1キログラム当たり8000ベクレルを大幅に上回る放射性セシウムが検出され、工場は、運び出せなくなった灰が施設内にたまり続けるのを防ぐため、運転を停止しています。
市は、放射性物質の濃度を下げる方法を検証していましたが、焼却前にごみの中の枝や草を取り除いたうえで、灰などを溶かす工程を行わないようにすると、国の基準を下回ることが確認できたということです。
この方法で燃やした焼却灰は、民間の最終処分場へ運び出せるため、市は9日から、運転を再開することを決めました。
保管を続けている焼却灰について柏市は、「国が、速やかに最終処分場を確保するよう求めていきたい」と話しています。


総理は結果的にウソをついた格好だ…少なくとも3割はウソだ。
・たしかに直接的に、事故原発貯蔵の汚染水は東京には来ない
・しかし、海洋汚染は1年前以前の調査でも「北海道沿岸、銚子沖、相模湾」まで到達し太平洋岸で広域化しており
・ベクレルが若干高い数十ベクレルで『市場流通』している『近海物』魚介はありふれている
詳しいことを全然わかってないんだよ海外メディアは。
あるいは、東京五輪招致が賄賂がらみ、利権がらみなので、封殺された可能性も。


原発港湾の汚染が、バリアから外へ出てないというのもウソだ。魚が逃げられなくても死骸は分解され出て行く。なぜ東電はこの港湾内での海底土検査をしたがらないのか。海面の調査しかしない。


何度も言うが、海水面のベクレル検査は意味がない。セシウムは海底土調査しないと。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130908/k10014371261000.html
首相 汚染水問題「政府の責任で対策」
9月8日 0時56分


安倍総理大臣はIOC総会での最後のプレゼンテーションで、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題について「状況はコントロールされており、全く問題はない」と述べるとともに抜本的な解決に向けて政府が責任を持って対策を進めていると強調し、理解を求めました。

この中で安倍総理大臣は福島第一原発の汚染水問題に懸念が出ていることについて「状況はコントロールされており、東京に決してダメージは与えない」と述べました。
安倍総理大臣はこの後の質疑でさらに詳しい説明を求められたのに対し、「汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメールの範囲内で完全にブロックされている。福島の近海で行っているモニタリングの数値は最大でもWHO=世界保健機関の飲料水の水質ガイドラインの500分の1だ。また、わが国の食品や水の安全基準は世界で最も厳しいが、被ばく量は日本のどの地域でもその100分の1だ。健康問題については今までも現在も将来も全く問題ない」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は汚染水対策について「抜本解決に向けたプログラムを私が責任を持って決定し、すでに着手している。責任を完全に果たしていく」と述べ、抜本的な解決に向けて政府が責任を持って対策を進めていると強調し、理解を求めました。
安倍総理大臣はプレゼンテーションのあとの記者会見で「福島の課題や問題に対する答えはできた。懸念は完全に払拭(ふっしょく)できたのではないかと思う。会場の皆さんからは私が質問に答えたあと、拍手をもらうことができた。私たちは福島と東北を復興させていくことで、世界からの支援に応えていきたい」と述べました。


関東周辺の淡水魚の一例
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130611/1370874792


カリフォルニア湾でさえ汚染

http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/370.html
2013.09.02 カレイドスコープ
マグロの放射能検査をして分かったことは、「カリフォルニアの海の放射能汚染は1年以上前から始まっていた」ということ。
スタンフォード大学の海洋生態学者、ダニエル・マディガン(研究チームを率いている)は、
「マグロが放射能を包み込んで、世界最大の海洋を渡って放射能を持ってきた」と述べています


2012年に検査したマグロから検出されたセシウムの濃度は、通常の値より3%も高いレベルだったのです。


故・吉田昌郎福島第一原発所長は、原子力ムラにつぶされない意志を持った一部のメディア関係者には、「隠すことはありません。福島の災害はチェルノブイリの10倍です」と証言していたのですが、それが表に出ることはありませんでした。

病気療養中にも、尾行され、身辺を監視されていたという内部からの情報が出ています。(既報)


http://okwave.jp/qa/q6806633_2.html
太平洋ぶり:北上する魚なので、10月までは相模湾以南であればまぁ安心11月を過ぎると、福島沖を南下してきたぶりがいる可能性あり


http://matome.naver.jp/odai/2133726992095548101


銚子・九十九里沖スズキから基準値超セシウム検出(02/18 19:54)

 千葉県銚子・九十九里沖で獲れたスズキから、国の基準値を超える放射性物質が検出されました。

 千葉県農林水産部によりますと、14日に銚子・九十九里沖で獲れたスズキから1キロあたり130ベクレルの放射性セシウムが検出されました。

厚生労働省は1キロあたり100ベクレルを基準値として定めていますが、県では、去年12月に60ベクレルが検出された時から出荷を自粛しています。

ほかに千葉県周辺で獲れた水産物については、検出されなかったか、もしくは100ベクレルを大きく下回っていました。

福島第一原発の事故から2年近くたった今でも濃度が上がった詳しい原因は分かっていませんが、スズキは小さい魚を食べることから、放射性物質が体内で濃縮された可能性があるということです。
http://www.youtube.com/watch?v=sBdnQvPUTV0 (ニュース動画)


http://nekokichi.wordpress.com/%E9%9B%91%E8%AB%87/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%B9%BE%E3%81%AE%E9%AD%9A%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%82%82%E5%A4%A7%E4%B8%88%E5%A4%AB%EF%BC%9F/
魚を捕食する、長く生きる魚は蓄積がどんどん進むのでハゼみたいな当歳魚は比較的に安全で、スズキや回遊性の大型青物(マグロなど)が一番よくないと思います。しかし、内臓を食べないこと以外にあんまりにも気にしない。




twitter
新井聡 (@tacchyal)
2012/04/13 22:12:09 from web
本日の計測:釣り仲間持ち込(いい加減計測したくないが計器が喜ぶ)マダイ(2キロ(@三浦半島;剣崎沖水深80M 46ベクレル 海苔@東京湾三浦半島(一般流通は高級料亭しかない。漁師さん釣り人の特権)82ベクレル


新井聡 (@tacchyal)
2012/04/13 22:15:57 from web
ご近所さんが計測してくれた一部(俺より詳しくなっています)。ホウレンソウ@横浜市栄区 22ベクレル 大根@横浜市栄区 12ベクレル ニンジン@横浜市栄区 9ベクレル キャベツ@横浜市栄区 18ベクレル


新井聡 (@tacchyal)
2012/04/16 23:44:47 from web
午後の計測(私不在もご近所さんが計測プロに相談の上実施)一部公表;生シイタケ@群馬 56ベクレル、飲食店持込 本マグロ赤身@三崎港 19ベクレル ヒラメ(1キロ)@相模湾 32ベクレル(天然;定置網?

まぁ…五輪目当ての観光客や、選手団には、「近海物は一切食わせるな!」


で済む話だが…まさか東京の地面の土を食べたりしないだろうからね、セシウム豊富な。


いわきなど汚染被災地でも、あえて福島産や近隣産のものは一切排除した「無難な食材」によるランチを提供する「被災地ツアー」を企画開催しているよ。
高級寿司や高級刺身は一部が太平洋岸の近海産なのでパスして、回転寿司やバチマグロにしておくのが無難。角上魚類日本海産!http://www.kakujoe.com/
外国人には築地でも安い回転寿司にしてくれとお願いするか…


改めて再度、参考映像
http://www.dailymotion.com/video/xph6a4
http://www.dailymotion.com/video/xpkyvh




気骨反骨の吉田所長という現場の人と組んだ、民主閣僚には
実質的には、五輪景気だののために事故原発現地のことをねじ曲げたり隠蔽に走るアベ自民は、レベル的には及ばない。
吉田所長はずっと、石ころ入りの袋を詰んだだけの仮設の防潮堤ではダメだから、本設置の防潮堤を建設してくれと要望していた…震災直後たしか6月頃の、原発現地でのTV報道インタビューでは、津波がくるから本設の防潮堤を…という話題にさしかかるとビクッと動揺しておびえ気味になり声が震えていたよ…誰よりも津波の恐ろしさを味わった人たちだから。仮設じゃ津波がきたら流されちゃうからね…

http://gendai.net/articles/view/syakai/144425
馬淵澄夫氏が指摘 安倍政権の汚染水「抜本対策」に致命的欠陥
2013年9月7日 掲載


なぜ吉田所長も認めた工法を取らないのか

菅内閣首相補佐官だった/(C)日刊ゲンダイ
 世界が懸念している福島第1原発の汚染水問題。安倍首相は「国が前面に出て抜本的な措置を講じる。五輪招致に問題がないことを説明する」と言っているが、まったく説得力がない。なぜなら、安倍政権がやろうとしている抜本対策の目玉、「凍土方式」は、原発事故直後に却下された不適切工法なのである。

 民主党政権は当時、汚染水対策を馬淵澄夫首相補佐官に委ねた。馬淵は横浜国大工学部卒、建設会社技術職研究員の経歴を持つ。土木に詳しく、当時から地下水が汚染されることを問題視、吉田所長と対策を練ったという。馬淵に改めて、当時の経緯や凍土方式の問題を聞いてみた。

「凍土方式は完成まで2年間もかかるだけでなく、工法自体にも問題があります。首相補佐官時代の2011年5月、私は遮蔽プロジェクトチームの責任者として、4種類の工法を検討しました。その結果、『凍土方式』ではなく、チェルノブイリで実績がある『鉛直バリア方式』を選定しました。凍結管を入れて土を凍らせる『凍土方式』はそもそも永久構造物ではなく、地下水流出を抑えて工事をしやすくするために一時的に設置するものです。これによって、地下鉄工事でトンネルを掘削しやすくなるなどの効果はあります。しかし、大きな汚染区域を取り囲んで地下水を遮蔽できるかというと、そんな実績はなかった。しかも、真水を凍らせるわけではないのです。地中の水分量の分布はバラバラだし、不純物の混ざり具合など、ありとあらゆる自然界の条件の中で、大規模の凍土壁を造って、地下水を完璧に遮断できるのか。非常に怪しいと思います」

 だから、「鉛直バリア(ベントナイトスラリーウオール)方式」が採用されたのだ。
「これは地下30メートルの難浸透層まで掘り下げて地下遮水壁を造り、原子炉建屋の四方を囲んで完全に遮断しようという案です。壁の材質は、クラック(ヒビ)などが入るコンクリートではなく、ベントナイトと呼ばれる鉱物が入った粘土を使うことになった。これで原子炉建屋の放射性物質を封じ込め、地下水流入も防げる。私は2011年6月11日、国会議員として初めて原発のサイトに入って、吉田所長とともにこの地下遮水壁の境界を確定する仕事をやりました。吉田所長は当初、『他の工事と干渉する』という理由で地下遮水壁建設に反対した。当時は、粉塵を封じ込める飛散防止剤散布や建屋を覆う工事などが並行して進んでいたからです。それでも吉田所長を説得して、地下遮水壁を進めようということになった。ところが、6月に記者発表をする段階で、東電からストップがかかった。『(地下遮水壁工事で)新たに1000億円の費用が発生すると、株主総会に影響を与えるから待ってくれ』というのです」

 結局、地下遮水壁のプランは、馬淵がその後、首相補佐官を外されたこともあって、立ち消えになっていく。大甘の東電は海側にだけ遮水壁を造ることにして、お茶を濁し、これが目下の惨状を招いたのだ。

 当時から遮水壁建設に取り組んでいれば、今頃、汚染水であわてることはなかった。五輪招致でつっつかれることもなかったわけだ。

「これからベントナイトスラリー方式をやっても完成まで時間がかかる。緊急対策として鋼鉄製の矢板を打ち込んで、山側の地下水の流入を止めるべきです。今後はそれを提案しています」


 ◇


本エントリーは追記が多いな…


まず引用から
どの国も原発は国家事業で、政府が大きな存在となりすぎる。やれ民主党菅総理だという以前の体制=システム仕様の話。ウエだのタテがアレルギー反応である日本では致命的だった。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0302L_T00C13A9000000/
 五輪招致の演説と質疑応答で安倍首相は「状況はコントロールされている」「(健康問題は)今までも現在も将来も全く問題ない」「抜本解決へのプログラムを私が責任を持って決定し、実行していく」などと断言した。だが客観情勢を見る限り、事態を完全に解決する道のりは長く険しい。



■敗退した日本軍に似た状況

 こうした吉田氏と本店のやり取りを間近で見ていた東電のある広報担当者は「まるで大本営のようだ」と漏らしていた。人員増強より状況説明ばかりを求め介入を繰り返した首相官邸。現場の意見より官邸の意向を尊重する本店。最前線で奮闘する現場の意見を聞かず敗退を続けた日本軍と似ていたという。日本軍の敗北を組織的に分析した『失敗の本質』(ダイヤモンド社)は、敗因の一つとして「長期的な展望を欠いた短期志向の戦略展開という点では(中略)兵力の逐次投入に如実に表れている」とも指摘している。

 汚染水問題も同じような構図だ。安倍晋三首相は3日、「従来のような場当たり的な事後対応ではなく、根本的な解決に向けて取り組む」と強調。汚染水対策に約470億円の国費投入などを決めた。しかし、解決に向けた実効性は不透明だ。




 吉田氏が亡くなってから、事故の被害拡大を防いだ努力をたたえる意見が相次いだ。「日本を救った男」と英雄視する見方もあった。吉田氏を一躍有名にしたのは、事故直後に上司から原子炉への海水注入を中断するよう求められたにもかかわらず継続したことだ。現場主義を貫いた判断だった。

 緊急時のリーダーとして評価するエピソードもある。原子炉建屋の水素爆発で現場が騒然とするなか、吉田氏は突然、机の下で座禅を組み、瞑想(めいそう)していたという。学生時代から仏教に興味を持ち、般若心経を学んでいた。当時、現場にいた社員らは「吉田さんの姿を見て動揺が静まった」と話す。

■事故を起こした現場責任者

 こうした死を悼む声がある一方、批判もある。事故前から原発の仕事を請け負い吉田氏と面識がある福島県の会社経営者は「(吉田氏を)いまさら振り返る必要があるのか」と批判。コメントを断られた。事故を起こした現場責任者でもあるからだ。


やはりツッコミされたか、安倍総理のザルな表明に対して…
ダメなんだよ、商売とか誘致したいからって適当に虚飾したことを表明しては。
事故直後に猛勉強し、現場作業員や専門家らと議論を重ね、すっかり詳しくなってる俺からすると、ウソに等しい声明内容だった。
あのころ九州電力と県知事が、政府がお墨付きをくれたから再稼働すると言い出したあのときの欺瞞にソックリだ…何がお墨付きだと…ヤクザも天皇も、いや生物である限りすべて、放射能には勝てないというのに、事故後まだ数ヶ月で何を言うかと…


木村博士は、NHKの第一回放射能汚染地図の主役だから、非常に信頼できる現場側の人だ。
http://www.dailymotion.com/video/xwqgao

http://mainichi.jp/select/news/20130910k0000m040073000c.html
安倍首相:汚染水「完全にブロック」発言、東電と食い違い


毎日新聞 2013年09月09日 21時07分(最終更新 09月09日 23時36分)


 安倍晋三首相が五輪招致のプレゼンテーションで、福島第1原発の汚染水問題をめぐり、「完全にブロックされている」「コントロール下にある」と発言したことについて、「実態を正しく伝えていない」と疑問視する声が出ている。

 9日に開かれた東京電力の記者会見で、報道陣から首相発言を裏付けるデータを求める質問が相次いだ。担当者は「一日も早く(状況を)安定させたい」と応じた上で、政府に真意を照会したことを明らかにするなど、認識の違いを見せた。

 防波堤に囲まれた港湾内(0.3平方キロ)には、汚染水が海に流出するのを防ぐための海側遮水壁が建設され、湾内での拡大防止で「シルトフェンス」という水中カーテンが設置されている。また、護岸には水あめ状の薬剤「水ガラス」で壁のように土壌を固める改良工事を実施した。

 しかし、汚染水は壁の上を越えて港湾内に流出した。フェンス内の海水から、ベータ線を出すストロンチウムなどの放射性物質が1リットル当たり1100ベクレル、トリチウムが同4700ベクレル検出された。東電は「フェンス外の放射性物質濃度は内側に比べ最大5分の1までに抑えられている」と説明するが、フェンス内と港湾内、外海の海水は1日に50%ずつ入れ替わっている。また、トリチウムは水と似た性質を持つためフェンスを通過する。港湾口や沖合3キロの海水の放射性物質は検出限界値を下回っているが、専門家は「海水で薄まっているため」とみる。

 さらに、地上タンクから漏れた高濃度汚染水の一部について、東電は、海に直接つながる排水溝から港湾外に流出した可能性を否定していない。1日400トンの地下水が壊れた原子炉建屋に流れ込み、溶融燃料と接触して汚染水は増え続けている。「何をコントロールというかは難しいが、技術的に『完全にブロック』とは言えないのは確かだ」(経済産業省幹部)という。

 安倍首相は「食品や水からの被ばく量は、どの地域も基準(年間1ミリシーベルト)の100分の1」とも述べ、健康に問題がないと語った。厚生労働省によると、国内の流通食品などに含まれる放射性セシウムによる年間被ばく線量は最大0.009ミリシーベルト。だが、木村真三・独協医大准教授は「福島県二本松市でも、家庭菜園の野菜などを食べ、市民の3%がセシウムで内部被ばくしている。影響の有無は現状では判断できない」と指摘する。




汚染水の遮断「できていない」…菅官房長官

 菅官房長官は10日の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺海域への汚染水拡散を防ぐために設置された「シルトフェンス(水中カーテン)」で完全に海水を遮断できていない実態を認め、「水は行き来している。全部、水をストップしていることではない」と述べた。

 汚染水を巡っては、安倍首相が7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内で完全にブロックされている」と述べていた。これに関し、菅氏は「フェンスの中も週1回検査をしており、基準値以下だ。汚染水の影響について、完全にブロックされているという表現を使った」と指摘した。
(2013年9月10日21時46分 読売新聞)

あちらの汚染被災地から避難した老人の何割かは、事故直後から今まで、
現地で釣った魚を食べ続けたり、山菜を採取して食べ続けたりしている…
わざと東電への抗議のために汚染食物を食べてるという人も含まれる。
老人なのでいまさらいいやと割り切ってるひともいる…「ふるさとで当たり前に食ってたもんを食わない方がつらいから」


んで、本エントリー最後にあえて書くが
政界筋から、憶測混じりでリークを受けたところによると


「安倍政権は、今だからこそ必死で五輪をゲットしたんだろう」という。
「どういうことですか」と聞き返すと
「いまなら汚染実態は曖昧なままで、原発放射能で被曝した『多くの国民たち』もまだ被曝病を発症していなくて、静かだから…」
「もし4年後、8年後となってごらん…病人は増える、汚染実態が明らかになる…絶対に五輪招致なんて無理だろ?」


だ、そうだ。確かにそうだ…


 ◇


最後に、トリチウム解説ページ
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-02-20

56%は細胞内液、20%は間質リンパ球、7%が血しょう中に、残りは細胞外液として存在するものとしている。飲料水や食物から摂取されたトリチウム水は胃腸管からほぼ完全に吸収される。トリチウム水蒸気を含む空気を呼吸することによって肺に取り込まれ、そのほとんどは血液中に入る。血中のトリチウムは細胞に移行し、24時間以内に体液中にほぼ均等に分布する。また、トリチウムは皮膚からも吸収される。
経口摂取したトリチウム水の生物学的半減期が約10日であるのに対し、有機結合型トリチウムのそれは約30日〜45日滞留するとされている。
ヒトの末梢血液をin vitro(生体外)で照射してTリンパの急性障害をしらべた結果、トリチウムの細胞致死効果はγ線より高く、また放射線感受性はいずれの血液細胞もマウスよりヒトの方が高いことが明らかにされている。
 トリチウム被ばくの場合、幹細胞レベルでは変化があっても通常の血液像の変化は小さい。したがって急性障害のモニタリングには幹細胞チェックが重要である。

重ね重ね、トリチウムは水なので濃縮されないという点が大きい。
そして体外へ出ていくまでの時間も短い。
ただ、ベータ線(衝突型、太い)なのでガンマ線(貫通型、細い)より細胞破壊力は大きい。
セシウムは体内でカリウムと間違われてしまうので偏在したり、貯蔵されてしまう。内臓そのものがホットスポットとなる。
トリチウムは水として循環し出て行くだけである。どこかで濃淡ができたりはしないし、高濃度のトリチウムを摂取する機会もまずあり得ない。