先従隗始・温故知新

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一度走り出したら止まらない霞ヶ関事業がまた千葉の自然を破壊し始めた…自然から宅地を奪えば巡り巡って自然が人類に脅威を与える


昭和霞ヶ関の性懲りも無い悪癖を、どうにかして改めさせないと…日本を富ます前提のつもりが逆に没落や崩壊を助けかねない…原発の運用にしたってそうだ。
昔は江戸だの明治だのとスパンが長かったが、いまは成長経済の終焉や原発事故でもわかるとおり30年もすれば限界が出てしまい、見直しを迫られる。霞ヶ関はこのようなショートスパンに非対応だ…


長年放置する羽目になったと言うことは、ニーズもないし、なにより日本の神様が自然とそうなるよう誘導したと言うことだ。
実際、ニーズも無い上に危険すぎる「もんじゅ」はほとんど稼働しないうちになんども事故を起こし、担当者が次々に自殺し、結局はお蔵入りになりそうだ…ふつうの沸騰水型原子炉とちがうナトリウム炉は危険要因が大きすぎる。とにかくもんじゅは運命がことごとく敵になった…これは神がやめておけと言っているケースに多い。千葉NT開発もそういうことだ。


印西ってあの高い運賃で不評の北総鉄道じゃなかったっけ…
まだ茨城方面のつくばエクスプレス沿線のほうが成功してるよね、民主導で。国鉄常磐新線計画を民間へ委譲したんだよ。柏の葉なんかも立地がいいモンね。この勝ち組負け組構図はおそらく覆せない…だって千葉NTの官主導開発の欠点をすべて克服してるからね。


というか「千葉は嫌だ」って人は相変わらず多いし(地元民の民度とか、くねくねして狭い道路事情とか)…中古リフォームしてでも湘南横浜とか多摩あたりに住みたい、みたいな。いま団塊以上が手放してる土地や住宅が増加中だからね。TX沿線は6号付近の田園だから碁盤状ニュータウンにしやすい。印西って14号か6号か16号か迷う三角地帯という印象…訪問しづらい。
実情を踏まえないで千葉NTを役所ロボットが開発を続けても、不吉なことが相次ぐだけじゃ無いかな…狸合戦ぽんぽこみたいに狸が負けるような人間都合には成らないと思うよ。


自然もメカニズムだから素直だ。
お返しをすれば、お返しが来てシナジーとなるし
乱暴をしたり略奪すれば、それ以上の乱暴な脅威が返ってくる。
昭和まではそれをよく学ばなかった。大戦軍事のノリが大きかったから。
昭和霞ヶ関に、昭和開発を続けさせてはいけない。原発爆発だって結局は大量の自然エネルギーをため込みすぎたことでの暴走であった。核崩壊こそは自然破壊そのものだ。

> つくばエクスプレス第三セクターなのに安いのは、北総線の反省から建設費に税金が投入
> つくばエクスプレスは無利子で建設してるから第三セクターとしては安めの運賃で、開発もすすみ勝ち組に
> つくばエクスプレスは北総の失敗を見て、経営システムを変えた


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E7%B7%8F%E9%89%84%E9%81%93
北総鉄道は東京の通勤路線の中でも運賃が際立って高い。これは、元々の建設コストが高くついたことと千葉ニュータウン事業計画の遅れによる利用の少なさに由来する。


http://blog.livedoor.jp/shiroish/archives/23371712.html
「放置してたら大自然に」「会計検査院もダメ出し」…URが千葉ニュータウンの開発期限切れを理由に伐採・造成を本格化


豊かな生態系、危うし−−。千葉ニュータウン(NT)を開発するUR(都市再生機構)が、希少生物の宝庫となっている印西市の開発用地内で樹林を伐採し、宅地造成を本格化させている。
住民から「生態系に配慮し、現況を可能な限り残すべきだ」と訴える声も上がるが、当初から決まっている開発のタイムリミットが来年度末に迫っており、URは造成を急ぐ構えだ。
開発用地は、同市の北総線印西牧の原駅の北に広がる千葉NT第21住区(140ヘクタール)で、利根川へ注ぐ亀成川の支流の水源域。昔は低湿地に囲まれた里山だったが、URは70年代の初期の造成で里山を崩して低湿地を埋め、豪雨時に水を集める人工の調節池を造った。
ただ、その後は長く放置し、開発前の豊かな生態系が再生。池の周囲ではトンボの希少種も確認され、全国的に注目されている。

一方、UR千葉NT事業本部によると、第21住区の南西部で昨年11月から宅地造成を本格化。これまでに池周辺の森約20ヘクタールを伐採した。池自体は公園緑地にする予定で、URはトンボ希少種生息を踏まえ、埋め立てて公園にする当初の計画を見直し、極力残す方針だ。ところが、池を守るように取り囲む樹林は住宅用地にかかっており、伐採による生態系への悪影響が心配されている。


千葉ニュータウン
千葉NT開発事業は1969年に始まり、2013年度末に終わる予定で、印西、船橋、白井3市にまたがる計1933ヘクタールに24の住区を整備する計画。
第21住区が最後となるが、NT全体の現住人口は9万人で、目標の14万人に遠く届かない。

地元の住民らで作る市民グループ「亀成川を愛する会」の一島正四会長は「売れる見込みの薄い宅地の造成をなぜ急ぐのか」と首を傾げる。印西市議会も昨年「水辺の樹林地をできるだけ残す」という同会の請願を全会一致で採択した。
だが、URの事業本部は「来年度末までに必要な開発を終える計画に沿って、工事を粛々と進める」としている。

生態系の危機的な状況を踏まえ、日本自然保護協会と「亀成川を愛する会」は9日、印西市のイオンホールで「奇跡の原っぱ〜そうふけっぱらのキツネを守ろう」と題する講演会を開いた。「そうふけっぱら」は「草深原」がなまった印西地方の言葉とされる。
講演者の一人で自然保護協会の高川晋一さんは「開発用地では、キツネをはじめ環境省が絶滅のおそれがあるとする24種を含むたくさんの生き物が住む。全国でもまれな生物多様性を誇る草原が駅から徒歩15分のところに広がっている。奇跡としか言いようがない」と語り、約150人の聴衆が聴き入った。
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130210ddlk12040128000c.html