先従隗始・温故知新

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待機児童数の、数字のマジックは、不良債権やゾンビ企業にも当てはまる…担当するのはどちらも役所だからか

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130524/248586/
池上:金融検査マニュアルとは、金融庁が金融機関を検査するときの手引き書ですが、実はこれが、金融機関が中小企業へお金を貸し出すときのマニュアルも兼ねています。これが変わらない限り、法律が消えてもゾンビは生き続けられるわけですね。

星:そうです。それに、この法律が切れては大変なことになることを見越し、既に企業再生支援機構産業革新機構などが、本来は淘汰されるべき企業の温存に使われている怖れがあります。

池上:財務局も全国で金融機関に対して説明会を開き、「今後も中小企業を支援するように」と行政指導を行っていますね。つまり、法律は消えてもマニュアルは残り、行政指導も残る。したがって、ゾンビは延命する。


池上:そう考えると、竹中改革で日本の金融機関は体力がついてきた、だから不良債権は増えずに済んでいるという主張は、いささか実情と異なりますね。実際は、不良債権不良債権と認めていないだけと言えます。

星:その通りです。2008年以降、日本の不良債権は減っています。しかし、経済状況が悪くなると、不良債権は増えるのが当たり前です。ということは、発表されている不良債権の数字がおかしいと気づかなくてはなりません。

 減るはずがないんです。これだけ経済が悪化しているのですから、増えて当然です。ですから、増えていることを認め、適切な処理をして、その中から、リストラなどを経て蘇る企業が出てこないと景気は回復しません。

池上:なるほど。ということは、検査マニュアルの見直しが必要ですね。

星:それが必要条件です。


池上:少し話がずれましたが、つまりこういった日本独特の社会文化を前提に、一度会社が潰れてもやり直しやすい社会へと作り替えていかないと、「ゾンビとなった企業はいったん潰した方がいいんだ」という価値観は、いつまでたっても共有できないでしょう。

星:その通りです。たとえ勤めている会社がなくなっても「次の仕事を見つけやすい」「見つかるまでは保険がある」となるように、政府がしっかりとお金を使い、政策として整えるべきです。ところが政府はそこができていなくて、雇用の安定化については企業に頼ってきました。

池上:セーフティネットすら、企業が用意しているということですね。企業年金はその最たるものでしょう。退職後の人生も会社が面倒を見ている。その手厚いサポートを維持するために、負担が多くてゾンビになってしまう企業もありそうです。アメリカでも、GMクライスラーの経営が厳しくなっていったのは、この年金が大きな原因です。

星:そうですね。そしてその年金にも、日本とアメリカで異なる点があります。アメリカにも企業年金という仕組みはありますが、転職をしても、前の会社から次の会社へ持っていくことができる場合が多い。

池上:まとめますと、まず、セーフティネットを用意したうえで会社を潰しやすい仕組みにすること、それから、雇用の流動性を担保すること、このふたつを、政府が主導してやっていかないとならない。こういうわけですね。

星:そうです。政府はそこにもっとお金を使うべきです。直接的にこういったところへどれだけの金額が使われているか、経済協力開発機構OECD)が公表しているデータがあります。日本は圧倒的に低いんです。日本の政府がいかに何もやらず、企業に頼っているかがよくわかります。

(次回に続く)

ゾンビ:既存政党全部、右翼左翼創価などの配下団体も全部。役所も全部。昭和大企業の大半。多摩地区の多くの住民や地域インフラ。いいだすときりはない…
こういうゾンビ型の場合、時代の転換期にどんどん通用しなくなっていくので、あるタイミングで転倒してしまう。幕末維新や大戦敗戦のように。


 ◇


実験的ないちかばちかの政策がうまくいかなかったとき、
自画自賛
・現実から目を背けてる
そういうそぶりを見せられちゃうと、不安になる…
功罪を説くならまだしも、べた褒めを強調するのは一流のすることでは無い。

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013061300809
「今も円安・株高」=菅官房長官


 菅義偉官房長官は13日午後の記者会見で、急激な円高・株安について「安倍政権のスタート当初と比較すると株価は4割上がっているし、円相場も1ドル当たり15円くらい円安だ」と述べ、今も円安・株高の水準にあるとの認識を示した。
 官房長官はさらに「実体経済、先行指標は間違いなく良くなっている」と指摘し、政府・日銀の対応について「全幅の信頼を持って日銀の金融政策を見守る。一喜一憂せず、自信を持って政府の経済政策を進めていく」と強調した。(2013/06/13-18:10)

大企業でさえ業界によっては円安のせいで調達コスト増で赤字、値上げ…指標は数値だから金融でも何でも儲かれば上向く…
ほんとうに、自信を持ってこのまま進めていいのだろうか…
金利下降政策をしたのに逆に上昇してしまった日銀黒田総裁はなんだか顔がお疲れですし財務省寄りの発言が目立つようになったけど…


全体を見ないで一部の成果だけを強調するウエの人とか
エライ人やオカミとみればほめなきゃいけない土下座して崇拝しなきゃいけまいというレベルの最下層市民とか


こわいんだよなあ、アベノミクス政権にはそういうのばっかり目立ってて。
なんたら長官や大臣が、アベノミクスはこんなにすばらしいと壇上で言ったり、
アベノミクスを批判するヤツは非国民でとんでもないヤツだとか無知であるが故に他人に食ってかかってる部落市民とか…


日本の民度や民族性の限界かなあ…それらが大失敗によってバットでぶん殴られる以上の痛い思いをして、自分たちの今までのやり方では駄目なんだと痛感するまでは、日本は駄目だろうね…


木を見て森を見ず
合成の誤謬




これからどんどん、輸入の食材や金属非金属、値上がりが『何度も』起きる…円安誘導だのインフレ政策のせいだが、まだインフレ誘導は現れていないので円安効果のみでもすでにこうなっている。
…しかしアベ自民政府与党は「それが正しいんだ」と思ってるから、値上がりするたびに大喜びだ…富裕層やエリート層は庶民の家系実態など振れたことも無いからそうなる…アベ麻生谷垣は日本有数のボンボンである。
こうした合成の誤謬がつづくのが「知的に劣る愚かしい国」であり、このままでは日本は、付け焼き刃の間違った選択を繰り返すことで自滅する…




すでに回転寿司からはコスト高になったウニやホタテなどが消えた…7割増しに値上げ(170円とか)しての再発売の動きもある。
サラダ油や乳製品など様々な食材、原油の絡む製品などが、続々と値上げ済みだ。だがこれは一回では無い…コストが上昇するたびにまた値上がる、何度も何度も。フィンランドではこうした実態により学生や貧困層は「ほとんど消費しない倹約生活」が普通だという現地レポートもある。
対岸の火事では無い。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130614-OYT1T00257.htm
伊藤ハム、ソーセージ・ナゲットなど実質値上げ


 伊藤ハムは13日、ハム・ソーセージ206品目とチキンナゲットやハンバーグなど加工食品69品目の内容量を、7月22日から5〜15%減らすと発表した。

 出荷価格を据え置くため、平均8%の実質値上げとなる。中国など新興国の需要増や円安で、原材料の豚肉・鶏肉の輸入価格が高騰するなどしたためという。

 値上げはハム・ソーセージが2007年、加工食品は08年以来となる。このほかハム・ソーセージ4品目、加工食品1品目については、内容量を変えず出荷価格を引き上げる。原材料価格の上昇で増えた約40億円のコストの一部を値上げで賄う。
(2013年6月14日09時24分 読売新聞)


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http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120119/1326938833