先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

評価を、画一化しようとすることが時代遅れになった

視聴率=「録画では無い視聴」が、役に立たなくなってきた、ということへのコメント

未だにエンゲル係数だけで豊かさをはかろうとするような
いくら稼いでるか、社会地位が部長クラスかどうか、そういうことだけで人を評価しようとするような


つまり農業も工業も数字ありきでデジタルなんだけど、
サービスとか自由・多様化の時代にあっては、もっとファジィでとらえどころが無いんだよね。


農工時代は、オカミやウエが人を評価するだけだったが
いまは個人個人にそれらが託されているから(何をするのが有意義で、なにが価値のあることなのか)、
ウエから目線で、画一的な、評価方法が役に立たなくなった。


たとえばこのはてなダイアリーも、
丸一日分しかアクセス数を計上しないモードだけではなく
永久に、同じキーワードで同じエントリーにアクセスがあれば計上し続けるモードもある。


同じ楽曲や放送に、ネットも放送もすべて網羅して永久にアクセス数を計上できたら?それを期間ごとにソートできたら?
何秒間かで打ち切ってしまったか、徹頭徹尾見たか、も計上できたなら?


どのコンテンツへ、なんの端末で、どういうアクセスをしたユーザが、実際に何を買ったか…


モバイル…スマホワンセグ端末
固定TV、PCのTV機能


これらだって、本来的にはサーベイ側も知りたいはずなんだよ。けど放送側にはモバイルをトレースする手段は未だに無いでしょ。依頼モニターのご家庭に視聴率カウンターを設置して終わり。TVショッピングの企業が自社のDBを肥やすぐらいかな。
ネット側だけがそういう詳細なサーベイが出来るが、DBとしてはローカル的で偏ってるよね。楽天単位とか、ようつべ単位とか…横断的グローバル的になっていない。


ビッグデータと騒ぎつつぜんぜんそうなってなくて追いついてない。


これが、国際社会における外交軍事のインテリジェンス諜報活動だとしたら…?情報が欠落している側は負ける。もしくは多くの情報を得ても咀嚼活用できなければ負ける。


DBというのは、やりようによっていくらでも高価値にも無価値にもなるんだよ…コンビニがPOSでやってる消費動向調査なんかかなりきめ細かいよね。日本政府の内調が駄目駄目でCIAは抜群というのも、そういうレベル差だよね。



バカはグローバルで勝てない。
だからバカしか上層にいない(手腕をふるえない)(バカに利用されたあげく罪や不始末だけなすりつけられたくないので誰も近寄らない)
そういう日本は、ずっと何度も負け続けるしか無い。勝てるステージは非常に乏しい。


以上、元SEなのでDBサーバーやWEBサーバーの設計や構築もやってた、なんでか霞ヶ関も出入りが結構あった、人より。


 ◇


その意味で、アベノミクスには知恵が足りない。
総理は自分がレベルの低い大学卒であまり知恵が無いことは自認しており、インフレ誘導も偉い学者先生の受け売りだと公言している。


全体把握、全体統合が欠落しているから、インフレ誘導や株価バブルは成功しない…長続きする前に頓挫する。


異次元の金融緩和で、鰹節業界が崩壊する…日銀は「だって『あげろ』って言うからその役割をがんばっただけ」と言うのがオチだ…トップがよくわかっておらず、各部署に任せるだけでは、全体統合、全体見極めの機能が乏しいから…

http://www.asahi.com/business/update/0420/SEB201304200001.html
かつお節、円安で値上げ? ドル建て取引で原料価格急騰


 【久恒勇造】かつお節の原料となる冷凍カツオの価格が高騰している。健康志向などで海外で需要が拡大したところへ、ドル建ての国際価格が指標になっているため「アベノミクス」による円安が拍車をかける。生産量日本一の鹿児島県枕崎市では史上最高値を更新し、1年で30%超も値上がりした。食卓に届く製品価格も値上げが迫る。

 中心となる重さ2・5キロ上(かみ、2・5キロ以上4・5キロ未満)の冷凍カツオ1キロ当たりの取引価格が10日、枕崎漁港で史上最高値の251・1円を記録した。

 19日は220・6円まで下がったが、「経験のない高値」は続く。入札して20トンほどを買った大石商店社長の大石克彦さん(55)は「業界に入って30年ぐらいだが一番高い。経費のもとが取れるかどうか厳しい」と嘆く。

鰹節だけで終わるはずが無い…なんでもかんでも外貨建てや輸入品依存の現代では。原発のリリーフである火力だって燃料費が円安によって次第に上がってきている…


アベはまた一年で総辞職を余儀なくされるのか…けっして非現実的では無い。なんせ、どうなるか不明のバクチ=パルプンテに一か八か賭けたんだから…


次はトラック…

http://www.asahi.com/business/update/0423/TKY201304220461.html
漁船20万隻、一斉休漁検討 円安で燃料高騰「対策を」


 円安で漁船の燃料費が上がっているため、全国漁業協同組合連合会(全漁連)が5月に全国の漁船約20万隻を一斉休漁しようと検討している。政府に燃料高騰の対策を求めるためだ。一斉休漁に踏み切れば、2008年7月以来約5年ぶり。休漁で漁獲量が減ると、魚の値段が上がるおそれもある。

 まず、全漁連に入る「全国いか釣漁業協議会」所属のイカ釣り漁船約3千隻が4月26、27日の2日間、一斉休漁する。夜間にイカをおびき寄せる照明に大量の燃料を使うため、燃料高騰の影響を受けやすいからだ。

 全漁連は同時に、政府や与党に燃料高騰で減った収入を補うよう支援を求める。政府が対応しない場合は、5月に全国の漁船約20万隻が一斉休漁する「ストライキ」に踏み切る


http://twitter.com/ka2nd/status/325183988589289473
アベノミクスの円安誘導にもかかわらず牛丼値下げ280円に踏み切った吉野家と、弁当を値上げから値下げに戻したオザム…アベノミクスの円安誘導のせいで(大赤字転落にもかかわらず)ハンバーガー120円に値上げのマック…デスマーチ発動。政権発足たった4ヶ月でこれでは1年後は、3年後は…


http://www.j-cast.com/2013/04/22173664.html
マンション販売が好調な要因は、黒田日銀による「異次元の金融緩和」に伴う金利低下や、株高に伴う資産効果だ。
最近は「億ションなど高額物件が完売したり、リタイヤ層が子供ための住居として2軒目を購入したりする動きが出てきました」
たとえば、三井不動産が手がけた東京・飯田橋の「パークコート千代田富士見ザタワー」(総戸数505戸)は物件の半数が「億ション」。3月16日に最終販売したが、「すでに申込みは埋まりました」(三井不動産)という。40歳代を中心に、会社経営者や役員、医師などが購入しているそうだ。

同社が現在販売中の「パークマンション赤坂氷川坂」も高額物件だが、「好調に売れています」と話している。


http://www.j-cast.com/2013/04/22173626.html
JPモルガン・アセット・マネジメント日本株で運用する「JPMザ・ジャパン」や、フィデリティ投信の「USリート・ファンド」などの投資信託の販売停止が相次いだ。

申し込みが殺到し、「JPMザ・ジャパン」は2013年4月10日に、「USリート・ファンド」は11日以降、販売を停止している。「アベノミクス」による円安・株高の影響で、個人の資金が短期間に集まり過ぎたため。

完全に、勝ち負けを分断した格差好景気。
関係ない人にとっては関係ないまま過ぎていく、小泉景気よりさらにひどい「富裕層専用景気」
恵みのない人々から奪い取って、恵まれた人々をさらに恵ませる、所得移転。


いよいよ日本経済、日本の大企業がヤバイ!…ので、ひとまず延命措置としてなりふり構わず株価円安バブル発動…
けれど恩恵に無縁の人々や業界が圧倒多数で、むしろ円安やインフレでコストばかり膨らむ…つまり「日本の消費社会はむしろ、焦げ付いていく」


日本政府はもはや、消費や生産が焦げ付いていくことを「将来的に面倒見る気は無い」と言うこと。放棄している。
放棄したウエで、現状のきわめて末期的な延命措置を続く限り続けるだけ。資産や準備高は減る一方だろう…社会荒廃は次第に隠せなくなっていくだろう。


小泉政権の時は、マネーバブルにしても個人が投資に手を出すように奨励していた。けどアベノミクス政権は既存の大口投資家=プチセレブ以上・エグゼクティブクラスしか相手にしていない。投資でしか食えない環境にあってせめて投資で食ってみようということさえ促さない…エサになれ、シネという訳だ。これで共産党がちっとも騒がないのが参院選がらみというんだから、なさけないね…


末期患者はモルヒネ抗がん剤でみるみる各機能を失って壊されて、見るも無惨になっていく…数多くを切り捨ててでも、延命ただそれ一点だけが行われていく…

http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65786305.html
 マル経学者の多くは国民の自由な経済活動を縛りつけるのが大好きで仕方がなく、本質的に社会主義政策ばかりを提唱して失敗を繰り返す。そして命を守るためだの何だのと言い訳をしながら公共事業を無理やり肯定したり、偽善を利用したネズミ講社会保障を肯定したり、挙句の果てにそれらが失敗に終わると上でも書いたように金融政策に走ろうとまでする始末。
 そして最終的な言い訳として、デフレが問題とまで言い出して現実逃避。デフレ解消のために前代未聞な超金融緩和を求めだす。政治家も老人票がほしいがために、ネズミ講社会保障の失敗を認めたくはないから現実逃避するために金融緩和にすがりつくようになる。これでバブルが生み出されて崩壊しようものなら、これは新自由主義という定義不明な単語を連発して自由な経済活動や規制緩和がいけなかったんだと愚かにも騒ぎ出すのがいつもパターンだ。そこには当然理屈も何もあったものではなく、ただの感情だけで自らの考えの誤りを認めようとはしない愚かな人間の行き着く先でもあるだろう。
 得てして自分が優秀だと思い込んでいる高学歴の連中に上で書いたような社会主義者がなぜか多いのが自分の経験で、この比率は公務員やNHKに代表される準公務員企業になるほど大きくなるのは(偏見も込めて)個人的な実感でもある。民間でもまれることなく、税金や受信料やその他もろもろのインフラの料金で安穏に生きてきた連中というのは、どうしても集団化して村を形成し、出る杭を打つことを良しとする組織を作る傾向にあるようで、当然こういう連中が政治に介入するとろくなことがないのは説明するまでもない。