先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

まだ安全を言うのは時期尚早ではないのか、福島生徒のWBC検査結果


東電が汚染水貯蔵しきれないという白旗発表したタイミングでの早野報道…あきらかに、不都合な事実が出てきたんで都合のいい報道をねじ込んできている…今更な内容の報道でもあるから、におう。
福島県民の心理からすれば、汚染水が駄目なようでは「いよいよ引っ越すか…」となるだろう、そこへ早野報道が飛んできて「まだ大丈夫かな」と中和される…政府はそれを狙って仕組んだと言うことだろう。


ちゅうか、家庭での朝夕食はトレースしきれないだろ…
流通する肉野菜はサンプリング検査…一日に何万出荷の内のひとつとか。畑が一つ違えば、いや隣の束ならば、ゼロベクレルだったり、150ベクレルだったりするくじ引きだ。


ウクライナベラルーシだってね、学校給食はローベクレルの安全食材なんですよ…コロステンだって。WBC検査だってあちこちの市民会館みたいなところで常にやってるわけですよ。そういうところで市民が買った野菜穀物をベクレル測定しても数値は非常に低い。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130325/1364176250
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130116/1358262605


WBCで拾えるのは血中に乗った、骨格や臓器にたまった、放射性物質だけ(だいたい摂取吸引した総量の0.5〜3%ぐらい)。消化器系で吸収されなかったやつは拾えないがこちらのほうが総量は多い(つまり97%以上)。(先の両国、胃がんなど消化器がんが甲状腺がんぐらいに増加した経緯がある)


・朝夕食のベクレル取り込み
・住環境や屋外にいるときの塵芥吸引摂取での取り込み
・屋外に蔓延する地表地下樹木などのセシウムからのガンマ線被曝
これが24時間365日何年でもずっと続く。こと外部被曝はベクレルには一切出ない。累積線量を記録していればある程度は目安はわかるが…同じ線量でもなにがどう発病するかしないかは個人差がありすぎる。


事故後の線量減少、原発からの飛散減少で、被曝が減ってきていても、
事故直後の高い汚染に触れたことで、将来的に発病しかねない人々もいる。


まだたった3年目だ。油断しちゃ駄目だ。危険視しすぎずとも、安全だと思い込んでは駄目。せめて10年後以降なら医療統計からある程度は安全とか危険をいえるだろう。


三春町の検査というのはWBCでの体内残留ベクレル検査だね。
でも三春町や田村市まして南相馬市中心部のような位置的に半端な地域よりも、中通り福島市二本松市郡山市の縦のラインの方が汚染がひどく線量が高い。(胸の高さでも場所により1〜3マイクロシーベルト南相馬や三春では0.3などと東京よりほんのちょっと高いぐらいの地区が大半。)


原発事故汚染は煙をまき散らすような「まだら状斑点状のホットスポット汚染」と、「各人が、たまたまどこで何をしていたか」ということが重要なのが常識。三春町のようなホットスポット外での検査で『福島の』とひとくくりにするのはおかしい。東京駅と江東区でもうぜんぜん汚染度は違う。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130411/t10013833051000.html

福島の内部被ばく 食品からはほぼなし
4月11日 0時22分


福島県三春町の小学生と中学生の内部被ばくについて調べたところ、去年秋の時点では、児童・生徒全員が検出限界を下回り、東京大学などのグループは、食品から体内への放射性物質の取り込みはほぼ防ぐことができている、としています。

東京大学などのグループは、福島第一原発の周辺市町村の住民などを対象に、体内に取り込んだ放射性セシウムを測定する内部被ばくの調査を行っています。
このうち、福島第一原発からおよそ50キロにある三春町の小学生と中学生で、おととし11月から去年2月にかけて行った測定では、54人から最大で1300ベクレルのセシウム137を検出しました。
しかし、去年9月から11月にかけて行った測定では、およそ1400人の児童・生徒全員が、検出限界の300ベクレルを下回りました。
これまで発表されている住民の内部被ばくの調査は、主に測定を希望した人を対象にしているため、データに偏りがあるのではないかという指摘がありましたが、今回の調査は、児童・生徒全員を対象にしたのが特徴です。
調査をまとめたグループでは、食品の検査の適切な実施で、体内への放射性物質の取り込みはほぼ防ぐことができていると考えられる、としています。
東京大学の早野龍五教授は、「こうしたデータを積み上げ、福島で安心して暮らしてもらうことにつなげたい」と話しています。
https://twitter.com/hayano

福島宮城や、北関東では、突然死が増えてるね…的な話はあちこちで伝わってきている。ネットにふたは出来ないから…
けど政府は確信犯で、そうやって次々に死んでいく若者や中年は「勝手に死んでいったタダの病人」として相手にしない。
因果関係を立証できない犠牲はどんどん切り捨てていく…補償額を減らし、安全論へ世論を傾けようとする。


かなりソフトとはいえ、早野東大教授(国大の教授)も「安全側を宣伝する人」「危険側を非難することが多い人」バイアスであることには注意すべき。福島県内の安全側右翼に信奉者がいるぐらい。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:jwJxaP22N48J:sssslide.com/www.slideshare.net/RyuHayano/20132-16395031+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp



 ◇


いくらJCASTニュースとはいえ…『バカすぎるだろう、この誤報は』


被曝がゼロの訳が無いだろうが…
あくまで数回にわたるWBC内部被曝検査で検出限界以下だっただけだ。


よくITシステムトラブルとかで、専門外の記者が記事を書いて、専門の人間が読んでもぜんぜん意味不明な記事を書いていることが多いが、
まさにそれだ、このJCASTのバカ記者は、被曝というものをぜんぜん勉強していない。この記者だっていかな都心に住んでいようが原発事故後の被曝はゼロでは無いのにな…


マスコミは、そんな程度です。そうでなくてもJACSTは産経よりさらに右翼こびこび。

http://www.j-cast.com/2013/04/11172919.html

福島原発事故「子供の被ばくはゼロ」
2013/4/11 14:54


早野龍五東大教授ら研究チームが東京電力福島第1原発事故後の福島県の住民と、県外に避難した住民の内部被ばくについて32811人を調べた結果、被ばくが認定された人は殆どおらず、子供の被ばくはゼロだった。早野教授が日本学士院紀要に発表した論文を自身の公式ホームページで13年4月10日に公開した。


以下、あくまで参考に…
子供は身体(臓器)が小さいので、成人と比較して乳児10倍、小学生2〜4倍で被曝影響を計算する。身体が薄いので放射線遮蔽効果も小さい。

https://twitter.com/Ani2525/status/323187832107696128
NORKUROX Apr 14, 8:21am via Twitter for Android

RT @Ani2525: 早野龍五の研究に先行その1 141人の尿からセシウム 福島の乳幼児2千人測定 2012年6月30日 福島県内に住む0〜7歳の乳幼児2022人の尿を民間の分析機関「同位体研究所」(横浜市)が測定した結果、141人から放射性セシウムが検出されたことが30日、分かった。


http://ameblo.jp/tagajyomiraie/entry-11293053734.html
2012-07-03 10:00:22
テーマ:健康調査(尿・甲状腺)

中國新聞(2012年7月1日)より参照。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207010067.html

福島県内に住む0〜7歳の乳幼児2022人の尿を民間の分析機関「同位体研究所」(横浜市)が測定した結果、141人から放射性セシウムが検出された。

うち3人が尿中セシウム10Bq/kgを超えた。

4歳男児2人が17・5Bq/kgと14・0Bq/kg、次いで4歳女児が12・0Bq/kg。

残る138人は10Bq/kg以下で最低は0・1Bq/kg。

セシウムが検出された141人の平均は2・2Bq/kg。

同研究所によると、10Bq/kgを超えた3人はいずれも家庭菜園などで自家栽培した野菜を食べていた。

福島県によると、東京電力福島第1原発事故後、これほど多くの住民の尿についてセシウム検査をした例はないという。

同位体研究所HP(2012年7月1日)より参照。

http://www.isotope-test.com/detail/report_120701.html

検査方法は、40ml程度の尿を直径47mmの吸収シートに採取の上、乾燥後、ゲルマニウム半導体検出器により放射性セシウム及び放射性カリウムを測定。

定量下限値は1Bq/kg程度。

測定過程で放射性セシウム134又は137の検出ピークが疑われる場合には、長時間測定により検出の有無を確定させた。


当会会員3家庭7人の尿検査結果と行動アンケートは、こちら 。http://ameblo.jp/tagajyomiraie/entry-11207452173.html

尿にセシウムが出るということは、口や鼻から体内に取り込まれた結果ですから、福島県外でも何も気にせず食べていれば、検出されます。

宮城県多賀城市でも、放射能対策をしていなかったご家庭からは、平均1・98Bq/kgのセシウムが検出されています。

福島県の平均2・2Bq/kgとそう変わりません。