先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

こんなギャンブル「だけ」にすがってる日本経済ってどれだけ末期症状モルヒネ依存か…

94円>90円に、一夜で”ストーン”だからね…
たしか大企業ってドル円とかユーロ円の社内相場を設定するんだよね…この数値が安定できないんじゃないの?基本的には大幅に円高寄りにしておけば保険には違いないけども。


新橋有楽町付近でNHKニュースのインタビューに応じてるサラリーマンでさえ、ほとんど自分たちの置かれてる危機的状況がわかってないのが泣ける…「なんか、よくなってく感じですかねえ、雰囲気みると」雰囲気かよ…マスコミ情報操作による雰囲気だけが判断材料かよ…たぶん利口な苦言をはく人は編集でカットされ、放送されないだけだろうけど。


おれは小泉改革構造改革路線の一助をやった立場だけど、今回の株価バブル依存、なんでも口約束してくることでの期待先行”好感バブル”という先物っぽいやり方に終始している、そんなアベノミクスはほとんど90%賛成できない。自然的にアンチ側の意見になることが多い。あれではパチプロと変わらん…
・小泉はまず先にやるべきことをやりそろえるものはそろえて準備万端してから次の好況へ飛び込んだが、
アベノミクスはただ期待感を煽ってるだけのパフォーマー大道芸人だ…このままでは先行きによっては結果的に詐欺師になりかねない…日本製品は家電・電機系もクルマ系もあまり売れなくなり単価が取れなくなっており、解決方法は全然見通しが立たないままだ。準備万端どころか、準備するためのスタートラインに着いたばかり。策を練ると行っても、グローバル安値製品に高コストの日本製品が太刀打ちできる万能薬などない…そりゃギャンブルに依存したくなる=サラ金依存になっていくような、そうなるのも無理はないが、サラ金依存してなお再建できなかったら破産するだけだ。そして再建のための策が満足にたてられる見通しはゼロ。


あのゲンダイでさえ、サラリーマンの小遣いを株投資で増やせなんて記事を書いてる始末…いろいろと日本もいよいよ終わりだなと実感。福田麻生の頃の「まだもうちょっと先かな」というのは確実に過ぎ去った…もはや目前という実感。。

http://www.asahi.com/business/update/0226/TKY201302260003.html
NY円急騰、一時90円台 1カ月ぶり、伊の政局不安で


 【ニューヨーク=畑中徹】25日のニューヨーク外国為替市場では、イタリア政局不安を背景に、ほかの主要な通貨に対し、円が買われた。対ドルの円相場は一時、1ドル=90円85銭付近まで値上がりし、約1カ月ぶりの円高ドル安水準となった。円は、ユーロに対しても買われている。


http://www.asahi.com/international/update/0226/TKY201302260004.html
イタリア、再選挙の可能性も 下院は中道左派、上院激戦


 【ローマ=石田博士】上下両院で争うイタリア総選挙は、モンティ首相が取り組んだ構造改革の継承を掲げる中道左派連合が下院を制する一方で、上院はどの勢力も過半数を得られない見通しになった。政権の発足には上下両院の信任が必要で、政局が混乱して再選挙にいたる可能性も浮上している。


http://www.asahi.com/national/update/0227/NGY201302260021.html
高野山真言宗、6.8億損失か お布施など運用に失敗


写真:宗会のあいさつで資産運用の失敗について説明する高野山真言宗の庄野光昭宗務総長(左)=和歌山県高野町拡大宗会のあいさつで資産運用の失敗について説明する高野山真言宗の庄野光昭宗務総長(左)=和歌山県高野町


 空海弘法大師)が開創して約1200年の伝統を持つ宗教法人高野山真言宗(総本山・金剛峯寺〈こんごうぶじ〉、和歌山県高野町)が、資金運用に失敗して少なくとも6億8千万円の損失を出していたことが、関係者の話でわかった。約3700の末寺から集めた檀(だん)信徒からのお布施も含まれている。


関係者は「内局がリスクの高い金融商品を購入したのが原因だ」と説明する。2年後に迎える開創1200年のイベント費用や、火災時の見舞金として積み立てた基金などの運用を証券会社に任せて損失を出したとみられている。

内局は07年度から経営コンサルタントを雇い、元本保証がない資金運用に切り替えた。「確実な有価証券に換え、確実な銀行に預け管理しなければならない」と定めた高野山真言宗の規則に違反する可能性がある。

宗会議員の一人は「檀信徒からいただいた浄財。ハイリスクな金融商品に手を出すこと自体、許されない。宗教法人は企業ではない。開創1200年を前に根本的に立て直す必要がある」と話した

預けっぱなし、既得権益に座りっぱなし…そういう農民型が定着している日本人には、毎日神経質に画面をチェックしないと追いつかない投資は、合わない。こと坊主ではなあ…委託だろうけど投資判断自体は依頼主だからね…坊主は屏風に上手に描画する以外のことがわかるわけがない。


 ◇


日経もおおっぴらに言えないことは紙面ではなくビジネス誌の方で言う…フリーの筆者や招聘先生の口から。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130222/244106/
日銀総裁、実は誰がやっても同じ?


上場投資信託ETF)や不動産投資信託REIT)などリスク資産の購入拡大は、株価などへの直接的な働きかけは期待できても、それぞれの市場規模が限られ、大胆には進めにくいとの意見がある。日銀総裁の有力候補の1人だった岩田一政氏の持論である外債の購入策は、為替市場で円安を直接的に促してしまうとして、海外当局の厳しい視線を警戒する安倍政権が議論を封印した。結局のところ、現状は「大胆な緩和には程遠い小粒のラインナップ」(国内証券のエコノミスト)と市場は冷ややかだ。手法が乏しい現状では、誰が日銀総裁になっても、同じ茨の道が待っていることに変わりはない。


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M08NZ41A1I4H01.html
日本格付研究所の内海孚社長はブルームバーグ・ニュースのインタビューで、日本銀行の先月の追加緩和を「あり地獄」に例えて、「日銀は自らを動きの取れない方向に追い込んでいる」と述べた。その上で、財政規律喪失や国債市場のバブル化と崩壊など、将来大きな禍根を残す可能性があるとの見方を示した。


内海氏は1989−91年に大蔵省(現財務省)の財務官を務め、国際金融情報センター理事長を経て現職。1日行ったインタビューで「白川方明総裁はバーナンキ米連邦準備制度理事会FRB)議長と金融緩和競争をやっているか、単に追随しているようなものだ。バーナンキ議長が何をやっているかみれば、日銀が何をやるか分かると海外の人も言い始めている」と語る。

その上で「今回の決定で円安・株高となり、短期的には成功したと思うし、それはそれで結構だが、中長期的には非常に大きな問題を残すことになる」と指摘。「日銀が国債を買っていれば財政赤字はどうにかなるではないか、ということで、財政規律は当然緩む。日銀はどんどんあり地獄に入っているように私には見える」という。

FRBは1月25日、長期的な物価目標として2%の物価上昇率を明示。これを受けて、日銀にデフレ脱却へのより強い姿勢を求める声が高まった。日銀は先月14日の金融政策決定会合で、当面、消費者物価指数(CPI)の前年比で1%を目指し、それが見通せるようになるまで強力に金融緩和を推進していくと表明。その具体的な手段として、新たに10兆円の長期国債を買い入れることを決定した。


次の標的が日本だったら

内海氏は一方で、現在最大のリスク要因とされている欧州ソブリン問題については、鎮静化に向けて「一歩一歩進んでいる」と評価する。その上で「ユーロ圏に対する市場の攻撃が少し収まってきて、次の標的はどこかというとき、それが日本だった時に政策的に取れる手段はない。その時が一番怖い」と危機感を示す。

消費税をめぐる国会論争も混迷を深めている。内海氏は「消費税率引き上げがうまくいかないことが分かり、日本の財政には救いがない、深刻化する一方だというイメージが広がった時の怖さを想像したらよい」と指摘する。「租税収入が歳入全体の50%にもならないという財政状態なのは、世界の先進国ではどこにもないのだから」という。


「今までは円高恐怖論ばかりだったが、ついこの間1ドル=120円だったことがあるわけで、今120円になったらエネルギーコストの上昇で大変なことになる」と話す。
更新日時: 2012/03/05 11:50 JST

原発問題と同じだね。
めんどうなことはいいから儲かるために動かしちまおうぜという一派と
先々のことを考えてヤバイ橋を渡るのはやめておこうという一派と。


でも、民間収益が日本製品没落時期に入ったので恒常的に落ち込み続けている時代に、だからって穴埋めは日銀だけでやれというのもおかしい話だな。とても頑丈な防弾チョッキを着てひとりで弾丸全部受け止めていなさいと言う…伴宙太かよ!


とにかく結論は出ている。「遅すぎた」と。
いまから産業を振興しましょうと政府がスローガン。
いまから農業を強くしましょうと政府がスローガン。
この実態を視てちょっと頭がいい人は身震いがしているだろ?


すでに何もかもが遅すぎたからこそ、債務ばかりふくれあがって、日銀=伴宙太が弾丸を受け止める借金膨張地獄を背負わされている…
政官財の恒常性の怠慢と、傲慢な過信から来る「下層庶民はだまっておれ!」な封建弾圧の数々…既得権益に逆らう市民は次々に潰す殺す…
こうして、いつもおなじことを何年も続けるのは優秀だが、どんどんただ無策に追い込まれていく…その実態がとうとう崖っぷちにたたされたが
メシアはどこにもいない。自業自得の悪事によって追い込まれた愚者にはメシアもエンジェルも近寄らないから…


アベも地獄を見るなあこれは…本人は気づいてないとしても、明らかに詐欺師だから…「私に任せておけば大丈夫」「あれもやろうこれもやろう」を連呼するが、実情を視ればぜぇったいに無理であるから詐欺。
いまは70%の支持率もこれ「あげておとす」の旧転落レバレッジによって0.7%までいきかねない。


おれは森・小泉政権の頃からずーっと日米政権(次第にもっと各国に拡がっていったが…)とつきあってきて内側の事情に触れていたからね…どんな愚かな行いがずっと続けられ、何が今や遅すぎるのか、ぜんぶ知ってるからね。おかげでアベノホットケーキミックスにはあきれすぎて第二次アベ内角直球とはほぼ99%絶交し、いまは無縁である。ここまで無縁を貫いたのは史上初だ。森〜野田まではたとえ関係が険悪になってもなお5%10%でもかならず通じ合う努力は続けていたけど、いまは俺を敵視する勢力にあえて完全にくれてやって、俺はもう1%すら通じていない。ほんのちょびっと、あくまで個人対個人で、シゲちゃんとシンちゃんを気にかけているぐらいかな。
…まあ「おれさまは天皇の子分の右翼さまだぞ!アベと井上信治の命令により貴様をぶっ殺す!!!」と堂々と名乗るごろつき連中大勢が衆院全直前〜今に至るまで散発的にこのおれに襲撃をかけてくるから、そりゃアベなんか見放すわ。恩人に矢を射る人間なんて。


いくら武闘派でもタカ派でもね、ケンカ姿勢が基本で、日々あちこちにけんか腰で怒鳴りつけて敵を増やし続ける…そういう連中が仕切ったらその国は終わりなんだよ…昔のように経済より軍事が勝った時代はともかく、いまは経済最優先なんだから。殴り込んだら経済行為は止まる…反日デモでもわかる。ごろつきが怒鳴ったら今時のサラリーマンOLたちは萎縮する…モチベーションゼロになる。
アベが衆院選勝利目前にまずやったことは日銀総裁のところへ殴り込みをかけて、脅迫して、リフレ要求をのませるテロ行為だったでしょ、いくら白川さんとおれは以前から比較的良好な仲だったとは言え、あの人にそういう殴り込みをかけられちゃったら俺としても眉をひそめるからねぇ…


マネーヤクザかなんかしらんが、暴力団に日本の空気を乗っ取らせた時点で、いろいろ終わったのは悟ったわ。


 ◇


大前ちゃん、ところがどっっこい日本社会というのは、
部落民と農漁民が、どぶ板選挙戦争だの、とにかくケンカだ利権抗争だと…なんせ武家戦国社会で1500年の国だからさ、そのノリで世界大戦軍国でしたから・・・「それしかできない」のよ…


学者さんはつい、ああすればできる、的に言うんだけど、日本はあさましい野蛮蛮勇の歴史を経た民族性なので、そこを「一切やめます」と観念させて血判状でも提出させない限り、無理だよ、いろいろとね…
その意味ではどうせ大失敗するアベノホットケーキミックスはいいお灸だ、あれ右側とオカミさまがたが結集してる肝いりだから失敗すると逃げもイイワケもできない。


道州制になれば、野蛮な地方民や地方自治体が、好き勝手に乱暴や放漫経営を始める。石原橋下なんてカワイイもんで。
中央集権は従来踏襲しかできない…


日本は終わったのさ…よほど落ちぶれて破産して泥水すする日々が続いて、みんな懲りて離散して、その次にぜんぜん違うものが生まれてたまたま成功するかもしれないししないかもしれない。


別に大宇宙の神様は日本をひいきする義務はないから。oomae god!


こんなむずかしいこと、偏差値学力の低い日本の政官財連中には無理だよ…んで知能指数の低いヤクザギャングどもに日本経済が乗っ取られて操られてもっとひどくなる…
【できない勢力は永久にできない できる勢力に主導権を明け渡すしかない】

大前研一『クオリティ国家という戦略』



・現在の日本はどういう状況になっているのか。
ひとことで言えば、「中途半端な国」になっているのである。
人材の質も中途半端で、人件費が高いのに付加価値力や特にサービス業の生産性は低い。


・一方、今世界で繁栄している国はふたつのタイプがある。
ひとつは「ボリューム国家」だ。
経済規模が巨大で、人口・労働力のボリュームと低コストの人材費を強みとして工業国家モデルで急成長している。
その代表がBRICsのブラジル、ロシア、インド、中国だ。


・もうひとつが「クオリティ国家」と呼んでいる国々である。
経済規模は小さく、人口が300万〜1000万人、一人当たりのGDPが400万円以上。
世界の繁栄を取り込むのが非常にうまいという共通点がある。
人件費は高いが、それをカバーする付加価値力と生産性の高い人材が揃っている。


・規模の拡大を目指すボリューム国家に対して質の向上を目指す国家であり、
スイス、シンガポールフィンランドスウェーデンが典型だ。


・クオリティ国家の大きさは、日本が道州制になった場合の道州と同じくらいだ。
ならば、日本は早急に道州制を導入し、各道州がスイスやシンガポールフィンランドなどを参考にしながら、
思い思いの戦略を立てて自立したクオリティ国家を目指せばよい。


・クオリティ国家の特徴は、世界に出て行くだけではなく世界からヒト、モノ、カネや企業、
そして情報を呼び込むために税金体系を自由に決めている。
ほとんどの国は相続税がゼロで所得税法人税も安いことである。
ところが日本は加工貿易立国の工業国家モデルのままだから、いまだに出て行くことばかりを考えている。


・道州が世界の中で自立していくためには、それぞれが自分なりの「クオリティ国家像」を明確に描いていなければならない。
質の高い国家、という考え方には、生活の質、社会の質、教育の質、自然や街並みの質、政治制度の質など、
あらゆる断面で世界の規範となるような質が実現されなくてはならない。


・クオリティ国家にとって、とりわけ重要なのは「ブランド戦略」である。

かつて私は、時計会社タグホイヤーのホイヤー名誉会長に、
「もし、セイコーの再生を頼まれたら、どうするか?」と質問した。

彼はこう言った。
「私を雇えばよい。
セイコーは時計を作ろうとしている。
だが、現在の時計業界は時計を作る競争ではなく、
いかにブランドを維持して高い付加価値をお客さんに認めてもらうか、
というブランド・マネージメントの競争だ」
「ブランドを維持するためには、1人のプロデューサーがいればよい。
だから、私のように高級ブランドのマーケティングを熟知しているプロを1人雇って全部任せればよい」


・複数の「ハブ拠点」で世界を呼び込むシステム構築のうまさ。
シンガポールは、国家の中にさまざまな「ハブ拠点」を作ることによって、
戦略的に世界から、ヒト、モノ、カネ、情報を吸引している。


・実はアメリカは、ひとつの国家というよりもクオリティ国家の集合体というべき存在。


・税率の低さは世界から企業と人材とカネを呼び込む。


※コメント
日本維新の会の橋下氏は、大前氏の本を熟読して、自身の政策に反映しているという。
今後どういった統治機構になるか、大前氏の理論を見ながらウォッチしていきたい。


民族性や歴史に根付いていないことは、できない。


明治政府は、野蛮な日本社会をときに抑えこみつつ、世界各地へはなっていた留学経験者=学者や技師や博識者に、時に大事業を一任した。軍ですらそうだった。
小泉改革で次々に民間登用などをしておおっと言わせたのはカワイイレベルで、もっと国運をかけた一大事もどんどん世界各地で吸収してきた留学渡航経験者に任せていったのだ。…だって当時の日本はとにかく西欧列強へ追いつけだから、いかに遅れた国なのか理解していて、とにかく必死だったからね。…これは挫折後のリトライである戦後成長でも同じだった。


逆に言えば、今の日本は追い越しすぎた。豊かになりすぎた。そして成長も止まって、物価など様々な価値が高止まりしてデフレに至った。
「必死さがない」これが致命傷だ。まだ大丈夫だと甘えていると今までと同じことをやりたがる…


 ◇


いや、だって…アメリカが仕掛けた日本爆弾ですし…
ぶっ壊してグローバリゼーションに染め上げる気満々でしょう、日本の保守だの維持の側の発想じゃないよね。
まさにソフトパワー…様々な入れ知恵や助力しつつもすべては日本解体のため。爆弾と言ったハードではなく、気づかれぬようソフトで仕掛けてる現代流。

http://gendai.net/articles/view/syakai/141168
<衆参両院議員の無能と判断力喪失は確実にこの国をまた破滅させる>

 26日、今年度の補正予算参院本会議で採決された。わずか1票差とはいえ賛成が反対を上回って可決、成立。すっかり「ねじれ」は解けてしまった。

 この結果に安倍首相は「『決められない政治から『決める政治』への第一歩だ」と大ハシャギ。石破幹事長は「きょうを境に歴史が変わっていく」とまで言ってのけたが、ヤバイことまで「決めてしまう政治」なんて、国民は誰ひとりとして望んでいない。

今度の補正は公共事業バラマキと天下り法人への補助金増額オンパレードのデタラメ予算だ。古い自民党への先祖返りを認めるような中身。それこそ真っ向否定しなければ、野党としての信頼は得られない。


「総選挙の自民大勝と安倍内閣の高支持率を前に、どの野党も意気消沈。参院選前に政権の足を引っ張れば野党に批判の矛先が向く、と極端に恐れて日和見主義がまかり通っています。だから、アベノミクスの危険なバクチを国会で追及しないのです。今後も野党が敵前逃亡や敵に塩を送り続ければ、国会は形骸化し、大政翼賛化へとまっしぐらです」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学

 安倍が暴政を振るう下地は着々と整いつつある。それでも野党が傍観を決め込めば、この国は破滅の道をたどるだけだ。