先従隗始・温故知新

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石原君、なにをカンチガイしてるのか


石原君も、政党を立ち上げるようなベテラン代議士も「下層社会の、民間経験が無いか、乏しい」
ゆえに、「なんでそんなことするの?」みたいな間違いをよくやる。
某ふくだくんの、「下層末端の消費者国民をすくうための消費者庁」とやらも非常に不発だった。民間経験ありと言っても大卒後はエリートサラリーマン管理職だけだしな。


企業において、
選択と集中
・企業内再編、業界再編
というのは、よほど火の車で、後が無いときに行うモノである。最近だとシャープ。


だが政党なんて、最後の最後までオカネも権力も勝手に寄ってくるから、最後の最後まで余裕を保てる存在だ。
そして逆に言えば、最後の最後まで余裕を保ってもらう代わりに国を倒産させない担保となり、責務を負う、ノブレス・オブリージュな性質でもある。


石原君はたちがあれ日本を母体に新党を作って「どの政党とも合流したい、垣根を無くしたい」とか言い出したけど
切羽詰まってない、政党において、そんなことをして、何になるの?
現にどの政党も、ポカーンとして困ってるじゃないの。


業界とか企業は、浮沈変転、売上げや流行次第ですぐ傾く。すぐ再編だー合流だーとなる。エルピーダなんか今でも悲惨だ。
けど、政党というのは、最後の最後まで、幅広い選択肢は担保される。自由とか余裕が、その国の最後の最後まで担保されるのに、


どうみたってまだどの政党も余裕かましてる状態で(良くも悪くも)


石原君は、なにを間違っているの?
卒業したら作家と代議士しかやったことないから、民間を知らないのが裏目に出ちゃったね。


政党政治ほどの最後の砦が、よほど追い詰められて「選択肢が一つしか無い」なんてケースは、それこそ原発が爆発寸前という、ああいう事態になったときぐらいだよ。
当然、もし日本経済・財政がデフォルト直前!なんて事態になればそれに近くなる。
だがそうやって全国民の本能的危機感がMAXになれば、誰かが呼びかけなくたって自然とみな心は一つになるさ。無人島サバイバルみたいなもんだ。
…んで原発事故が落ち着いてくるとまためいめいが勝手な悪事をやり出すとw