先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

まだ福島県内のコメが全頭検査で完備されてなかったとは…


事故直後からずっと政府が右翼を使って「放射能は安全安心、危険だとか言うヤツはキチガイで非国民」
などという荒唐無稽なキャンペーンと弾圧を展開したせいだよ。みんな過剰に安心しすぎて、タガが緩んでいる。放射能を本気で排除したり防護しようという『気迫』がみじんも無いんだよ、必死さがね。
これは半分以上が政府のせいだから、今後もこういう失態は続くぞ。


ちなみに今も東京のスーパー、オザムなどでは「福島梨」を100円で売っている。上記のタガの緩み方を知ってるから俺は絶対に買わない。

http://mainichi.jp/select/news/20121030k0000m040070000c.html
福島原発事故:須賀川市のコメ 出荷停止を解除

毎日新聞 2012年10月29日 21時35分(最終更新 10月29日 21時43分)


 政府は29日、出荷停止を指示していた福島県須賀川市の旧西袋(にしふくろ)村で収穫された今年度産米について、全袋検査で放射性セシウムが国の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回ることを条件に、停止を解除した。

 24日に旧西袋村のコメ1袋から同110ベクレルが検出され、25日から出荷停止となっていた。県が29日に管理計画を提出し、解除が認められた。

 県によると、新基準値超えのコメを出荷した農家では、稲の天日干しをしていたほか、放射性物質の吸収を抑制するカリウム肥料を使っておらず、これが原因とみられる。今週にも土壌調査などを行い、詳しく調べる方針。

下線部もウソだなあ…
事故後数ヶ月はまだしも、今更、天日干しぐらいで穀物が汚染されるかよ…脱穀すれば表面のセシウムも落ちるだろう・・・
穀物の汚染度は、内部取り込みいわば”移行率”の話だよ。根を通じ、茎や歯や実にどれだけセシウムが取り込まれていくかだ。表面付着の話では無い。


というかウクライナベラルーシでも常識なのは
「農地でも、広域でも、マダラ状にホットスポットは点在し、」
「かならず高くなる田畑が出てくる(汚染水が流れ込む流路がある田んぼなど)」


つまり、真実味としては、この汚染米が出た田んぼ自体が、山からの汚染水などが流れてきやすい環境だった可能性が高い。
だから下線部の次に「今週にも土壌調査などを行い、詳しく調べる方針」と書いてある。ほんとうはこちらが疑わしいのだよ。


耳にいたいことは言わない。日本はこれが徹底されすぎて、どいつもこいつもウソだらけの裏世界へ逃げ込む甘えを許され担保されている…それをズバリ指摘するのが以下の軍人将校の記事である…まぁ軍事的思考以外は苦手な人物なので、中身自体は話半分で聴くといい。実際に軍人を政治家にすると、ヒゲの隊長ぐらいが関の山で。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34586
1951年5月、マッカーサーは米上院軍事外交委員会において民主主義の成熟度についてこう述べた。

 「アメリカがもう40代なのに対して日本は12歳の少年だ」と。続いて「日本ならば理想を実現する余地はまだある」と成長の可能性を示唆した。だが、60年経っても成長は止まっているようだ。

 戦後六十数年、日本は最も大切な安全保障の大部をワシントンに任せ、金儲けに専念してきた。

軍事サービスをアウトソーシングできるのって、確かに民間に人材アウトソーシングが普及した今では「すごいことだな」と実感は出来る。横田基地のフェスティバルでナマの軍事を見てくると余計にそう思う。

また、ナマの中央政界、政官財に身を投じてみると「日本の反対反対とか、利権に逆らうヤツは始末するとか、あれって全部「だだっ子のワガママ」そのものだと実感できた。右翼左翼カルト宗教およびそれとつながる政党に、悪名だかい独裁者・行政権力…と裏社会…

アメリカは、そういう”だだっ子レベルのままの日本”だからこそ利用し続けたいのだ。おサイフケータイとして。子分として。これは利権理由で外交官をクビにされた人物とじかに話をしても意気投合した部分である…大国は属国を子供レベル・バカレベルのままにして飼い慣らすのだと、世界中でそうであると。


…ひとつカンチガイしてはいけないことは、
原発を動かす、では具体論では無いと言うこと
・再生エネルギーと火力でやっていきますとは、具体論となりえると言うこと


視点の違いでもあるが、
・グラリときたら爆発や漏出=お話にならんじゃないか=具体論に並べられない
・再生エネルギーが成長熟成されるまでは火力などで補うか、結構なことじゃないか
とも、とれる。


・いつ爆発するかも知れない、今でも漏れてるかも知れない…多数市民の、精神的不安定の長年持続を招く
これは、具体論のレベルに達しているのやら…政治家と経営者はここの感情回路をOFFにして、見猿聞か猿でスルーしてるだけだろう…それは「社会人のプロレベルの、具体論」とは、ほど遠い…
ガスにしたって、311震災直後の『火の海』の中でパンッパンッ!あちこちでプロパンガスのボンベが爆発するのを見てから、恐ろしくて使えなくなった被災民がいる。しょせんは被災の当事者で無いから、ガスでも原発でも「平気平気」で済ませるのだ。


オートバイや車のレースだって、自分が大転倒で大けがするまでは調子に乗りまくっているものなんだよ、トップレベルのプロレーサーですら。おれはバイク便だったときは社内でも慎重派だったが物笑いにされまくり、しかし笑ってた奴らが次々に事故を起こして痛い思いをすると、誰も俺のことを言わなくなり、むしろ”同類”に鞍替えした…
IT業界、システムエンジニアの世界…大企業のシステムを預かり監視するデータセンター。ここの監視セクションにいた頃も同じことがあった。運用チーム内の部署別に縦割りでイジメあったり、チームごとでもイジメあったりと、非常に険悪な風土であったが、(チーム内部でもハケンばっか、チーム毎でも異なる請負先ばっかだから、つぶし合い)
おれは監視部署…監視画面の異常シグナルを、対応部署へ連絡するポジションにいたが、対応側の部署は縦割りだからこちらの都合を100%無視してイジメまくる…どころか、ついには「物理的にあり得ないスピードで報告するよう要求してきた」ので、監視部署チーフのおれはキレた。具体的には、1時間だけ、全部署に、監視部署をやらせた。全員が「ありえないスピードでの報告」の無理に気づいた。汗だくで顔面蒼白となり、ついにはどこの誰も監視部署をリンチしなくなった…我々ハケンに対するプロパーつまり上位の社員連中ですら。


視点の違いを踏まえるだけで、いろいろと見えてくる。美形芸能人も角度を変えるだけで不細工に見えたりもするように…

・軍艦沈没で育まれたトルコとの友好は有名。


和歌山県沖で沈没したオスマントルコ軍艦「エルトゥールル号」の遭難事件は、トルコの教科書に必ず紹介される。
1890年、トルコの使節団は、宮中で歓待を受け、明治天皇オスマントルコ皇帝からの親書と勲章を献上した後、本国を目指した。
紀伊熊野灘に差しかかったエルトゥールル号は、台風の中心に入り込み、座礁、沈没した。
生還したのは69名のみで、特使の提督をはじめ約500名の命が失われた。


遭難を知った地元住民は、夜を徹して生存者の救助と手当てに尽力。多くの村民たちが生存者を看病した。
紀伊大島は貧しい島で、島民は食べるものにも困る状況だったが、非常食として飼っていたニワトリなどの食料を遭難者たちに分け与えた。
その後、軍艦2隻をオスマントルコに派遣し、生存者たちを母国に送還した。


遭難事件から95年後、イラン・イラク戦争の最中、各国は軍用機や民間機チャーター便を派遣してイランに駐在する自国民の保護に努めた。
日本は自衛隊を海外派遣できない上、日航に救援機の派遣を求めるも同社の組合が反対したため、日本人を保護できない事態に陥った。
イラン駐在の野村豊大使は、在イラン・トルコ大使のビルセル氏に相談したところ、トルコが救援機を派遣して救出してくれることになった。


トルコ大使は
トルコ人なら誰でもエルトゥールル号遭難事件の際に受けた恩義を知っています。
ご恩返しをさせていただきましょう」
と語ったという。


そして、トルコ航空の2機がテヘランに派遣され、215人の日本人は全員救出された。
救援機の派遣を決めたトルコのオザル首相(当時)は、他国民を助けるために、自国民を危険にさらす決断をしたのだ。


ノブレスオブリージュを発揮できなくても、恩義の貸し借りのようなことで代替できることもある。アテにすべきではないが…