先従隗始・温故知新

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折りたたみシティ自転車20インチ 2号車FLYWAYで、クマ出没中の青梅・御嶽神社山道で練習&神社まで登頂


青梅・御嶽神社の山道での激坂トライ心得
・脚つかずを目指すな、安全第一(「脚つかないゾ!」とがんばった末に脚ついたらよろめいて転倒し怪我するとか)
・軽トラや登山客とのパスには足つきも伴うと割り切る
・下手な足つきは崖下転落で負傷や骨折、転がった車体も傷だらけや破損の恐れ…『あまりの勾配』では、ふつうの勾配とは常識が異なると心得よ(簡易整備林道ゆえの過酷な悪条件)
・超ローギアだから坂道発進は難しいぞ、とくにまっすぐじゃ無く坂道に対してナナメになると…下り側に脚をつくと脚が届かず転倒しかねない


せいぜい和田峠、風張林道ぐらいの「よく整備された走りやすい道での、ロードバイクによる、ヌルい激坂アタック」ぐらいしか知らない人には、発想を改めてもらいたい。
ここをロードバイクで走るからには、狭い悪路で軽トラとすれ違うときに路肩のオフロードすら走れないから…機敏な回避や進路変更も苦手だし。急回避で悪路に入り込みガツンッなんてやったらパンクどころかホイールがご臨終だ。


FLYWAYみたいな太めのタイヤのミニベロなら、ミニバイクみたいにちょろちょろと立ち回れて、軽トラがきても路肩の悪路を走るなどして脚をつかずやり過ごしやすい。どうしてもそういう余白すら無い場所だったら、割り切って停止して道を譲るしか無い。


あと、クマに注意ねw


…正直、神社の参道入り口より上の「最終激坂」は、9sにしかラインナップが無い『36T』および激坂専用スーパーローハンドルがないと厳しいだろう。たまたま体力が余ってて調子がいいときに、ライン取りを間違えなければ、もしかするとノンストップ可能…ぐらいが22−34Tの限界。34Tでどうとでもなるのは参道入り口まで。


ほんとうに激坂仕様として煮詰めてあり『ラクなので』、毎週でも通って練習しようかと思う。周囲のチャリダーや歩行者の方が「うわっ」「大変じゃーん」とか驚くんだけど、当人は全然楽なんです本当に。レシオが合ってるから、重いクランクをウオオオ!!!ではなく、軽めのクランクを器用に回し続ける感じ。起用に軽く回すから、力んだり、力任せにしたり、体重かけてむしろ回転抵抗を増したり、してはならない。
当然「終始、シッティング」…尻のポジション調整と上半身のせり出し具合&伏せ角度調整だけで済ます。ダンシングっちゃああれ疲れるための動作だからね。


以下、徒歩下山者がぽつぽつ降りてこなかったら、練習のみでそのまま帰るつもりだった。カナリヤが無事だから坑道の奥へ進む、と…

以下の動画でわかるけど…通称「御嶽J、女坂」なる参道脇の激坂は、
http://www.youtube.com/watch?v=3Frks9kXuLM
2番目の横道を過ぎると右カーブから勾配がきつくなり始め
切り返して左カーブになると急勾配となり、普通は進めなくて脚をつく(ここは低くて遠いハンドルと36Tがほしい)。ここは直進を避けて路幅いっぱいに大きくジグザグ、特に道路中央付近が隆起して凸凸地帯になってるあたりは地雷なので避けるようにジグザグするとなんとかパスできる。
動画の人は、参道入り口で休むなりして、「御嶽Jだけでトライ」してるからラクそうだけど、
俺の場合は「吉野の鳥居〜神社まで、基本ノンストップ」なので、単純比較は出来ない。ノンストップでは36Tほしいよ。11月にローハンドル化するけどね、長めの可変ステムいれてハンドル自体も前へ遠くして。
おれは四輪二輪各メーカーの開発に参画もするし、レースの現場でもチューニングやセッティングやポジショニングをたたき込まれてきたので、そういう切り口で攻めていくんだよ。今でもホンダのラインナップの半分近くはおれの提案が入ってるよ。国内二輪メーカーすべての売れ筋車種の大半にもね。


御岳登山鉄道がまたけっこうイイカゲンで…
・滝本駅では「きょうクマでた」看板で、駅員に聞くと「電車の前で線路を横切っていった」
・道中、線路で保線作業してる作業員たちに「クマ、どっちへ横切った?」聞くと「はぁ?クマでたんですか?ほんと?」…下請けの業者は、駅員からクマ情報を聞かされていないのだ…
・山頂駅では「きのうクマでた」小さい看板のみ…さすがにマズイだろうと駅員を呼んで、経緯を説明し、口頭注意した。


前回のトライはこちら…このときはローギアのみなのでやはり遅い。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121011/1349960802


参考に
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-214742.html


 ◇


このFLYWAY、前オーナーがかなり乱暴に乗っており後輪スポーク1本が折れてた。隣接の2本を張ってなんとかフレを無くしてるけどやはり接地がそこへさしかかるとギシギシいってる…だから1号車のamourは状態がいいから漕ぐとそのままスイーーーと進もうとするんだけど、2号車FLYWAYは漕いでも徐々に止まろうとする…スポーク折れ部分が接地の瞬間、わずかに車輪が潰れてるんだな…11月には純正品で新品にしちゃおうと思う…5千円と安いのでね。取り外したら自分でリムはずしてゆがみを矯正し、新品スポークに張り替える予定。スペアホイールがあると便利なので…


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ややこしいのはいやだという人は、ルイガノMV5を買って、タイヤをスリック1.5に、クランクセットを22Tついた3枚ギヤにする。ギヤセットは36Tのに交換するだけ。サドルは一番前にして前傾させ登り坂仕様とする…登坂では一番前に座る。
…ただこいつはハンドルをステム交換で遠くは出来るが低く出来ないので、女坂あたりでは苦労するだろう。
あとこの設計では身長170cm以上ないと無理だ。サドルを下げるとハンドルが高くなってしまい登坂向きでは無くなる。低身長で登坂をやるなら折りたたみモデルしか無いよ。
だいたいが小径なのにサドルを高くして乗ったら高ハイト高重心なのにバンクやステアは遠くの方でシビアに反応するから、扱いづらくてしょうが無いだろ…(ミニベロはいやだという愚痴の半分はこれ)。ホンダのスクーター、リード90は車高が低かったうえにエンジンが乗員側に接近していたからから扱いやすかったけど、後継のリード100は車高を高くしちゃって、タイヤが遠くなって、しかもエンジンを寝かせるなど重量物をタイヤ付近に低くしちゃったんで扱いづらくなってしまったんだ。人と、タイヤや重量物は、なるべく近くないとダメなんだ。リード100は「=」みたいに、人と、タイヤ&重量物が、低いところと高いところで、遠くに離れてしまった。
ノッポは無理して小径に乗るなと。チビがとことんサドルもハンドルも低くしていってタイヤに近づいていく方向性が正しいよ。オートバイもそうだがタイヤが特に前輪が目の前に近くに無いと扱える代物じゃ無いんだよ二輪はね。後輪は、尻で挙動を確認できればよい。ケツ振りに呼応してイージーにリアステア&テールスライドできるのが理想的(ダウンヒルのヘアピンで死なないために)。
http://www.louisgarneausports.com/bike/bikes-mv5.html


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翌日、
1号車amourで多摩サイの右岸ルートで多摩大橋まで。さすがに覚えたので時間はかからなかった。
やっぱこっちはリムが新品並みでブレがないんでよく進むが、13kg台と重い分、登りにさしかかるととたんに重くはなる。


今後の御嶽激坂仕様の開発を進めるにあたって、9sの36Tなんてのは微々たるものなので(10Tから15Tは50%増だが、34Tから36Tでは5%程度…)
思い切って3号車をオールアルミ軽量16インチ車で導入しようかと…20インチから16インチでは実に進む距離は80%に減る。20インチ22−34T=レシオ0.64の8割=16インチではレシオ0.51相当にまで下がる。
16インチでもKENDA KWESTで1.25と1.5は出ており、96PSI=7気圧相当まで入れられるので軽くこげるうえに1.5ならダウンヒルも安心だ。
御嶽神社のいわゆる女坂は、そこまでしてやっと「ある程度誰でも登れる自転車」になるだろう。
ベースマシン候補はいくつかあるが、入手しやすいのはカリブーライト16で9.7kg…しかし自分で6s導入する必要がある。プジョーのコリブリ10kgは絶版車だから入手困難、dahonは高すぎるし大きい…ヴァクセンもドッペル104もアルミなのに軽くない…




…そういや、アルブレイズとFLYWAYとドッペル202はフレーム折りたたみ部と、ハンドルの折りたたみ部が、よく似ている。同じ部品だろう。ぜんぶKHS系のOEMだったりして。ドッペルはサカモトテクノのフレームも使ってるし。