先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

3号車ドッペルギャンガー104−2で東京・御嶽神社までほぼノンストップ登頂

前回=おとといはこちら
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121114/1352897912




メガレンジ34Tをインストール。登頂だけなら条件は整った。
あとはチェーン詰めて使える段を増やすとかロングポストなどを入れてポジション調整とか言う副次的な作業だけだ。


すでに初回走行テストで、いくつかの問題点はわかっている。
端的にはローギア時は1速以外は全段が歯飛びする。上の段になるほど低いトルクで漕いでも歯が飛ぶ。
それらを踏まえてトライ。やはり34Tは軽い軽い、傾斜が緩いスポットへさしかかると体が冷えてくる。気温12℃前後?
その代わりに時間はかかる。神社までは、おとといより5分以上余計にかかった。(いや、観光客障害物およびそのマイカー車列に、阻まれた結果かも)
あと、チェーンリンクが104と多すぎて、たるんでるなんてもんじゃないので(登頂時点の画像参照)、34Tでもディレイラーが初期位置近くまで戻っており34Tの歯とガイドプーリーの歯車がつねに接触してるので、そのフリクションロスはけっこう大きい…油断すると停止しやすい一因であった。これはリンク数を変更すれば解決するか?。安価なSISディレイラーはブラケットテンションアジャスターのネジがないから…ターニーはついてるんかなあ。
で、調べた。ターニーはついてない。
http://techdocs.shimano.com/media/techdocs/content/cycle/SI/Tourney/RearDriveSystem/SI_6KP0A_001/SI_6KP0A_001_Jp_v1_m56577569830638304.pdf
やはりRD-TY18は7速非対応で、リア34Tも非対応(ブラケットテンションアーム自体がない=アームが一本少ない)…現状のままでも走行は出来てはいるが常にカリカリ擦っており(女坂の動画でずっと音がしているとおり)、34Tへのガイドプーリー接触を避けるにはターニーやアリヴィオなど=テンションアーム付きのロングケージorラージプーリー製品に変更するしかないようだが、16インチだから右折時は変速に注意し、段差通過時に気をつけないといけない。御岳は凸凹地帯もあるし石を埋めてある地帯もあるし…
http://jb23w4xg.naturum.ne.jp/e1380983.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1046046160
これをみるかぎりケージも長すぎないしBテンション調整も出来るし8sまで対応するALTUSがいいようだ。ミニベロでよく採用されてるらしいし、MTB用だから悪路に強い。よしこれを入れよう。なんか耐久性だけならいまついてるTY18がベストらしいけど(そりゃそうだ)
…ちなみにドッペルギャンガーは104をマイナーチェンジで7s化したがディレイラーはTY18のままだから…『違反』してるんだよねシマノ推奨に。正規ならターニーかアルタスにしないとちゃんと動作保証されない…部品代はそんなに変わらんのだし。設計と取扱いしているビーズ社とメールでやりとりした限り、大阪人というのもあり、イイカゲンな商売根性「売らんかな」の印象を持った。たぶん知っててワザとTY18にしたんだろう、客をなめている。…まあ動作試験する限り確かにトップ側スクリューを開放すると7sのところまで余裕で飛び出してくるけどね、市販の子供CTBも7sでTY18のコンボはみかけるし。TY18の上級のTY22というのは7s対応だけど今はもうない。
参考までに、カインズホームのPBで売られているやっすいミニベロ、あれも7sだけどちゃんとディレイラーはターニーである。
wachsenのFRANは前シングルギア専用の6/7s用、シマノRD-FT30を採用してるね。http://www.wachsen.jp/ba-160/
どのみち前ギアを2〜3枚にしたら使えないのでALTUSなどに交換しかない。


 ◇


今回、何よりの収穫は、境内までの女坂をけっこうラクにノンストップで行けるようになったこと。(よく見ると案内看板にも書いてあるのね女坂って)
そこまでレシオを落とせたのは16インチタイヤと34Tのコラボ効果だ。
これで当初の開発コンセプト『誰でもそんなに大汗かいたり力を入れずとも、激坂を登っていける仕様の自転車』は、ほぼ完成した。あとは前述の通りで細部を煮詰めるのみ。
たとえば境内までの階段スロープはあまりの傾斜で”超ローハンドル”が無いとふんばりきれずウイリーしてしまう。こういうスポット専用として後付けする必要がある。


VAAM飲んでるとはいえ、今や全然疲れとか筋肉痛らしいのは出なくなった。週に一回いや二回は通えそうだ。適正なローレシオを実装した結果だ。


今日も、安全上とか、通路の優先順位などの理由で、5回、瞬間だけ脚を突いたり、先行者が通過するまで待ったことはあったが、
(下ってくる軽トラとヘアピンで鉢合わせてしまい2秒足つき、遠くの歩行者を発見して気が緩んだときにフラつきで1秒、ビジター前で軽トラすれ違いで1秒、大ケヤキの激坂入り口が激混みで順番待ち1分ほどと登って中腹でまた混んできて一時停止し再発進に10秒、女坂入り口も同じ理由で入り口待機が2分ほど…ばあちゃんたちなかなか降りてこねえ 泣)
これはこのルートでは常にある問題だし、何より紅葉狩りシーズンは混みすぎる。そしてややすいてる夏はいくら飲んでも足りないし…春もやや混む。


『厳密な足つき』は「重すぎるハイレシオや、重量過多などで、無理して激坂ルートを登坂をしたときに、バテてしまって脚をついた」ことに限定される。で、いいよね?
この場合は、よほど鍛えてないと無理か、誰でも絶対に無理なのだから、脚をついたら心拍も呼吸も大変なことになっていて、3分や5分はずっと再スタートできまい。
もはや東京・御嶽山道ルートにおいて、この意味での足つきは絶対にあり得なくなった。帰宅後の今も全然疲れてない。
そうなると「絶対に脚をつかない」のは運の問題で、確率論でしかない。ギャンブルだ。これに対しておれは意味を感じていない。風張林道や梅ノ木峠と、御嶽山道は性質が異なるから。


なんにせよ、偉業といえるかはともかく、一つの目標は達成できた。あとは仕上げていくだけだ。


(クマの最終目撃は、先週土曜11/10に、ロックガーデンで、だそうです、駅員談。…またまたぁ、ケーブルカー儲かるために駅員が着ぐるみ着てるんじゃないのぉ〜〜?ちなみに山道の中腹にはクマそっくりの朽ち木がヘアピンカーブのすぐ上にあってミラーにうつるのでいつもコワイ)
鳥居〜滝本駅のラップタイムが一昨日より5分も遅いのは、紅葉狩り客の車列で大渋滞で、クネクネと迂回を何度か余儀なくされたのもあるような…激坂で迂回って止まりそうな速度だから大変なんですよ…山道でも油断して一回フラついて脚ついたし。

ホンダにたきつけてみたけど、あのメーカーの技術力や発想力が絡むと、どういう製品に仕上がるのか楽しみではある…製品化すればだけど。
かつてダウンヒルに参戦し、オートバイメーカーらしい設計で善戦していた。http://www.honda.co.jp/MTB/race2004/formation/machine-rn01/


とりあえずオートバイ乗りとしては、チェーンは切るしか無いものというのが気にくわないので、
・リアフォークは、ドッペルみたいなモノフォークにする
ディレイラー・ケージは2分割分解方式にする
ことで、チェーンを切らなくても交換できるようにするのが望ましいな。いくつか長いの短いのを用意しておけるじゃない、輪っかの状態でさ。
ここの設計、そうしようと思う発想が、既存の自転車パーツメーカーには、まるで感じられないのが惜しまれる。長年やってるだけにむしろ固定観念でガチガチなのかな。


http://youtu.be/aZe17x6cwj8
http://youtu.be/xuxtp4k6wHc
http://youtu.be/gK3hMOxif_Y
http://youtu.be/_cuIoh0Dwj0


ためてー
よけてー
3:50以降
http://www.youtube.com/watch?v=XhsI-yiJ1P4