葛根湯を少々飲んでから低山ハイクしたら汗をかきすぎて熱中症になった。ミスジャッジだ。熱中症の基本、夕暮れ時まで安静にするしかなかった。
そもそも、おれの体質に対し葛根湯を処方する総合病院の医師自体、あんまり漢方向きではない医者だが…。けっこう強い「実証」の処方。
実証とは屈強な人なので少々のことではへこたれず汗が出ない。
虚証の人はその逆だから、薬で汗をかかされすぎるとへたばってしまう。
風邪で弱ってるときの実証の人もおなじだ。つまり仕事でも趣味でもがんばりすぎるとへばってスタミナ切れして、ちょっと動いただけで大汗をかくようになる。実証体質でも虚証に墜ちる。
もっとも、きのうきょうそして明日と、２台風が相次いで接近しあるいは上陸を控えており、
きょうはいきなり『暑かった』…熱帯性のしめった暑さで29℃。
昨日までは逆に寒気のする涼しさだから、体がついていけなかった。北海道から飛行機でハワイに行くようなもんだ。
昨日までの気候なら葛根湯でよかったが、きょうの暑さなら桂枝湯でよかった…葛根湯のベースになった処方で。
