先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

エアコンを、どう使いこなすか、使わないか


過去のエントリーにちなみ


http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20100617/1278421736
エアコンのカビ掃除


http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20110622/1308715116
2011 猛暑をエアコン脱依存でやりすごす


http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120811/1344618826
DIYでも室温を外気温より5度低くできる。


 ◇


昨年2012は、使わないポリシーでぜんぜん平気だった。
あんまり暑くなかったし、湿気対策もさほど苦労しなかった記憶。


今年は湿度計を導入…相対湿度を鑑みるようになった。
昨年は送風しか使わなかったエアコンにはまたカビの生き残りが復活しつつもあり…清掃したけど再発防止したい。


今年は、防カビの意味もあり、冷房を一部導入することにした。
ただし、電気代月額2千円増の範囲で。


以下のサイトによると、6〜9月中旬に毎日18時間つかうと
2.2kwクラスの新型で月額15000円ぐらいだそうだ。395w
http://www.eakon.jp/cost/costcheck.html
http://panasonic.jp/aircon/pdf/aircon_shiyou.pdf
http://ctlg.panasonic.jp/product/spec.do?pg=06&hb=CS-X223CS
うちは15年ものなので2倍かかる3万円。770w


今年の使い方はこうだ…
夏期は日射時間があればあるほど、ドライより冷房の方がコスパがいい。再加熱ドライは論外。
・日中は使わないですむように工夫
・昨年までのように、農業温室用の遮光カーテンとキャンプ銀マットで断熱遮光、深夜に最低気温を換気で取り込んで室内をよく冷やす…その後にまた密室にして冷房を15分程度かけて湿度を落とす
これで寝る前に涼しくカラっとさせて眠れる。足りなかったら追加で15分ほど冷房をかける。
・浴室など、換気扇は全部止める。止めるまでに浴室は乾燥を終えておく。換気扇が回ってるとすきま風でどんどん外の湿気が入ってくる


・日中は、送風運転・強風のみ。密室のままだと風が起こらず人体にとって厳しいので…遮光遮熱はばっちりなので屋外の2〜5℃マイナスで過ごせる。送風もせず蓄冷材を室内に配置しつつ扇子で扇ぐにとどめるのが最も室温が低くなる(天井付近へ熱気が集まるため…送風すると混ざってしまう)
うちは浴室が建屋のど真ん中で外壁に接せず窓がないので、つねにヒンヤリ。


・連日、雨や曇りで湿気充満の場合…晴れて湿度が著しく下がってきたら日中でも換気…30℃で65%ぐらいならかなりお得だ…あまり室内が熱を蓄えないうちに密室にして、冷房を15分ほどかける
・1日の冷房運転時間を、おおむね2〜3時間に抑える


今は8/8 22:30ごろ。
室温は外気と同じぐらいの28℃だが、外の相対湿度は80%前後、室内は冷房後なので70%未満。
部屋着は麻混じりの甚兵衛しかあり得ない。


時折、動いたりすると汗が噴くので、大きな扇子で顔面〜首〜肩をあおぐ
さっきもNHKニュースリポーターが、真夏の車内でどれだけ暑くなるかリポートしていて、サーモセンサーに映ると顔面と首ばかりが真っ赤だった…
なぜか顔や首ばかり大汗が吹き出す…自覚する人も多かろう。
google:汗腺 顔 首
などと検索すると、この部位は汗腺が発達しているようだ。まさに脳に大量の血液がくる=頭に血が上りすぎないようにとのことだろう。血液、リンパ液=汗こそが冷却液である。


零時頃に最低気温に近い25℃ほどになったらいちど換気する。室内を25℃になじませたら密室にしてまた冷房15分。
冷凍倉庫会社なんて常温から倉庫全体を冷やすまでに何日もかかるそうだ。なるべく暑い熱気を室内に伝えない方がいいし、夜の冷気に室内をなじませた方がよく、農業用遮光シートや銀マットを駆使して断熱遮光性をよくするのは効果的なのだ。エアコンや寝具などの防カビのためには湿度管理もした方がよい。


しき布団なので床側がぬれちゃって苦労する…いちおう間に、い草シートは敷いてるけど。
マットレスなので日中は立てて、換気なり除湿なりで乾燥を促す。たまに炎天下で干してカビを死滅させる。ふとん乾燥機を使うこともあるけど600wなのでエアコンよりも電気代はかかる。…ちなみに再加熱ドライ運転は、冷房と布団乾燥機を同時に使うようなものだ。
寝るときはい草シートをシーツにする…店によってはタタミシーツなどといって販売している。




以下のサイトによると、冷房運転開始後20分もすれば送風同然になるとのこと。
http://digimaga.net/2011/07/lets-switch-off-tv
ならばそこで停止しても同じことだ。
ずっと運転してると送風に切り替わってフィンの結露湿気が室内へ吹き出されてしまう…室温が上がってきたらまた冷房になって電気代がかかる。
こちらとしては湿度さえ稼げたらいいので、いつもいつも寒い室内にしておく必要はない。
設定温度は22℃ぐらいで一気に冷やし出力は落とさせない(設定温度が高いと自動プログラムが温度センサーを元に段々と出力を落としてしまう)。15分したら止める。室温はだいたい25℃以上、湿度70%以下になってる。


むしろ運転しっぱなしだと実は湿度は上がる…『湿度戻り』
なので15分で停止したら、送風はしばらく使えないのが難点。


これを夏の間繰り返すとまた冷却フィンやシロッコファンが結露からカビるかもしれない。こまめなエアコンクリーニングスプレー=アルコール殺菌が必要だろう。
うちはフィンだけでなくファンもいつでもスプレーしやすいように、ルーバーは取り外し、前カバーはねじ止めせず養生テープで仮止め。カバーつけないとフィルター装着できないので仕方なく…


いま23:00すぎでためしに送風運転をしばらくしてみたが、
湿度72%ぐらいでカラッと安定してたのに、運転するとムワーっとしてきて、85%までいってしまった…室温は変わらず。
しょうがないから運転をやめて換気する(窓を開けつつキッチン換気扇ON)…外気温は27度まで下がっており、湿度計は下がり初めて80%ぐらい。

http://ameblo.jp/mon-mon-ga/entry-10974765536.html
室温が設定温度に近くなるとエアコンは出力を下げます
すると室内機の熱交換器の温度が下がらなくなり新たに空気中の水分は結露しなくなります
ところが既に熱交換器は結露していますので大量の水滴が付着しています
しかしエアコンはそこに風を送り続けるので水滴はどんどん蒸発し室内に水分となって戻って行くのです

空気の飽和水分量は温度が高いときの方が大きいので
もし室内に同じ水分が存在していたら温度が低いときのほうが湿度は高くなります
なのでエアコンが温度を下げ、一度取った水分を再度室内に戻したら…

湿度は上がり部屋はベタベタになるということのようです

温度をガンガン下げている間にはどんどん結露していきますから水分は水滴となってドレンから排出されるのでこのような事にはなりません

ようは私が冷房が苦手で温度を高く設定しすぎていたのが原因ということのようです
なのでメーカーの担当者の方は「異常なし」と診断したわけです

でも設定は「28℃」なんですけどね


就寝後、翌朝5時までは換気扇で換気。密室だと湿度は低いけど風がなくてつらいのと室温が下がっていかない。
あさ5時の最低気温26℃で室温を慣らして密室に。湿度75%ぐらい。


11時までに28℃、湿度80%…汗などが影響か、玄関から外へ出て日を浴びながら布団干しをやってたので。ちなみにウェザーニュースで近所の外気温は33度…温度差5℃。窓際は遮光遮熱によりヒンヤリ。
これが正午ぐらいから徐々に直射日光の入射がきびしくなって室温も引っ張られて徐々に上昇する。日によって30度超えたり超えなかったり…きのうは夕方17時で換気したら室温が29℃から32℃へ…まちがえたわー…22時ぐらいまではしないほうがマシ。


きょうは昼食も自炊せず=換気せず火も使わず、ひたすら密室を保つテスト。
16時ぐらいでは室温29.5度、78%だった…外は35度…
すっかり日光浴び続けて服も人もあたたまりあせだくで入ってきたので、すぐ0.5度上がり…
浴室に濡れた服を仮置きしたらすぐ湿気が充満してムワーっと…


結局、室温と外気温が等しくなったのは18時頃で31度。湿度もほとんど変わらず80%。
入浴や炊事や食事してしばらくは換気し浴室も乾かす…乾いたらすべての換気を停止し外気温28℃になる零時頃まで密室にして『冷房15分』により湿度を下げる。徐々に室温上昇し30℃近くなったらまたやる繰り返し(だいたい2〜3回)。
冷房を使ってしまうと、冷却フィンが結露し湿気で満ちるので送風が使えなくなる…扇風機も必要だけど金はないし、来月にはなくてもよくなるので今年は導入しない。
零時以降は換気で寝て、最低気温の6時頃起きて密室にして…


のサイクル。


ただし注意点が…深夜の換気の際、隣人や自分の室外機の熱を吸い込まないこと。
かなり熱くなっている…平気で2〜3℃上がる。必要ならシートなどで導風や遮風の措置をとる。


…翌日は全国最高40℃予報…
せっかく6時に27℃ぐらいで密室にしたが、浴室の換気扇を止めるの忘れてまた寝た…10時に起きるともう室内30℃…換気扇止めていれば28℃ぐらいだったろう。
正午で31℃…さすがに冷凍庫から蓄冷材5個出して洗面器に入れて室内へ。これも原理はエアコンと同じ。扇子で扇げば結構な冷房&除湿だ。ぬれるので洗面器の下に新聞紙や手ぬぐいなどを敷く。
午後14時半で32℃未満、75%…蓄冷材は除湿もいいし、扇子の冷風で身体を冷ませるのがメリット。ウェザーニュースによると青梅市37℃…青梅市の温度計は高層マンションの最上階付近なので涼しい方のはず…http://weathernews.jp/pinpoint/cgi/search_result.fcgi?service=11&lat=35.7850161111111&lon=139.278153888889&ameno=44056&name=%E9%9D%92%E6%A2%85&pref=440
このように、工夫次第で外気温マイナス5℃は可能。
日が落ちる17時までは密室で我慢、ウェザーニュースを見ると青梅の気温計はまだ35℃だがこちらはそうでもないので換気に切り替える。http://tenki.jp/amedas/detail-521.html青梅市新町に気象台の温度計があるがあちらは平野部なので2℃は高くて普通、17時で35℃。ウェザーニュースの温度計は長渕にあって34℃、で青梅駅周辺が33℃と。ヒヤッっとするような森や小川があちこちにあるし。
冬は東青梅から西からいきなり寒くて死にそう…すぐ目の前が山で多摩川で、その中腹に市街がある。換気しても室温は33℃、むしろ湿度は落ちて68%。換気する前は32.5℃の80%。


21時前に小河内ダムに到着時点で23℃、22時に帰宅して換気すると31℃で23時もそのまま。気温が高いので湿度も全然落ちない…66%。ふだんなら85%だな…
ウェザーニュースの青梅の温度計地点、長渕は22時で30℃割り込んでいるが高層マンションの最上階付近なので無理もない。

列島猛暑:東京都心、午後8時でも34.0度
毎日新聞 2013年08月10日 21時24分(最終更新 08月10日 22時43分)


猛暑:高知・四万十で40度超え 国内6年ぶり
毎日新聞 2013年08月10日 13時38分(最終更新 08月10日 13時41分)

 西日本では10日、太平洋に張り出した高気圧から暖かい空気が流れ込み、各地で午前中から35度以上の猛暑日となった。高知県四万十市では午後1時6分に40.7度を観測。国内で40度を超えたのは2007年以来6年ぶり。午前11時までに四国各県や鳥取市和歌山県古座川町などで35度を超えた。

 大阪管区気象台によると、午後も気温は上昇し、大阪市京都市兵庫県豊岡市などで最高気温が37度に達する見込み。気象庁は水分補給や冷房利用などの熱中症対策を呼びかけている。

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tem_rct/alltable/mxtemsad00.html#a74
高知県 江川崎 40.7 ] 13:06] +8.2 +1.4 最も暑い時期を上回る 観測史上最高
http://amedas.log-life.net/index.php?%E6%B1%9F%E5%B7%9D%E5%B4%8E
アメダス 江川崎観測所
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130810/t10013688561000.html
高知県四万十市西土佐では午後1時すぎに40度7分を、山梨県でも甲府市甲州市で午後2時半ごろに40度5分を観測しました。
国内で40度以上を観測したのは、6年前の平成19年8月に埼玉県熊谷市岐阜県多治見市で40度9分を観測して以来です。
このほか、午後2時半までの最高気温は、▽岐阜県多治見市で39度4分、▽宮崎県西米良村で39度2分と、各地で39度を超える猛烈な暑さになっています。
また、▽東京の都心で37度4分、▽名古屋市で37度6分、▽大阪市で36度8分、▽仙台市で35度6分となっています。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130810-OYT1T00594.htm
 高知・四万十市で40・7度を記録した猛暑は東日本にも広がり、気象庁によると、10日午後4時20分現在の最高気温は、甲府市で40・7度、山梨県甲州市で40・5度、群馬県館林市で40・1度を記録した。

(2013年8月10日16時55分 読売新聞)


きのうもきょうも、隣室のエアコン室外機から熱風がこちらのベランダに…で熱風が換気してる室内に…
外気温+2℃なんて地獄に…


これは
・室外機ファンの目の前が壁、ベランダで囲われていて風が逃げない
などという『欠陥施工』で、ひどくなる。室外機ファンの目の前に覆いがあってはいけないのだが…
だから近年のワンルームマンションでは室外機は上から吊ってあったりして露出している。うちの場合は箱形のベランダにただ置いてあるだけ。外壁が防いだ熱風は左右へ…んでうちのベランダへ侵入。


…しょうがないから、境界ボードのスキマに、段ボール箱を平たくしてかぶせて目張りにした…スキマというスキマをふさぐ。熱風がまだ漏れてないかチェックする。
しかしうちのベランダは遮光シートと銀マットで半ば密室化してあり、ここへ熱風が入り込むと蓄熱しつつ室内へ導風されてしまう…こちらもスキマや覆いになるよう留め方を変更…うまく熱風を逃がす。


2016/07/06追記
今年は抜本対策の施工をした。
室外機用の排気ダクトを装着してしまった。
ブルーシートの防水レンジ#3000のを買ってきて、二辺をダクトテープで貼りあわせて円筒にする。2mx2mだと少し小さいが六畳用エアコンならダクトテープで不足分を延伸すればなんとか収まった。
予め水拭きやマジックリンで綺麗にしといた室外機へ円筒シートをダクトテープで少しづつ貼っていく。
長いテープではなく、細切れで少しづつつなげていく。
(ここは雨が降り込まない場所だが、もし雨天に晒すような場所だったら屋根をつけるなどしてダクトテープの劣化を防ぐ措置が必要…まぁそんな露出した場所だとダクトを付ける必要はないよな、熱気がこもらないから)
90度折れ曲がる場所ではアコーディオンのようにつづら折りにしてからテープで止める。
ベランダを覆うシートをかいくぐって排気できるレイアウトにする。
ブルーシートは運転させると排気によって勝手に膨らむ。


これが絶大な効果で、ほとんど保熱しなくなった。
今までは窓に密接した室外機が出す熱と排気熱とで窓ガラスが熱かったぐらいだが
もはやまったくあったまりもしない。
ダクトブルーシートはどうしてもあたたまるが、金属よりははるかにマイルド。
むしろ室外機が外気を吸い込んでくるので少々の熱気は蹴散らされる。


このベランダは洗濯機用の蛇口があるので、酷暑の際には園芸シャワーホースで室外機のフィンに水をぶっかけるとさらに冷房性能が上がる。


 ◇


最近、ロードスポーツ自転車のジャンルに傾倒している…motopカテゴリで記事一覧を見たらわかるけど。
自転車をこぐと、風の大事さがよくわかる。どれだけ顔を真っ赤にして暑くなっても走行風があれば汗はかかない。赤信号だからってストップすると大汗が吹き出して体力消耗…


風さえ絶やさなければいい。大型の扇子が一番、力を使わず大きな風を起こせる。うちわは論外。
扇風機は電気代がかかるし、細々と風がほしいところへ送風できない。なにより風が常にくるし風速が強いので冷えすぎて汗腺を閉じさせてしまい、こんどは汗が出なくて放熱できず苦しみ、しまいには熱中症になるという逆効果…真夏のオートバイ運転と同じだ。酷暑の昼間にずっと日光を浴びて走行風にあたっても、段々と『人体という物質』が蓄熱してきてついにはのぼせる…停止してしばらくが危ない…やはり風による冷却がいきなりなくなるからだ。走行中に強風で汗が出ず、停止後に冷房の店内で汗が出ないでいると、のぼせがひどくなってくる。頭部に冷房の風を当てる、冷たいドリンクで体内を冷ます、扇子でとにかく頭部から首を扇ぐ、などしないといけない。


適度に汗をかきながら、汗を抑制する…自転車と扇子は共通しているのだ。
オートバイや扇風機ぐらい、人が何もせず、強い風を浴び続けていると、体調を崩す。これも共通。


エアコンに囲まれてこうした人体機能の調節が追いつかなくなった、あるいはやりくりの仕方を知らない…現代っ子たちはとにかく倒れる…
なぜ中東人がターバンして、日本兵ですらこれをまねていたのか、まるでわかってない…大事な知恵なのだが世代継承されていない。平気で帽子もかぶらずTシャツ一枚で外出して熱中症になる。扇子を持ち歩かないで、ろくに風にならない安物うちわを使っている。くさいと言われるとかぬれるのがいやだと言って汗をかきたがらない…


肌に直射日光を当てると蓄熱するから長袖やマントなどで覆う…そんな機序すら知らない都会人の多さ。
酷暑の米軍基地滑走路上でも、麦わら帽子二重に木綿手ぬぐいをかぶせたら全然頭は熱くならない。パイル地のタオルは蓄熱保温するのでだめ…タオルケットもゆえにだめで、表面すべすべのキルトケットのほうがまだいい。パイル地は徐々にほつれてホコリ発生器になるし…


http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130713/1373635866
エアコンを普及させたからこそ、球児が倒れる




…最後に
最近の新型は、省エネ仕様として、以前とは設計が違うそうだ。ゆえに除湿性能はかなり下がっているという。


以前の:熱交換器=冷却フィンをとにかく冷やし、少量のとても冷たい風を流す
最近の:熱交換器を大型化、風も大量に送り、熱交換器はあまり冷えなくてもいい
ガリガリ君いっぽんか
メロン丸ごと一個か
みたいな?


だから、電気店で見るとさいきんのエアコンはとにかくでかくて出っ張ってる。
こいつのやっかいなところは、除湿に関しては10年前以前の機種のほうが勝るという点。
以前の機種:
再加熱ではないドライ運転なら電気代50%以下、つまり新型の冷房運転と同じ。
つまり冷房運転はドライ運転の半分の時間だけにすれば同じこと…しかも冷房運転のほうが除湿能力が高い。


新型の省エネ機種は、冷房でも湿度は下がらず、再加熱除湿運転だと冷房より電気代はかかり…
いいことがない。
除湿性能だけをあてにしたいユーザには、使い道がないとさえいえる。


2013/08/11
きょうはゲリラ豪雨続き。狭い地域に次々と降る…青梅市内でさえ全然違う天気。
青梅駅付近は最後の最後までほとんど降らず地表は乾いたまま、21時で気温28℃程度だが、
長渕のウェザーニュースの温度計がある地点はかなり降ったようで25℃…ここはマンション上階なので地表面の熱を拾いにくいのだろう、むしろ上空の気流を拾うのかも。
インターネットは色々とおもしろい兆候がわかる。


2013/08/13
ひろいひろい総合病院内、12時頃で玄関付近29℃、ほか冷えてるところでも27℃ぐらい。
外気温は33℃。
13時に帰宅して、夜の外気換気ののち冷房で湿度を下げておいた室内の温度計は…28.5℃。


かように、日照によるが、冷房しなくても室温は変わらない(冷風にあたれないけどね)。
きょうはくもりがちで日照時間が少ない。
ベランダに日照が多いほど、どうしてもエントロピーの関係で室温は上昇する。熱伝導率や保熱性の低い物質で遮熱遮光の措置をすればそれがエントロピー法則にしたがって遅くなると言うだけだ。つまり、遮光遮熱に加え、ひさしを作って日照しないようにすると、さらに室温は上昇しなくなる。


2013/09/17
久々に、シロッコファンを点検。
なんともう若いカビのコロニーができてた。照らすと白っぽくみえるツブツブ…
仕方がないからまたファン掃除だ…たった1〜2ヶ月でこれ。今年は除湿に使いまくったからな…


 ◇



参考、電気代(東電の請求書の額面)


ほとんど何も使わない時期:
1900〜2000円台
8月請求分=8/18ごろまでの1ヶ月分、15分だけ20℃設定冷房運転を一日最大6回使う:
3600円台


一番駆使してるのが9月分なので、また追記する。…涼しくなってくるので増えないかもね。
【続報 2013/09/19】
東電おばちゃんきた。
9月分 8/20~9/19
『3100円』。
つまり、先月の600円分は「ふとん乾燥機」だったってこと。
どうしても梅雨と酷暑の境目ぐらいは必要な日もある…底面がびしょびしょだから。
けどエアコンとおなじぐらいの消費電力で、しかしエアコンと違いヒーター常時つけっぱなしだからエアコンよりかかる電気代…
最近のエアコンは27℃つけっぱなしでも同じぐらいになる省電力設計。
しかし
・真昼の電力ピークタイムは動作させず省エネ協力
・冷房で寒くする必要はないから除湿だけしたい
・10年前のエアコンで省エネが難しい
・結露するエアコンにどんどん繁殖するカビを減らしたい
なんて条件なら、この使い方もアリということ。
・常時運転
=常時エアコン内部は結露し続け
=だんだん送風運転になっていくので室内に湿気を戻してしまう
=カビもどんどん発生し、カビと結露を室内へまき散らし続ける…アレルギー発症
=その上に東電ピークタイムでも電気を食い続けるヒンシュク運転
=人体を常に冷風、冷房下におくので冷房病となり、暑さに順応できなくなり熱中症


9月の使用状況…
/2:120分 /3:160分 /4:140分 /5:140分 /6:100分 /7:120分 /8:100分 /9:40分
/10:40分 /11:100分 /12:60分 /13:140分 /14:140分 /15:120分 /16:80分 /17~19:なし
参考に、何時に使ったか一例…
(1回あたり20分=冷房モードが出力全開で最も除湿に高効率、室温が下がりすぎると送風に切り替わってしまい除湿が非効率 18℃設定冷房、弱風 室内空気のカラカラ度を重視)
/2:11,13,21,23,03時 /4:10,12,16,19,21,23,02時 /5:11,16,18,19,22,23,04時 /7:10,14,15,19,22,01時


この使用条件での室内湿度計はおおむね65〜75%を目安とし(アンダースペックなので多くは望めない)、上限超にて再度運転とした。昼間は乾燥しがちであまり必要ない。ただし昼間も在宅だと、やや暑い日に運転することはあった。
前述したとおり日の当たるベランダに銀マットやスダレに農業遮光カーテンでの遮光遮熱を徹底し=魔法瓶のように断熱施工してある部屋である。


9月分において、布団乾燥機使わず。
よって通常期の1000円+にとどまった。
運転時間は抑制しつつ、除湿を高効率としたため、エアコン内部のカビ発生および室内への撒き散らしも抑制できた。よって昨年比で室内およびそこにおいてある衣類などのカビ発生は激減(昨年まではエアコン送風の風向上にカビ発生が不可避だった)。
室内生活においては、少々暑くなり汗をふくこともあるが湿度が低いので欧州のように快適であった、補助的に扇子で足りた。布団も室内に立てて干しても結構乾いた。


なお、この運転モードは10年前以前の機種に有効である。
最近の省エネ設計機種は、ドライ運転は再加熱式で最も除湿能が高い(冷房運転より)。再加熱が必要なほどとても冷房するという設計。それでも10年前機種より冷房で半分、再加熱ドライで7割程度の電気代になる模様。フルパワーで勝負すれば10年前の機種のほうが除湿はスピーディ、電気代も大差ない。
詳しくは上の方に書いたので参照。


使用機:
富士通 2.2kwクラス 冷房消費電力0.77kw(6〜8畳用)2000年製
使用環境:
12畳ぶんの居間、廊下、厨房、浴室がつながったワンルーム賃貸(間仕切りがほとんどない)。かなりアンダースペック。冷蔵庫の排熱もある。



2015/07/21
猛暑続き。15時で気象庁の百葉箱は36度。


今年は銀マットを、直射日光が入射する面積ギリギリでベランダの物干し竿からぶら下げるだけにした。夏の日光そのものが「凄い熱源」なのだ。
以前のもっと大きく覆う方法だとエアコン室外機の排気が邪魔されて冷房効率が落ちていたし、夜だけ撤去もしにくかった。


結果…
15時現在、室温28度。大成功だ。昨日まで銀マットなしで遮光シート二重のみで様子見したが室温は30度に到達しやすく、窓際が生暖かった。
砂漠の行商は木綿で体を覆うだけで、昼間も行商や荷運びができたのだ。直射日光を大幅に遮り、かつ蓄熱しなければ、温度上昇はしない。
昨年から実験しているが、
遮光遮熱シートをポンチョにしてかぶっていれば(麦わら帽子にもおなじシートを貼り付ける)、40度近い猛暑日でも一日中自転車で遠乗りしていられる。
昨年はこまめに休み休みしながら130kmまでは確認した。