先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

2011 猛暑をエアコン脱依存でやりすごす

手始めに、農業資材の、遮光シート。
そこらでよく売られてる、厚ぼったくて、黒いのではない。
ちょっと特殊な、白く、薄く、軽いヤツだ。
軽いのと、スキマをつくってるんで、風通しは良い。


4m×230cmで購入。SLSスクリーン50ホワイトD(現在リンク切れ…バカ売れかな)防水シートと遮光性と兼ね備えているのと白いので熱を持たない
http://www.nou.co.jp/ap/f.html?md=f04&id=0105AF1004&spc=NNS&a=00&b=00&c=00&d=00
メーカーHPの、SLSスクリーン 50ハーモニーという製品。
http://www.seiwa-ltd.jp/products/?id=4&article=122


汎用品の遮光シートはこちら…風通しがいいけど防水シートでは無い


メーカー問い合わせの結果、以下の遮光遮熱シートはカインズホームhttp://www.cainz.co.jp/で切り売りで買える店があるようです。事前にお店に電話で問い合わせてください。たぶん園芸館とか資材館があるお店だけかな…
ただこれも「誠和 SLSスクリーン50」とちがい、アルミで反射率をアップしただけのふつうの遮光ネットです。スキマだらけなので雨戸代わりにはなりません。

http://www.dionet.jp/products/farm/mirror.html#noryo
ダイオミラー810MS
遮光率50〜55% 幅200cm

「ダイオミラーHB・MSS」シリーズは遮熱効果の最も優れたアルミ蒸着テープを使用した遮熱ネットです。ハウス内の温度の上昇を防止し大切な作物を守り、また作業環境を快適にします。


通販




ポイントは
・二重であること…長さ4m幅2mあるので物干しにかけて二重にする


これによって、日光を受ける面と、室内側と、多重で遮光する。
日光側は無加工で、
室内側はところどころに、縦に切込みを入れる(のぼりでそういう加工をしてるのと同じ)


・ベランダごと覆う


金属や石材など、熱を保持する物質に日光を当てない。
シートが届かない部分も、樹脂ボードを乗せて遮蔽している。


・カーテンも使う


結局、室内でも遮光しないと…カーテンしとけば熱も送り返すし。


・夜間早朝は、とにかく室内を冷やしておく(構造材も含めて)


高級住宅だと、断熱材がよすぎて、一度酷暑を経ると厳しいかも知れないが
風通しのいいw住宅なら大丈夫。


・日中、猛暑の時間帯は、閉めきる


でないと、遮光して、部屋を冷やしておいた意味がありません…
要するに冷蔵庫です。なるべく冷えを持続させるため、閉めきる、
扉や窓の開閉は素早く、です。


徐々に、暑くなってきて、限界点を超えてから、モードチェンジ。
窓は少々開けつつ、
エアコンを送風強にして部屋の一番上の熱気を掃気し、その先の換気扇で外へ出す。
居室の周囲の屋外にはどんどん打ち水
ほてってきた皮膚にはどんどん水かけ。
冷たい飲料をがぶがぶ飲まず、凍らせたのをちびちびやる。


でもこれは、外気温35度付近になったら必要になることです。


…あとは、蓄冷材を使って簡易冷房を試す。
冷蔵庫の電気代の有効活用なので、コストパフォーマンスは良いが…
冷房効率、実用性は、どうだろうな…これから試す。


とりあえず13時過ぎ、快適。室温は床から1m地点で32度。
過ごすときは床に座る、ちゃぶ台生活。下ほど気温が低い。絨毯より床。
着衣は洋服では無くて、麻混じりの甚兵衛。
疲れて無駄の多い団扇では無く、効率的な扇子。



こいつを活用。
こいつを扇子で扇ぐとか
タオル巻きにして体にあてるとか…
しかも、部屋の湿気を凍らせ続けるので、『除湿効果』が!!
溶けた水がタライにたまるので、増えてきたら捨てる。


昨年の工夫の数々は、このあたり。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/201008


/23追記
昨日今日と晴天で、最高外気温34度、室温32度。
着衣は早くも、甚兵衛。
日中は『ぜんぶ窓を閉め切ってた』が、快適。(開けると外気温が高いので逆効果)
やや高地(海抜200m)なので湿気も少ないし。
扇子は手首をふるわせるだけで、かなりいい風が広く起きる。
ほとんど水分も取らず。350mlの紅茶だけ。
まだ前哨戦だね。昨年の最高室温は38度。


夏の食事は、
朝は…せんべいやカップヌードルを、たまに。塩分補給。
材料がシンプルなせんべいは(色々原材料が多いヤツじゃ無く、米、醤油、だけの)常温で袋に乾燥剤入れて数日間保存できる。
夜は…さつま揚げ。かまぼこやちくわと違って具材も入り油分も多め。漁村の手抜き夕食の基本です。
昼…の冷麺類も、律儀に教科書通りじゃ無く、さつま揚げでも今ある野菜でも放り込む。
あと、暑くない日は律儀に冷やさず、むしろスープや野菜は湯煎で温めてしまう。
麺は、暑いときはそこそこ冷やす。涼しいときは水で埋めたら水切りするだけ。
氷入りほど冷やすと、著しく消化系が参る。胃腸が疲労しているほどに参る。


/24追記
明日から曇るので、ここぞと山の源流へ泳ぎに。
というか、まだまだ冷たい。水温13度…心臓パニックで急患が出る冷たさ。浸かるのは手足だけにして、頭や顔に浴びる程度にした。
そういうとこは、麓でも気温28度…平野部は34度の酷暑だが。
これから川遊びに出かける方は、くれぐれも急な冷えによる低体温症や気絶による二次的なケガなどに気をつけて。


7/3追記
やはり、涼しい…この遮光シートの遮光遮熱は半端じゃない。
鉄板に一枚かければアチアチ目玉焼きOKが、生ぬるいくらいまで下がる。
ふつうの農業用遮光シートは黒いので熱は持ってしまうし
ただの網なので水も風も通してしまうが


この特殊シートはほんとうにシートであり水や風はあまり通さない。
白いので熱を持たない。
画像のように二枚がけにして、部屋側の二枚目だけ裂いて風が抜けるようにすれば
洗濯物は干せるし乾くし、雨が降ったらこいつでカバーして干しておけるし
とにかく部屋の室温は正午過ぎて14時頃になってもほとんど変化なし。2〜3℃の変化。なにより熱気を感じない。
昨年までは、シート無しで酷暑を過ごしていたので、歴然の差に驚いている。
ベランダの鉄板がアチアチなのに、そこの窓を開けて熱風を導風していたのだ…おそろしい。


涼しいまま室温変化が乏しいなら、むしろ窓は閉めていた方が快適。
地熱や夜間冷気の取り込みを利用した冷房システムや冷蔵庫も、基本は同じだ。
夜間に冷気を取り込み、それを夕方まで維持できるなら、密室が最適なのである。風邪は適当に扇子で扇げば良い。
http://www.hidenka.net/hidenkaseihin/frig/frig.htm


さて、効率的な「つめたいお茶のつくりかた」
・アルミ300ml缶で大型のふたがついてる、最近流行のコーヒーを買ってきて飲む
・こいつは繰り返し使えるポットになる
・普通の魔法瓶は断熱性、保温性が良すぎて、水で冷やすことはできない
・しかしアルミ缶ならカンタン
・飲みたい紅茶などを沸かし、缶に入れる(多く作るときは複数の缶を用意)
・事前に鍋やシンクに水を張っておき、缶をぶち込む
・その際、とにかく回転させたり、シェイクする…加速度的に冷える
・最初、缶がへこんでくるので、一回だけ丁寧に息抜きさせ形状を戻す
・だいたい、沸騰後すぐの熱湯だったお茶が、5分も振ってれば冷たいレベルになります
・ただし、水道水を流水させっぱなしにすること
・キンキンに冷やすなら氷水が必要だが、体(血)が急に冷えすぎてチアノーゼから心筋ショックなどにならないようにすること(夏の救急搬送ではけっこうあるらしい…ゴム手である程度軽減できる)


7/11追記
いよいよ梅雨明け。かんかん照り。
遮光遮熱オペレーションも、一段階レベルアップせねばならない。
梅雨までの対応のままでは、次第に室温が上がる。


・朝10時ごろまでに、玄関道路側も、ベランダ窓側も、打ち水徹底。
 特に、遮光シートと、窓と網戸にも水かけ徹底。
 ただし日没までに蒸発しきる量で。でないと建材が酸化脆化したり、カビが生える温床になったりする…むしろ日に3度は打ち水する羽目になるけどね…
・水まきには、今やホムセンで安くなった噴霧ノズル付きホースがお得で便利。
 ミスト、シャワー、ダイレクトなどを駆使すると、水たまりにならず、節水しつつ、満遍なくかけられる
・布団を中に干す…
 うちは3つ折りマットレスを立てて窓に密接して干す。
 掛け布団はアウトドアシュラフと、ホムセン1000円の夏用丸洗いキルトケットなので、衣類ハンガーにかけて窓に密接して干す
どういうことかというと、窓際を断熱材を埋め尽くすことで、室内へ熱気を持ち込ませない。
 外に干してしまうと、ベランダに水をかけられない。洗濯物はつるしちゃうから関係ないけどね。
・水まきはかなり広範囲に。
 自分ちだけでいいはずがない。風は遠くからやってくる。
 他人の迷惑にならん、むしろ数名の共同利益になる範囲を、広範囲に水かけする。特に、石と金属は重点的に。
 これは遮光シート・カーテンにもいえる。よく最低限窓のサイズだけで遮光シートタープをぶら下げてる家を見かけるが、あれではほとんど役にはたたない。
ウチの事例を画像で示しているとおり、『完全二重』
縦横ともかなり余分を取ってある。かつ風通しは良くしてあるのだ。


森林…水気の豊富な山林を日々歩くとわかる。
植物=水分のカーテン。水が地表を覆い尽くしている。広範囲なんてもんじゃない。
つまり、山林のマネをする。なるべく近づける。
広範囲を水のカーテンで覆う。だから遮光シートも窓もまめに水かけする。
蓄熱させっぱなしにするぐらいなら、水をかけて冷やしつつ水分保持してもらおう。


現在13時、
外はかんかん照りの外気温34度だが、室温は床付近で30度安定、窓際からの熱気は感じられない。
ことさら、真夏の暑さ対策は「科学技術」でなくてはね。科学者技術者として、ものがないならないなりに、最大限、科学技術を駆使する。


上の方の画像で、蓄冷材を紹介したが、
あれは安い、あまり冷えないヤツだ。氷点下5度ぐらい?
3倍の値段で、氷点下13度以上冷え、しかも長時間長持ちするヤツがある。
室内冷房には、そうした高効率蓄冷材を使いたい。
安いのは冷蔵庫内加冷むけにする。


7/12
きょうは最高外気温33度、中は床面が16時半時点で31度。ギリギリ、汗が噴き出さない。
(無論いつも通り、周辺に散水して遮光シートした上で、窓は閉めきってある。)
(ちなみに、昨晩の冷気取り込みは27度。この蓄冷効果によって室温を抑えられている…夜通し何時間も冷気を通風させるのだ。)
ひんやりする床面でいつのまにか寝ていた。一番暑い2時間が費やせた。


起きて夕刻、蓄冷材を大量投入実験。
小さいのをたくさん陳列…ラジエーター式である。総面積を稼ぐのは熱交換技術の基礎。


山林の源流の、あのヒヤッとするあれに似ている…
周辺の湿度と室温が下がっていく。
温度計測…ひんやりする蓄冷周辺が20℃、タライの中が8℃以下…いわば冷蔵庫開放と同じぐらい。しかも熱を発生せず、湿度も奪う。
17〜20時放置で、結露と氷結により、500ccの湿気を取れた。


夕刻17時以降は、モードチェンジ。別作業が発生する。


室温と外気温が接近するので、室内の天井付近にたまった熱気を
エアコンの送風強で追い出してしまい、その先にある換気扇で外へ出す。

エアコンは一度ファンにカビた歴があるので、この時期には3日おきに洗浄スプレーする。でないと風にカビが含まれイガイガしてくる…
完全分解し、高圧洗浄すれば良いのだが…ただの掃除にこういう特殊器具が必要な器具は”欠陥商品”だよな…


酷暑では窓際に設置し、吊り下げ、断熱を果たしていた
敷き布団マットレス、掛け布団シュラフ
これらを配置換え…こんどは風の通り道に配置して、冷ます。熱を取る。
熱気のこもった布団をそのままにすれば、夜中も暑くなる要因になってしまう。


避暑とは、科学技術なのである。
コンピュータに任せてあれこれやらせることが出来ないなら
人間があれこれ甲斐甲斐しくセンサーになりLSIになり実作業するしかない。


皮肉で申し訳ないが…
熱中症などで死亡や重症になる人々には
・科学技術が身についていない
・鋭い勘や洞察力がない
いわば「今これを続けていると、自分は死ぬ」ということに
勘づけるか
その対処を考え出せるか、実行できるか。
交通事故になるかならないかと、まったく同じことだ。


知恵のない者が死ぬ…悲しいがこれは良くあることだ。運だけではないのだ。



7/16
直射日光対策を強化。
ホムセン販売の銀マットを断熱材・反射材にする。
元々が冬山の冷たい岩の上でも寝られるためのマットである…
建材の断熱材にも引けを取らない…


アルミが光線を反射、発泡ウレタンが熱伝導率の悪さで熱を伝えない。
窓全面をガードすることで、光も熱も伝わってこなくなった。
室内の蓄熱・熱感が明らかに激減。


7/18
室温は
対策無しだと、気温よりも上昇する(ことが多い)
対策が進めば、気温より低くなる


昨日、
外気温最高36度
室温最大34度にやや足りない
対策無しだった昨年までは、外気温+2度だった。
基本は、蓄熱を防ぎつつ、蓄冷を生かすこと。


 ◇


追記2014/07/16


以降、毎年異なるアプローチを試してきた。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130809/1375968400
2013からは、節電でエアコンを駆使して、
湿度は落として防カビ徹底、
電気代は月額千円増にとどめた。


本年2014はさらに工夫した。


基本的にエアコンの使い方は同じ。
・温度設定は最低の18℃
・ドライは使わず冷房
・15〜25分でとっとと冷やし除湿


こうすると、室温はあまり下げずカラッとできる。
湿度計で70%以下が指標。80超えると明らかにムシッとする。


一日、この運転を最大8回で制限。でないと節電にならない。


というか山へ川へ歩きまわってると、むしろ店内の冷房室温が拷問で寒すぎるぐらいなので、
室温はあまり下がらなくていい。汗がにじむのは28℃以上からだから29になる前に冷房開始。


2011バージョンに改良を加えたベランダ遮光遮熱システム…
ベランダの側壁と手摺を銀マットで覆って遮光=鉄の手すりは熱くて目玉焼きができるほどだが、ややあったかいぐらいまで軽減。
ビニールハウス用遮光率70%シート二重、は健在。
これに、真夏の日射の時期には銀マット遮蔽を加える。遮光性能がダントツなので室内は外気温マイナス5℃キープ。
むろんカーテンも閉めた上で。


今年はさらに、デシカント除湿機も導入…除湿機で熱して除湿、エアコンで冷やして除湿…コンビネーション。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20140705/1404486794
除湿機は浴室と洗濯物の急速乾燥が可能…マンション据え付けモデルと同じ。なので室内の湿気源を一掃できる。
ふとんも乾かせないことはない。ただ生半可にやると、熱してるためむしろカビが増える。


やや涼しい20〜25℃の陽気では、まずデシカントで室温を上げて、次にエアコン冷房で除湿。


こうすると、山の近い1Fの部屋でも湿気ない。
今まではこれがおろそかだったので、カビやすかった。2011は湿度計すらなくて、深夜の湿気ごと換気していた。
2013はまだ除湿機がなくて不十分だった。


まだ電気代請求が来てないが、除湿コストで月額3千円を限度としたい。


また今後は、基本締め切りの除湿重視となるため、シロッコファンの縦型扇風機も確保する。
昼間は、高効率である扇子を使ってれば風はあるが(うちわなんていかに非効率か扇子を使うとわかる)
寝てる時はそうも行かないので…ファン一つなんてせいぜい25〜30W。


デシカント除湿機と、蓄冷剤除湿の、性能差は…
じつはあまり大差ない…のは蓄冷剤がまだきんきんに冷えており、どんどん氷結が進んでる状態のとき。
へたすると2〜3時間で300〜500cc、たらいに溜まってるが
これはデシカント動作時と同じだ。
基本、エアコンや蓄冷剤=氷結のような冷却式除湿のほうが、暑い時は効率がいい。デシカントは暑くなると温度差が減って能率が低下する。
蓄冷剤はどんどん溶けて除湿効率は下がるので、冷凍庫に予備をたくさん詰めておくしかない。


エアコンは上記の使い方だと熱交換器=ラジエターみたいなの、が湿ったまま放置されるのでカビになりやすい。
3日に一回は、熱交換器と、シロッコファンに、エアコンスプレーをしている。一度でも盛大にカビたエアコンの宿命…根絶できないから。
だがこの方法だとルーバーは常に外しっぱなしにしなければならない。近年のエアコンはやっと分解掃除できるモデルも出てきたが…


2014/08/08
DCモーター電子制御の扇風機を購入。25W節電型。
モーターが熱を持たず、代わりにACアダプターが熱い。バッテリーを確保すれば停電時も動作。
電子制御なので細やかな風量調節や、風量変化モードも搭載。


これが的中。劇的にエアコン使用頻度が下がった。
外37℃、中32℃でも、正午ごろに除湿をして65%ぐらいにしておけば、夕方まで薄着と扇風機で過ごせる。
昼寝も夜寝も、30℃でも扇風機だけで十分。硬質マットレス&ひんやりキルトシーツでスキマを増やし換気性を良くする。腹にタオル一枚かけるだけ。


つくづくほしいのは風と除湿だ。冷温ではない。24℃の店舗冷房も酷暑の外から入ってきてすぐは冷却効果が高くていいがやがて寒くて体調がみるみる悪化する。
20時過ぎると外気が冷えてくるので、湿度に注意しながら(80%以上だとしけるので控える)換気を続ける(エアコンも送風モードで天井付近の掃気に使う)。零時ぐらいには最低気温へ近づく。


うちは1Rでキッチン玄関まで筒抜けなので、冷蔵庫性能補助のために冷房時はキッチンへ扇風機で送風する。
入浴後はデシカント除湿機1時間運転で下着やシャツや浴室全体を乾燥させながら扇風機でも浴室乾燥を促進させる…ビルでの床ワックスがけ後のサキュレーター送風と同じ。
浴後1時間で浴室乾燥するのでドア開放しておける。タオル・ブラシ類は除湿機で半乾燥後に外に干す。
ただし雨天時はパンツシャツ類を完全乾燥させるので除湿機運転は90分ほどになる。送風口にシャツ・パンツを密着でかざしながら丁寧に手作業でやるとすぐ乾く。おなじパンツを毎日履くことも可能。


ちなみに30℃前後になるとデシカントではほとんどタンクに水がたまらない…加熱式除湿は25℃までがラインだろう。逆に冷却式は20℃以下はダメだ。


今の運用法で今月17日締め切りの電気代がいくらになるか…
炊飯器電子レンジ洗濯機などがないし冷蔵庫も小さめで、なるべくテレビレコーダー照明も電源落としてるので、5千円前後になるとは思う。


2014/08/19
今月は東電検針が遅い…明日らしいが。34日分かよ…
きょう時点の指針で一日分を概算で加算し、出してみると…180kwh
今月の二段料金はkwh単価約26円。
先月が153kwhで約4300円=春秋より約2千円増
今月が約180kwhなので約5100円=春秋より約3千円増(4日分多いけどね…一日5kwh=二段で130円ぐらい)


オトクですわ!
盆休み前からやけに曇天雨天で涼しかったとはいえ
実質ほとんど梅雨時期の先月から電気代増えてない。検針34日分のせいで500円ぐらい多いにすぎない=先月より300円しか増えてない。


月額たった2500円で
・室内湿度計はつねに70%前後、カビの気配がしてこない、衣類や布団がしけない、エアコン内部すらカビにくい
・ユニットバスで入浴して手洗い洗濯して、デシカント除湿機で衣類も体も浴室も最長90分ほどで乾かし
・DC扇風機まで使えて
・キッチンまで筒抜けの物件なので、室温低下により冷蔵庫も若干節電になってる
マットレス布団を外干しすると高熱を帯びてしまうので室温上昇要因(断熱材みたいなもんで冷めにくく厄介、寝るときも苦痛)、室内で立てて扇風機を首振りで当て続ければ湿気がとれていく


むしむしする汗出まくりからの解放
(高湿度だと汗が乾かないため体温が下げられずパニック気味に汗が出続ける悪循環)


山肌の1階でカビやすい環境からの解放


ついでで、
洗濯物が干さなくてもすぐ乾く(洗って1時間後に着られる)
体も乾くのでバスタオル不要
浴室も乾くので扉開放でも居室に湿気が来ない


これで2500円は安い。770W型6畳用エアコン、600wデシカント除湿機。25wDC扇風機。


昨年のエアコン運用は、一回20分、一日最大2時間というケチりぶり。(18℃設定強風冷房)
しかし月額1200円増とケチりすぎたことが秋に判明…
なのでことしは
一回40〜25分、夜で低湿度なら20〜15分、一日最大3時間ぐらい。
おそらくエアコンは2千円いくかどうか。
デシカント除湿機をガンガン使うのでそれで1千円前後かな。
ダイビングスーツも浴室干しですぐ乾く(生乾きで外干し、ブーツは布団乾燥機のブーツ乾燥機能で仕上げる)。


この運用法はずっと部屋を閉め切るため
扇風機がないと厳しかった。
湿度は下がって汗は減るけど、風がないと厳しい。
窓を開けて一晩中換気してるほうが見た目は快適(部屋中カビだらけになるけど)


DC扇風機は中風量で12w、弱風だと2〜8w…インバータ電子制御だから、そよ風や変化風が可能。


 ◇


結局、
エアコン冷房は、室温を下げるために使うべきでない。湿度を下げるために使うべき。
扇風機もだからDC扇風機にして、そよ風機能があったほうがいい。


ガンガン冷房を聞かせて厚着で寝るよりは
室温28℃ぐらいで、DC扇風機でそよ風かけて、上は裸で寝る方がいい。隙間が多く取れる、固めの、あまり沈まない布団に、冷感マットを敷いて。表面積を稼ぎ背中を冷やすべく横向けで寝る。
密室なら朝方に冷え込むこともない。


パワーアスリートや外回りの仕事で、アチーアチーと参ってスーパーに入ってくると
強冷房が最初の15分ぐらいはありがたいが
やがて開ききった汗腺から冷気を取り込みすぎてくしゃみが出て、体調を崩し始める。


強冷房というのはあくまで、熱中症になりかかった患者予備軍への「処置、準医療行為」と見るべき。
一過性で使うべき。



2016/07/06追記
今年は抜本対策の施工をした。
室外機用の排気ダクトを装着してしまった。
ブルーシートの防水レンジ#3000のを買ってきて、二辺をダクトテープで貼りあわせて円筒にする。2mx2mだと少し小さいが六畳用エアコンならダクトテープで不足分を延伸すればなんとか収まった。
予め水拭きやマジックリンで綺麗にしといた室外機へ円筒シートをダクトテープで少しづつ貼っていく。
長いテープではなく、細切れで少しづつつなげていく。
(ここは雨が降り込まない場所だが、もし雨天に晒すような場所だったら屋根をつけるなどしてダクトテープの劣化を防ぐ措置が必要…まぁそんな露出した場所だとダクトを付ける必要はないよな、熱気がこもらないから)
90度折れ曲がる場所ではアコーディオンのようにつづら折りにしてからテープで止める。
ベランダを覆うシートをかいくぐって排気できるレイアウトにする。
ブルーシートは運転させると排気によって勝手に膨らむ。


これが絶大な効果で、ほとんど保熱しなくなった。
今までは窓に密接した室外機が出す熱と排気熱とで窓ガラスが熱かったぐらいだが
もはやまったくあったまりもしない。
ダクトブルーシートはどうしてもあたたまるが、金属よりははるかにマイルド。
むしろ室外機が外気を吸い込んでくるので少々の熱気は蹴散らされる。


このベランダは洗濯機用の蛇口があるので、酷暑の際には園芸シャワーホースで室外機のフィンに水をぶっかけるとさらに冷房性能が上がる。


今年は銀マットも廃止。耐候性がないのでアルミが粉々になり舞い散ってしまう。大きいので着脱も手軽には行かない。
代わりに採用したのは車窓向けの遮光銀マット。これはある程度の耐候性があり、エアプチをはさみこんであって断熱性も良いし、アルミシートは二重だ。小さめなので洗濯バサミでつなげて使う。


デシカント除湿機もさっさと壊れたので廃止。
常時扇風機を首振り運転させておけばけっこう布団も乾く、ある程度外で干した洗濯物もけっこう乾く。
除湿機は加熱ヒーターなのでカビの元だし室温も上がってしまう。


今年はためしに銀マット的なものを撤去し、遮光シートだけで試してみたが
やはり晴天だと、遮光・断熱を完全にしないと、徐々に室温は上がってしまうことがわかった。盛夏には銀マット的な断熱遮光シートが必須だ。ボトルや食品買い物用に銀マットで覆われたクールバッグがあるのと原理は同じ。表面の金属シートが完全遮光し、中間層のウレタンやエアぷちなどが熱伝導を遅らせる。