先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

しき布団の真下が濡れるのは、寝汗というのはウソで、大半は結露


干してカラカラにしたマットレス二枚(上、ソフト 下、固綿)
フローリングのうえに、銀マットを敷いて、その上にしく。
階層は1F、山肌を切り開いたいわば中腹部で夜間の湿気が多め。


たとえカラカラでも、6時間も寝れば真下はグッショリ。
しかし甚兵衛はほとんどぬれないぐらいで、あんまり暑くはない。
暑くて汗かくと甚兵衛はどんどんしょっぱいにおいがしてくる。


そして梅雨時期にもっとも濡れ方がひどくなる…


これは冷蔵庫の天板現象だ。


晴れてるときはほとんどないが、
雨の日は天板が結露してぬれる…野菜などを置いたり、シートなどを敷いていろいろ置いてるとそこだけがぐっしょり濡れる。冷気が空中へ逃げないから湿気が結露してくる。
対策として、卵パックをしいてから野菜を置いたりするが、パックの先端の部分だけはきっちり結露する。かびさせないために卵パックを干さねばならない。
ちなみに雨天でもなにも置かなければ天板はほぼ濡れない。
なので布団の下にスノコをしいてもその編み目部分だけはどのみち結露する。スノコがかびたという話をよく聞く。


冷蔵庫も、構造材を熱が伝わって冷気を放出してしまっており、
室温との温度差で結露しやすい。
蓄冷材をいくつかたらいにいれて部屋に置いておくと、どんどん湿気を吸って凍結させて、氷が大きくなっていく。たらい周辺の湿度は10%以上落ちる。蓄冷材3リットル分ぐらいを置いていくと、一室で湿気の水+氷が300ccぐらい取れることもある。


人間が温かく、布団の底は冷たい…
服が雨に濡れるとどんどん体温を奪われるのと同じ。
底面だけがぬれていき、ますます冷えては結露を繰り返すメカニズム。
寝汗が原因なら、病的なほどの寝汗はむしろ布団の上面をぬらす。
コンクリにビニールフローリングを貼り付けただけの安物賃貸マンションの床に布団を敷いて寝ると、あまりに冷たいので結露が加速して布団の下から半分以上まで濡れてくる…布団なのになんだかつめたい…雨で濡らしたよりも濡れていた。マンションだと布団を表から見えるように干すこともできず日光が当てにくい…無理に干すと幹線道路沿いなので排気ガス臭くなってしまう。


フローリングは得てして冷たい…1Fだと軒下の通風により軒下が寒いので、床も冷やされる…
で床面はもっとも湿気がたまりやすい…山肌をガスが這っていくように。
もし浴室から近い部屋だと、浴室の湿気もやってくるし、壁の裏を通じても湿気がくるかもしれないし…その家の設計次第である。


抜本的対策は難しい。
ローテクだとやはりスノコ系…ふとん除湿シート。
ハイテクだと、防水段ボールを立てて碁盤状に編んで、その上にでもしくか…
http://d.hatena.ne.jp/housepublishing/20120625/1340633656
これの斜め格子が入った状態で、そのまましく。天板不要。
そしてIT系で大活躍の吸排気用ファン…あれで通気して結露を防ぐ。碁盤状の段ボール構造物をあるていど密室化して、吸気ファンと排気ファンでつねに空気を循環させる。デスクトップPCのケースと同じだ。
これだと電気代はかかる…ソーラー発電蓄電でまかなえる気もするが…
温度差を利用した対流循環をつかう手もあるが、設計が難しいのと十分な流速を得るのが困難。
この循環換気自体は、扇風機やエアコン送風を回しておくなら流用できる。アルミ蛇腹ダクトなどで一部を導風すればいい。


これを利用したのがファン式冷凍庫だ。空気対流により結露し凍結するのを防ぐ…しかし逆に入れてる食品が乾燥してしまうが。