先従隗始・温故知新

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吉野家とアベノミクスは兄弟…デフレ対岸の火事などと笑っているヤツは知能指数が低い

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130705-OYT1T00893.htm
「並盛」値下げで客は増えたが…誤算の吉野家


 吉野家ホールディングスは5日、2013年3〜5月期の連結決算を発表した。

 売上高は前年同期比6・6%増の425億円だったが、本業のもうけを示す営業利益は7億円の赤字(前年同期は3億円の黒字)に転落した。4月に牛丼「並盛」の100円値下げで来店客は増えたものの、円安で原材料費が高止まりする誤算から、減益となった。

 牛丼の値下げ後は、来店客が前年比で2ケタ以上伸びた。しかし、店舗の従業員を増やしたため人件費が同4%増えた。今年2月には米国産牛の輸入規制が緩和され、仕入れ価格も下がると見込んでいたが、円安で、「価格が思うほど下がらず、見込んでいた利益が得られなかった」(広報)。

 吉野家は7月以降、480円の商品を売り出すなど、高価格帯の品ぞろえを強化し、収益改善を目指す。
(2013年7月6日13時20分 読売新聞)


デフレもインフレも、作用でしかない。
思った通りには行かない。
一国で閉じた限定経済の時代とは違う。ネットワークでグローバルの世界連動型である。


吉野家だって今までの経緯では、価格を下げない戦略も工夫したし、それでも収益改善は思うように行かず、
たまたま今回もデフレ値下げに踏み切って、アベノミクスインフレ円安に巻き込まれ誤算となったに過ぎない。
ヨシギューは円高でないと安くなれない…原油も肉も円高差益あってこそ。回転寿司からもホタテやウニが消えた…


ではアベノミクスはどうか…
マスコミの大本営発表にダマされる程度の庶民層はともかく、大企業や産業というレベルはそう甘くはない…実害や弊害を具体的に示して、スズキ社長や関西経済界が苦言を呈している…小売だって下にいけば行くほど苦い顔だ。
金融や投資などはともかく、ほとんどの企業や産業にはほとんど恩恵はないから…儲かる対象が狭すぎる。
順調に物価が上がって株価が上がってバラ色のはずが…
実際はヘッジファンドの都合で乱高下したり、他国の金融不安や紛争によってもすぐ不安定になり…まるで「もんじゅ」みたいだ。
エジプトに火が付いた…中国もボヤ騒ぎである…そういうことはこれからも散発する。いちいち株価は下がり、資材調達コストは上がる…


そう、うまくゆかない…思ったほどにはうまくゆかない。


それが、世界中の都合をつなげて、連動させている、むずかしい難しい現代の『グローバル経済』だ。実は古めかしい学者も経産省財務省も、まして政党議員ごときは、よく理解していない…いつまでも古い時代の実態に合わない法律や教科書や社会風習やらをありがたがる日本人ならではだ。


それでも過去10年近いデフレ日本経済がうまくいったのは、グローバル経済が新興国の低賃金大量受注、安売り、の戦略が基本だからだった…日本みたいな先進国は、仕事を譲り、価格を下げて賃金も下げて貧困化するしか無かった。いくら下げても勝てるわけがないから。


しかし安倍はそれに逆らって今更インフレや株バブルをやろうと言い出した…
さも英米インフレ目標がうまくいってるようにうそぶくが、実際はそうなってはいない…なったりならなかったりしているし、コストの割にはパフォーマンスは低い。…そもそも製造主体のドイツ日本と英米では事情がかなり異なる…


デフレ経済で、小売の大半や各種サービス業がうまくいっていたのを捨てて
一部のクルマ家電大メーカーだけが円安差益で点滴を受けられて、ほかはその乞食のおもらいのようなオコボレ恩恵を受けるだけ…狭い狭いインフレバブル株バブルの時代へ…英米のような格差階層社会へ…
スーパーやホームセンターで買える品物がどんどん高くなっていって、高くなればなるほど政府与党は「また景気が良くなりました、GDP上がりました」ということだろう。いつまではごまかせて、いつ頃から「本末転倒だ」と大騒ぎされるようになるだろうか…


アベチャンの大好きな、勝ち負けのはっきりした世界。負ければ即ジエンド…勝てばぼろもうけ…まさにギャンブル。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130704/1372894635
香港やシンガポール、ましてラスベガス…あれは世界中から来客を見込んでどんどん消費してもらうから、インフレ街が成り立つ。そうやってインフレ街とデフレ街、インフレ層とデフレ層を二分化させた国々では、デフレ側の消費生活はとってもつつましいことになっているという体験談や報告例が多い。ちょっとグーグル検索すると出てくる。


それとなにより、香港やシンガポールにラスベガス…いずれも小規模だ。がっぽがっぽと稼げば穴埋めは十分だ。日本のような多人口でGDPも大きな国には、ギャンブル的なそうした荒稼ぎの実態では穴埋めは難しい…いくらパチンコやティファニーで消費してもらっても足りないのである…多くの民、多くの産業が、財務省が、みんなして足りない足りないといっている…雛が3匹ぐらいなら親鳥もどうにかできるが…100匹なら?
東京や大阪が国だったら、そのショッピングや投資の収益でぼろもうけだが…ネズミ小僧みたいに世間中にばらまいて還元しなくてはいけなかったら?
荒稼ぎ型で大失敗して破産したのがアイスランドノキア…これまた小規模国家だ。韓国およびサムスンもそのスタイルに近い。
日本は、無理にインフレ誘導や株バブルにシフトして、ああいった国々のような黒ひげ危機一髪のようなヒヤヒヤハイリスク不安定な国家経済にモデルチェンジしたいらしい…


黒田総裁は、一番最初の異次元緩和だけで金利が乱高下したのですっかりビビってしまった。
あまりいじらないで安定していたシステム・メカニズムを、いじったとたんに不安定になるのだから…やはりそういうオペレーションはとても難しく、第一人者ですら臆病風に吹かれるものなのである。
都市銀行勘定系のITシステムは、保守オペレーターの一瞬の操作次第で実績が数億円違ってしまうことがある…そういう現場の雰囲気はとてつもなくピリピリしていた。まして国家経済の規模ともなれば…


安倍は虎の尾を踏んだ。まず対処しきれないであろう…目先の功名に焦った末路だ。
誰がどういう風に虎の尾を踏んだのかと問われれば、そういうことになる。




結局、店舗レベルでは、インフレ商品と、デフレ商品と、二本立てで行くしかない…一種のポートフォリオでのリスクヘッジでもある。
しかし政府政策でそれを成功させるのは難しい…
デフレもインフレもやりましょう…どころか、インフレ誘導政策にシフトしただけですっかり不安定になってしまったのでわかるとおり。まだ安倍政権になってたった半年だぞ…あんなのに4年どころか2年だってやらせ続けたらやばいんじゃないか?


昔からいじり倒して、いろんな不安定を経験済みの達者揃いならいいよ?


けど日本政府は違う…なるべくいじらずさわらず、その安定性に甘えていくスタイルの国だ…誰も機敏なオペレーションやチューニングなんかしたことがない。
サプライズ、前例なし、規則を破る…こういうオペが全然ダメだ。
それは原発事故の対処でも歴然だった。有事対応にあれだけ不得手で、狼狽して失禁しそうなぐらいビビってる政府や東電の連中の顔が毎日毎日TVに映る…
金融系をいじるのも一種の、有事対処をわざわざ招く行為だ…安定して動いてるマシンをいちいち改造したり試作部品を入れたりしてトライアンドエラーを誘発し、チューニングしていく…


おれには、政府関係者にそういう器用なグリーンスパンみたいなチューナーは一人もいないように見える。おそらく政府関係者になるであろう人間にも一人もいない…
いるとすれば路傍の石ぐらいだが、まずそういう人材は疎まれて登用されない。
日本の中枢にいるのは、かびたマニュアルどおりに定例通りのオペを行う、「だれでもできるお仕事です」な人種ばっかりだろう。
自動車の運転しかできない人々に、いきなり改造や整備をさせるのはとても恐ろしい。


以下、風刺である…

http://www.j-cast.com/2013/07/06178882.html
アベセイケンが打ち出した、ソニーの「アベノミクスA」と韓国・サムスン電子の「株価バブルギャラクシー」のスマートフォンを重点機種に据えた「ツートップ」戦略が、2013年6月の携帯電話契約の獲得につながらなかった。


やっぱり、「デフレ経済」しかないのか?白川前総裁に謝るしか無いのか?

漢方薬じゃないが…
あれこれ各原材料の量を調節したり、工夫してみるんだが、
なかなか狙ったとおりの薬効を引き出せない。
何百年も前のレシピが一番良かったりする…


基本に忠実か、冒険か…
完全に個人技量次第や状況次第…ケースバイケース過ぎて答えを明確には言えない分野だ。
クタラギソニーだって、PS2は大成功したけどPS3は大失敗した。




機関投資家ってのは、投資代行で集める額が大きい分、巨大な損失で全部すってしまうからね…あのリーマンすら消えちゃったでしょ。
そういう意味での破産者が続発するのも投資重視政策の弊害だよね。
安愚楽牧場MRIなんて氷山の一角…
いまは憎い民主党を消滅させるトラップで、安愚楽牧場騒ぎを起こしてる安倍自民だけど…
こんどは安倍自民が取り付け騒ぎの矛先を向けられるかも知れない。もしそうなるとオレオレ詐欺と何が違うのかと言うことにもなる。

http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m040072000c.html

MRI:参加者「財産大半失った」 大阪で説明会

毎日新聞 2013年07月06日 23時02分


 米国の資産運用会社「MRIインターナショナル」が日本の顧客から預かった資産を消失させた疑惑で、被害弁護団による説明会が6日、大阪市内で開かれた。約300人が参加し、会場からは「こつこつためていた財産の大半を失った。何とかしてほしい」などの声が上がった。弁護団は投資金の回収に向け、年内をめどに集団訴訟などの具体的な手段を決める方針だ。

 参加した大阪市内の女性(73)は約8年前から投資し、最終的に750万円を預けていた。「友人に誘われ、利息で旅行に行ければとの軽い気持ちで始めた。(米国の)州政府が保証するという話だったので、信じていたのに」と肩を落とした。また、貯蓄の大半をつぎ込んだという大阪府阪南市の男性(67)は「利息は最近まで滞ってなかったので、信用していた。生活費を削っているが、今年の税金を納められるか不安だ」と打ち明けた。

 MRIは約8700人から約1300億円を預かったとされる。証券取引等監視委員会が今年4月、金融商品取引法違反容疑で強制調査。弁護団は同5月、エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長に対する詐欺容疑の告訴状を、東京地検と警視庁に提出するなどしている。


開発側がいくらいい新商品を開発しても
「せんばこきはムラの女のアルバイトを奪うぞ、ぶっこわせーーー」
と、既得権益大勢が拒否や妨害に走る…


日本はすべて、このメカニズムによって自滅を繰り返し、もうけをどんどん減らしていく…


フジテレビなどの、ネットに負けてきている事への対策会議?かなんかの映像を見たけど…「ネットは敵だ、ネットから客を奪い返す」などという敵対ゲリラ姿勢ばっかりであった…時代にスムーズに順応できないと、こういう徳川幕府になってしまう。

http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY201307060257.html
パナソニック新型テレビ、民放各局がCM放送拒否


 テレビ画面に放送番組とインターネットのサイトなどが一緒に表示されるのは問題だとして、民放キー局がパナソニック新型テレビのCM放送を拒否していることがわかった。大手広告主のCMを放送しないのは異例だ。

 民放関係者によると、問題にしているのは4月下旬に発売された新型の「スマートビエラ」。テレビ起動時に、放送中の番組の右側と下に、放送とは関係ないサイトや、ネット動画にアクセスできる画面が表示される。

 民放側はパナソニックに対し、視聴者が放送番組とネット情報を混同するおそれがあるとして、表示方法の変更を求めている。放送局が提供するデータ放送に不具合が生じるケースもあるとしており、パナソニックと協議を続けているという。

 一方、パナソニックはいまのところ、番組とネット情報を明確に区分しているとの立場だ。同社広報は、「スマートテレビは新しいサービス。放送局側と協議して放送と通信の新たなルール作りを進めているところなので、現時点ではコメントを控えたい」としている。


 ◇


当ブログの[金融経済経営政治]カテゴリにときおり併記している
「右翼極道ネオギャングと癒着した、自民や役所が、どのような陰湿な嫌がらせ・追い込み工作をしてくるか」
の実際の被害記録。


・大きな選挙前になると予算増で激化、増員
というのが基本だが、さいきんも参院選前なので、自民は右翼極道、公明は創価の人員を送り込んでくる。


・店舗で待ち伏せ、買い物の邪魔として通路をふさぐ、レジ待ち行列工作員大勢で水増しする、店内を殺気で満たして大勢の客に脅威を感じさせる
などがメジャーだ。
客に紛れ込んでいてもしょせんはゴロツキやカルト信者…やくざな風体や、気味の悪い服装や外見は、隠しきれない…
ほおに傷がないだけの人相の悪い茶髪が次々にホームセンターやスーパーへやってきては、咳払いを繰り返し、ニラミつづけ、つきまといを繰り返す。不自然な大行列のレジ待ちの様子をよく見ていると…これも茶髪ゴロツキとキモイ外見の創価会員ばっかりでひじょうにワンパターンだ。
なにより、ふだんは全然見かけない客が多すぎるうえに、そういう茶髪ゴロツキやキモイ信者ばっかりだから…


グーグル検索:集団ストーカー


…でも、さすがにねぇ…もう10年以上もこのばかばかしい自民公明霞ヶ関の犯罪体制につきあわされてきたけど。
「劣化したな」
「力や勢い=予算が落ちたな」
というのは、ひしひしと感じる。
・たいしたことのない奴らばっかり、数だけは多い、烏合の衆集団が派遣されてくることが増えた
・マニュアルが10年前と同じ…みじんも進歩がない


自民公明体制への回帰は、後戻りとか、老化とか、よくいわれるとおりだ…
10年前が60歳ならいまは70歳…かくじつに自民公明霞ヶ関らのストーカー追い込み犯罪支配体制も、老化、陳腐化してきているし、激変する国際社会実態に見合わず説得力も衰え続けている。


ふがいねぇなあ…
なんか、よええなあ…


あきれながら、毎日毎日しかたなくこの馬鹿連中とつきあわされ続けている。かの連中が貧すれば鈍する、を地でいっているのを体感しながら…


関連エントリー
青梅に住むのは危険
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20110630/1309365400


2ちゃんねる(まちBBS)の青梅スレッドをよく調べたらいい・・
ここらへんによその地方から移り住んだ人たちの過半数が「閉鎖的 見張られている 嫌みを言われ嫌がらせされ 二度とすまない」と10年近い間にそういう書き込みばかりが続いている…
旧来の部落市民皆兵で見張って追い込んでという、暗殺や失職誘導自殺誘導などまで行うような、そういう傾向が強い地域だ。住まない方がいい。(傾向が強い、というだけであって日本社会ではどこでもこうした監視嫌がらせ殺害の体制は敷かれている…我が弟はこの仕組みによってふたり殺された、14と27にして)


こんな馬鹿な締め付け重視の支配体制を捨てきれないから
日本社会はいつまでも柔軟性を得られず、間違いばかり犯して
せっかくの経済大国の出来高をどんどん落っことしている…才能はどんどん減っている…知能レベルが実質低いサラリーマンやロボットだらけになって出来高を維持できなくなっている…上の命令通りに動けるけど昔の言いつけを守れるけど、柔軟な発想や対処ができない。しようとすれば権力ゴロとやくざにつぶされ脅され殺される…


日本経済はこうして破綻へまっさかかま。いい材料はもはやほぼ壊滅。