先従隗始・温故知新

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漢方薬と言いますが…


・中国の医学
・中国では進歩は止まらずずっと続けられ、中医学として現存、現代医学と二分している
・韓国では韓方薬として、日本と大差ない
・日本の漢方薬は和漢と呼ばれ、宋代明代までで技術知識の輸入が止まっている。一部はオリジナル処方となっている。


昔で時が止まってるだけに
・材料の種類は少ない
・昔の、過酷労働の人向けの処方がある


冠元顆粒なんて典型例で、現代中医薬なので、日本の保険和漢では入手できないが、けっこうな妙薬である。
葛根湯は過酷労働者向け、疲れも病状もため込んだ人向け…ゆえに現代人には厳しい作用を併せ持つ。


インスタントコーヒーと同じ製法であるために
・メーカーによって効き目が全然違う
・すぐ溶けてよく効いてしまう(元来は、丸薬として遅効性だった処方までも)
・揮発性成分の残存が期待できない


・漢方も西洋ハーブも、やってることは一緒


漢方やハーブは中世までの医療なので
・調子が悪化したり衰弱した部位を、はやめに回復させて発病防止
病気になってからでは遅い、ながらく医療とはそういうモノだったから。
血流改善、水分循環促進、気力補充など、生命の基本要素の補完や
炎症を取る、毒物を出す、などの瀉下(出す)作用などなど。
ガソリンの添加剤や、タンク洗浄剤などに近い作用。


具体的には、心疾患や肝硬変になって手術してからでは遅すぎて
かなり早いうちに昨日補完や瀉下をしておこうということ。病院知らずになることが可能。
ということは病院側の混雑も減って、
自治体側の負担も減って。
医療費も減るが、これは仕方がない。


むろん中医学=漢方はなにも服薬だけじゃなく
医食同源とか、運動、休息や睡眠なども治療の一部としているので…
なんらかのムリや過負荷が残り続ける限り、発病可能性は高いんだけども。

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20140315/5744321.html
漢方薬活用 神奈川県が推進
03月15日 09時17分


東洋の伝統医学の漢方が医療や産業にもたらす可能性について考えるシンポジウムが14日川崎市で開かれました。
神奈川県は漢方の再評価しようという取り組みを進めていて、県が企業や研究機関と協力して医療への活用や産業化を目指しています。
今回のシンポジウムは科学技術と産業の振興に取り組む県の外郭団体が企画し、川崎市内のホールには、およそ100人が集まりました。
この中で主催者側は、高齢化が進む中で漢方を積極的に取り入れ病気を未然に防ぐ取り組みを進めていくべきだと呼びかけました。
また、ビジネスの可能性を考える講演では、大学の専門家が、「漢方は化粧品や食品の分野でも商品開発が進み、中国や韓国では国をあげて産業化にも取り組んでいる。
日本ではまだ民間の動きが中心だ」と指摘しました。
講演を聞いた横須賀市の製薬会社の担当者は「製造者として前向きな話題で興味深いです。海外を視野に入れた産業化の流れに乗りたいです」と話していました。