先従隗始・温故知新

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都知事をとっとと黙らせないと、退かせないと、日本はますます大変なことになる


あの人はねぇ…
三宅島レースだの
新銀行だの
そして地下式原発だの、山頂原発だの…
まして尖閣諸島だの…


「技術を知らないシロウト」のくせに、ベラベラゆっちゃうし、実行させようとするから…在学中に受賞して、職歴は作家と政治家しかしてない人物なのに。


これ以上晩節を汚さないでくれ。そして無知で低学歴で無勉強な人々に、カンチガイだらけの誤った行動をさせないでくれ…退いてくれ78才の都知事

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY201209060491.html
もんじゅ廃炉、とんでもない」 石原知事が視察


 東京都の石原慎太郎知事は6日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を視察した。政府の新エネルギー政策で核燃料サイクル見直しが取りざたされる中、「廃炉はとんでもない話。絶対にしちゃいけない」と述べた。

 石原知事は、日本原子力研究開発機構職員の案内で、原子炉上部や中央制御室を約1時間半かけて回った。終了後、知事は自身が初めて参院選に出た時から高速増殖炉に関心があったことを明かし、「あれから数十年、半ば挫折に近くなってきて残念」と語った。

 「もんじゅ」の長期運転中止について記者団に問われた石原知事は、「誰がつくった手続きか知らないが、そういったものを簡略化、スピードアップするのが政治家の責任」と批判した。今後の原発新設については「半分本気で東京に造ったらいいよ」と語った。


増殖炉の実際(NHK ETVなどから)
・50年代の科技庁の若手官僚だけに任せっきりでスタート(夢ばっかり)
・現実が見えてくると、90年代には無理とわかっていた
・東電など各電力は、わざと官僚の前で馬鹿にしてみせるのが習慣「までやってんですかw」
・GEやWHという一流メーカーの軽水炉廃炉にした後の交換用にと、日本政府の役所だけでつくったポンコツ増殖炉を、電力会社に買わせようという計画=電力側としては「絶対に嫌だ」


技術的には
・液化ナトリウムは酸素と触れると燃焼を始める
・ナトリウム漏れ事故で大騒ぎになった
・すこし運転するとすぐ故障(オールジャパンで設計し、ポンコツ部分だらけ)
・すでに大失敗2回、そのたび課長が自殺
プルトニウムの再利用は絶望的(再処理工場が動かない、建設されない)
・MOXすら利用が進まない、福島事故でわかるようにMOXがメルトダウンするとより高温になり危険


まだまだいっぱいあるぞー、都知事はどうせ聞き流しちゃって頭に残ってないだろうけど。


都知事もんじゅ視察記事を読むに「うわーすげーハイテクーこんなのもったいねー」って、ただのガキだよ…少年すぎる。爆発直後のバリバリ高汚染野菜を食べて見せて「うんこれはおいしい、安全だ!」と中央政界がパフォーマンスしてたのと同じだよ。その直後に大塚キャスターは白血病を悪化させ入院したんだ、柏市民で福島応援野菜食べまくりの。
尖閣にしても、あの人があの立場でベラベラ攻撃的に公言しなかったら、中国側も「なにを!」って反撃してこなくて済んだ側面も大きいんだ。その意味では起爆剤だったよ。


ああいう人間が、あの危険な原子力発電を決済してはいけない。(地下原発とか山頂原発とか大まじめに定例会見で言い出したときにも強く思った…なんらかの技術者設計者を実務経験していたら絶対に肯定しないよあんなの)


原子力発電がらみの政策や今後の運用は、設計者、技術者、作業員のみで決めていいぐらいだ。それが一番安全だ。


これからはハイテクにもハイテクすぎて、業界技術者や技術ブレイン抜きでは何も進められない。ケンカしかできない政治家と役人とヤクザ「だけ」で事を進めてきた旧来政策スタイルは自発的に廃止すべきだ…そう原発のように。


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東北人の都会人は淡泊な人が多い気はする。


女川原発は、宮城県沖地震を教訓に、たぶん日本一原発は危ないと自覚して設計したので、いわば日本一危険側の冗長設計がしてある。
立地は固い岩盤で海抜も高く、湾の入口で津波が突撃しにくい位置、想定ガルもかなり高い。湾の奥の女川港は遡上高40m近かったのに、原発は14m程度の津波遡上で済んだ。施設は1m程度しか浸水しなかった。


福島第一原発は、作業従事者や設計技師からしても、日本有数の危ない原発だったという証言が事故後に相次いでいた。とにかく日本有数に設計が古く、「ここは大丈夫なのか」の連続。


…だからといって、当分の間、原発は絶対に肯定は出来ないが。
原発稼働論争はほぼ抗争となっており、隙あらば原発安全一色で世の中を染めようという「極右原理主義者」たちが目を血走らせて身構えているのだから…

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK3103C_R30C12A8000000/
炎天下の女川原発 19人の外国人専門家が見たもの


国際原子力機関IAEA)や米原子力規制委員会(NRC)、フランスの放射線防護原子力安全研究所(IRSN)、民間の一線級の専門家ら総勢19人


「2週間かけて女川原発の1〜3号機を見て来た。あれほど巨大で長く続いた地震にあったにもかかわらず、驚くほど損傷が少なかったというのが結論だ」「(放射性物質のとじ込めなどで極めて高い性能が求められる)安全系の設備はいずれも健全だった。安全面で十分なゆとりを持つ設計になっていたことが分かった」


記者会見で話すスジット・サマダーIAEA耐震安全センター長(右)


 安全系ではない2号機と3号機のタービン建屋に損傷が見つかったものの、いずれも軽微で深刻なものはなかったとも説明した。


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NHK仕事の流儀で有名になった、元NTTコムウェアのMIT学者、あのアップルのスマホが開発される元となるタンジブルの研究を行った、石井氏。

http://www.nhk.or.jp/professional/2007/0208/
http://www.youtube.com/watch?v=srX-xUe1L18
Google検索

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120820/235826/
原発問題は「10万年先の未来を考える」好機だ
石井裕MITメディアラボ副所長・教授に聞く


複雑にいろいろな要因が絡み合っているエネルギー問題を、たった3つの数値化した選択肢に集約した点には疑問を抱きました。

 「エネルギー・環境に関する選択肢」を読んで、まず驚いたのは、2030年に焦点を絞っていることです。エネルギーを議論するタイムスパンとしては短すぎる。少なくとも100年、もし高レベル放射性廃棄物の処分を本気で議論するなら、生物にとって無害になる10万年というタイムスパンが必要。フィンランドはそういう時間的スケールで国民を巻き込んで議論し、「オンカロ」と呼ぶ高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場をつくっています。「将来世代に影響の及ぶ課題の選択」「将来世代の負担低減」と本気で言うのなら、 2030年ではあまりに近視眼的です。


石井:そうでしょ。自然災害はもちろん、人的組織的課題も、実は基本的に我々はコントロールできません。例えば、2030年までに、「保身のための隠蔽」が社会からなくなるとは考えられません。となると、政府の「エネルギー・環境に関する選択肢」には、原子力の安全確保について「徹底した安全対策の強化によりリスクを最小化し」と書いていますが、これはイリュージョン(幻想)ですね。自分で制御できないものを「最小化」すると約束することはナンセンスですから。


石井:ハード、ソフトの安全対策が重要なのは言うまでもありませんが、それで自然災害や人的組織的課題を「最小化」できるわけではない。原発は止めても廃炉まで40年かかる。稼動しなくてもリスクは残り続けるわけです。そして高レベル放射能汚染物質は、原発が稼働する限り増え続ける。

 永久埋葬地の存在しない日本では、確実にリスクが増え続ける。1万年単位で考えれば、東日本大震災級の地震津波は100回以上、起きると予想されます。その確率と被害予測を、きちんと盛り込まなければおかしい。


石井:コントロール不能なリスクを「最小化」することは不可能です。論理的矛盾です。

 根元からリスク要因を取り去るしかないでしょうね。安全面では、使用済み核燃料、放射性廃棄物の最終処分の方法を決めずに原発を維持するのは、将来世代に対して、あまりに無責任です。

つい先月、アメリカ連邦裁判所はアメリ原子力規制委員会NRCに対して「燃料の処分先が決まっていない古い原発の免許を更新しない」などの判決を出したばかり。


セシウムの9割が消えるまで200年かかるが、200年前は徳川幕府政権で、いよいよ幕末世代になり始めている時期…
http://www.uraken.net/rekishi/japan_histry09.html


幕府が残した「大変な猛毒」を、今の日本人全員が処理しないといけないとしたら、健康被害が出るとしたら、あなた文句言わずに黙々やれますか?


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政府がらみの弾圧や暗殺はつねに
・孤立分断工作が先にある
原発事故がらみでも同じだ。危険とか毒とか言い出すだけで非国民とか村八分になるよう細工が行き届いている。JR駅前で夏でもマスクしてる理由を聞いても誰も答えられないのだ…それでもマスクしてるのはユウキのある人で、大半の人は村八分を恐れたり、無根拠な安全です報道を盲信してマスクをしない。
沖縄の場合、人口が少ない割にみんなで反対するから手に負えないのだろう。福島ぐらいだと本州だし東京にも近いなどの理由で、数の工作が通用してしまう。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20120806/235373/
私たちが「ゼロシナリオ」を選んだわけ
福島県民の意見を聴く会の発表者に聞く


 「東電の人は誰も原発事故の責任を取っていない。潔く原発を止めることでしか本当に責任を取ったことにはならない。それでも原発を推進するなら、この福島や世界中にばらまかれた放射性物質を一粒残らず片づけてください」

 意見を聴く会で声を震わせながら訴えた有馬克子さん。


 気がかりなのは、福島県内で自由にモノが言える雰囲気になっていないことだ。親しい人、深く付き合っている人、同じ考えの人とは原発放射能について話ができるが、誰とでも議論できる問題になっていないのが現実。未来を作る明確なビジョンについて社会全体の同意がないまま、特定の企業や分野が一時的な利益を追求しようとする姿勢に対して、人々が疑問やギャップを感じている。それが、今まさに福島県民を分断している大きな壁だ。

 「沖縄では、誰とでも大きな話として基地の話ができる。ところが、福島だと誰とでも原発放射能の話ができるようになっていない。そこが難しい」

 田村市船引町で「丸ウ吉田工務店」を経営する吉田正之さん
 関西から来た顧客は、子どもの健康のために、福島の豊かな自然、新鮮な空気に魅せられて浪江町に移住。同町の古民家を購入し、吉田工務店が改修を請け負った。妻と子が先に福島に来て、夫は関西に逆単身赴任で、週末だけ福島と関西を行き来するというような生活だった。しかしその楽しい生活も突然の原発事故のため、わずか半年で失うことになってしまった。古民家のある地域は、福島県内でも特に線量の高い地域の一つになってしまい、現在、家族は仮設住宅で生活しているという。

 「とてもまじめなご家族で、国を信じて福島に止まったが、結果として国に裏切られてしまったような形だ。国がやると言っている除染も進んでいない。お客さんの中には震災直後、『町が出したバスで避難したが、何が起きたか分からないまま避難してきた』という人もいる。原発事故は除染も含め、もう人の手では制御できないことを認識すべきだ」と力を込める。


 今、吉田さんが懸念するのは、「原子力ムラ」がなくなった後に、「太陽光ムラ」が取って代わり、同様のムラの構図は引き継がれるのではないか、ということだ。「ムラ」とは、政・産・官・学などの各界が、世論を反映させない閉鎖的な世界を作り、お互いの利益誘導に向けて動くこと。太陽光発電、とりわけメガソーラー事業の中核に、原発建屋を建設した大手ゼネコンが多く参入し、原発と同じ構図が出来上がる可能性があると指摘する。

 「原子力ムラも太陽光ムラも、地域の人が地域で立ち上がらないからムラ化してしまった。メガソーラーをやるにしても、地元の人や地元自治体が中心になってやらないと同じ事になる。一軒一軒、各家庭の取り組みも新エネルギーへの挑戦の第一歩になるだろう。ムラ化しないための対策は、みんなで議論し、知恵を出し合ってエネルギー政策を決めていくことではないか」

いちど、車内から出ないでいいから、(出るなら防塵マスクN95を着用のこと…どこで濃い汚染源を吸い込むかわからない地帯ゆえ)
飯舘村南相馬市(中心部〜6号で南部の小高まで)あたりを通行してみればいい。涙がにじむ瞬間がかならずある。置き去りにされている、手に負えないで放置されている、ものがあまりに多すぎて…


 ◇


おれももう10年以上、政府とヤクザの政争だの弾圧追い込み暗殺だのに追われては仕返しする繰り返しでまともに職にも就けずバイトしてもジャマされて餓死しかけたりというどん底身分であったが…
・政治改革
・自民か民主か的な
原発事故問題と再稼働問題
だいたいメジャーで大きいのはこれらだが、


ごく最近はなんだか、原発問題に関しても、右と左というんじゃなく、もうちょっと複雑に割れてきている感じはする。おなじ右の連中でも都会と田舎で反応が真逆だったりはする。やはり「村社会に数珠つなぎ」の田舎ではウエに逆らうのが罪だ村八分で非国民でアカだとかそっちでがんじがらめで、事実を見ようとしない反応が目立つ。