まだ核反応する前のだから、取り出せるクレーン装置があるならそのほうがずっといい。ウランとかは宇宙で最も重い金属なので、建物にかける荷重がよろしくない。それにメルトダウンしてしまえば一緒に核反応し始める。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120718/t10013664641000.html
福島第一原発４号機 使用前燃料取り出し 7月18日 11時49分
東京電力は、福島第一原子力発電所で最も多くの燃料が保管され、原子炉建屋の耐震性が懸念されている４号機のプールで、今後の廃炉作業に向けて使用前の燃料を試験的に取り出す作業を始めました。
燃料の取り出しは去年３月の事故後初めてで、東京電力は燃料に損傷がないか確認することにしています。
ちなみに宮城県の女川原発では、震災の揺れによって、かなりの本数に損傷があったという。一部を目視点検しただけで２０本近くあると言うから…総数１４００本近いなかで。（福島原発でのカメラ撮影画像を見る限り、プールにつっこんだカメラの視界に入る燃料棒は１００本あるかないかだ…遠くにはいっぱい映るが損傷の有無は至近距離のしか判断できまい、どうせＨＤカメラではなくＳＤであろうし）
２００４の中越地震でも新潟の柏崎原発は一部の原子炉や設備にダメージが酷く、廃炉しか無いとまで言われている。
原発は、非常にもろいのだ。日本ほど建設・製造技術があってもだ。
アメリカは、原発は地震には強くならないとして太平洋側＝西海岸での建設はあきらめている。津波被害は日本だけなので、今後も地震と津波に強い原発は開発されないだろう。
というかボイラー・タービン系のビッグプラントは、地震が来れば壊れるモノとして作られる。どうせ局地限定被害になるので修理なり火災対応すればいいという事後対応発想だ。原発プラントだけが地震に強くしてあると行っても、既存のそれらプラントの延長の技術でつくられているだけだ…
http://mainichi.jp/select/news/20120711k0000m040050000c.html
女川原発:３号機の燃料カバーに損傷 地震が原因か 2012年07月10日 19時42分（最終更新 07月10日 22時45分）
女川原子力発電所＝本社ヘリから手塚耕一郎撮影
東北電力は１０日、東日本大震災で運転を停止した女川原発３号機（宮城県）で、当時原子炉内にあった燃料集合体を覆う金属製のカバー（全長４．５メートル）の一部が欠けているのが見つかったと発表した。水中カメラによる簡易分析では、ほかにも十数体のカバーに損傷の可能性があるという。
経済産業省原子力安全・保安院は、地震の揺れで損傷した可能性が否定できないとして同日、原因の究明と、女川原発の他の原子炉２基も含め調べるよう指示した。
東北電によると、損傷は震災後に原子炉から使用済み核燃料プールに移動させた燃料集合体５６０体のうち１体で６月１５日に見つかった。上端の一部が長さ１．９センチにわたって欠けていた。カバーの機能に影響はなく、放射性物質の漏えいもないという。
金属製カバーは、燃料棒７４本を束ねた燃料集合体を覆う四角柱の構造で、燃料棒を衝撃から守り、取り扱いやすくする役割がある。
東北電は、地震による燃料集合体への影響を調べるため今年５月から、計１３８６体について点検を進めていた。
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20120608ddlk04040056000c.html
女川原発:原子炉建屋、天井クレーン車輪の損傷判明 ／宮城 2012年06月08日 地方版
東北電力は７日、女川原発１号機（女川町）の原子炉建屋の天井クレーンを動かす車輪の一部が損傷した、と発表した。クレーンは燃料集合体の搬入出などに使われるもので、東北電は同日、国に報告した。東日本大震災の揺れが原因の可能性があるとみて調べる。放射能漏れなどの影響はないという。
壊れたのは、クレーンの車輪内部にある車軸の周りを囲む外径２１センチのベアリング（軸受け）。昨年９月の走行確認で異音がしたため点検すると先月２９日、軸受けの下にある油受けから、破損した軸受けと、軸受け内部の円筒状の部品（コロ）７９個が見つかった。今年３月の点検では異物はなかったといい、東北電は、震災で圧力を受けた軸受けが、点検作動中に破損した可能性があるとみている。復旧のめどは立っていない。
自転車や原付バイクのやすいベアリングと同じか。
カセット式では無いので、ゆるむとボール（円筒）がバラバラに落っこちる。
