先従隗始・温故知新

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チェルノブイリ事故原発の”石棺”の屋根が崩落

ゲンダイネットではあまりのヤバさに報道管制されてしまったのか…
ヤフーで日刊ゲンダイとして公開されたのみの記事。


福島とチェルノブイリの、最大の違い
チェルノブイリ:一瞬の水蒸気爆発で原子炉が吹っ飛んで中身は大気開放され、核燃料だった汚染物質はスルーで噴出した。
・福島:原子炉そのものは吹っ飛ばなかったがあまりの高温のため蒸気化した核物質は原子炉各部のガスケット=パッキンなどが溶解することで建屋内に噴き出してきた。そのなかに水素もあったので電気設備の火花などで起爆して水素爆発し、蒸気化した核汚染物質が大気中へ飛び散った。
前者は事故直前は実験動作中であり、そこにオペミスや設計欠陥も絡んで、制御棒が引っかかってしまって動かせなくなり、瞬時に臨界反応が急増し、揚げ物油へ水を放り込むような著しい温度差となり水蒸気爆発。
後者は通常運転から緊急停止し、しかしその後に通電不可能となりどんどん原子炉内の温度が上がり続けるのを限られた手段の中でほぼ黙ってみているしかない状況。
つまり、瞬時のショッキングな反応だったか、通常範囲内から徐々に異常高熱になっていったかの違いが明暗を分けた。よく言われるが、フクシマの原発事故はまだ非常にラッキーな部類で、ノーマルな事故だったら今頃、東京周辺や新潟方面すら住めない土地になっていたかも知れない。…そういうことを無視してでもまた原発を動かして金儲けの足しにしたいバカどもが相変わらず居る。

http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130219-00000002-a_aaac

チェルノブイリ危機再来!屋根が崩落
2013/2/19 7:00



 なぜか日本の新聞は報じていないが、フランスの新聞「ルモンド」が衝撃的なニュースを伝えている。「チェルノブイリ原発」で、再び大事故の危険が迫っているというのだ。すでに80人の作業員が現場から逃げ出したという。

 ルモンドによると、12日午後、事故を起こした4号機の屋根と壁の一部が倒壊。建物の屋根が約600平方メートルにわたって崩れ落ちたという。ウクライナ共和国の原子力規制当局は、4号機の屋根が雪の重さに耐え切れなかったことが原因とみている。ヤバイことに、内部にたまっていた放射性物質のちりが外に漏れ出す危険性が高まっているというのだ。

「27年前に事故を起こしたチェルノブイリ原発は、事故直後、コンクリートで覆われ、核燃料は『石棺』の中に閉じ込められましたが、近年は老朽化した壁のあちこちに亀裂が見つかり、倒壊を懸念する声が強まっていました。そこで昨年春から、耐用年数100年の新たな鉄製シェルターの建設が始まったのですが、今回の陥没事故で80人の作業員が避難を余儀なくされたようです。内部には200トン近い使用済み核燃料が残っているだけに、倒壊が連鎖的に進めば大変な事態になります」(科学ジャーナリスト

 チェルノブイリ原発は、廃炉まで100年以上かかるとみられている。たった1基の事故でさえ、この状況なのだから、3基もメルトダウンした福島原発廃炉作業は一体いつまでかかるのか。

福島原発では、4号機の燃料プールから、未使用燃料棒の取り出し作業がやっと始まったばかり。1〜3号機は線量が高いために作業員が近付けず、原子炉内の様子が分からない。状況判断するための計器類も壊れていて、まさにお手上げの状態です。この調子だと、廃炉まで途方もない時間と手間が掛かるのは間違いない」(前出のジャーナリスト)

 廃炉まで100年もかかったら、また大地震に直撃される恐れもあるのではないか


http://matome.naver.jp/odai/2136080362005782201


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201302/2013021300984
チェルノブイリの屋根崩落=雪の重みで、放射能漏れなし−ウクライナ

崩落したチェルノブイリ原発の一部=13日撮影、ウクライナ原子力規制当局提供(AFP=時事)

 【モスクワ時事】史上最悪の放射能漏れを起こした旧ソ連ウクライナ北部にあるチェルノブイリ原発の4号機で12日、機械室の屋根と壁の一部が雪の重みで崩落した。非常事態省が13日発表した。けが人や放射線量の異常はないという。
 発表などによると、崩落は12日午後2時(日本時間同9時)ごろ、約600平方メートルの範囲で発生した。1986年4月の爆発事故後に建設された部分で、原子炉を封じ込める「石棺」ではないが、構造物の深刻な老朽化を示した形だ。(2013/02/14-00:13)


http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/345.html
チェルノブイリの石棺の一部を支える建屋の一部が崩落した

チェルノブイリウクライナ)の広報担当者によれば、2月12日、原子炉4号機の格納容器の壁と屋根の一部
に損壊が生じたと、13日午前、プラウダ氏とリア・ノーボスチ通信社が報じた。

その被害だが、原子炉に付随する建屋で、積み重なった雪により表面の600㎡に影響を与えた。発電所
広報担当者によれば、「問題の建築物は、格納容器の重要な部分となっておらず」、また、「放射線の状態
にいかなる変化も検出されなかった。」この崩壊による死傷者はなかった。


NHKニュース)
ウクライナ政府によりますと、12日午後、チェルノブイリ原発で事故を起こした4号機に近いタービン室で、屋根の一部、およそ600平方メートルが崩れ落ちました。この屋根は1986年の事故のあと設置されたということで、上に積もっていた雪の重みで崩れ落ちたとみられています。現場には人がいなかったため、けが人などはなく、ウクライナ政府は放射性物質は拡散せず放射線量も変化はないと発表しました。ただ、150メートルほど離れた場所では、事故を起こした4号機を丸ごと覆う新たな建造物を建てる工事が行われており、フランスの建設会社は、念のため作業員80人を避難させました。4号機は、事故のあとコンクリートと金属を使った「石棺」と呼ばれる建造物が造られて放射性物質を封じ込めていますが、老朽化して崩壊する懸念が出てきたため、新たな建造物が建てられています。今回、近くの屋根が崩れ落ちたのは、事故から27年たってチェルノブイリ原発の施設が老朽化していることを改めて示したといえます。
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笑えないテトリス…連鎖崩壊の危機。


事故後に増築したタービン建屋?の一部で格納容器部分に隣接って…【事故後】なんだよね???
1986…まだ30年経過してないのに「老朽化」??????
結局、格納容器と言うほど頑丈なものはRBMKには無いので、圧力容器の蓋が吹っ飛んだ際に周囲にいろいろ落っこちたり火災になり、タービン建屋もけっこう破壊されたから、すぐに屋根を修繕した部分と言うことかな。コンクリはうまく施工すれば風化には一定期間は強いけど、鉄板製の屋根や側壁となると雪の重みや腐食には弱いというのはわかる。強度不足か老朽化か微妙と思われる…重汚染源の場所なのでゆっくりじっくり工事もできないだろうし。


フクシマは前述の通りラッキー要素も多く、原子炉の構造自体がかなり無事で内容物の封じ込め度が高いため、作業を進めれば完全な封印が進んでしまえることだ。(むろん、汚染蒸気の噴出先でたまり場だった建屋内や、建屋周辺も爆発後に汚染されたため、人が近づけないような放射線量の場所が多く作業は遅々として進まないが)
チェルノブイリはもう原子炉が蓋が吹っ飛んで割れてしまってるためそれは100%不可能…いわゆる石棺がどうやって完成したか?何万人もの軍人や徴用民間人に、スコップで放射性物質や汚染がれきを除去させたり、石棺のALCパネルを運ばせたんだよ。そいつらの大半がすぐ死んでいった。http://www.youtube.com/watch?v=ybdALmiIWG0


 ◇


飯舘村浪江町でさえ、ぜんぜん人が居ないから、立ち入ってる間は気が気でないからね…バイク一人だとすごく心細い。まして立入禁止区域では尚更だろう。盗難や無断立入対策としても有効だ。クマは中通りより西しか出ないんだけどね…ほとんど。
…ただ、たった2年でもう原発のすぐ先が日中立ち入れるようになっているのは「こわいこと」何十年後の将来にどういう健康を脅かす事態になるかは、覚悟はしておくべき。

http://mainichi.jp/select/news/20130221k0000m040039000c.html

福島・大熊町:2年ぶりに職員常駐 一時帰宅に対応

毎日新聞 2013年02月20日 19時41分


 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町は20日、4月から居住制限区域に連絡事務所を置き、事故以来2年ぶりに町内に職員を常駐させることを決めた。除染が完了した坂下ダム内の事務所に2〜3人が日中勤務し、町内での災害や一時帰宅する町民の安全確認などに即応できるようにする。

 同町は昨年12月の避難区域再編で96%の町民の居住地域が帰還困難区域に指定され、町は全町民が事故後6年間帰還しないことを宣言している。一方で居住制限区域などへの日中の立ち入りが可能になり、先行除染も始まっていることから、職員常駐が必要と判断した。