先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

王座を取るまでよりも、取ってからが本番


管理職程度でも、ほんとうの玉座でも、同じだ。結果が伴わないと意味が無い。
選挙にせよ、お調子のいいことを言って受かってしまう「まで」の、まるでトムソーヤがカード集めをするような、そういうのがけっこういる(この皮肉は、政権取った直後の鳩山総理本人にメールしている)。これは政党にかかわらずだ。


もはや従来の政治・行政システムは、機能していない。散々高齢化しまくった老体にむち打ってるようなひどいパフォーマンスの悪さだ。
書き換えねばならない。惰性的で形骸化したOSアップデートでは、なんの向上もない。WinOSに対するアップルぐらいのインパクトが実現してさえ、成功するのかどうか…なんせ政治システムは世界各国共通で、単独でいじりきるのは限界がある。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35644
迷惑千万な「純粋さ」しかなかった鳩山由紀夫
民主党政権をダメにしたもの(その2)


 政治家の能力とは、国民受けすることを言う能力ではない。ただただ正しそうなことを言う能力でもない。掲げた目標を実現する能力である。鳩山には、政治家にとって最も大事な「実現する能力」が決定的に欠如していた。
何の展望もなしに「最低でも県外」と発言

 「最低でも県外」発言を、「鳩山は純粋にそう思っていた」と弁護する人がいる。だが政治家にとって純粋などというのは、何の役にも立たない。大事なことは、本気でやりきれるか、どうかである。

 仮に、心底から普天間基地の県外移転、あるいは沖縄の基地負担の軽減を図ろうとするなら、周到な準備が必要である。まず何よりもアメリカを納得させなければならない。次には、沖縄以外の46都道府県で受け入れ先を見つけて、納得させなければならない。46都道府県で受け入れ先が見つからなければ、日米安保条約を廃棄する以外には、米軍基地をなくす方法はない。

 これほど大変なことを何の展望もなしに、「最低でも県外」と言ってしまう。この軽佻浮薄(けいちょうふはく)さは、救いがたいものがある。

 しかも重大なことは、ただ「最低でも県外」という鳩山の約束が挫折しただけではない。普天間基地移転問題を迷走させただけだったため、かえってアメリカに借りを作ることになり、辺野古移転を認めさせられただけではなく、自民党時代以上にアメリカの言いなりになり、「対等な日米関係」をかえって遠ざけてしまったのである。沖縄の人々を翻弄(ほんろう)しただけであった。

 一国の首相が「純粋」などというのは、「馬鹿、無能」というのと同義である。ただ私には、鳩山が純粋だなどとは到底思えない。いつでもどこでも注目され、拍手喝采されるために受け狙いの発言をしているだけに過ぎない。


 鳩山が首相に就いたとき、多くの国民が高い支持を与え、期待した。鳩山は若い頃、中曽根康弘元首相から「ソフトクリームのように甘っちょろい」と評され、またその世間の常識とはかけ離れた言動ぶりから「宇宙人」などと揶揄された。これらは決して褒め言葉ではない。

 しかし鳩山にとっては、これらの批評は決してマイナスではなかった。「世俗にまみれていない政治家」という印象は、「世俗にまみれた政治家」の集団・自民党と好対照だったからである。

 そのうえ鳩山一郎元首相の孫であり、世界のブリヂストンの石橋家の一族であることから政治家随一の大富豪でもある。これらが相まって、多少頼りなさはあるが、少なくとも悪い人ではない、良い人だという印象が作り上げられてきた。

 この鳩山に、国民が古臭い自民党政治からの脱却を期待したのも無理はなかった。

 実際、普天間基地問題での「最低でも県外」発言、「温室効果ガス25%削減」発言、「緊密で対等な日米関係」、事務次官会議廃止、行政刷新会議等々、鳩山内閣がやり始めたことは、危うさと同時に新しい政治の始まりを実感させた。自民党政治からの脱却という意欲のあふれたものであった。だが、その期間はあまりにも短かった。

まんま、中世の公家の坊ちゃんだからな…
政権当時、あきれるを通り越し「こいつらは早急に引きずり下ろさないとヤバイ」と大慌てした記憶がある。
「はいはい、やりますよ〜」つってどんな無理難題の仕事でも取ってくるけど
社に戻ると「んじゃ、どうやってやろっか〜」だもんな。
言うだけ詐欺は社民党勢も、ついで国民新勢も、おなじだったから、民主党初の連立政権はその意味でも最悪だった。


弱小ベンチャーの特徴
:出来もしない仕事をバンバン取ってくる
:虚勢を張らないとなめられるので、やたらとキャンキャンかみつく
実力は伴ってないし、ひとつの不祥事やリコールで倒産するのが中小である。

・元首相の中曽根康弘ほど、事を起こす前に周到な準備を行う総理を、私は知らない。

内閣発足後、日韓関係は悪化しており、今後20年間改善の見込みはない、と言われていた。
そのような中、電撃訪韓し、両国は40億ドルの経済協力ですんなり合意した。
実は当時、伊藤忠商事の相談役だった瀬島龍三に頼んで、事前の根回しをしていた。


・私はかねてから、小泉純一郎の特徴は、「四ない政治」にあるといってきた。

1.変えない。
一度決めたら変えない。

2.迷わない。
決めるに当たって迷いがあったとしても、それを見せない。

3.人の話を聞かない。

4.人に頼まない。


・小泉さんの場合、本当に陳情も何も聞かない。秘書がやる。
なぜそれができるかといえば、人に頼みごとをしていないからだ。
だから、人の頼みごとを無理して聞く必要もないのである。
「頼まない」のは強い。


菅政権は鳩山と近似でしかし突っぱねる突っ走る政権…人の話を聞かない。孤立的にヒステリックに突き進んだ。まだセンゴクらがいたから多少の厚みはあった。震災・原発事故の対応に関しては、じつは言われているほど悪くは無いだろう。平和ぼけ国家では自民だとか民主だとか関係なく、醜態をさらす・失点を加える、頻度は同レベルであったろう。


野田政権は政権としてはセオリー通りに機能しているが、しかし傀儡すぎる…福田政権と似るがもっとひどい霞ヶ関&財界&アメリカの傀儡過ぎる。
自民というのは下々に対してもウエに対しても全方位にしたたかで知恵も働くし経験も豊富だが、民主党では所詮、経験も人脈もあらゆることが『薄い』から福田の真似をして傀儡をやっても「便利すぎる人形」としてしか賞賛されていない…そう鳩山政権フィーバーと同じなのだ。
政権や総理は、嫌われてなんぼだ。手強い連中からすら嫌われて一人前の入口だ。財界や大国から褒めちぎられている時点で、中身が無いと自己申告している。


福田政権は…意味の無い消費者庁を増やしただけである。あるいは長寿だの後期高齢だのという無駄な言い争いを増やしただけである。アホの程度は民主勢とはやや違っても、アホであることに変わりは無かった。



 ◇


だから常にオレは言っている。「あの石原とか言う右翼ごっこが大好きなクソガキを、黙らせろ、下がらせろ」と。
さっそく、五輪招致に暗雲が立ちこめている。国際世論的には領土問題でケンカを始めた”本人”というのは印象が悪いのだ。


日本ごとき領土略奪戦の経験も無い、本土侵略の歴史も無い、未経験者に等しいうぬぼれ国家は、いわば領土問題などと右翼だの左翼だのが絶叫してみても、すべて『ゴッコ』にすぎない。そして石原は案の定、ゴッコを楽しんでるクソガキのレベル以上を発揮せず、いたずらに日中両政府を硬化させた。あれに外務省まで関わったのだ…ぜんぜん、外交軍事のイロハも守らずにね…もはや外務省は外務省の役割をリストラするべきかもしれない。


・ナヨナヨと作り笑顔ばかりではいけない
ことは
・じゃあ率先してケンカを売りまくって良い
などというアホを肯定はしない。単純な小学生の算数だ。あるいは道徳の授業でもいい。


そんな、外交…それ以前に人付き合いのイロハを知らぬかのごとき、日本政府の外務省や、石原ナンタラ知事は、クソガキレベルだと猛省するより他に無い。世界史上の領土問題を全部復習し直せ。


ロビー沙汰で交渉ごとで済むはずのことまで、全部マスメディアのTVの壇上で戦意ありを公言して挑発してしまった。まるで戦中政権のようだ。おかげで台湾まで介入してくる始末…


あげくこのバカ石原だの外務省は、散々あちこちに『放火』しておいて、どうせ自分をヒーローと言い続け、反省もしないで死んでいくだろう。これだから70代後半の人間をボスにしてはいけなかったのだ。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35664
端的に言えば、日中関係が脆弱なのは、相互信頼の社会基盤が崩れかけているからである。

 振り返れば、80年代の日中関係は、日中友好協会をはじめとする友好団体が主導して築き上げた。しかし、今、日本の親中団体のメンバーは高齢化し、影響力が急速に低下している。同じ現象は中国でも見られる。

 結局、日中双方で両国の友好関係を守る社会基盤が崩れかけているために、尖閣事件などの突発事件にきちんと対処できず、後味の悪い結果となっているのである。
武力衝突だけは避けなければならない

 ここに来て日中関係には大きな変化が見られる。かつて日中の対立は、歴史認識など、いわば戦争の負の遺産を巡る対立だったのに対して、最近は領土・領海といった国益を巡る対立に変わっている。


 中国の数千年の歴史を振り返ると、国土面積の伸縮はその国力の強弱と完全に合致する。中国に限らず、世界で国力の弱い国が国土を拡張するというのは聞いたことがない。反対に、国力の強い国が国土を縮小させることもない。

 領土・領海の所有権問題の解決を完全に国力に任せると、悲惨な結果となる。せめて日中は問題を棚上げし、共同開発など戦争をしない解決法を今から模索すべきである。


大国と戦争をやらかすことを、マスコミの電波上で堂々と述べてしまう阿呆な都知事やそれをサポートするような外務省は、クビでいい。でないと日本という国が簡単に無くなるような危険を、わざわざ呼び込むような愚行を、繰り返してしまう。その先例・手本となってしまう。

・日本は、覇権主義国家とは決して競わず、世界の中では、むしろ、目立たず、
ひっそりと、しかし、よく考えてみると、日本がないと困る、日本人がいないと困る、
と世界が考えてくれるような国に、国民になっていくことが肝要である。


・日本の国家理念は、以下のように考える。

「世界が強く必要とするものやサービス、ソフト、ノウハウの中から、可能な限り、
日本しか提供できないものを選択し、これを集中した上で、世界各地に、
量と価格を安定させて供給していく国となること。
そして、日本人とは、これを供給できる、丹精込めた仕事ぶりをしていく一騎当千の人間となる、
ということが日本の、日本人のあるべき姿である」


 ◇

http://diamond.jp/articles/-/21574
日本経済浮沈の命運を握る7大テーマの大激論!
論客のガチンコ対決で見えてくる経済迷走の“なぜ?”


ノーパンしゃぶしゃぶ: 政策金利がたった0.1%でも、数字がついているところに私は意味があると思っている。まだ、ゼロ金利ではない。


池尾 デフレ脱却が景気回復の前提だという方がいますが、これは明らかにおかしい。デフレ脱却の意味によりますが、経済の低迷からの脱却という意味なら、それは景気回復とほとんど同義反復です。

 健全な形でインフレ期待が醸成されることが景気回復の前提だというなら理解できる。しかし実際に物価の下落が止まるのは景気回復した後なんです。


猪子 そもそも欧米は未来で勝つほうに国が環境を整える意思がある。スイスが違法ダウンロードを法的に認めたけど、政府発表のコメントがすごい。「新技術をアドバンテージとして生かせる人が勝者となり、その進歩に取り残されて、旧来のビジネスモデルに従い続ける人は敗者となる」って。これ、消費者行動の変化に適応しなさい、さもなければ死になさいって国が言ってるわけ。


藤沢 スイスは、今でも世界的な企業がたくさんあって、すごい国だよね。でも僕は、日本企業がアップルやグーグルみたいになるのは無理だと諦めている。ソフトウエアの会社って、一握りの天才がつくっていくから、パナソニックとかソニーが生まれ変われる類いの話ではない。もはや文化からつくり替えないと(笑)。
経済成長については、僕は政府が何かやるべきだとは思っていない。個人や民間が自由にやればいい。成長戦略がないのが一番の成長戦略なんだよ。