先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ソーラー、着々と伸び続けている


50000MW(50GW)原発最大発電力…国内のすべての原発が最大限運転した場合=実際にはあり得ない運用で、半分〜7割しか動かさない
原発1基は100Mw程度

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO43239840Q2A630C1SHA000/
買い取りでどうなる太陽電池 京セラ社長に聞く

2012/7/1 3:30
京セラ社長 久芳徹夫氏 1979年九大工卒、82年京セラ入社。セラミック部品事業部などを経て2008年取締役。09年から現職。58歳。


 再生可能エネルギーの全量買い取り制度が1日、始まる。原子力発電所事故で日本のエネルギー政策が問われるなか、国内では7月以降、発電能力1000キロワット以上のメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設計画が110件以上も計画されている。太陽光パネル大手の一社、京セラの久芳徹夫社長に市場の展望などを聞いた。


 ――全量買い取り制度で太陽光パネルの国内市場はどうなる。

 「数量面では追い風に乗るだろう。住宅向けの伸びもあり、メガソーラーをはじめとした産業用と合わせた国内市場は2倍に拡大するとの予測もある」


 ――京セラの太陽電池事業の見通しは。

 「前期の太陽電池事業の収支は赤字だった。だが今期は黒字化し、営業利益率で最低でも5%以上を達成したい。海外製のパネルとの競争は続くが、太陽電池は耐久消費財であるがゆえに信頼性が何より大切だ。当社は37年前から太陽電池事業に取り組んできた実績があり、消費者の信頼を得られるはずだ」


 ――需要が拡大するなら、生産能力を増強する必要はないのか。

 「今のところその必要はない。海外製品との競争が激化する一方、欧州向けの輸出も減ったため、生産能力には余力がある。全量買い取り制度が始まり、国内向けが足りなくなる場合は、欧州のチェコ工場で組み立てたものを逆輸入するなど工夫して対応する」


 ――定款を変更し、発電事業にも参入した。

 「7月に鹿児島県で太陽光パネルを約29万枚敷き詰め、7万キロワット級の発電能力を持つメガソーラーを着工する。製品から施工、事業運営まで一貫して自社で完結する当社の特長を生かし、パネルの新規受注にうまくつなげたい。発電事業はリスクが高い面もあり、メガソーラーそのものを主体にする考えはない」


 ――欧州では電力会社の買い取り価格が下がり、経営破綻する太陽電池メーカーも出た。

 「ドイツの問題は最初の買い取り価格を高く設定し、消費者や企業の電力料金負担が重くなった点だ。それを是正しようと政府が買い取り価格を下げた結果、パネルの需要が急激に減少した。政策と普及の兼ね合いを調整するのがいかに難しいかということだ」

 「日本市場はまだ太陽光発電所の規模が小さく、買い取り価格が変動したとしても、影響は少ないだろう。国が政策でコントロールし、再生エネの将来像をきちんと描くことが重要だ。我々メーカーとしては、政策に頼らず、中長期では自立できるよう、コストダウンや変換効率の向上など今まで以上の企業努力を続けるしかない」


聞き手から一言
 太陽光パネルは世界的にみても需要の拡大が続いており、市場規模が近い将来、現在の約3倍の10兆円程度になるともいわれる。日本も政府が再生可能エネルギーの活用に本腰を入れ始めたことで需要は大幅に増えそうで、韓国や中国勢との競争激化で採算が悪化していた国内メーカーには大きな恵みだ。
 ただ、市場規模の小さい日本では太陽光発電の導入コストの高さが当面の課題だ。火力など既存の電力と同等の料金水準まで下がる「グリッドパリティ」の早期実現に向け、パネルメーカーは技術革新や低コスト化の努力が欠かせない。(根本舞)



http://mainichi.jp/select/news/20120701k0000e020159000c.html
再生エネ買い取り:「太陽光」参入次々 京都、九州などで 2012年07月01日 15時58分(最終更新 07月01日 16時13分)


 京都市伏見区の8.9ヘクタールの市有地で1日、出力2100キロワットのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働する。事業主体はソフトバンクの子会社「SBエナジー」(東京都)。9月1日には同出力の2基目も稼働予定で、約1000世帯分の電力を賄える計算だ。

 同市は温暖化防止を目指す97年の京都議定書の地元として、早くから再生エネ普及を後押ししてきた。SBエナジーには土地を事業の黒字化まで無償で提供。太陽電池のシステム設計などは地元・京セラの子会社が担当し、市地球温暖化対策室の中山雅永担当課長は「自然エネルギーが『京都製』で実現できた」と喜ぶ。

 SBエナジーは約800億円を投じ、全国十数カ所、計約20万キロワットのメガソーラー建設を計画。約10年で黒字化を達成できると見込む。

 住宅関連事業を手がける芝浦グループホールディングス(北九州市)もメガソーラー事業に参入し、1日から第1号となる九州ソーラーファーム嘉麻発電所(福岡県嘉麻市岩崎・出力2000キロワット)を稼働する。佐賀、熊本両県でも年内稼働に向けた建設を進める。


制度が追いつかない風力…急ぎ対応願いたいがしかし、ザル改正で本末転倒は避けたい。

http://www.asahi.com/business/update/0701/TKY201206300596.html
風力枠、もう満杯寸前 自然エネ買い取り、1日から


図:電力会社はどれだけ風力発電を買い取れるか

 1日に始まる「自然エネルギーの固定価格買い取り制度」で、電力会社が買い取る予定の風力発電が買い取り枠の7割に達し、しばらくして埋まってしまうことがわかった。風力発電のための送電網が整わず、枠が増えないからだ。新制度は自然エネを増やすため、電力会社に買い取りを義務づけるが、風力は早くも頭打ちになりつつある。

 自然エネは電力会社が買い取り、その送電網を使って家庭や企業に送る。ただ、風力は天候によって発電量が変わる。利用者に届ける電力が安定しなくなるとして、風力だけは買い取り枠が設けられている。

 朝日新聞の調べでは、電力会社は計約430万キロワットの買い取り枠を設けている。原発4基分ほどの規模だ。東京、中部、関西の3電力はそもそも風力発電に向いた場所が限られていて、枠を設けていない。

 一方、枠を設けている各電力が買い取る予定の風力発電は約300万キロワットで、枠の7割に達している。北海道電力は56万キロワットの枠のうち52万キロワットが埋まった。東北電力は今年初めに30万キロワット分を新たに募集したところ、買い取り枠の約3倍の324万キロワット分の応募が殺到し、断らざるを得ない。

電力豆知識 Name 名無し 12/07/01(日)15:02

電力の技術関係を知ってる範囲で説明します。


一般家庭の電圧は配電用変電所の
トランスの変圧比を切替ることで調整します
問題なのは風力、ソーラーとも
トランスの二次側にあることです
気象条件の急変で電圧動揺がおこります
一般家庭にソーラーが大量に接続されれば
電圧の動揺は大きくなります
ソーラーの普及は電力品質を下げる事になります


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)15:26

家庭用ソーラーや家庭用風力による電力は
地産地消すればよいのですよ
だから発電規模も消費規模にあわせればよい

足らないときは電力網からもらい余ったから売りつけるとか
ずいぶん勝手なことをですね・・・
そのぶん一般の需要家の料金負担になるなんてね


… 電力品質 Name 名無し 12/07/01(日)15:42

電力にも品質があります
1.電圧
2.波形
3.力率です
1.の電圧は一般的ですので、2.の波形から説明します。
電力会社の周波数は50Hzまたは60Hzですが
インバータ、溶接機などの負荷を接続すると
周波数の異なる電流が流れ電圧波形も歪みます
3.交流回路は直流と違い力率とゆうものがあります
力率1とは電圧に対し電流が同じタイミングで流れる物で効率が一番良い状態です
力率0は電圧に対し電流が90°(1サイクルの1/4)ずれた状態です(遅れ側、進み側とあります)


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)15:54

>家庭用ソーラーや家庭用風力による電力は
>地産地消すればよいのですよ
電力会社の系統に接続されなければ
曇れば停電、晴れれば電圧上昇になります
蓄電設備を設け調整できればいいのですが
コスト上昇になり電力会社から電気を買った方が安いとなります
(実際のところ経年劣化を考えれば電力会社の方が安いきがします)
電力買取+負荷調整は電力会社の負担となっています。


… 電力品質2 Name 名無し 12/07/01(日)16:35

交流回路では電圧と電流とずれがあるため
電力の表記に3種類あります
皮相電力は単純に電圧と電流をかけたもので単位はVA(ブイエー)です
有効電力は電圧に同じ角度の分の電流をかけたもので単位はW(ワット)です
無効電力は電圧に90°ずれた分の電流をかけたもので単位はVar(バール)です
力率=有効電力/皮相電力となります
一般的な風力発電機は誘導機のため力率0.8ぐらいです。


発電効率 Name 名無し 12/07/01(日)18:22

発電機から電力を取り出すのに
どれだけエネルギーを使ったかですが
水力発電では80%以上の効率があります。
水力・ソーラーではエネルギーの形を変えるだけで
環境に放出するエネルギーは元からあるだけのものです。
火力発電所では50%弱
新型火力では60%前後の効率があります
ところが原子力発電所では30%程度です
1台あたり100万kWを超える発電所
1台あたり233万kWを超える熱量で海水を温めていたのです
(海水の温度が上昇すればC02も出れば異常気象にもなるか?)


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)18:54

>問題なのは風力、ソーラーともトランスの二次側にあることです
電気知識の無い者の疑問ですが、なぜ風力・ソーラーの付帯設備としてトランスが設けられないという前提なのでしょうか?


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:01

主とは違いますが
系統電源に流すためには系統連系インバータという特殊な機器経由でないと無理なのですが
付帯設備のトランスとは何のことでしょうか?


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:26

>>>問題なのは風力、ソーラーともトランスの二次側にあることです
>>>電力会社の系統に接続されなければ曇れば停電、晴れれば電圧上昇になります

>>電気知識の無い者の疑問ですが、なぜ風力・ソーラーの付帯設備としてトランスが設けられないという前提なのでしょうか?

>系統電源に流すためには系統連系インバータという特殊な機器経由でないと無理なのですが付帯設備のトランスとは何のことでしょうか?


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:28

>なぜ風力・ソーラーの付帯設備としてトランスが設けられない
発電した生の電気は直流である上に電圧がとても低いです。
これをインバータ回路を通して100V 交流にしてやっと使うことができます。
しかしこの電力を各家庭のぶん集めようとすると交流の同期が取れません。
したがって柱上トランスの二次側を超えることができないのです。

もしやるには、家庭で発電したものを多数束ねてインバータを介してから
送電網に同期した6.6kVにアップするような仕組みが必要となり、
個人宅レベルでどうにかできるものではなくなります。
つまり各家庭の発電設備と6.6kV市中電線との間に別の送電網を作らないと
いけないわけです。


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:28

ヨーロッパや韓国の優れた先進技術を導入すれば
どこに自然エネルギーをつないでも電力系統は全く動揺しない
安定性がどうのこうの言うのは単なる怠慢と技術力不足でしかない
送発電分離すればヨーロッパや韓国から優れた技術が
安くたくさん入ってきて電力は完璧に安定する


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:30

カンコクの原発
トラブル頻発してるじゃん


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:33

ヨーロッパ先進国は自然エネルギー導入で原発が要らなくなったよ?
電力安定の為にドイツには直流送電技術があり韓国にはIGCT技術がある


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:37

>>No.456151 の続き
ですので広い地域で多数の家庭でソーラー発電を導入し、それらを送電網で
結んでから変電設備で市中電線に返すのであれば、トランスの1次側に接続できます。

そうでないばあいは、柱状トランスの二次側どまりで、どこかの家庭が発電した分は
どこかの家庭が消費するだけということになります。

戸別発電の普及率が高くなると無駄が増えるということになります。

>>単なる怠慢と技術力不足でしかない
原理的に無理なものは無理、物理法則は曲げられません。


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:38

チュウゴクが原発をボンボン建造してますが、どうしてですかね?


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:40

>だからなんで他の国はなんでそうしないの?
どこの国もいいものは取り入れてバンバン採用してる
利権の為にソーラーや風力などいいものを取り入れない日本が異常

… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:44

>戸別発電の普及率が高くなると無駄が増えるということになります。

無尽蔵のソーラーエネルギーなら無駄が増えたっていんじゃね?


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:49

>ソーラーエネルギーなら無駄が増えたっていんじゃね
太陽熱で暖まるべきぶんがどっかで熱になるだけだから気にしなくていいですね。

まあそうなってきたら柱状トランスエリアごとに送電網を作ればよいわけですが、
じゃあ誰が費用負担するのかというように、技術よりも社会制度の整備のほうが遅れています。
技術でできるものではなくむしろ、社会制度の設計しだいでどうにかなることです。


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:52

>チュウゴクが原発をボンボン建造してますが、どうしてですかね?
中国はトリウム原発高速増殖炉を成功させて原子力技術では世界最先端にある
だからこの技術を有効に使おうとするのは当然
大陸国地震も関係ないから原子力発電の好適地である
また共産主義体制で利権とは無権の国家体制であり
事故が起こっても即時に国家総動員の体制が取れて事故拡大を防げる
中国こそ原子力開発がふさわしいということだ


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)19:53

発電送電技術のスレなので中国がどうたらというのはご遠慮ください。


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)20:00

>技術よりも社会制度の整備のほうが遅れています。
送発電分離すれば解決するって事だね


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)20:08

まあ今問題のそれとは完全に同一のこととは言えませんが、
各家庭が電力を発生する側と消費する側となるわけですから、
基本的に送受の2組の配線が必要だということはわかると思います。
通信のように電力は全二重では送れません。

当面のあいだは自己完結方式のソーラー発電がよいと思います。
自分の家で消費するぶんだけ各自発電するだけでも充分じゃないですか。
売電できなくてもいいじゃないですか。
売電できるシステムの多くは、停電になるとアウトですからね。
本来自然エネルギー発電は電力ピークを補うものであって、
総発電のほとんどを担うものではありません。


… スレ主です Name 名無し 12/07/01(日)20:20

>直流送電技術
電力品質の図を見てもらえばわかるように
交流の電流波形にはゼロになる点が存在します
そのため故障がおきても簡単に遮断することができます。
直流では電流は流れたままなので遮断はむつかしくなります
家庭用のソーラーでは容量が小さいため故障しても
ブレーカー程度で遮断できますがそれを集めて大容量にすれば
故障時に遮断できなくなります。直流で送電するなら
各家庭ごとの直流遮断用ブレーカーが必要になります
そんな無駄をしなくても
現在のインバータは系統と同期しているのでソーラーを
設置している家庭だけ専用トランスに接続すればいいのですが
そのコストを電力会社に負担させれば電力料金となって返ってきます。


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)20:27

>そのコストを電力会社に負担させれば電力料金となって返ってきます。
諸悪の根源である電力会社が全て負担しろよ
会社の資産を全て売り払っても足りないなら
社員の個人資産差し押さえてでもやれよ


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)20:32

うーん、電力や原発肯定立場側としては
徹底的に高効率とかいった側面を強調するし

でも一般市民や電力無関係立場側は、原発なんてごめんだと本能的に思う体験を経てるし

・ノー原発の発電手段は、非効率・不安定である、コストもかさむ
・その代わり、原発の悪夢がないのは確かである

『カネと不便』で安全を買う的な。油性塗料が手っ取り早いけど、水性塗料が安全だから不便でもそっちへシフトし始めているように。業界・業者でもね。
モンゴルは自己完結ソーラー&風力だよ。元福島原発エンジニアも退職後はこれでまかなってる。
http://www.youtube.com/watch?v=08OCESoCACc
http://www.youtube.com/watch?v=AgUz0G00e2w


たとえばグローバル・デフレ社会も、
いいものがなんでも安いけど、雇用も給料も将来も不透明になる。

安くていいのに、自分たちの首を絞めている…なんかそういう概念だよね。

先のマネーバブル好景気もおなじこと。マネーゲームによって50年100年後の富を、現代の人間たちが先に奪って使い尽くしているから、年数経過でその将来の立場になってしまうとサラ金地獄みたいに落ちぶれる…アメリカがそうだ。
将来が一つも得をしない意味ではマネーバブルも原発も同じ。アメリカ主導なのも一緒

カッコいいし速いんだから、今のまんまずっとでいいじゃんとなると、クルマは進化さえしなくなる。エコカーも排ガス規制もなかった。


だから結局、次世代発電のフェードインと進化によってコストダウンと品質向上…は不可避であり

原発や火力などがフェードアウトするのと進化を阻まれることもまた不可避。

ってことは蓄電やら直流側のデバイス設備なんかも(自治体・地域レベルつまり今で言うと二次網だな、二次に追加するのか3次を新設するのかまだ不明だが)進化したりコストダウンしたりを繰り返すから、ムーアの法則だ…むしろ事業採算ベースならこれを意識しないわけにはいかない。

水道って、そしてテレビ受信の共同受信設備って、不便を共同で解消するものだからね。元が不便なんだからコストはかかるさ。

「電力殿様が一番優れておるのだから、今までのように黙って電気を買っておればいいのじゃ愚民ども」という教鞭が目立つ政府・電力、推進側右翼だけど…それじゃ民意というか世間の共感は得られないよね。むしろ心は離れていく。


… 無題 Name 再生エネルギー連携(1) 12/07/01(日)20:45

>発電した生の電気は直流である上に電圧がとても低いです。
>これをインバータ回路を通して100V 交流にしてやっと使うことができます。
私インバータを略したのが風力が交流だからですが、
>つまり各家庭の発電設備と6.6kV市中電線との間に別の送電網を作らないと
いけないわけです。
私はこれこそが小規模再生可能エネルギーの肝であると考えております
全ての電力を再生可能エネルギーで賄えとは言いませんが、我々の周囲にある膨大なエネルギーをわずかすつでも回収し統合して運用する、その実現は割いたリソースに見合う物であると考えています
電力会社が負担するのは筋違いだとお考えなのかもしれませんが、独占企業として長年存在し助成や優遇を受けながら公共のインフラを自らの財産としてきた経緯を鑑みて問題の無いことだと思います
高コスト体質と批判されることの多い電力会社様には経営努力に励んでいただきたい


>戸別発電の普及率が高くなると無駄が増えるということになります
その無駄の多くを負担するのは各戸であって社会全体の利益を圧迫するとは思えません
例えば私は自動車を大変な資源の無駄だと考えていますが各家庭にありますよね?
家計として考えれば無駄である消費が社会を支えています
再生エネルギー発電設備の消費する資源は設備の部品等でありウランや石油など化石燃料を消費によって発生する大量の廃棄物の処理・燃料の調達という懸案がありません
多くの世帯で単独型もしくは自立型の発電システムを導入するだけでも絶大な経済効果が生まれます
そして効率が低いながら系統連携が可能な小規模分散型システムを国内に大量保有する事は安全保障上大変な意義があると思います
もうすこし言えば各戸の可処分所得で社会インフラ(のバックアップ)の維持を分担するということにはならないでしょうか?

私は新エネルギーの利用発展に大きくリソースを割くことに誤りはないと考えています


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)20:46

たとえば独身で独居で、ほぼいっさい電力から電気を買わないようにソーラーや風車や水車や自転車こぎなんかを複合システムで自家発電を貫き、エアコンも洗濯機も電子ジャー(ポット)や電子レンジも買わない、ということは現在だって可能だ。東電料金でもあかりをつけないとかノートPCにするとか工夫するだけで月額2千円は切る。

ただ現在それを組もうとすると初期投資が高額だし、不便だから、ここは産業側で便利アイテムを追加したり製品進化を重ねていく。これも5年10年かかるだろう。日本車だってバブル80年代後半〜90年代で一気に機能進化した。デザインが充実したのはさらに00年代のことだ。


456190
放射線治療やレントゲンが最たるもので
「不利益を、利益が上回る場合、本人同意をとって治療を行う」

50とか100シーベルトを一カ所とか全身に浴びるから事後がすごいことになるんだけど、それでもすぐ死んじゃうよりはいいと。うまくすれば30年後も生きてる。

これはあまりに凄惨な極端なケースだが、脱原発とか次世代発電へスイッチというのも概念は一緒だよ。

自動車事故が怖いけど便利だから車は使う。
でも原発事故は怖いから一切を捨てようと。
それは個人判断だったり、社会全体決済だったり。


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)20:53

>諸悪の根源である電力会社が全て負担しろよ
バス会社が一社事故を起こしたら
あなたはすべてのバス会社を悪者にするのですか?
変な意見はおいといて
風力発電の場合単機出力が1000kW〜2000kWです。
電力会社の配電用トランスは10000kW〜20000kWです。
トランス一台を設置するのにはトランス本体だけでなく
開閉器、一次遮断器、二次遮断器、断路器、保護装置などを
新設しなければいけませんが、そんなコストはかけれません。
豆知識ですが風力発電機に使われている誘導発電機は
工場などで使われているモータ(誘導電動機)と一緒です
動力を接続して系統につなぎ定格回転数以上で回すと
発電機になります。


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)20:55

んで放射線治療による外部被曝も、むかしは原発の廃棄燃料から流用したセシウムやコバルトが必須だったけど、いまはリニアックなど電子銃で代替できる。むろんヨウ素服用など内部被曝治療はいまでも物理投薬が必要だけどね(ニーズが多くないので輸入で何とかなっちゃうような)。

製品の進化が、放射性物質を不要とした例。
…ただリニアックは大がかりで高コストで、地域ごとに点在する施設へ通わねばならないし、利用できる人数も限られる。その代わり放射線が細いので無関係の細胞が殺されにくいメリットは大きい。線源ペレットはいくら小型化しても無駄に大きいんだよ。

どの不利益はのみこみ、どの不利益はだめとするかだね。取捨選択。


456194大まじめに言うと国策絡めるしかないからね、
廃炉だって廃炉国債しないと実質無理だし(いくらダラダラやっても終わらない事故原発の現地作業と一緒…東電予算まかせだとカネがとにかく足りない)。
国庫と地方交付金とを活用するようになると思う。

… 火力の効率化 Name 名無し 12/07/01(日)20:58
1341143888334.jpg-(30388 B) サムネ表示

火力発電の効率化の
モデルを紹介します
すべて同時に行ってる例は知りませんが・・・弱気


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)21:02

456194
その開閉・遮断・保護・運用監視すべてをITつまりパソコン端末などで制御できるのが『スマートグリッド』であり、これが従来と違ってIT系設備と電力回路を組み合わせることで、安価でかつ実現可能性を高めている。

端的にはリチウムイオン電池の電源管理だな。パソコンやスマホの。あれはけっこうこまかく監視しながら開閉や充放電を制御し、保護回路も搭載してる。でないと原発みたいにカリカリ高性能・高発熱のリチウム電池はあぶなくって使えないからな。


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)21:04

>バス会社が一社事故を起こしたら
>あなたはすべてのバス会社を悪者にするのですか?
他のバス会社も同じシステムで、そのまま操業しようっていうなら悪に決まっている
何が起ころうが絶対に事故が起きないシステムを整備しない時点で怠慢だろ


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)21:05

456199廃熱発電もどうしようかって、やっと国政でも論議が起き始めているね。

火力は数万度だから循環水の性質も全然異なる。原子炉も同じ温度にしたいがメルトダウンしちゃうからw抑制してる。

走ったら走りっぱなしのクルマがいまやプリウスみたいに充電したり、中型蓄電設備に早変わりする…そういうマルチユース性は今後、いかな電力計設備や装置でも必須となるだろう。たかがゴミ焼却場でも発電所や暖房補助装置を兼ねるようになる。


456201
技術論から言うと、たとえGE社や国内メーカーの最新炉でも、大津波と大地震には対応できない。PCVの大きさ云々は時間稼ぎに過ぎず、冷温停止には全然かなわないんだ。
ってことは大津波対策炉をこれから開発しても実証を経るのに50年かかるしその後に津波がきて無事かも不明…
日本の風土条件は原発が徹底不利、そして日本車と同じく日本だけのために大津波に強い原発なんか「作ってられない、不採算過ぎて」
いわばもんじゅと同じ。役人が開発したので高コストすぎるし、ろくに動かずすぐ故障する…電力さんはどこも軽水炉の代わりに購入をするのは嫌だと明言している。

だから東芝なども今後、海外の大陸国家には原発を売るとしても、日本市場は捨てるしかないだろう、多国籍企業はどこの業界でも同じだけど。


無題 Name 名無し 12/07/01(日)21:18

>火力は数万度だから循環水の性質も全然異なる。原子炉も同じ温度にしたいがメルトダウンしちゃうからw抑制してる。

火力や原子力(蒸気タービン)の水蒸気温度は水の臨界点が制約となって今以上に温度をあげることが出来ない


… 無題 Name 名無し 12/07/01(日)21:28

.456213
失礼失礼、
超臨界水を火力は利用でき、原子力は温度制約から不可能で300℃台、という話ね。水温は700℃超だったわ。火力は一般でも水温500℃台なので、これは海水温に跳ね返ってくる。
http://www.tokai.t.u-tokyo.ac.jp/public/lab/beam/scw2/first.html


ローソンいいね、そうそう、こうやって拡大していくんだよ。セルをどんどん増やして、地産地消の発送電と消費で完結する。
都市の電気は都市で完結できるわけ。23区規模か、新宿区は新宿区でかは、今後次第でまだ不透明。

http://www.j-cast.com/2012/07/02137756.html
ローソン、売電用の太陽光発電システム2000店舗に設置
2012/7/ 2 12:32


発電した電力は店舗で使用するほか、7月1日から施行された再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度にあわせて売買する。設置するシステムは売電用の10kW(5kW×2系統)、店舗使用の2kWの計12kWの発電が可能で、電力量は年間約1万1000kWhとなる。売電は電力会社申請許可後の10月から開始する予定だ。


 ◇


かくじつに、福島県の赤ん坊は汚染されてきている…


諸説あるが赤ん坊の人体影響は10倍前後、5歳児で5倍程度。胎児は20倍?
要は体が小さいと、全身くまなく放射線源から距離が近く、かつ体が薄いので電磁波ガンマ線が透過しやすいしベータ線熱が広がりやすい。
なにより、子供は細胞分裂が激しいので、放射能で破壊されエラーを起こしたがん予備軍の【細胞】もどんどん増えて広がっていく…


というか、遠方へ避難する以外に、防ぎようなど、あるわけがない…汚染の少ない隣接県へ避難している方々が正しい。
とかく避難疎開にしても原発が近くない地域を選択してください。


きのうもNHK総合の番組で、
大熊町から避難した家庭の学童が、「嚢胞あり、二次検査はまだ不要」と福島医大に通告書を出されていた。
(これがまたけっこう多い…NHK ETVでも南相馬の子供が。ネット上でも報告例がいくつか)
これは「2年ごとに継続検査する」おそらく無料の公的検査であり、
かならずや、6年後や12年後になればなるほど「二次検査必要」が増加し、あるいは「要オペ」が出現し始める…


原発爆発1年後で、全摘にせよ部分摘にせよオペがないのは、当たり前だ。二次検査不要で当たり前だ。
経過観察していれば必ず悪化していく子供は出る。
チェルノブイリ汚染被害でも30年後で大人になってからオペという例が多いし、彼らは必ずしも重汚染地域に住んでいない、汚染食物も食べていない。


かつて小児がんに苦しんだオレは、複雑な心情である。これからの未来に戦慄を覚えている。


その大熊の学童の親は原発作業員…原発立地自治体では「洗脳教育」東電出資の専門学校があり、学校にも出張教育、遠足も原発
とにかく「あんぜんあんしん」をたたき込まれ、信じ込んで、給料のいい食いっぱぐれのない原発で働くのがめぐまれて幸せなのだ…
「2〜3日ちょっとねんのため避難しよう」が、そのまま永久にふるさと封鎖になってしまった。一瞬で自宅も故郷も資産もパー。働けているが事故原発の現場作業だ。
だが父母とも原発でしか働いたことがなくて中年を過ぎつつあり、転職とか無理だよと嘆いている。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/310454


141人の尿からセシウム 福島の乳幼児2千人測定 2012年6月30日 18:24


 福島県内に住む0〜7歳の乳幼児2022人の尿を民間の分析機関「同位体研究所」(横浜市)が測定した結果、141人から放射性セシウムが検出されたことが30日、分かった。うち3人が尿1キログラム当たり10ベクレルを超え、最高は4歳男児の17・5ベクレル。残る138人は10ベクレル以下で最低は0・1ベクレルだった。専門家は、東京電力福島第1原発事故の影響で体内に取り込まれた可能性があると指摘した上で「人体に影響があるレベルではないが、どのような経路で取り込まれたのか調べる必要がある」と話している。


10ベクレルを超えた3人はいずれも自家栽培の野菜を食べていたという。




495:名無しさん@13周年 2012/06/30(土) 20:24:24.08 ID:/6yC1e+h0
ホントに日本人は見ない振りするのが得意だよな。
誰も責任取ってくれないのに。3年後がマジで怖いわ。

家庭菜園と栽培種で違いがあるわけ無かろうが…


むしろ栽培種は、サンプリング調査しかしていない…出荷量100のうち1とかだ。んだからサンプルに規制値越えが出ると、それより高いやつも出荷停止だが、はるかに低いやつも一緒に出荷停止だ。完全にくじ引きである…「このいっぱいあるマンジュウのうち、誰かはカラシたくさん入ったやつを引きますので食べてください」という。
しかも1枚の畑の中でも高い低いはかなり差がある。


 ◇


右翼・体制・財界トライアングル陣営。

無題 Name 名無し


再稼働決定直後に不審を煽るニュースが続々と報じられなりふり構わず方々の掲示板を荒らしはじめた安全厨
原発存続の危機こそ奴が本領発揮できる機会なのだ


さすが上祐…いくところまでいった団体の、いくとこまでいった幹部…
良くも悪くも、行動に移すと言うことの意味づけがよくわかってらっしゃる。

http://wpb.shueisha.co.jp/2012/07/02/12311/
日々高まる、国家に対する不信感という問題を語る藤原氏に対し、上祐氏は熱く応える。

すべての言葉に耳を傾けることは到底できないが、これが彼の偽らざる声だ。
自分が思うのは、もっと何か大きなことが起こったら、国民は初めて「やるしかない」と精神が統一されて変わるだろうけど、
3・11現象だけで変われるかというと、わからない。

「これほどデモをやってるのに再稼働が止められない、政治が変わらない」という不満も聞きますが、それは、それぐらいしか変えようと思ってないということなのでは。

本当に変わるのは維新の志士のように皆が必死になるときではないでしょうか。

サリン作って、炭疽菌(たんそきん)作って、自分たちも死ぬ思いをして、
死ぬ恐怖を抱えて革命しようと思った妄想で狂ってる人間たちから見ると、
「なんだよ、まだデモしかやってないんでし ょう」って。 「それで変われるわけないじゃん」って。

もともとデモぐらいの努力で変えられるものだったら、オウムも選挙で勝ってたろうし。
だから、少なくとも犠牲を覚悟して、「経済なんかどうでもいい。環境が第一だ!」
「失業してもいい。オレたちはそれでジ殺はしない。
だから野田首相ぜひ止めてください」って言えば、野田首相も止めるでしょう。

だから、「どうしたら今の政治が、国が、変われるのか」という話を聞くと、
私は、「本当に皆、変わりたいのかな」と違和感を覚えるのです。

そしてもし、その本音が、長い地道な努力の積み重ねではなく、
誰かに委ねて楽に変わりたいということならば、それはオウムのように危険だなと。

おれもねえ…国中にはびこる「口だけ」で「まかせっきり」のうぬぼれ国民ども、幹部ども、やくざどもの、ワガママ聞いてやる役目にあまんじた時期もないではなかったからね。

「あいつら」じゃ、国を食いつぶすことしか出来ないのはよくわかる。いわばエサがこなくなったら死ぬしかないニワトリだ。そしてどうもエサがずっと来続けるための努力さえしなくなりはじめた。


日本は近々、こうなりかねないという恐怖・懸念が消えない。
http://youtu.be/sg3uUrdI4-s
大衆は、まさにかごの中の鶏だ。311の時はたまたまラッキーになんとかなって助かってしまった、…それとは違う決定的なコケ方に及んだらもう、みんなして飢え死にするしかないのではないか。諸条件を踏まえた上で言うのだが…
たとえば免震重要棟はフクシマ第一原発にしかない。ほかの原発が事故っても現地では屋内というものが一切なく、デスク作業も着替えも出来ないから、対応作業はほぼ不可能になる…