先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

たしかに6/1に飯舘村へ雨具防護とN95マスクで出向いたが蒸れて暑かった

https://twitter.com/hibaku_now/status/215096697662091264/photo/1

で結局、福井県知事と関西電力社長は、警戒区域内と福島第一原発を視察したの?じっくりと。

現場の惨憺たるを見ないでなにをえらっそうに指揮官ぶってるの?児玉源太郎の足下にも及ばないね。


この画像の子供がもし本当に10〜30年後にあいついで甲状腺がんなど「あきらかな」被曝病になって、何度も何度も手術を受けたり、力尽きてバタバタと死んでいく戦場のような事態になったとき、それでも涼しい顔をして、事故現場にも出てこないで、再稼働再稼働と言いますかね。その頃には別の地方でも警戒区域ができてるだろうね。


オレは知ってるからね。バタバタと戦友が死んでいく地獄の現場を。重病で手術するとか長期治療必要で集められた子供たちの小児病棟の地獄を。2年いたが、2年もいることも、2年いても生還したことも、日本有数のレアなことなんだよ。たとえ病院で訃報を聞かなくても、数年後の院内学級の名簿を見れば物故物故と連記されているんだ。おれは1ヶ月で累積30svを患部に照射してなお生還した。大人の100sv相当の被曝量だが。


そうなるぞ、福島・宮城・栃木も。


 ◇


神仏というのは、決まった手順を踏むことが多い。
・最初は、やんわりと警告・警鐘を重ねる、気づきの機会を与え続ける
・次に、アクシデント寸前のヒヤリハットをいくつか与えてくる
・しまいには、大アクシデントを与えるが、最初だけはなんぼか手助けしてやる
・その次以降は、容赦が無かったり、手助けゼロだったりする


まあ、スライド厳罰化ってところか。


この法則がたしかに適用されてることは、過去10年20年で検証済みなので


・次の原発事故はまたすぐ起きるし(老朽化も進み、また日本の地盤は震災ですっかり緩んだ)
・次の原発事故がよりラッキーの少ない悲惨な結果となることも、おおいに覚悟している。


おれは本能的に東北に移住するのをためらい、そしたら岩手大地震や311が起きた。
周囲がいくら関西以西へ移住を進めても、なぜかその気にならない。
そういうことだと思う。
おれは霊能者的存在であるので、幼少からずっと神仏悪魔が身近である。気のせいのような出来事や気づきでも、その大半に重大な意味づけが添付されている。


西国はヤバイと、断言はしないが警鐘を鳴らしておく。


・神仏と悪魔=聖人君子とヤクザ、つまり同一種
・やんちゃな神or悪魔は、「あっそ、警鐘ならしてるのに無視すんのかよ、じゃあ」とエスカレートする人間味のある場合も少なくない
・それどころか、一国に1神のごとく、たとえばアメリカの神とか中国の神とかがいて、日本に敵対的・侵略的な振る舞いを仕掛けてくることも珍しくはない…こうなると神対神、悪魔対悪魔だ。戦争だから負けると悲惨。


日本の原発はスタート時点からずっと「不吉な出来事」に阻まれ続けてきて、そのたびに大丈夫とウソを公表したり隠蔽したりしてきた。福島原発は一番最初の先輩格のひとつだが、稼働開始直後からトラブル続きですぐ運転中止に追い込まれて対策に追われたり…もんじゅもスタート直後にナトリウム漏出事故で施設内はナトリウム粉塵で充満し、あわや大火災から関西居住不可能の流れだった(純粋ナトリウムは水と触れると爆発、空気と触れると酸化反応で燃焼)http://www.youtube.com/watch?v=i9dUouC8dZU http://www.youtube.com/watch?v=iiipRv9Xh8c


こういうの、霊能者がみると一目瞭然でね…「やめろ、やるな、人間には無理だ」と、なんとかして告げようと神仏があくせくしているのが。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120620-OYT1T00564.htm
誤作動?大飯3号機で警報…水位低下示す


発電機冷却水の水位低下を知らせる警報が鳴ったと発表した。

 タンクなどの水漏れは確認されなかったが、関電は、警報が誤作動した可能性もあるとみて原因を調べている。再稼働の作業工程に影響はないという。

 関電によると、19日午後9時50分頃、タービン建屋にある制御盤で、発電機冷却水が入ったタンクの水位が低下したことを示す警報が作動した。すぐにタンクや配管を点検したが水漏れはなく、タンク内の水位は標準水位から3〜5センチ低かったものの、警報が作動するレベルではなかった。


 大飯原発では、再稼働に向けて国が「特別な監視体制」を設けており、警報が鳴った時も、経済産業省原子力安全・保安院の検査官が中央制御室に在室。作業員らとともに水漏れがないかなどを確認した。法令上、国に報告義務のある事象ではなく、工程にも影響がないと判断。福井県とも協議して発表は20日にしたという。

http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120616/1339839453
いくら何万人も監視がいてもムダ。たった一回の震災(津波)> 電源喪失…には、対応不可能
大手データセンターの監視チームエンジニアおよびセクション・チーフ経験者として言うのだが

いくら監視側に大人数が詰めていても、なんの意味も無い。むしろ官僚的な、オエライサン的なのが増えれば増えるほど、うっとうしくて、イザというときの障害対応が、ぎこちなくなってオペミスが増えるだけ。

それこそ、菅総理はまだ学識レベルで多少の業界事情を知っていたからまだよかったが、ただのヤクニンだのエライサンが「どうしてくれるんだ!」とか「とっととやれ!ワシの首が危ないんだ!」などと現場で怒鳴り散らした日には、クーデター起こしてそいつを室外へたたき出したくなるだろう…

現場に必要なのは、『有事体勢』のみだ。

現場へ飛んでいく作業員の数と質、必要なだけの備蓄や非常用設備…(これらは原発事故後、ひとつも増やされていない…まさに駆け足再稼働だ、商売上の理由による)

うっとうしい人間なんかいくら増やされても、有事になればジャマでしかない。

ウルトラマンメビウスを視聴して学ぶといい。


youtube:ultraman mebius
一例 第15話http://www.youtube.com/watch?v=k19cR05MuTI


隊長役の田中実…震災後の放射能や日本破滅の騒ぎやら、芸能界の仕事の激減予算カット続きでノイローゼになって、311翌月には自殺したよ…
ワーキングプアも、フリーランスも、不安定で、立場が低いからね…仕事が減ってくると自殺か、自暴自棄になって通り魔か…だいたいどっちかだよ…


以下、な?やっぱ役立たずだろ。システム監視の元プロ、監視部署の上長だった(その後は運用保守チームの副リーダーに勧誘された)俺が言うんだから間違いない。素人やアマチュアにもいろいろいるんだって。
役人や、役人的な面倒くさい存在が、現場の、障害対応に、役立つことは全くない。申し訳なさそうに障害対応に加わってきてもヒラのシタッパで使えればまだいい方。
ITシステムもピンキリだが、おれは大企業の全国拠点や世界拠点の遠隔監視、中央サーバの預かりと状態監視というレベル=日本および世界でものトップレベルの運用保守環境にいたし、のちに今度はそういうシステムの設計と開発もやったからね。

http://www.asahi.com/national/update/0620/OSK201206200091.html
関電は「法令に触れるトラブルではなく、通常なら発表する事象ではない」などとすぐ発表せず、記者会見したのは約13時間後の20日午前11時だった。

 国は16日から大飯オフサイトセンターで経済産業副大臣を責任者とする「特別な監視体制」を敷いている。経済産業省原子力安全・保安院も3、4号機の中央制御室に保安検査官らを常駐させている。


関電は「(発表については)福井県と国と協議した」と説明。現地のオフサイトセンターで会見した保安院の森下泰・若狭地域統括管理官は「牧野聖修副大臣から、国民が知りたがっている情報は速やかに提供するよう指示されていたが、私の判断ミスだった」と頭を下げた。

http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120619/1340032058

2010年6月17日、福島第一原発2号機がメルトダウン寸前までいき、まるで今回の原発事故の予行演習をやったかのような状況が起きたこと。こういった点からも、人災であると言える 前福島県知事の佐藤栄佐久


やっぱり浜岡のディーゼル発電機(DG)は1階じゃないか…落第点。
米国の原発では発電機は複数設置され、ぜんぶ異なる上階層や下階層へ分散している。多めの発電機を隣接原子炉建屋同士で共用する(DG8基ををバラバラ配置で2炉で共用)。これはミサイル攻撃に考慮しつつ竜巻と洪水と両方に対応した結果。
屋上にDGがあっても水素爆発で吹っ飛ぶと一緒に吹っ飛んでパーだな…あと、あちこちに予備DGがあっても、電線や変電開閉設備、燃料タンクとその配管…が吹っ飛ぶと供給ができなくて動かせない…
DGなどが建屋から離れた位置にあるとカンタンに断線するが復旧作業は屋外なのでやりやすい。建屋内部で完結してると復旧作業しようにも水素爆発と被曝の危険から建屋に入れず不可能になりかねない。
…これらは福島第一の教訓でもある。


あと防波壁=最終防衛ラインなので、まんいち破られると後は防衛力ゼロだからね…それが1階の発電機フロアを浸水し、取水槽を破壊してごらん(詰まるか、ピットのコンクリが割れるかする可能性も)…爆発までの対応も、爆発後の対応も、福島第一より遙かに難儀するから(手をこまねいてるしかない)、静岡と名古屋は居住地域としては終わるかもしれない。工業地域だけ除染して線量を下げ、防護服とフィルターマスク着用で入域してどうにか操業?
「唯一の頼みの綱」みたいな一点にすがるようでは、まだまだ備えが欠乏してるとしか言えない。大陸河川の大洪水は静かにやってくるし、竜巻も大津波ほどの破壊力はない…そもそも論で大津波がくる場所に原発があるのがナンセンスだ。


地下貯水槽と取水ポンプだがたった20分間…20時間ではなくて。せめて1週間はもたせないと福島第一のような苦労を再発するだろう。福島第一では自然落下してくる河川水源があったはずだが、貯水に頼るってことは浜岡には水源が乏しいのか?
あとやはりポンプは「故障 交換予備機が無し AC・DCにせよ電源の喪失」がコワイ。福島第一でも予備がなかったりACもDCも用意できず、消防車の非力なポンプで対応し、圧力が高まった炉心には水が入っていかなかったり、長時間稼働を想定しない消防ポンプが修理不能なぐらい故障したりと…数々の苦渋があった。


オフサイトセンターも免震重要棟(指令&宿泊の施設)も、原発の周辺のあちこち、遠いところ近いところ、いくらあっても不足はないぞ。どれが使えなくなるかわからんからな。たまたま免震重要棟(事故直前に完成)とJビレッジ、いわき周辺の宿、があったおかげでフクイチはどうにかなった。


日本国は軍隊がなく、戦争経験も皆無だから…やはり『シビア・アクシデント想定』が幼稚だね…けっして戦争大好き国家を肯定はできないが。


壁を築いている場所は浜辺の「砂丘堤防」の内側で、地表面の高さが海抜6〜8メートル。壁のてっぺんの高さが海面から18メートルになる計算だ。 砂丘堤防(高さ12メートル)を海水が乗り越えてきたら防波壁で受け止める計画だが、壁はブロックごとに切れ目がある。こうした構造は施工上やむを得ないかもしれないが、これで津波の巨大な運動エネルギーを受け止め切れるか、津波到来前の地震で壁の間に海水の浸入を許す隙間ができることはないか、専門家による検証が要るだろう。

 浸水のリスクは堤防のほか、貯水槽にもある。浜岡原発は福島第1原発などと違い、敷地内に専用港がない。海側は砂丘だ。このため冷却水は海岸から沖合に約600メートル離れた取水塔(原子炉1基に一つずつ)から取り込み、地下トンネルで原子炉建屋の足元の取水槽まで引き込んでいる。津波到来時に押し寄せた海水が取水槽から敷地にあふれ出る可能性がある。


 中部電力の対策は、もし防波壁が乗り越えられたり取水槽があふれたりした場合も想定して、建屋の水密性を徹底している。原子炉建屋の搬入口を2重化して海水が押し寄せても容易に壊れないようにするほか、建屋内の非常用ディーゼル室(1階)や非常用炉心冷却系機器室(地下2階)に水密扉を追加したり補強したりする。また貯水槽の脇にある海水取水ポンプの周りを壁(高さ1.5メートル)で囲う工事を進めている。敷地に浸入した海水を建屋に入れないようにする。


5号機建屋内の非常用ディーゼル発電機


 さらに万が一、海水の浸入を許してディーゼル発電機などが動かず電源喪失に陥った場合でも、原子炉を冷やし続けられるよう、建屋の屋上に予備のディーゼル発電機を置いた。また背後(北側)の高台(海抜25メートル)にガスタービン発電機や貯水タンクを置き電気や水を供給できるように考えた。ブルドーザーなどの重機や予備のポンプなど緊急時の資材も高い場所に保管し、がれきを除去して予備品を運搬できる態勢を整えた。


新たな原子力防災体制として、原発周辺30キロ圏まで対策を考えることになると、これまで安全協定を結んできた4市(御前崎、牧之原、掛川菊川市。人口約25万人)から、7自治体(約78万人)にまで拡大。緊急時に現地対策本部を置くオフサイトセンターの移転も必要になる。牧之原市議会が昨年、「確実な安全・安心が将来にわたって担保されない限り、永久停止にすべきである」と決議するなど、原発を見る目は厳しさを増している。


 かねて浜岡の弱点だと反原発団体などから指摘されてきた「引き波」の問題にも手をうった。津波の引き波で沖合の取水塔が海面から露出したら取水ができなくなる事態がありうると指摘された。これに備えて既存の取水槽とは別に新たな地下貯水槽を3〜5号機に一つずつ(容量各約1000トン)建設中で、くみ上げ用ポンプも既存の設備とは別に新設し水密性のある建屋に収めた。これによって取水ができなくても原発を冷却を続けられる時間を20分間延ばした。その間に引き波が終われば取水に支障はないという計算だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO42770700Z10C12A6000000

 ◇


つづく…


きょうの別エントリー記事
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120620/1340125524自由には自由の怖さ、規制には規制の怖さ


http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120620/1340188499将来ガンなどが多発する可能性もあり、現時点で被害を確定することには問題がある 今回、東電に会社更生法は使いにくい