先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

20〜30キロ圏でプルトニウム241 原発事故原因か

出るには出るんだねえ…というレベルかな。


おれもJビレッジまでは行ったので、http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111213/1323731776
んで風が吹くたび線量が乱高下するので「ああこりゃアルファ・ベータ核種が舞ってるな、とかく…少なからず存在はしてるな」というのは直感的にわかった。Soeksはガンマだけの反応をしてなかった。アルファ・ベータ的な、しかも面線源の数値変動をしていた。…いくらプルトニウムなどが質量的に重いといっても、微細粉末なら、目に見えている範囲で舞うぐらいは容易だ。むろん余裕ぶっこいてあんな場所で計測できたのは、フルフェイスメットにN95マスクゴアテックス着用の防護装備だったからこそ。


計測を続けながらも直感的に、ストロンチウムプルトニウムはあるような気がしていた。ウランでなければPuぐらいしかない…化学的性質や沸点からして存在比率はSrとPuで同じぐらいだろうというぐらいの知識はあった。


道路封鎖バリケードを警備してる警官と警備員…おいあれ…密閉じゃない防塵じゃないマスクじゃないのか…おおおおい…

 放射線医学総合研究所などのグループが東京電力福島第一原発から20〜30キロ付近の土壌からプルトニウム241を検出した。この核種は半減期が14.4年であることなどから、1960年代を中心に行われた大気圏内での核実験ではなく、昨年の事故で原発の原子炉から放出されたと考えられるという。8日付の科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版で報告する。

 放医研の鄭建(ツン・ジェン)主任研究員らは、福島県葛尾村原発の西北西25キロ)と浪江町(北西26キロ)、飯舘村(北西32キロ)、楢葉町のJヴィレッジ(南20キロ)、水戸市(南西130キロ)、千葉県鎌ケ谷市(南西230キロ)、千葉市(南西220キロ)で土壌を採取し分析した。

 その結果、浪江町飯舘村の落葉の層から1キロあたりそれぞれ34.8ベクレルと20.2ベクレル、Jヴィレッジの表土から1キロ当たり4.52ベクレルのプルトニウム241を検出した。プルトニウム241は、アルファ線ガンマ線を出すアメリシウム241(半減期432.7年)に変わる。

 研究グループの田上恵子・放医研主任研究員は「大気圏内核実験が盛んに行われていた1963年当時の放射性降下物のデータから推定すると、今回のプルトニウム241の検出量は当時と同程度かそれ以下。特別な対策は必要ない」と話す。
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201203080724.html


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まさか、帰還できることをアメにする気では…でも帰還できると無補償ねーって選択肢なんだよな、国と東電にとってオイシイのは。
とかく、チェルノブイリ周辺地区に「勝手に帰って住んでる」人々は、じゃあ勝手にやれという、敗者の扱いを受けて、健康被害を子孫末代まで受け入れるような人々になっていることは、留意すべきであろう。

http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201203080653.html
 東京電力福島第一原発事故警戒区域などの再編をめぐり、国が被曝(ひばく)線量がおおむね年20ミリシーベルト以下の福島県田村市楢葉町川内村に対し、「避難指示解除準備区域」へ移行せず、いきなり避難指示を解除する選択もあるとの考えを提示したことがわかった。判断を委ねられた形の市町村側は、賠償で差が出ることなどを懸念し、慎重に判断するという。

 国は、現在の警戒区域などについて、線量が年20ミリシーベルト以下で、段階的帰還を目指す「避難指示解除準備区域」▽年20〜50ミリシーベルトで、帰還まで数年かかる「居住制限区域」▽年50ミリシーベルト超で、5年以上は帰れない「帰還困難区域」――の3区分に再編する方針だ。

 国の原子力災害現地対策本部の幹部は今月、関係市町村の首長らと相次ぎ会談。4月以降に再編する考えを伝えた。


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GE社マーク1炉だね。しかも福島第一1号炉と稼働開始時期はほぼ一緒。ゆえに壊れてくる時期も一緒。スイスはラッキーだな、他国の大過をみてから安全に廃炉できるんだから。。

 【ジュネーブ時事】スイス連邦行政裁判所は8日までに、首都ベルンに近いミューレベルク原発の運転を2013年6月までに停止するよう命じる判決を下した。福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉である同原発の安全性を問題視し、提訴した反原発団体などの訴えを大筋で認めた。
 同原発は1972年に稼働を開始し、今年で40年を迎える。地元メディアが昨年、原子炉にひびがあると報道したことをきっかけに、反原発団体などが安全性に疑問があるとして、運転停止を求めて提訴した。
 同原発は当初、12年末で運転を停止する計画だったが、政府は09年に22年までの延長を決定。しかし、行政裁は「連邦政府による(09年の)決定は無効」と判断した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012030801028


昨年6月、地元メディアが、ミューレベルク原発の圧力容器内にある炉心シュラウドという高さ9メートルのステンレス製構造物に、上から下まで貫通するひび割れができていると報道。連邦核安全監督局は「ひび割れがあっても安全基準は満たされており、問題ない」と危険性を否定した。

 これを、反原発団体などが「炉心シュラウドは燃料棒や制御棒を囲んでいる大事な構造物で、損傷によって燃料棒がずれるなどの危険がある」と批判。ひび割れが09年には見つかっていながら公表していなかったことへの不信感も加わって、行政裁判所に対し、連邦政府が09年に出した運転許可を無効にするよう求め提訴した。この日の判決で裁判所は、反原発団体の訴えをほぼ全面的に認めた。

 スイスでは現在、5基の原発が稼働中。同国北部のベツナウ第1原発(69年始動、19年停止予定)は、2月末に英オールドベリー原発1号機が停止したため、世界で現役最古の原発となり、こちらも格納容器の外壁にひび割れなどが見つかっているという。
http://mainichi.jp/select/world/news/20120308dde007030017000c.html


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http://diamond.jp/articles/-/16456
港近くの街は、地盤沈下に伴う冠水が続く(2011年11月24日、気仙沼市南町 撮影)

「街づくりがなかなかできないということは、人生計画も立てられないってことなんだよ」

 被災者の置かれた状況をそう語るのは、仙台市若林区などの被災地を選挙区にもつ衆議院議員斎藤恭紀氏(宮城2区)だ。

国に「国民の命と財産を守る」という覚悟がもう少しあれば、期間を短縮できたはずだ、という。

 いま、こうした国の決定の遅れが、自治体、事業者、生活者の復興に向けた行動のタイミングを、玉突きのように遅らせている。


主な復興財源を含む第3次補正予算がようやく決まったのが、被災地が氷点下となり始めた11月下旬だった。

自治体も、3次補正が決まるまでは、本当に国から財源の手当があるのか疑心暗鬼になっていった。街の計画そのものが立てられなかった。被害が大きすぎて、国の予算がつかなければ、地方も計画を動かせない。そうすると、被災者は、この住宅を壊していいのか、引っ越ししてもいいのかと、高台移転はどうなるんだと、人生の計画が立てられない」(斎藤氏)

「そうすると、生業をやっていくモチベーションが、どんどん低くなっていく。それで町を捨てる。東北はヨコ型社会だから、地域をトータルで補償しないと雇用が生まれない。都会のように、企業が引っ張っている構造とは全然違う」


「自分が一番ひどいなと思ったのは、仙台の宅地災害の現場だった。丘陵地にニュータウンが多く、宅地にクラック(地割れ)が入ったり、切り土や盛土の斜面を保護している擁壁の崩れが大規模で発生した。それなのに個人所有の宅地への補償のスキームが全くない。政権幹部が何人も現場を見に来たけれど、全く事態は進まなかった。そうこうするうちに、梅雨が来て、台風が来て、さらに2次災害が発生した」(斎藤氏)


 対策事業を担当する仙台市開発調整課の高橋真一主幹は、今後の見通しについて、こう語る。

「これから国に申請を出し、測量調査、設計を経て、着工されるのは、おそらく3ヵ月後や半年後です。国にも考えがあるのでしょうが、なかなか私たちの思ったとおりの時期にできなかったですね。ここまで長かったです」

 こうしてまた、着工されるまでの間に、梅雨や台風の時期が来てしまう。これでも、今回で予算がつくことが決まった仙台市は、まだ進んでいる方だという。


おれが世田谷パワーラークスで2μスポット発見して、夜だから自分ですぐ即席のバリケードもこさえておいて、翌日に世田谷区が正式のバリケード設置してる中で、文科省の若い官僚は「みーてーるーだーけー」威張った態度で見張ってることがオシゴトという、よくある姿勢だもん…あの旧来日本式は、よくねえよ…つっかえねえもん。しかもその若い官僚は「えらくないから使い走りでやってきてる」わけで、現地にも来ないで霞ヶ関デスクで座ってるキャリア官僚幹部がいるわけで…病巣は深いよ。


「自分で触ってみないで、何がわかるというんだね。」
スマトラの大津波被災は、まるで他人事、遠い場所の出来事だっただろ?
いや東京埼玉や栃木茨城からだって、福島以北の津波原発被災地は「遠い異国の出来事」にみえちゃうんだからさ…


ってか、現地まで視察にきてなお、『遅れちゃう』んだからなあ…日本の政治家と官僚はもう、形骸化、骨董品(置物・オブジェ)だよな。実効性機能はまるで皆無。
日本に、機能性のいい政治機能を求めるなら、思い切って政党政治と官僚機能そのものを廃止しないとだめ。惰性続行とか看板の掛け替えは許さない。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111102/1320161513


日本の政治や社会の「じっくりやる」と称するのんびりムードも、いいかげんにせいと。ここは地震も大津波も火山噴火も頻繁にあるときはある物騒な島の国だ!

 斎藤氏は、

「補償スキームの存在しない宅地災害は、政治でしか予算を決断できない話。自分は国会で質問もしたし、奥山恵美子仙台市長と一緒に、『従来の土砂災害での補償スキームの要件を緩和してほしい』と何度も何度もお願いしに回った。国務大臣も、民主党幹部も、『これはなんとかせねば』ってみんな認識してるんだよね。それでも、すぐに動かさなかった。頭に来ることばかり。結局、総理が予備費を使ってやるぞと、言わない限り何も動かない」

 と証言する。
未曾有の事態でも先例を作りたくない
政府と財務省の本音
陸前高田 雪の一本松。この冬一番の雪が、海辺の大量のがれきを覆う(2012年2月25日、陸前高田市


 超法規的な財源の動かし方については、震災直後から斎藤氏は繰り返し主張していた。緊急的な措置については、国が旗振り役をし、財源を担保する、調達するなどのメッセージを発し、交通整理をしていかなければならない、と。具体的には、早急に復旧事業を着工できるよう、当座の資金となる、まとまった“掴み金”を被災地の自治体に渡すべきだと進言していた。

 ところが、政権中枢にいる、ある政治家からこんなことをいわれたという。

「東北にとっては1000年に一度の災害かもしれないが、東海・東南海があるかもしれないので、そういう超法規的な措置はできない」

 これほどの未曾有の事態にあっても、先進事例を作りたくない、という政府の本音だった。財務省の頭も同じだった。

「被災者の気持ちがないがしろにされている。災害があったら、政治はふつう、“何としてでも助けなければならない”となるものだと思うが……」

こんなだとわかってるから、何度も地方議員や国会議員を目指すよう打診や説得や時には強要すら受けたが、そのたびにきっぱりと断ってきた。こと震災後はよりきっぱりと断るようになった。みじんも興味を持てない。情けない。悪党にもならなきゃいけない、したくもない人気取りや集金…冗談じゃない。おれは無名のままでただやるべきことがやれればいいんだ。たとえ閣僚になったってできないことがいっぱいあって、無名の弱者のままならできることが無数にある。これはシステム破綻だ。破綻した政治システムの一翼になろうとするだけ無駄なんだ。


かつての中越地震でも小泉政権は、激甚災害指定を拒み続けた。これも結局、上の引用記事と理由は一緒だ。ケチりたいし、背負いたくないし…ズルさ、消極性、しっぽ巻いてる…


これまた神の国日本の先例とやらでいくと
こんなチマチマと殺人的なノロマな災害復興政行政をやってると…『祟られる』。
多くの人々から祟られて、結果としてまた大災厄が降りかかって、台無しになる。祟った人々も祟られた連中もみんな何度も不幸を見る。


馬鹿をやる限り、カンダタの糸のように、ますますもがけばもがくほど地獄へ転落する。


つまり『日本はカンダタの糸システム』なのだから、自分のことだけを考えるような保身的なことではだめだ。国家心中が早まる。「はやまってはいけない」のだから、我が身我が財産をなげうつ投身自殺のつもりでオエライサンは動くしかない。滅びる国からコッソリ逃げ出す作戦を立てておくよりも、滅びることだけはどうにか免れる方が利口でもある。


…だから、官僚天国の福田政権みたいなことはやめろ、野田政権がそれをまねするのは勝手だが国にとどめを刺すぞと、そこだけはクギ刺ししておいたのに…


野田政権がというよりも、財務省はじめ官僚霞ヶ関の天下天国…この最悪の状態が、日本国を仕留める…とどめを刺す。国家心中完遂だ。とはいえ、だらだらとそれ以外の有効な選択肢を構築せず、むしろ構築しそうになるとぶっつぶしてきたのが霞ヶ関なり利権族だから「ざまあみろ、自業自得だ」とさげすまれても無理もないしな…


日本は袋小路にはまった。有段者や竜王位ですら決して勝てない、完璧な詰みだ。


だいたいね、こういう完膚無きまでの詰みパターンは「かつての上昇トレンド時のおごりまくった得意技によって、とどめを刺される」
わかりやすくいえば「かつての得意技が原因で、むしろ今は滅びを決定づける」


たとえば、日本の家電はかつて、『安くて高品質』で世界を席巻したが、いまはアジア製品も安くて性能がいいしむしろ日本製品より現地向けに特化してくれるので、日本製品は売れなくなった。それで激安デフレのアジア製品と価格勝負したもんだから松下もソニーも大負けして大赤字で悲鳴を上げた。かつての常勝戦法がむしろとどめを刺したのだった。


以下も同じような記事。

http://diamond.jp/articles/-/16454
――遠藤勝也・福島県富岡町長インタビュー
 とにかく、遅い。これに尽きる。すべてが半年遅れている印象だ。復旧や復興、そのための除染、こういったことは実際には昨年の9月には計画を立てて、スタートする予定だった。それがズルズルと時間が過ぎていって、結局、今になっちゃった。もう1年経っている。計画を作ったり、そういう準備期間は3ヵ月で十分でしょう。計画に半年かかって、さらに動き出すのに半年かかっている。

住民は疲れている。賠償だって、まったく進まない。仕事はどうするのか。すべてが遅れているんだよ。

 国会議員?たくさん来たよ。100人くらいかな。でも、ほとんど機能していない。私たちの声を聞きに来てくれる。でも、国会で何も決まらないんだから。国会議員の先生はいったい何をやっているんだ、という気持ちだ。みんな返事だけ。


繰り返しいうが、おれは過去10年近くを国政や政財界に接近して内情をラーニングしたりしていた。だからいかに地方中央とわず議会政治が『学校の学級会レベル』なのか、いやというほど知ってる。骨身にしみている。それぞれの利権や勢力の代表として、お芝居でけんかしてみせるだけの議会=国会。あんなもんプロレスと同じで興業だ。お客さんをすかっとさせるだけの茶番でしかない。猪木だから、プロレスラーに政治が動かせるわけはない。
役人は行政つまり政治を行うが妖怪だ。守銭奴で横暴な殺人代官で守銭奴の自己保身。
つまり代議士も公務員も、それぞれ異なる理由で、しかし同じく機能していないんだよ。


あんなものもはや骨董品どころか、化石だ。
議員になれば何かができると思ったら大間違い、むしろなってしまったら色々と詰む。


おれのブログを見ればわかるように「ないものは、自分で作るしかない」が基本姿勢なので。
ないんです。日本には高機能な政治統治システムが。
つくるしかない。つくれるかは知らんけど。

――何が原因だと感じているか。

 結局、民主党は官僚を活用しきれていないということなんだと思う。政府と官僚、党の連携ができていないように思う。スムーズにいっていないよ。

希望を打ち砕く言い方になるが…「自民でも、先輩な分、ややマシな部分もあるよというレベル」
右翼保守勢にかぎらず「自民なら遙かにまし」などと、過去の自分たちのみっともなさ低レベルさをすっかり忘れたみっともないご満悦の詐欺セールストークをする馬鹿がいるけどね。
よーく、過去10年、30年、50年の、自民のしてきたことを思い出してごらん…なんで自民は見捨てられていまでも与党復帰を待望されてないのかを。


数学をしようか。
「民主がだめだから、自民はいいのである」の解は間違っている。曲解とか錯覚というやつだ。レトリックとして当局や右翼左翼が使いたがる話法である。
民主がだめで、自民もかつてだめで今も変わり映えがしないなら、
それは印象としては「両方だめ」となりやすい。自民が戻ってこいという待望論は絶対に出てこなくなる。一言で言えば五十歩百歩、ドングリの背比べだ。


まあ確かに鳩山菅は…政治主導というスローガンに固執しすぎて、実効機能をおざなりにしすぎちゃったけどね。でも野田政権も福田自民みたいでちっとも機能性はよくない。新型にしても欠陥ポンコツなんで、古い老朽化旧型に戻して我慢して使ってるような状態だ。復興予算を遅らせたのは財務省族議員…なれば財務省傀儡で族議員べったりの福田政権も野田政権もだめということになる。これは数学の方程式だ。


・利権族や行政役所を味方につけまくれば、がんじがらめになる。過去に金縛りにされる。
・でもそれをしないでやるべきこと、やりたいことを突っ走れば孤立化して、悪者になるよう仕組まれて、機能麻痺する。
現状その二択しかない。
平時の利権政争にあけくれるためのシステムだから、非常時にはそれがトドメになる。
馬鹿な官僚どもや利権やくざどもが陰謀や籠絡に頼り切って物陰でニヤニヤしてきたもんだから、今やそれが日本国にとどめを刺そうとしているのだ。


一言で言えば「自民とか自公の時の震災だったとしても、民主菅政権と大差ないペースだっただろう」ということ。いわば「不況の時の政権は共和党だろうが民主党だろうがたたかれる」道理に該当。
結局それは、圧倒的に優秀だったはずの谷垣自民は、ほとんど有益なアドバイスをできなかったということでわかる。余裕漂う「サスガ」な先輩だったら、余裕満々でもっと与党民主をすっかり子分状態にしてあやつっちゃうぐらいに、実効性のたかいアドバイスを次々にしただろうに…あのデコ自民がしたことは、右翼のご機嫌取りで「戦闘姿勢」だの「戦っていく」だのと、与党の足ひっぱり…平時ののんびり政治と同じ手法だった。
だからこそ「なんだ自民も悪口ばっかりで、圧倒的に優秀な先輩として霞ヶ関を操ったりするほど優秀じゃ、全然ないんだ」と失望された。別に戻ってこなくていいや…望まないから、というムードになってしまった。


平時はカネも平和も腐るほどあるからいくら夫婦げんかしてもいい。働かないで毎日けんかしてても、資産はいくらでもあるのだ。カネがあってけんかしてるばっかりの家族を、ひどく叱る人はいない。「まあ、カネがあるんだし勝手にすれば」だろう。
だが…いまは非常時だ。生活や人生設計が困窮して追い詰められてる一般民が山ほどいる…


空気は読めても、時流が読めない


これが典型日本人バカの特徴である。


自分を制御してくるプログラムに同期通信はできるが
センサーによって外界に何が起きていて、いま何をすべきかという肝心の機能は麻痺しているのだ。


センサーがないロボットや産業機械に『襲われ』重傷や死に至る作業員は少なくない…だから最近はクルマですら障害物検知センサーによって自動停止する。

――原発の事故対応として、どうあるべきか。

 根底から日本の国の危機管理を描き直さないといけない。あんな風に、ものすごい危機が迫っているのに、まったく先も見えないで行き当たりばったりで対応するしかないなんて、国が滅亡してしまうよ。


 中間貯蔵施設は歓迎していないし、本当は受け入れたくない。でも、現実的に考えてよそで受け入れるところもないでしょう。双葉郡で受け入れるのは仕方ないことだと思っている。


――政府は警戒区域計画的避難区域のうち、年間放射線量が20ミリシーベルト以下で生活インフラが整えば帰還できる「避難指示解除準備区域」、20〜50ミリシーベルト未満で除染によって数年内に帰還できる地域を「住居制限区域」、50ミリシーベルト以上で5年以上帰還できない地域を「帰還困難区域」の3つに分ける方針を出した。これに対して町長は異を唱えている。

 単純に放射線量の高い低いだけで分けると、街のコミュニティが崩壊してしまう。実際に、放射線量の高いところ、中間のところ、低いところがある。これを高いところに基準を設けて帰還する計画を練ると、帰還時期が遅れてしまう。だから、国が示したように50ミリシーベルト以下のところを、放射線量によって帰還させるという方針は分かる。しかし、コミュニティーを分断することは避けてもらいたい。集落単位、コミュニティ単位での帰還が大事だ。

原発から何kmか
も重要だ。二度と爆発や漏出をしない保証はできない…そう福島原発事故現場の原発作業員もツイッターで断言している。むしろ「すぐ爆発や漏出する事態になってもすぐ逃げられるなら帰村していい」と皮肉まで言っている。

軍隊みたいに、毒ガスマスクを学校やショッピングセンターなどに常備し、漏出や爆発となったら全員がマスク着用してすぐ現地常備の避難用大型バスで逃げる…


そこまでして、帰りたいか????
せっかく原発事故でおそろしい実態がわかったのに、また原発を甘く見はじめてないかな???

――原発無しの町として、やっていけるのか。

 原子力発電所は1万人の雇用創出があった。原発がなくなったときの雇用について、いまは私は説明責任を果たせませんよ。


こう考えるべきだ…「原発バブルは崩壊した」
しかも原発によるバブルは、爆発事故での100年国家全体汚染によってはじける…しゃれにならん…


現実的に考えれば、いくつかの被災市町村は解体されるか自然消滅同然になって、なくなり、民はちりぢりになるだろう。これは足尾鉱毒も絡む渡良瀬遊水池で現地の村が消えたのと同じ…渡良瀬遊水池=福島において今後建設される放射性廃棄物の中間貯蔵施設や処分場。
…ちなみに足尾鉱毒における政府のゴマカシ工作は、原発事故のそれと同じである皮肉…
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120305/1330941751


ちなみにきのう、西友にて春菊を買おうとした。
「ふくしま」と書いてあるのしかなく、あきらめた。
オザムでも伊達鶏はいつもまったく売れず半額処分から廃棄になってる。


それが現実だ。福島の産業は今後も立ちゆかないだろう。ウクライナなどに学ぶべきだ。


 ◇


食物供給ソースがはっきりしてるので日本での摂取被爆平均値は低くて当然。
ということは、住環境由来の「きわめてマイナーな高い被曝量」が焦点となる。豊富な線源に囲まれた住居やその周辺、井戸水や野草に手を出すなど。これはいくら数万人検査しても、見つかるとは限らない。

https://twitter.com/#!/hayano/status/177813723296174081
南相馬市民の内部被ばく量は極めて少ない】南相馬市とロシア・ウクライナベラルーシチェルノブイリ事故5〜10年後)のWBC検査結果比較(データはここhttp://www.city.minamisoma.lg.jp/shinsai2/kensa/hibakukenshinkeka.jsp


https://twitter.com/#!/hayano/status/177810503752617985
福島の内部被曝は低い.それをきちんと測定するために苦労しているのです.ウクライナみたいに数千Bq/bodyなら,調整甘くても見落としはない.


https://twitter.com/#!/hayano/status/177626634487205889
それを知るためにもBq表示は重要. @jin2012neko: 図3は急激減少群とダラダラ減少群に二分。急激減少群は最初にドカンと摂取、ダラダラは環境から現在も摂取中か? RT @hayano 南相馬市立総合病院のWBCデータ→ http://www.city.minamisoma.lg.jp/shinsai2/kensa/hibakukenshinkeka.jsp


自民(右翼)VS民主(左翼)の抗争だけじゃない。
いいかげん、非常事態における、平時と変わらぬ内戦を続けることの愚かさを思い知れ…ますます国が滅ぶぞ…遅効性国家破滅。


…放医研は医師側なので、元々が、時として容態推移がヤバイ放射線治療を「安全です安全ですから」と言いくるめる立場でもあり、秘密側、弱腰側にバイアスしがちである。(おれもその患者だった一人なのでわかること)福島県側となると知事も議会も味方についてる現状なので強く出られる。

あと一点は、政治側バイアスを不審に思い、専門家集団として独立性を貫こうとする良心的な意志も医師側にあるのかも。だから検査結果は福島県ではなく南相馬の病院に軍配。
…だってなあ、ヘビーアマチュア測定者の俺でも、自治体レベルの「稚拙な」放射線量測定のやり方には、不信感を覚えることは多く、そのたびに自治体にメール出して改善を求めてるもの。「線量を低く見せたい政府行政」という不審要素もあるし。

https://twitter.com/#!/hayano/status/177254797446103040
(3/6に放医研で行われたWBCワークショップ,内容をtwitterで公開しないで下さいとお願いが来た… 福島医大主催のWBC学術会議はオープンだったのに… そもそもWBCの会議が別々に開かれている現状の方が変じゃないか? もっとみんなで一緒に出来ることあるだろう!)


https://twitter.com/#!/hayano/status/177621425392332800
福島県HP ホールボディカウンタによる内部被ばく検査】http://bit.ly/zd2XBK は預託実効線量をmSvで表示.南相馬市立総合病院はBq/kgを主にmSvを併記 http://bit.ly/AmSReE 後者の発表方法に軍配.


行政つまりウエ・オカミもしくは
その行政に槍で突っつく世論など
ウエから降ってこない限り、個人がいくらいっても信用しないんだよね。おれのような無名のアマチュアはともかく、大学教授でさえ。


要するに平和ぼけ日本では「大騒ぎになるまでは、大丈夫なんじゃね?」という判断が働きやすい。寝ぼけるなと。

https://twitter.com/#!/hayano/status/176960280956375041
僕が南相馬市に「僕が払うから」と給食検査を提案し,無視された経緯は「プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実」 http://amzn.to/wiYkcR の160ページ.


 ◇


中越地震阪神大震災は、単純比較=単純に参考には、できないとはいえ…

 逃げるというと弱そうに見えますが、逃げるのは大事なことです。今、安心安全のために行政が巨大な防波堤を整えようとしても、きっとそのときに間に合いません。だったら行政が優先すべき点は、いつでも逃げられる体制を整えて、身を守りやすい環境をつくることです。例えば、今回の災害の教訓を生かし、渋滞を起こさない道路の整備、山の頂上にみんなが逃げられるスペースをつくるなど、逃げる環境と逃げたときに身を守る方法を準備することが重要です。そして、災害に対する知識、危険性を国民に知ってもらう機会を数多く設けるべきでしょう。

 災害時に命をなくせば、残された人の喪失感、地域のダメージは大きいものです。人間生まれてきたときは裸なんですから、命が助かればなんとかなります。その後の生活再建にこそ、リーダーが大きな役割を果たせばよいのではないでしょうか。
http://diamond.jp/articles/-/16499
新潟中越地震から3年2ヵ月で復興した旧山古志村
カギは元村長の「3つの決断」にあった
――長島忠美衆議院議員インタビュー


311震災は
・範囲が広すぎる=予算規模も被害規模も違いすぎる(大槌町などは町の半分が津波浸水)
放射能問題がある


中越阪神も、津波はなかったし、原発事故もなかった。
津波がくるところは、開発ダメー!だから、頭を抱える。
放射性物質がれきをどうするのかも見当すらつかない。


より難易度の高い高度な問題。正解のない問題。


 ◇


おまけ…
記事中の何かが、裏取り不足か、現状タブーだったのだろうか。

件名:Re: 圧力がかかって削除されたのですか?


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3/9公開記事に関して:【大震災の教訓】田坂広志インタビュー
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 平素はダイヤモンド・オンラインをご愛読ありがとうございます。

 ご迷惑をおかけして申し訳ありません。田坂様インタビュー記事の件ですが、
諸般の事情により、メールマガジンの送信後に一旦公開を停止させていただき
ました。近日中、早ければ今週末のうちにも再公開の予定ですので、今しばら
くお待ちください。

 よろしくお願い申し上げます。

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株式会社ダイヤモンド社 : http://www.diamond.co.jp



【次世代に引き継ぐ大震災の教訓】
◆“フクシマ”で暮らす心理的リスク除去が肝心
 「エネルギー革命発祥の地」として地域再生
  ――田坂広志・元内閣官房参与多摩大学大学院教授インタビュー
菅政権の内閣官房参与として、震災後に政権中枢で原発事故対応にあたった
1人である田坂広志・多摩大学大学院教授。震災1年経ち、田坂氏の目には
震災対応に追われる政府とその政策はどのように見えるのだろうか。
http://sys.diamond.jp/r/c.do?2jX_2mhN_G_vow