先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

飯舘村 まだ住民を住ませようとしていることに驚く


さすが震災直後から極右的、霞ヶ関べったりであり続けた村長…
村役場と企業さえ守れたら後は…という割り切りがすごかった。


おれはむこう数十年、特別な用事が無い限り、立ち入ろうとも思わないけど…
震災直後は調査のために立ち入ったけど。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120715/1342334676
いまは帰りたい帰りたい騒ぐ老人たちも
十数年後ではもう足腰たたずホームでぼけているだろうし…

http://www.minpo.jp/news/detail/2014030514315
 東京電力福島第一原発事故で全村避難している福島県飯舘村菅野典雄村長は4日、避難指示解除準備区域の4行政区と居住制限区域の15行政区の避難解除目標を平成28年3月にする方向で検討していることを初めて明らかにした。
 同村では、環境省による避難指示解除準備、居住制限両区域の住宅周辺の直轄除染が27年3月末に終了する見通しとなっている。菅野村長は除染終了後、住宅補修などの帰還準備に1年間ほどかかるとみて、解除目標を設定した。


 避難指示解除準備区域は村の西部や北側に設定され、2月末現在の住民登録者数は788人。居住制限区域は村の中央部などで、登録者数は5260人となっている。
 一方、村南部の長泥行政区が対象となった帰還困難区域の避難解除目標は未定。
 菅野村長は4日、記者団に「福島第一原発事故に伴う帰還の目標時期を示すことで、将来を見通せない村民に希望を持たせたい」と述べた。

偽りの希望か…毒にまみれてふるさとで暮らす…


医師はじめ医療関係者は、学歴が高く幾多の公的試験をパスしてるだけあって理解力に富むので
「逃げ出し続けている」
ネズミの引っ越し率は高学歴ほど高くなる…
福島でキャリアを稼いでる立場でもない限りは…
福島は医療過疎化が進行する県でもあるのだ…住民転出が減らないだけではなくて。


以下の報道は中通り地方の白河で、都市部の中核病院の職員医師の異動だからまた事情は違うけれど。ただ医師会経由で県外異動希望かもしれない…医師以上にナースや一般作業員の離脱が多いとも聞く。


結局、高学歴や、身軽なサラリーマン世帯は、「暗に示される事情をさっさと理解し」、どんどん逃げ出し続けており、


ふるさとだーつちいじりだーってそればっかの「低学歴の農家世帯」(あえて断言させてもらう)ばかりが土地に縛られて帰りたがる構図…折り悪く今回の原発事故の高汚染被災地は山沿いの僻地ばかりなので…

http://www.minyu-net.com/news/news/0305/news9.html
塙厚生病院・整形外科、4月から常勤医師が不在に


 塙町の塙厚生病院で4月1日から、整形外科の常勤医師が不在となることが4日、同病院への取材で分かった。今後は非常勤医師1人の体制となるが、病院関係者や行政などが地域医療の確保に向け要望活動などを続けていくという。
 同病院によると、整形外科は福島医大からの派遣で10年以上、複数体制での診療を続け、東白川郡の中核病院としての役割を担ってきた。今回は整形外科の常勤医師2人が異動するのに伴い、7日から新規の入院患者の受け入れを休止する。4月1日以降は白河厚生総合病院や福島医大から派遣される非常勤医師が外来のみで診療し、夜間の救急搬送の受け入れはできなくなるという。また、泌尿器科も医師の退職で常勤医師2人から1人体制となる。東白川郡内で唯一泌尿器科がある同病院は、血液透析や腹膜透析の患者約80人を診療しているが、診療の日数を減らすなど業務を縮小させて対応するという。
(2014年3月5日 福島民友ニュース)


http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=84231
震災・原発事故で流出…福島の医師数ワースト2


 厚生労働省が4日発表した2012年の医療施設動態調査・病院報告(10月1日時点)で、福島県内の人口10万人あたりの病院の医師数は122・5人となり、埼玉県に次いで全国ワースト2位だった。

 全国平均(159・1人)より30人以上少なく、震災と原発事故の影響が暗い影を落としている。

 病院の医師数は、週5日の診療のうち1日だけ勤務する非常勤医師も「0・2人」などと数えて算出する。福島県は元々、慢性的な医師不足で、震災前の10年も40位(124・7人)と低迷していた。

 県によると、県内の非常勤を除いた全医師数は、11年3月1日時点で2024人だった。震災と原発事故で県外への流出が相次ぎ、12年8月1日時点で1945人となり、79人も減少。その後は回復傾向を見せ、今年8月1日時点で1989人まで戻した。各病院から寄せられた求人情報を県がホームページで一括掲載・募集する事業「ドクターバンクふくしま」や、今年5月の県立医大会津医療センター(会津若松市)の開所に伴う医師採用などが主な理由だ。

 それでも震災前より35人少なく、地域別では会津地方が41人増えた一方で、避難指示区域が設定された相馬地方は5人減、双葉地方が37人減と、浜通りの医療環境は依然として厳しい。

 県が3月に策定した第6次県医療計画では、病院や診療所などを含めた人口10万人あたりの医師数を、震災前より17人あまり多い200人という目標を掲げている。

 県地域医療課は、「復興には医師の確保が不可欠。関係機関と協力し、県内外の学生に医師免許を取得後、県内の病院で臨床研修をしてもらう取り組みなどを進めたい」としている。

(2013年9月6日 読売新聞)

上の記事は紙面では二番目で、
以下がトップ…
福島民友の心情のつらさが伝わってくる…つまり福島県の苦しい事情が。


ボランティアな医師も来るけれど
焼け石に水
原発事故は、ここまですみずみまで
地域を崩壊していく。
半減期とともに地域も半減していくかのように。


島根県だって福島と同じ古い形式の島根原発が出雲にあるし…明日は我が身だぞ…
しかも都庁のすぐ先の多摩川河口付近に原発があるようなレイアウト…偏西風は100km圏内の岡山鳥取高松、250km圏内の兵庫大阪滋賀福井などを丸呑み…
まして原発銀座=福井での事故は100kmもない大阪京都滋賀、その先の名古屋静岡東京などを丸呑み…西日本=偏西風。


福島原発事故は僻地だからまだこんな程度だけど
西日本、中日本、関東での原発事故は確実に『都市部が』多く含まれ、日本国、日本政府の破産が視野に入ってくるよ…
東京が駄目になってみんな大阪へ逃げちゃったら?逆だったら?名古屋は?=国家破産。


双葉町が埼玉県の高校施設へ集団避難したときでさえ、住民同士の軋轢は常にあったし、それをたきつけようとする政治勢力もあった。
じゃあ都民がこぞって大阪名古屋へ集団避難したらどうなる?
治安は崩壊する。
ましてもっと民度が低く直情的な大阪民が都内はじめ首都圏へ集団避難したら…
(大阪のおばちゃんたちの侮るなよ…巣鴨のイエネコオバチャンは大阪のヤマネコオバチャンに骨までガリガリ食われる)


もっと治安は崩壊する。


商業経済は機能破綻、治安は急激に悪化…ダブルパンチだよ。
府警と警視庁でタッグ組んでも収拾は追いつかない。
住宅供給も破綻するからボートピープル同然の「ふつうの世帯」ホームレスが路上や公園にひしめく。モンベルとかスノーピークスのテントとかの。


よくまぁ再稼働なんて言えたもんだよね。
「次は国家破産」
覚悟するのは国民全員でなくてはいけないのに、再稼働したい連中だけが勝手に覚悟しちゃってさ。
ほどほど恵まれたときにやめとくんだよ、成功者って。やりすぎて破産するのは成り上がり。

http://www.minyu-net.com/news/news/0305/news8.html
 東日本大震災東京電力福島第1原発事故後、本県は地域医療の担い手不足という課題に直面するが、医療を通じて復興に寄り添おうと、県外から被災地に活躍の場を移した開業医もいる。「何ができるか分からない。でも力になりたい」。第1原発から北に二十数キロの南相馬市立総合病院で小児科医として働く安藤幸典さん(59)は島根県から本県を訪れた。


北海道は電気代2割あげないと北電が黒字化できないとかほざいているが


北海道は何をやっても赤字である。JRも黒字になったことがなく税金のお荷物だ。
雇用も増える要因はなくて内容の悪化も進み…もう近年ずっと騒がれて有名な話題。
むしろ電気代2割増しになってでも安全を買わないと
一番西にある北海道の泊原発は、偏西風で、札幌も十勝平野もすべて汚染しまくっていくぞ。
もはや保険だよ。電気代アップは。


そんな、べつに1万円が12000になるだけだろ。我慢しろよ。
急な出費で10万とか100万じゃないんだから。
法人格なら100万のところ20万増えても吸収努力範囲でしょ。
そんで長年かけて電力側は次世代発電依存度を高めたり経営の多角化を図るなどして電気代を下げていく。新日鉄だって鉄が冷えてからはIT長者に鞍替えしたからな。


 ◇


で、震災時の被災地病院は火の車だった件について
「大戦から何も学んでない」
件について。


だがそれのもっともひどい版が、事故原発の作業員たちだ。
事故前後の緊急作業の時はむろん、いまだってひどいままだ。


軍では兵士には、配給だけでひもじい庶民より遙かにいい飯を食わせたし
むしろ飢餓に陥ったアジア諸島の陸軍兵士らは平常心を失い機能しなかった。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40110

 「高邁な」志のために自身の命を捨てる、自爆テロなどの例は世界にも数多くあります。しかし志のために自分だけでなく他人の命をも軽く扱い、それが讃えられる、そのような文化はあまり見受けられません。

 この文化が結晶化したものが、先の第2次世界大戦でした。栄誉と命を等価と偽る世間の風潮が特攻精神をいたずらに煽り、弱者の声を暴力的に封じてしまいました。その結果、多くの「防ぎ得る死」を防げなかった。

 災害の面でも軍事の面でも反省することの多い歴史だと思います。しかし私たちはそこから学ぶことをしたのでしょうか。

 例えば東日本大震災の後、被災地の医療スタッフの大半は、過酷な労働条件に対して何の報酬も得ていません。震災5カ月後に取られたアンケートでは、


「通勤の為のガソリンや食事の支給を考えてほしかった」
「超過勤務の給与体制を明らかにしてほしかった」
「子供がいる人は多めに休暇をもらったが、自分は親の介護をしていたのに・・・」

 などという記載も見られました。これは無記名式のアンケートであったからこそ聞けた意見であったと考えます。


「自分1人で休ませてもらって本当に申しわけなかった」
「もっと辛い人がいるのに、休みたいとは言い出せなかった」

 そのような記載も見受けられるからです。

 病院は、食事を作ってくれる厨房がなければ成り立ちません。掃除や患者さんのシーツ交換も必要です。また、24時間門戸を開けている病院という施設は、防犯・警備がなければ安全が保てません。


 病院機能を保つためのこれらの貴重なスタッフ全員に、善意のみで長期に働くことを要求することは果たして「よき日本人」の姿でしょうか。

 過去に一億玉砕を唱えて兵士たちを使い捨てた日本の文化が今、被災地の病院スタッフを英雄ともてはやしながら使い捨てているのではないか。そのように懸念します。


技術への過信

 もう1つ、災害と第2次世界大戦のメンタリティが似ている、と感じる点があります。それは「日本の技術力」に対する過信です。これは建築技術・医療技術の2点に特に如実に表れていると思います。

 日本の建築技術が優れている、とされる根拠は、東日本大震災は未曾有の規模の地震であったにもかかわらず、地震のみで倒壊した建物がほとんどなかった、ということです。日本が高い技術を持っていることは論を俟ちませんが、今回の建物被害が少なかった理由は本当に耐震設計のためでしょうか。

 例えば、東北地方はこれまで何回も震度6以上の地震を経験しています。宮城県では2003年にも震度6の地震を経験しており、この時の建物被害は宮城県内だけで全半壊21棟、一部破損2342棟でした*2。

 うがった見方をすれば、脆い建物は今回の震災前に倒壊してしまっていた、つまり生き残りバイアスがかかっている可能性もあります。東日本大震災においても耐震補強を施し十分な耐震性能を有すると判断されていた建物でも壊滅的な被害を受けた建物も存在します*3。

 つまり、現在の技術や対策が将来起こり得る、例えば都市の直下型地震に対して十分な技術である、という論拠はありません。これは南海トラフ地震の想定で最悪ケースにおける死者は23万人、各種防災対策を徹底しても6万人、という被害推定を見ても分かります*4。

 今の日本は江戸のハザードマップの真っただ中へ超高層ビルを建設し、オリンピック会場を企画し、災害経験のない何万人もの人々を呼び寄せています。


「戦争の歴史」は「災害の歴史」

 なぜ、被災地では第2次世界大戦と同じ愚を犯そうとしているのでしょうか。それは歴史からの学び方に問題があるのではないか、というのが私の考えです。例えば第2次世界大戦の歴史を振り返る時、「戦争を繰り返さない」ことだけが歴史に学ぶことだと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 しかし災害という視点から見れば、「人災」も「天災」も同じ「有事」です。災害医療の世界でも、戦争と自然災害は同じ問題を抱えており*7、共有すべきものである、という意見が主流を占めてきています。

 例えば先のコソボ紛争の際、避難民が内服薬や検査値のリストを失ったことによる慢性疾患の悪化が問題となりました*8。また、PTSD心的外傷後ストレス障害)や妊産婦の健康も問題となります。

 逆に、昨年フィリピンを襲った台風の後、物資の不足により治安が悪化し、人災による死傷者も増えました。健康問題という意味で見れば、人災も天災も、規模の差こそあれ非常に似ているのです。

 戦争がない限り歴史は繰り返さない、のではなく、天災が起こればいつでも戦時と同じ状況が起こり得る、そういう視点で日本の戦争の歴史を見直してみることが大切ではないでしょうか。
歴史は繰り返す

 また、各国の有事における問題解決のプロセスには、国民性が非常に表れると思います。中国の大陸思想、英国の帝国主義、ドイツの民族主義・・・もちろん十把一絡げにはできませんが、他の国を見る限り国のメンタリティというものはそれほど簡単には変わりません。歴史が繰り返す理由の1つはこのプロセスの類似なのかもしれません。