先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

東京都青梅市。近所の牛乳屋、店の前に空瓶がずらり…酪王牛乳(福島県郡山市)…

サンプリング調査だけだよね…ベクレル検査。いつも牧草の管理が甘くてベクレル超って報道されるのは牛ですよね…


たまーにカインズにくる会津の豆腐ケーキを食べるのは、『たまーに』だからまだいい。会津は汚染度が低いし。(それでも会津という文字を見たとたんに険しい表情になって売り子の呼びかけに応じずサッサと通過する人も今でも居るんですけど)
けど郡山は警察署前の4号の地表1mが1マイクロシーベルトだ(いわゆる中通り地域はみんなこんな感じ)。その地域で加工された牛乳を、『毎日』、飲むって言うことの意味がわかってる人がどれだけ居るのか…牛乳配達ってそういうことだから。トレーサビリティすら気にせず福島応援と言うだけで飲む顧客層なんだろう…片田舎だし高齢化地域だし。


危機感が過ぎ去るのが早い民族だな…勝手に(万に一つ)被曝病で死んでいくのはどうぞご勝手にだが。
安心安全でまんまと沈静化した政府や原発利権側の思惑通りで笑みがこぼれていることだろう…


 ◇


以下、南相馬市。市議ブログ。あきらかに市政は、積極調査ではなく、隠蔽へとマインドが流れている。


http://mak55.exblog.jp/17490727/
何度となく、献体の野生猿を出せと言っても出したがらない南相馬市役所。(甲状腺検査用の)


結局これは
「あっちでもこっちでもがん患者が急増して苦しんでいるじゃないか」
「いやーでも放射能のせいとは限りませんよねー」
という流れに必ずつながる。どんな偉い人が患者となっても悪平等に、放射能由来説は断固否定される。たとえ大臣でも天皇でもだ。


 ◇


この人は一体、何を視察してきたんだろう…
福島原発の現場視察直後に現地で>「2030全廃やめるからね、全廃しないからね、むしろ推進するモンね」って…
つながってない…
まだ石原は、技術がもったいないとか感想らしいことも言ってたが、安倍総理はガン無視だもん…視察の必要なかったじゃん。


安倍を遠隔操作で操って、こんな流れを仕組んだのははたしてけちな右翼勢なのか、CIAほどの上流なのか…
「これだけ頭にくることをあえてさせて、世間から反感を買うかどうか、世間が公共電波によって心を操られてパーになってて気づかないかどうか、テストしてやる」ってことなの???
国民全員を操って洗脳できる魔術テクは、そのまま運命さえ操って震災テロや乱射テロを自在に起こせもする…右翼もCIAもそういう手段を有している。


調子のいい総理に激励されて喜んでると、後々で大変な事態が待っているかもしれないぞ…

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012122900053
「30年代ゼロ」見直し意向=安倍首相、福島原発を視察


東京電力福島第1原発、免震重要棟の緊急時対策室で職員を激励する安倍晋三首相(左)と根本匠復興相=29日午前、福島県大熊町(代表撮影)

 安倍晋三首相は29日、福島県を訪れ、放射能漏れ事故を起こした東京電力福島第1原発(大熊、双葉両町)を視察した。首相は民主党政権が掲げた「2030年代原発稼働ゼロ」について「希望の段階で直ちに政策にはならない」と述べ、見直す意向を示した。また、「復興庁に全ての権限を集中し、ワンストップで物事を判断していきたい」と、復興行政の効率化を図る考えも表明した。
 首相は就任後初の視察先に福島を選び、第2次安倍内閣として、東日本大震災からの復興に全力で取り組む決意をアピールした。
 首相は原発政策に関し、同県川内村で記者団に「責任あるエネルギー政策を進めていく」と強調。10年間でエネルギーのベストミックスを確立する自民党方針を説明した。福島県産品の風評被害の払拭(ふっしょく)に努める考えも示した。
 第1原発で首相は、約80人の東電職員らが詰める免震重要棟の緊急時対策室であいさつ。「これだけ大規模な廃炉に向けた作業は、人類史上初めての挑戦だ。廃炉が成功して初めて福島、日本の復興につながる。政府として全面的にバックアップする」と激励した。
 第1原発では、原子炉建屋や放射性物質を除去できる新たな設備の建設状況、プールから取り出した燃料を運ぶための「乾式キャスク(容器)」の保管工事などを車中から見て回り、1〜4号機の廃炉作業の進み具合を確認。この後、川内村に移り、事故で避難を強いられている住民と面会、金属加工会社や植物の試験栽培施設を視察した。 
 首相は原発視察に先立ち、事故処理の活動拠点となっている同県楢葉町の「Jヴィレッジ」でも作業員を激励した。
 首相は、自民党総裁に就任した後の今年10月にも第1原発を視察。新内閣の発足に際し、震災からの復興を重視すると表明した。(2012/12/29-17:11)


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121229-OYT1T00591.htm
首相、民主の「30年代に原発ゼロ」踏襲せず


 安倍首相は29日、民主党政権が決めた2030年代に原子力発電所稼働ゼロを目指すとする方針を踏襲しない意向を表明した。
 福島第一原発を視察後、福島県川内村で記者団に、「エネルギーは、日本が成長していくためにも、生活の糧を得ていくためにも、極めて重要だ。(民主党政権原発稼働ゼロ方針は)希望の段階で、直ちに今の政策になっていくということではない」と述べた。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-07-22/2011072202_02_1.html
自民党の「ベストミックス」論
原発推進の合言葉

 自民党の国家戦略本部(本部長・谷垣禎一総裁)が20日に発表した「日本再興」と題した報告書。中長期的な政策立案の柱となる同報告書で示されたのが、財界の要求に応えた原発の維持・推進政策でした。

 同報告書は、「ただちに再生可能エネルギー原子力による発電量分をカバーすることは、極めて難しい」と強調した上で(1)節電、省エネ(2)原発の稼働維持(3)LNG・火力発電の効率化(4)再生可能エネルギーの普及促進の「ベストミックス」を主張したのです。

 これは停止中原発の再稼働を求めて日本経団連が発表した「エネルギー政策に関する第1次提言」(14日)とうり二つのものです。同提言は「原子力の果たす役割は引き続き重要である」と強調した上で再生可能エネルギーを「高コスト」と攻撃。「エネルギーの新たなベストミックスを構築すべきである」と主張しました。

 なによりもこの「ベストミックス」論は、東京電力が「中長期的なエネルギー情勢に最も適した組み合わせを選択する『電源のベストミックス』を推進」としているように、電力会社自身が原発推進のために盛んにふりまいてきたものです。

 まさに「ベストミックス」という言葉が、原発推進の“合言葉”となっているのです。

 自民党も財界と同様に、再生可能エネルギーを先送りする立場ですが、原発に依存し続けてきた政治の遅れにこそ現在の電力供給の問題があります。

 この5年間で原子力対策に2兆円以上の税金をつぎ込む一方、自然エネルギーにはわずか6500億円でした。原発撤退を決断し、予算の使い方を抜本的に転換すれば、再生可能エネルギーの爆発的普及は可能です。

 自民党の谷垣総裁は福島原発事故の直後、「現状では(原発)推進はなかなか難しい状況なのは事実だ。今回の事故を総括、分析して新しい対応を打ち出したい」(3月17日の会見)などと述べていました。その一つの結論である今回の報告書が「新しい対応」だとしたら、あまりにも古すぎるといわざるをえません。 (松田繁郎)

安倍総理は単に、『敵政権の政策を全部ひっくり返している』だけじゃないか…双方とも、人の足を引っ張ってるだけなんだよ…
これでは世界各地の戦争と、報復テロに、同じだ。やって、やり返して、やり返されて…


国が、進まなくなる…属国がこうであると喜ぶのは宗主国だけだ。


振り回されてる典型例、被災民たち…我々一般民も同じであって、程度の差でしか無いが…

ka2nd
@NORKUROX @JN7TRM安倍総理が、事故原発をくまなく視察後の川内村で「原発全廃なんてとんでもない、国益と福島経済のために原発動かすぞ」と断言しましたが、どう感じますか?


NORKUROX
@ka2nd @JN7TRM 菊池製作所にも訪れたみたいですね。 そこで菊池製作所と阿部首相含め、我々福島県民を愚弄した考えなのは明らかに分かりました。つまり金の為なら社員、そして県民の犠牲はしょうがないという考えなのでしょう。極めて遺憾です。エネルギー転換は絶対的だと思います。


NORKUROX
@ka2nd @JN7TRM 最悪の未来を感じます。汚染地区をほったらかしにして、帰還ばかりを進めてる。経済の為に原発を再稼働させるのは間違っている。もう、政治家を信じるのはごめんだ。菊池製作所も国の財源を利用し、今後も汚染地区に雇用を促す方向らしいですしね。若い未成年者より。

時事が遠慮無く明かした「安倍は早期帰還推進」と、
過去エントリーよりの引用。

http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121221/1356016027
悪い悪いと言われてもしょうが無いのは、まだまだ高い汚染がちっとも減らずむこう100年は健康危険域の汚染地帯であるのに、帰民させようとか政府と結託してがんばっちゃってる飯舘村長とか川内村長といった、ああいう面々だろう。

双葉町長はイデアコアコンピタンス=本当にやるべきことが視野に入ってるから、町民や議員が理解してくれなくても孤軍奮闘している。

飯舘村長らは、税収とかそっちに頭がいっぱいで経済奴隷みたいになってしまっている。放射性物質を食べて飲んで吸ってでも、豊かな飯舘村を取り戻しましょうとかそういうんだから村民の多くがブーイングを続けている。


http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012122900216
東日本大震災〜あれから1年〜


安倍首相、早期帰還へ全力=「帰村宣言」の川内村訪問

ファミリーマート川内村店を視察に訪れ、地元のお酒を手に笑顔を見せる安倍晋三首相=29日午後、福島県川内村(代表撮影)

 安倍晋三首相は29日、東京電力福島第1原発事故で住民の多くが避難を強いられながら今年1月に「帰村宣言」をした福島県川内村を訪問した。「フロントランナーとして頑張っている川内村の成功が復興の成功につながる」と記者団に強調、帰還事業に全力で取り組む考えを示した。
 首相は、村が誘致した金属加工工場や、人工光と地下水を活用したレタスの試験栽培場を見学。工場では「働く場があって初めて(住民も)帰ろうということになる。われわれもスピードアップしていきたい」と述べた。今月開店した村唯一のコンビニエンスストアでは女性店長に導かれて店内を一周。県内産の日本酒を手に「私は全然飲まないんだけれども、うちの女房が」と話しながら買い物かごに入れ、店員らの笑いを誘った。 
 福島視察は、村民が避難している郡山市内の仮設住宅で締めくくった。首相は被災者と懇談し、「皆さんがなるべく早く帰られるよう早期帰還のプログラムを具体的に進めていく」と語った。(2012/12/29-19:25)

言い方は悪いけど、知恵の足りない田舎民に原発を押しつけて接待まみれにし、事故後も知恵が足りないまま汚染地域に戻って経済をやってもらおうと…それを悪く言うやつのほうが非国民だと抜かす。


現地いくとわかるけど、南相馬市も北部は原発からやや遠いし汚染度も低いけど南部の小高区は原発から近いし線量が高い地区もある、今でも宿泊禁止で震災津波の家屋がれきやクルマも放置。


川内村は東部が原発真ん前だしな…線量が高い地区も多いようだ。
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-democ1005...html
http://news-log.jp/archives/458
放射能汚染の度合いは、気流と雲で飛んできた放射性物質=微粒子がどこで雨が降るなどして落下したか(つまり大気汚染の一種)なので、山沿いだとか原発至近だとかで異様に高汚染の地区が出てくる…飯舘村もそうだ。
川内村も特に問題なのは東部と、役場付近以外の中度汚染地区の多さである。役場付近の低い線量だけで村ぜんぶ十把一絡げにして、さぁ復興だ経済だと…身震いしてくるわ。


5月末に東京〜郡山〜福島市飯舘村南相馬市〜小高〜飯舘バック〜浪江町津島と、スキマがある状態でN95マスク装着しバイクで出向き、帰宅後に猛烈な吐き気と体力低下で1週間寝込んだ。とにかく飯がのどを通らない。白血病で全身に放射線を浴びる治療を受ける患者が訴える症状と酷似していたが。
…あんなの、どこが安全で帰還できる地帯なのかと疑うよ。南相馬や川俣が低いといっても、どこからセシウムが風で飛んでくるか…すぐ隣は飯舘や浪江や大熊なんだぞ。あの日、『どこの』放射能を浴びたり吸い込んで不調になったかも、わからないんだ(わかるわきゃない)…ちょっと福島県内の近所を巡回しただけなのに。「東京〜福島〜東京の、栃木一泊=福島県内は日帰りでな」日帰りで1週間寝込むなら、ずっと住み続けてる地元民はどうなっちゃうんだよ!
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120601/


マスク着用のスキマをなくし完璧にしてでかけた7月は、一切の不調は起きなかった。初夏なのにゴア雨具ずっと着用だから、脱水などで気分が悪くなりそうなモノだったが…
ちなみに2012年前期まで、福島県内で学生や中高年らがバタバタと突然死する報道が相次いだが、これも黙殺されていった。5月末の帰宅後に不調になってもなんとかなったのは漢方療法や食事療法などにある程度は知識があったからで、そうでなければどこまで重症化していたやら…
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120715/


自民は原発事故対応に関しては「野党しかやったことが無い」
安倍総理川内村などの除染を推進して住めるようにしていくと言うが…除染の無理であること、2年近くやって限界が見えてきてること、与党としては全然わかってないんだよ。いわば素人とか未経験者に等しい。
ちょっと家の裏が山や林と言うだけで、いくら除染してもまたよそから飛んできて流れてきて元の木阿弥…事故直後は地表から数cm除去という話だったが、現在は地下1mへ浸透しており…敗戦報告が現地では相次いでいるぞ。いわば大軍に少数で立ち向かってるような「こりゃ無理だろ」的な報告が。


安倍総理は、あれもこれも全部やりますと無理難題を引き受けておりいわば民主政権発足時と同じだ。解散まで1年か2年か3年か知らんが、次第に化けの皮がはがれて逃げて回って、逃避として下野するんじゃないのか…鳩山の25%とか県外移設とか、野党時代からのマニュフェストとか、いろいろな無理難題に振り回されて下野していった民主党みたいに。
安倍の資質は第一次内閣で知れてるんだからそのレベルに甘んじて細々とやればいい物を…分不相応に何でも引き受けてるからきっとまた…いや言うまい。あれもしましょうこれもしましょう…と吹き込んでる今の”軍師”が、ダブルスパイで無いといいけどね…これもよくある手法だから。


日本はもう、失敗を繰り返すしか無いところまで来ている。「懲りない」からだ。生き物は元々、失敗しないと学ばない。失敗するのがわかってるからっていつまでもやらないと、増長し続ける。


 ◇


肝心な庶民救済など決してやらない。
芝居の演出みたいに、パフォーマンスや聞こえのいい売り文句で、期待感を抱かせるようなマガイモノでしか無い。

軽減税率見送り 政府・自民 消費税8%時
生活保護費、4月から引き下げも…田村厚労相
70〜74歳の医療費2割負担、参院選後に先送り 厚労省検討

民主政策をオセロみたいにひっくり返してばかりで、大企業とか、極意一部の金融業界しか得をしないことばかり躍起である。


小泉流のように、庶民には期待感フィーバーで騒がせておき、実は何一ついいことはしてやらないつもりなのだ。
だまし討ち政権。相撲興行と称して長宗我部勢を招き全員射殺した徳川勢のように。

ka2nd
自民民主のオセロゲームはもうウンザリ!(安倍はひっくり返しが多すぎる)…3〜4年おきに出しては潰される賽の河原の繰り返し…日本は前に進めない! > 民主「仕分け」で縮減の道徳副教材、配布復活へ


原発の技術の詳しい部分などみじんも知らない安倍が、石原みたいに、原発を作るんだとか、新しいのは大丈夫なんだとか言っている…
これは政争口撃によくある「素人がプロの業界を振り回している」所帯でもあり、非常に危険だ。
原発はいくら最近の技術でも格納容器が大きくなったぐらいでしか無い。爆発まで1日か3日かという猶予の違いでしかなく、最近の格納容器は鉄筋コンクリなので大地震や爆発でカンタンに亀裂になりかねない…福島原発は鋼鉄製だから容器破損を免れた側面がある。古いから小さい格納容器なのでむしろ水素はあまり蓄積せず建屋へ漏れだしたので、建屋の水素爆発で済んだとも。水素が炉心にたまる一方だと炉が爆発して中身が大気開放する…そうなれば福島原発で言えば盛岡や東京まで避難命令で二度と帰れなかったかも知れない。
技術は、失敗や事故(エラー、アクシデント、トラブル)で学ぶしか無い。が原発は大地震と大津波で学ぶ(体当たりの実証実験)しかないので、どう考えても割に合わない。新しいモノがどれだけ強いか、たまたま強かったのかオールマイティなのかも、ぜんぶ体当たりで検証するしか無い…その責任を政党、省庁、電力が、負えるわけは無い。こんど原発が爆発したらこいつらは片っ端から狙撃され殺されるだろう(組織勢力筋に)…冗談抜きに。


マスコミを通じてはこんな稚拙な物言いで中高年や下層市民をダマせると踏んでいるのだろうが、ネット上では事故後早々に「新型だからって事故が軽くなるようなことは無い、むしろ逆もあり得る」でほぼ結論、決着は付いていた。
なんせ福島原発は旧式なので出力が半分やそれ以下だ。倍以上の核燃料を装填する新型原子炉は同じ事故状況に陥ったらまず収束は不可能と思うのが技術論だ。素人でもわかるように言えば、送水すべき量も倍以上になると言うこと。福島の事故では水の確保からして難儀だった。2倍の容積なら2倍の水量が必要なので2倍以上の時間がかかるが、それまでにメルトダウンが進んでしまうのは目に見えている…まして容積2倍核燃料2倍送水時間2倍なら圧力上昇も二倍になりかねない…福島3号機などが送水できなくなった理由だ。


そこまで、わかっててやるのかと。そんなわけはない。
民主政権のことは全部無視し、忘れ、学ばず、リセットして真白にしてから自民カラーでスタートなので、過去に学ばない。つまり同じ過ちをまた繰り返そうということだ。
魔法で国民全員を操っていいのが与党だとして、きょうから急に暴力団が国民全員を操り、ケンカばかりさせて、襲撃追い込みばかりさせたら、どうなる?操られてるだけの人間はなにも学ばない…自発的に学習して行動するわけでは無いから。これもまた『負のリセット効果』だ。

http://www.asahi.com/politics/update/1231/TKY201212300480.html
安倍首相、原発新設に含み 「福島と全然違うもの」


 安倍晋三首相は30日、TBSの番組に出演し、原発について「新たにつくっていく原発は事故を起こした(東京電力福島)第一原発のものとは全然違う。国民的な理解を得ながら新規につくっていくことになるだろうと思う」と新設に含みを持たせた。

 また、「簡単に『脱原発』『卒原発』という言葉遊びに近い形で言ってのける人たちは信用されなかったのだと思う」とも語った。首相は民主党政権が掲げた「2030年代の原発稼働ゼロ」の政策を見直す考えを示している。


http://mainichi.jp/select/news/20121231k0000m010035000c.html
「新たにつくっていく原発は、40年前の古いもの、事故を起こした(東京電力)福島第1原発のものとは全然違う。何が違うのかについて国民的な理解を得ながら、それは新規につくっていくことになるのだろう」と述べ

言葉遊びの極みが『国民的な理解を得ながら新規につくっていく』だ。言葉遊びで国民をだましながら悪いことをどんどん推進していく手口、自民霞ヶ関コンビの常套手段。異論を挟むと自民霞ヶ関とグルの右翼極道が家や外出先までストーカーしてくる。


原発についての判断は選挙にはほとんど現れなかったのだろう。民主は嫌で、新党もなんか信用できず、棄権が多かった(=投票率激減)だけだ。自民は一票も増えておらず、公明は自民から譲られた分増えただけ。民主票は激減し、一部が新党へ流れた。小選挙区制では投票率減が二次関数で当選分布を激変させるから…そうなると経団連票や農協票などの、うちは儲かりたい的な経済組織票だけの都合が当選しまくってしまった。


 ◇


来年は、大荒れになることは警告しておく。組織暴力で強引に物事を進める自民公明だ。復讐が連鎖し、仕返し合戦で社会全体が祟られ、異常な荒天や犯罪や事故が相次いで止まるまい…
端的に、安倍の会見の最中に官房副長官が倒れたのは、そういう「怨嗟の集合体」からの『警告』だったように、12年間の政治裏工作の世界を渡り歩いてきた俺には感じられた。あれは気にしておくべきファクターだと思えた。祟り魔術で倒れるように仕向けられるのはよくあること(自殺とか病死とか)。かつての安倍は人の話を聞くから動揺しただろうが、いまの安倍は人の話を聞かないと決めておりぶら下がり会見もしないという徹底ぶりなので副長官が倒れてもかまわず会見を続けた。


国政や裏社会や国際社会の『魔術による犯罪手口』を12年間の実地で知り尽くした俺が、このままでは来年の日本はどうなるかを予測して、語っている。
とにかく、天下布武などといきがって暴力だけで強引に、がモットーの連中の天下である以上、大荒れが続く。足の引っ張り合いばかりで、殺し合いばっかりで、両陣営は正義しか唱えず、いわば今で言えばシリアみたいになるだろう。不毛のテロ内戦戦争の連鎖だ。
実際、末端の工作員を説得を試みたりもしているが、なんせ暴力行使だけを命令されてる下っ端たちには、話が通じない。あの『話の通じなさ』で、来年がどれだけ大荒れになるかは、ほぼ確定しているのである…「両陣営の激しい殺し合いで、年を越せない構成員が少なからず出てくるが、それでもいいのか、年末年始ぐらいおとなしくしたらどうか」などと打診してみるが「いや、命令通り殺しあいを続ける」と石頭な回答がくるのみであった。仲間が幾人もシヌことが織り込み済みなのは、警察(公務員)もヤクザ(裏社会)も同じではあるが…
話し合わなくては、コンセンサスを得なくては、世間というモノが一つ進むと言うことはあり得ない。最初に暴力で相手を殺す黙らせるのでは、賽の河原だ。永久につぶし合いでなにも進まない。
小泉時代に味を占めたタカ派連中がまだカンチガイしてるんだろうが(アメリカもそれをそそのかしてるんだろうが)、これだけ経済が追い詰められた時代に同じことをヤルとどうなるのか、想像力が追いついていないのだろう。


…どうせいつもの通り、暴力行使で暴れる担当の連中は、武士ガーとか軍人ガーとか言い始めるんだろうが、戦国時代だって中盤までは暴れて回るだけの暴力団だったが、終盤はそれではむしろ天下を統一するには不向きとさすがに気づいて、茶会や歌会などで趣味を交えて政治談義をやるようになった。これは天下をまとめる際に公武合体が進んだことによる公家の影響もあるが昨今の政治家や官僚と同じである。武家も大名化すると高級官僚や閣僚クラスへ昇華していった。これは明治〜昭和の日本軍将校も同じで、「坂の上の雲」でわかるように積極的に留学や社交で交流と教養を深めていった。銃を持って撃ち殺すしか頭にないのは阿呆な妄想野郎クソガキでしかない。今時の警察が(戦前に比べたら遙かに)地域交流や愛想を心がけているのと基本的に一緒で、つまりただ暴れたい殺したい戦争したいという妄想クソガキたちにとってはむしろ面倒この上なく、むしろお払い箱であるのが実情だ。
つまり、今の自民党公明党は「てめえのつくるメシはまずいんだよ」と怒鳴るやせっっかくふるまわれた料理を地面へぶん投げて、自分で持参した弁当を堂々と拡げ始めている。かつての武家大名にも劣るのである。
…そのような不作法、失礼を、一般的な市民は嫌う。新しい市民でも古い市民でも嫌う。それでは人付き合いも続かないし、仕事も地域社会もなにもかも破綻するからだ。
だから、一般的な人々が忌み嫌う不作法と乱暴だけで、国を治めようとしている安倍総理自公政権と官産複合体を、ほかのすべての市民や業界が許さないだろうと見る。
ひとがせっっかく善意で振る舞ったご馳走の数々さえ、ぜんぶ100%ケチをつけては投げ捨てつつ自分持参の弁当を拡げているのだから、なんとかしてなんらかの仕返しをしたがる。人のマインドとはそういうもので、つまり夫婦げんかみたいな構想が続き、
世間は荒れる。祟りやら物理報復やらが横行してちっとも進まない。夫婦がケンカする間は仕事もいけず家事もできない…家はどんどん荒れて貧しくなる。振り回される子供は泣いたりすさんでいく。
いくら自民公明や高級官僚たちが暴力団だのを従えて「おれたちは伝統的だし無敵だから」と誇って見せても、そういうことでは収まらない状況を招きつつある…


アメリカやイギリスほどの物騒なことを多数抱えた国でも、うまく回っている理由は、政権交代と言っても日本とは似て非なるからだ。リスペクト、否定しない、継承する…感情問題や確執を持ち越さないので、いいことはいいこととして残す。上杉のように『戦は戦、塩は塩』の精神なのだ。
イギリス国会議事堂は「双方の剣が届かない距離」で議席が仕切られており、基本精神が厭戦なのである。
アメリカなんて天皇エリザベス女王と同格の大統領が国政のボスなので決して悪口は言えない。「退任した元大統領を決して悪くいわない」という不文律もある。これがうまく、日本のような泥沼の嫌がらせ合戦が膨張しないための抑制装置となっているようだ。
日本はイギリスよりもさらに王族や貴族が国政に影響してないし(イギリスは王族が国政を見張ってるし、貴族は貴族院としてやはり国政に干渉できる)かといって大統領もおらずつまり、ワルガキどもをたしなめる大ボス不在なので、小物小心者多数が在籍する組織同士のけちなケンカが蔓延してしまって抑制しようが無いカオスとなっている。そもそも衆参が同格どころか参院下流というのがおかしなシステムだ…元々は貴族院だったから米上院みたいな機能を持てた。イランがまとまってるのも、大統領や議会だけではなく、イスラム最高指導者がその上部に居るからだ。


…色々と偉そうに説教してしまったが、あべくんの先生もやはり、同じことを心配しているようだ…
基本的に、子供の頃にせんせいに注意させていた欠点は、ほぼ大人になって立場を背負うようになっても引きずってることが多い。
だいたいが保守だのミギだの言って他人を暴力で蹂躙したがる人は、子供の頃から融通が利かず衝突を繰り返している。おれの部活当時の先輩も当時からも、市議になってからも、同じ性癖で、実家には軍人姿の祖父の写真が飾られている。むしろ市議になってからも役所とつるんで暗殺や追い込みや市民監視密告の工作に積極的に協力していた…部活の頃と性分が変わってなかった。
『「革新とか反権力を叫ぶ人たちのうさんくささ」』は感じても、保守でミギだと名乗って他人を武力で強引に蹂躙する自分たちの姿はうさんくさく思わない…争いとは鏡写しで不毛であるというハイヤーステージに到達していない、学習不足により一段階低いステージで止まってしまっている人物…
他人を思いやれない人は、「あいつはどのぐらい敵だ、どういう部分が敵だ」という風にしか他人を見積もれない。相手が温情や愛情で接している、その上で負けてやったり折れている、という一段格上であることは見抜けない…そういうレベルの低い人物ほど、政治カルトや宗教カルトのあさましい抗争や工作に利用される。勝ったー!と大喜びし、負けたと見ると覚えてろや殺してやると捨て台詞…一般人は、あきれ顔。問題はそういうレベルの低い連中が国家支配機能を手にしてしまったときだ…

http://mainichi.jp/select/news/20121231k0000e040080000c.html
教え子・安倍君へ:「立場違う人を大事に」 元成蹊高教諭

毎日新聞 2012年12月31日 09時30分(最終更新 12月31日 10時05分)


「日本の過去と率直に向き合う勇気をもってほしい」と安倍氏に訴えかける青柳知義さん=東京都千代田区で、青島顕撮影


 首相として戦後2人目の再登板となった安倍晋三氏(58)は高校時代、日米安全保障条約に反対する先生に質問をぶつけ、「うろたえ」させたエピソードを著書の中で披露している。その先生は、安倍氏に倫理社会を教えていた青柳知義さん(73)=埼玉県狭山市。「彼が疑問をぶつけてくれたことには拍手を送りたい」と振り返りつつ、教え子にこんな言葉を贈る。「異質の思想や立場の違う人を大事にしてほしい」


 安倍氏は06年の著書「美しい国へ」で、成蹊高(東京都武蔵野市)時代、授業中に安保条約破棄の立場から話をした先生に「条約には日米間の経済協力がうたわれているがどう思うか」と質問したところ、その先生は「顔色がサッと変わり、不愉快な顔をして話題を変えた」とつづっている。詳細な理由には触れていないが、「先生のうろたえぶり」は「革新とか反権力を叫ぶ人たちのうさんくささ」を確信する決定的な出来事だったと記載している。

 70年安保の年に、安倍氏の入学と同時に同校に赴任した青柳さんは、1年生の安倍氏に週2回、倫理社会を教えていた。「特定の価値観を押しつけることは避けてきました。何かのきっかけで安保に触れ、彼がかみついたのだと思います。論破しては彼を傷つけることにもなるから、いなして済ませたのではないでしょうか」

 安倍氏が60年の新安保条約に調印した岸信介元首相の孫だとは当時知らなかった。「メンツをつぶされた気持ちはありません。彼が疑問をぶつけてくれたことには拍手を送りたい」と振り返る。安倍氏は放課後も青柳さんの研究室まで質問に来るまじめな生徒で、礼儀正しかったという。

 ただ、青柳さんは、安倍氏が「戦後レジーム(体制)の脱却」を主張し、憲法改正自衛隊の「国防軍」化を目指す姿勢を心配する憲法99条が国務大臣憲法尊重義務を定めていることに触れ「成蹊を出た学生なら、首相が憲法に基づいて職責を果たさなければならないことを常識として知っているはず。日本の近代史を謙虚に学ぶべきです。沖縄の南部戦跡を訪ね、戦争の悲惨さに思いをいたして」と訴えた。そして、こう続けた。「国家が教育を管理したり、人の内面を問題視したりしてはならない。安倍君には健康に留意し、東北の全面復興に取り組んでほしい」【青島顕】

安倍には子供が居ないので、我が子が銃撃され青白い顔で死んでいるというゾっとする光景が思い浮かばない。なにも子供が居ない人が悪いと決めつけるわけでは無いが、すくなくとも安倍は警戒すべき『子供が居ない親』だ。
子供が居ないと、『自分の子供が将来おかれる未来の日本』という視点を持たない。理念先行でつまり妄想のみで国家を進めてしまう。
せめて、子供や妻が居なくても、他人の子供を我が子のように思い至れる人でありたい。