先従隗始・温故知新

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大本営は現場を知らない


坂の上の雲で、児玉源太郎が怒鳴ったことだよね。


児玉先生。あの国会で怒鳴った児玉龍彦先生。
NHKで激白。『東北Z 直撃インタビュー』


・政府=中央の政治家や官僚は何も実情をわかってない
・お母さんが線量計をもつようになって、騒ぎ、自治体を巻き込み、だんだんと上へ上へ怒濤の声が届くようになってやっと「悠長では無い、ただ事では無い」と気づき始める始末


・一年も放置された家は荒れ放題で住めなくなる…誰も戻ってこない…そうやって原発被災地はどんどん過疎って国土…地域ひとつが消えかかっている
国交省は、児玉先生が計算結果まで提示して「400億円予算を出せば常磐道を除染して開通できる」と提案しても無視し、今年は何兆円もかけて外環道をやるのだという…
(インタビューの半月後、「常磐道除線をモデル事業に加える」と政府発表)


 ◇


けっきょく、


トンチンカンの無能揃いのくせに
やたらと権力と暴力だけは揃えている。タチのわるい「他に替えがいないから渋々任せている独占的な連中」が官僚なり議員なりやくざなり創価であろう。


 ◇


個人的には以下のように感じている…
一連の帰村とか除染というのは、『無駄だとわかってるが、あえてやらせてる…やらないわけにもいかないし』
帰村だのふるさとに住むだの…やるのは自由だが、被災現地民はいずれ恐ろしい現実に直面したり、不可能に直面して、ダメだと気づかされ、頓挫する…
日本では政府や役所はそれを言ってやれないから、あえてやらせて気づかせるしか無い。だから帰村だの現地在住を続ける人々も、老人はともかく、赤子から成人間際までの世代は可哀想なことだ…体にどんな異変が起きるかも知れない。帰村が失敗すればまた二転三転振り回される。


ソ連のように政府主導でどんどん「不可能なものは不可能!」「危ないものは危ない!移住!」って
日本でやると社会が崩壊し、経済社会も崩壊し、それが急落するので、大量失血みたいに日本社会がパニック破産する…急性アナフィラキシーみたいなのは避けたいと言うことかと。


中長期的に見て、福島県全体の過疎化は不可避…一言で言えば。


「だめだー」と音を上げて発言してしまうと、そこで終わる。急激に終わる。
気づかないふりをし続けて、軟着陸で済ます算段。


だから、福島では農業も漁業もなんでもやらせている。公的発表の放射線量もごまかして低く見せ続ける。