先従隗始・温故知新

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「危機感が喉元を過ぎたムード」を危惧

【月刊NBO】トピック「3・11を風化させない」/新連載「中国国盗り物語


■ 今月のトピック 3・11を風化させない

 先月編集部が開いた座談会の席で、被災や消費自粛を乗り越えた経営者たちがそろ
って、「危機感が喉元を過ぎたムード」を危惧していたのが印象に残っています。

 
 たしかに原発再稼働を巡る最近の動きを見ても、東日本大震災福島第一原発事故
で日本が直面した危機が教訓として生かされているのか疑問を持つこともあります。


 震災から我々は何を学ぶべきなのか。養老孟司さんと建築家の隈研吾さんは対談の
中で、地震列島で日本人が生き延びるための住まい論を語ってくれました。


 そして震災が突きつけたエネルギー問題の見直しだけでなく、社会保障、産業競争
力など、繁栄を支えてきた国の基盤自体が大きな曲がり角に差し掛かっています。


 原因究明は重要ですが、悲観論や犯人探しに終始しても不毛です。小田嶋隆さんの
言うとおり、建設的な結末を求めるべき時期にきているのでしょう。


 3・11から1年。大きな節目を迎えた今だからこそ、「立ちふさがる壁を壊し、新し
い日本をどう形作るか」。改めてこの大きな課題を読者の皆さんと考えていきます。


復興消費、回復の正体 その1「喉元過ぎて忍び寄る新たな危機」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120227/229122/?mlm


原発事故の最悪シナリオが避けられたのは“幸運”に恵まれたからです」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120207/226949/?mlm


「土砂災害」も「原発事故」も、戦争のツケが招いた
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20120203/226849/?mlm