前回記事
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111224/1324658178
http://www2.jvckenwood.com/newsrelease/1999/press991013_1.html
なんというか、
ツイーター、ウーファー、バスレフダクト搭載の2WAY・3系統のため、
音成分が分解された音を出すね。
ゆえに、得意領域をくすぐる曲はいい音っぽく鳴らすけど
それ以外の曲がくると、とたんに音割れとか、良く聞き取れないとか、弱点をあらわす。
ツイーターがしょぼいのか、低音に比べて高音の音響は、あんまりよくはない。
まあメインターゲットの未成年を喜ばすのは重低音だからな…
ただ広範囲音響を考慮した設計らしく、あっちこっちで聴いても音がちゃんと聞こえる。
実際のスピーカーサイズ以上に、広範囲で良く聴ける。
入手した現物は、たまーにささいなプツプツ音がする。
アンプ由来か、スピーカー配線由来かは、分解検査しないとわからないが。
◇
続報
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20140120/1390211127
ボリュームつまみを分解してコンタクトスプレーしてしまった。ブツブツ音解消。
・ケンウッドサービスセンターでコンデンサー買ってきて交換
結果、５分ともたなかったメモリー（時計、プリセット）は、作業後に７０分以上でも記憶であるのを確認した。
結局、ピンチローラーも八王子のサービスセンターで買ってきてしまった。
もう分解は慣れたのでサクサクと進む。
やっとオートリバースが復活。片面再生モードをやめてエンドレスに出来た。
2015/07/22
久々に再生してみたら、回転速度が微妙に速い…
たしか速度調整つまみは必ずついてるはず…「基盤に」
と思い、ケンウッドのサービスマンにレクチャーしてもらおうと電話したら
どうも本社のカスタマーエンジニアももうラジカセなんか扱わなくなって久しいので、
詳しい人がいないようだ…「ラジカセは、ユニットでポン付けするだけですから、調整ついてないと思いますよ〜」
あやしい
アナログオーディオは、レコード、テープの回転スピードはモーター回転に依存するため、インバーターにかけないとならない。
しかし固定出力では微妙に狂っている個体を微調整できないので、必ず調整つまみはあるのだが…
（その点、ウォークマン系のようなモバイルは最悪…メーカーマニュアルを見ないと絶対につまみがどれだかわかんない）
いちおう分解してみたら、やっぱり「ある」じゃんよ…モーターに一体化してる基盤に。
もうだめだなケンウッドの技術力は…（アナログオーディオ限定で）
ネオ・ジオンの技術者はザクを整備できませんみたいな。
ただ、ラジカセなんで…
適当に調整する＞組み付けて再生テスト＞また分解して適当に調整＞また組み付けて再生テスト…
１０回ぐらい繰り返す。
とにかくラジカセって、スクーターと同じで、整備性は考えてないので…「おのれ闇将軍、本田宗一郎〜〜〜〜！！」の怨念が蘇る。
分解といえば基盤外しまくっててコネクター外しまくって、
組付けといえばこれを全部…いつちぎれるかもしれないほど細い配線をこれでもかと丁寧に赤子の手を扱うように。
しかも箱根細工…スクエアキャビネットのセパレートタイプのオーディオやビデオとは違う。
ゆーちゅうぶとかで、デジタルで正音階で記録されてるムービーを聴き比べしながら、再生テープが正しいスピードになるまで調整。
バイファムのテープがちゃんと掛かるようになりました、と。
…世界中探しても、ケンウッドランペイジごときをテープスピード調整までして使ったユーザは、
たぶんおれひとりだろう。特異点。
コンデンサぐらいはだれでも趣味で交換するけどね。
この位置関係だと、本体に穴開けて、分解しなくても速度調整できる仕様にできるけど。
ただマイクロドライバでそんなロングなやつはなかなか売ってないし高いだろうけど。
こういう手法、スクーターではおなじみだからね。キャブレターのアイドル調整が分解せずできるようになってる。
CDとMDが死んでるけど
MDなんて使わないまま終わったし
CDはもうHDDに全部入れちゃって、ドライブ故障を回避してるから…
チューナーとテープとAUXとラインアウトあれば十分。
ほんとテープは簡単な整備でいつまでも使える。ディスクドライブはすぐ壊れて修理困難。メディアも錆びちゃうから長持ちしないし…
