先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

青梅市 1μsv/h検出

機種:Soeks01M
0.37〜1.25μ 3カ所を数回測定して平均推移を見た。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msa=0&msid=216896075475772757370.0004af5254669affdb05e
JR青梅駅の西南西すぐ


覚悟はしてたが、降雨後の値があまりに上昇…


やはりホットスポット要件を満たす場所
・古い民家、雨どい水を垂れ流ししてる下端
・粘土質や苔で、セシウム吸着保持性質

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111021/dst11102121120019-n1.htm
高線量地点は連絡を 文科省ガイドライン策定


直接下水に流す雨どいは、下水にいくので安全だが、これも終末処理場の汚泥の線量が上がる原因になる。


・雨どい付近の高線量のマズイ点は、こと木造だと家の中に高線量のγ線が飛んでくることである。線源が非常に近い。
ゆえに、雨どいの近くの壁付近でくつろがない方がいい。せめて線量計測して安心して下さい。


適当に、民家雨どいの真下の、苔むした粘っこい土の上に袋かぶせて直置きしての値。民家の住人さんにも数値のみ報告。


近所の、
粘っこい土ではない、コンクリ面や、
石灰質で水が浸透する土壌では
線量は晴天と同じで0.2x〜0.3x前半にとどまった。すごい落差だ。


いよいよマイクロ・ホットスポットの積極除染が
日本社会の【風習】になる時がきた…


 ◇


追記…追加調査を行った。比較検証である。
初回計測からほんの1時間後。


β線遮蔽、ありと、なし
http://www.youtube.com/watch?v=iLvf69TjDW4


遮蔽板を用いると15mmほど線源から離れてしまうが(β線はけっこう減るがγ線はほぼ減らない)
それにしても明らかに減っている。
0.7x〜0.9xだったのが、
0.5x〜0.6xになった。
この板、遮蔽ケースの上蓋である。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111014/1318522748
ジップロックで密閉して汚れを防いで使った。


1μ検出地点は隣の宅内なのだが、もろ宅内なのでまた測らせてくれとも言いづらい。(動画の計測地点は境界なので気軽に測れる)
ひとまず明日の自治体の対応を待とうと思う。


 ◇


当日17時追記。
結局、およそ3km圏内を観測し、線量分布をみた。

いずれも
『雨どいが、水はけの悪そうなジメジメ地面に、垂れ流しのスポットのみ計測』
・師岡会館:0.48ぐらいで安定
・しょうぶ園のトイレ脇:0.4x後半〜0.7xぐらいをふらふら(5回計測)


で、さっきは言いづらくて動画撮影しなかった1μ地点を、
結局は測らせてもらった。


ここだけに限らないが「非常に狭い」ミクロ・ホットスポットなので、
計測器の置き方、角度、向き…でも全然違ってしまう。


ここでも、1〜3cmもズレたり、機器の角度が変わると0.5x位まで低下。
うまくホットスポットをキャッチする位置につけると0.88以上で安定。
さっき13時台の計測でいきなり1.25μの真っ赤画面になった時の位置がわからなかった…


まずは画像
御覧の通り、紙袋を下敷きにしてる…
事前に紙袋を密着し計測しても空間線量値は変わらないことを確認済み。


師岡会館


しょうぶ園トイレ…
現地嘱託職員に通報し現場で立ち会ってもらい線量計の数値を見せた。
すでに市役所に通報済みとも伝えた。狼狽しつつ
「そういうのは…市に言ってもらってですね」「いや、わかってます」


問題の1μスポット

つぎに映像…1.25μ計測より3時間後、その間は晴天無風
http://www.youtube.com/watch?v=QOcXT0Wj0QY


市へのメールの一部抜粋

しょうぶ園の用務員さんが一名いらしたので、通報、立ち会い済みです。

降雨後なので、どこの雨どいも線量が高い。
雨どいの排水が土壌へ垂れ流しで、水はけが悪いと、ほぼ100%高い…
あとは凝縮率によって線量が違うだけ。
場所によってこの「天然の凝縮装置」の効率が異なるためです。はっきりいえば各世帯の雨どい毎に。

1μがでた***の**さん宅は、土壌垂れ流しで、かつ周囲はゴミや用具が散乱し、
セシウムが、しみこむこともできず、風でも飛ばされず、たまっていく一方なのだと思われる、作用機序としては。他の似た条件のスポットはどこも0.3ぐらい低い。


これらのスポットは線量的にいって、『除染が必要』と思います。
ガイガー測定器Soeks01Mが、黄色、赤色、どっちかを表示するスポットは全て。

おそらくガイガー測定器で0.6が恒常的に出る場合、
シンチのDoseRAE2で計測しても0.4以下にはならないのでは?

除染は、

詳しくは文科省にお問い合わせ下さい。

今後、この作業は次々に発生します。
古い民家という民家で発見できるでしょう。
全部、除染しなくてはダメです。

それこそ、新しい公共事業になる規模ですよ、東京の場合はね。
いずれ線量計測や除染の公的資格も新設されることでしょう。


これも装置的にはおなじもの。
あんこを濾し取る、下水汚泥を沈殿させ集める、のと作用機序は同じ。
フィルターになってしまった土壌が線量が次第に高くなっていく…フクイチのアレバやサリーと同じだ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111023-OYT1T00513.htm
 千葉県柏市根戸の市有地で毎時57・5マイクロ・シーベルトの高い放射線量を検出した問題で、文部科学省は23日、現地調査の結果、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、放射性セシウムを含んだ雨水が近くにある壊れた側溝から地中に染み込み、局所的に高濃度になった可能性が高いとの見解を明らかにした。

 同省によると、コンクリートの側溝脇の約1平方メートルの区域で特に高い放射線量が測定された。側溝の一部が約50センチ〜1メートル程度壊れており、側溝に流れ込んだ雨水がここから地中に染み込んだ影響が疑われるという。