東京都西部　成木街道　崖崩れで通行止め　２０１１夏

8/13現在
現場は完全に埋まっている。
おそらく杉林や畑地など、地表面がもろいところへ、
連日の大雨を吸い込んで蓄積したためだろう。

杉は根が浅く、杉林は地面を真っ暗にして植生をさせないので、
崖崩れといっても、雪崩のように地表面がプレート状に滑っていく。
（いわゆる地滑り…最たるはこれ…http://www.youtube.com/watch?v=xFeZ6TlWvMI）
畑地も、杉林と状態は大差ないと思われる。植生を限ってしまってるし、むしろ掘り起こして部分的に、水路を作ったり、保水を良くしたりしてるから。

山沿いに住んで、山沿いを徘徊したり、いじるようになると、わかる。
だいたい、崖崩れするような地点は、決まっている。予想がつく。

おそらく山留め完了へ持ち込むのに１週間前後とみた。
なので完全復旧は来月初までかかるのでは。

なにせ雨で崖崩れするような法面だけに、やっつけ突貫作業というわけにもゆくまい。
やっつけな工事をしたのでは、また雨続きになったら崩れる。

追記
公式発表あり。
http://www.city.ome.tokyo.jp/z-kinkyu/110805nariki6dosha.html
　　現在のところ、復旧の見通しは立っておりません。

画像で現場を見るだけで「ああ、あそこね」ぐらいにはいつも通る道なのだが
こりゃ、雑木林の急斜面部分だね。
グーグルマップでわかるとおり、上の方が杉林で、
４５度近い急斜面…

市の画像だと、電柱も倒れてるが
俺が撮影した画像だと、40kmh標識の真横まで土砂が来てるので
けっこう２０ｍ幅ぐらいの大規模な崖崩れのようだ。

現状、他にも２カ所、些細な量ながら土砂が落ちてきてる場所がある…
岩蔵街道の、オソキゴルフと笹仁田峠の中間。
小曾木街道の、起点をトンネルへ向けて上ってる途中すぐ左。
まあ、両者ともサスガに、崩落したとしても街道を埋め尽くすようなロケーションではないが。

◇

８／１８現在。
センターラインで柵にして、片側交互通行になるのかな…
この状態でしっかりとした山留めをするには、コンクリ遮蔽しか無いような感じなので。

　◇

8/23
現場監督レベルに聞けました。
やはり『山留め完了で片側交互通行にする』とのこと。
で画像の通りすでに斜面にモルタル吹付けており、擁壁工事開始後。

個人的見解だけど、たぶん月内に片側交互通行開始なんじゃないかな。
いくら溶接とは言え、山留めじたいはそんな時間かからないので。
ただ、法面の擁壁工事完了はへたすると年明けになるかも…
すぐ近所、小曾木街道のトンネル前のおなじ工事が３ヶ月かかっていた。こっちはあらかじめ古いフリーフレーム擁壁があり、その補強だけだったが３ヶ月かかった。しかも成木のより小さく狭い。
だから成木のは半年ぐらいかかったりしてな…モルタルだけだと速いのかな。