先従隗始・温故知新

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2013 成木ヒルクライム大会 前日リポート


いつもの月次日報の、http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130910/1378736965
号外というか。


今年は大会参加のための準備が追いつかなかったので、
前日に登ってしまう。現地リポート。


 ◇


コースは前半が都道成木街道、後半が林道・常磐林道。


どうもFUURIは成木街道のような半端な登坂が苦手…すすまない。
ホイールの遠心力が全然ないんだろう。遠心力を確保してあるAmourのほうが2kg重いけど安定して2分は速い。
先月と同じペースになった。15分ピッタリぐらい。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130805/1375611734
ただ、今回は前半はレースペースではなく、余裕を残した。…ただ後半が激坂のコースではどのみち前半は余裕を残すしかないが。


そのままノンストップで後半。
R390+ミニッツタフ23cでの走行は初だが、けっこう進める。あちこちでダンシングダッシュ可能。この日の圧は8barぐらい。
トータルタイムは41分半。あきらかに激坂のほうが速いマシンだな…アムールは逆にこっちは車重が重いので遅くなる(前半13分 後半28分)。同じ車重ならアムールのほうが速いだろう。
激坂が26分…
優勝者で13分ぐらいだから二倍…つまり徹底軽量化で5kg台にして「後半全部ダンシング」できるようにしてるんだな。成木の家〜ゴールまでずっと立ち漕ぎ。
きょうのおれはシッティングダンシングでたまにダッシュするので精一杯。


今日の条件として
・二日目の法則…昨日は新所沢までスプリントダッシュを兼ねて所用。アムールにて。
二日目はスタミナが少なく、疲労も残っているので、初日と同じペース維持は不可能。
・真夏に体調を崩したり、夕方しか走れずよそへ行っていたりで、ご無沙汰…本気で走りきれない。
通ってるとコースも覚えるし。


だから大会前日の今日は、あすエントリーしてそうな人は一人も走ってなかった。
…むしろ、きのうきょうはのんびりしながら焼き肉パーティだろうな、表彰台クラスならなおさら。やっても平地走行での調整だろう。
14時台に3台ぐらいポタリングっぽいのは見かけたが、16時まで上で待っててもひとりも来ず。


明らかに、通い詰めていた6〜7月のほうが元気で速かったので、
調整を詰めていけば、5分は詰められそう…37分切るかどうかまでは、ビンディングなしのままで可能かと。問題は激坂よりむしろ成木街道だな…せめてアムールの自分に追いつかないと…


上では多摩組が準備作業の最中…混雑してるのでとっとと下ったのがいけなかった…
意識朦朧で狼狽したままなので、ブレーキングミスってあっというまにコースアウト転倒。4コーナーだかの左コーナー。
サーキットランやジムカーナ走行を含め経験を積んでるから、転倒名人なのが幸い…
転倒するしかないときは
・どこで転倒するか最後の最後まで場所をよく選ぶ
・草むらなどはショック吸収にベスト、側溝を挟んででも飛び込もう
スリップダウンにしよう、ハイサイドは論外
・滑る角度や速度、尻餅の付き方や受け身、最後の最後まで「コントロール下におく」


幸いにマシンダメージは軽微、安物の樹脂ベルが吹っ飛んで行方不明なのと、リアアームのわずかな擦過傷ぐらい。
保険のためにアヘッドステムのねじは少し緩くしている(上側だけ)…ここだけ回転して曲がるとクッションになって他が壊れない。
「こんなこともあろうかと」携帯工具常備なので、さっさと角度を元に戻して終了。前後輪ともフレなし異常なし。飛び込んだ先が草むらなのでレーパンも無傷。荷物一切積まなければ1分は短縮できそう…


試走を兼ねて、またゴールへ。異常なし。多摩組も帰った。
けっこういいかげんな設営の「沢の水」は、ただ沢から雨樋で水を通してるだけなので、
小石とかツブツブが普通に混じっている。
(濾過された、水質検査した水が飲みたければ、小沢峠を登り名栗川に沿った旧道(新道の対岸)をしばらくいけば『庚申の水』というのがあるのでオススメ(もっと山伏峠のほうまで進むと『不動の水』もある)、あるいは小曾木街道…黒沢の水くみ場(木の葉パンの先)が有名…ただここの林道は非舗装なので途中から降りて徒歩5分、あとカモシカ出没のことも)
かなり小石が雨樋へ流れてきやすい雨樋の設置の仕方だったので、あちこちいじって石が入って来づらいようにしておいた。
あすの選手向けの沢の水はポリタンクに貯蔵してダム池の中にぶち込んでおくようだが、これも衛生面とか、風味とか、どうだろうかとは思う。あまり夢を壊すのもどうかと思うのでコメントは控えるけど。
このダム池も仮設でよどんでいたので、流れをよくしてよどみにくいように改良しておいた。


こう言っては何だが、お客さん=選手以外は眼中にないような対応が多いんだよなこの集落。
それ以外っぽい人間にはけっこう疎外的な無視反応が多い。


…・さて1時間以上雑作業をしてすっかり落ち着いたし、こんどは本気で下る…成木の家まで6分切るペース。
難所は例によって
・例の、つづら折りの、いつも川になってるとこ…いまは流量多め、徐行しかない…登坂でもペダリングで強くトルクかけると空転する
登りのTipsは
・残り500m看板からむしろ急勾配や緩急が増えるので、無理すると逆にペースダウンするかも


グレーチングはもう減速するしかない…32cとは違うんで、万一段差でジャンプみたいになってコースアウト側へ飛んでしまうと、急なステアリングで戻すことは不可能…どのみちハイサイドスリップダウン


FUURIは5万円だし9kgでフレームも厚いほうだし、いいけどね、
何十万円のフレームが薄い薄いRBがそんな転倒で折れた割れたでは、泣くしかないでしょうから…
なんか高価なカーボンだと歩道の段差を走行中に降りただけで割れるとか…



帰路の成木街道、空転でも速いRBが小沢峠から下ってきて目の前を通過、コーナーではハングオフしてる…
追いつこうとしてみる。
むこうは空転性能がよくあまりこいでなくてもペースが落ちない、ホイールはそんなディープじゃないんだけどね。
こちらは105流用の451だから設計より高回転で(オーバーレブで)これ以上回転が伸びにくい…こぐしかない。段数も上に2段は不足してるからケイデンス150ぐらいで断続的に出力して差を詰めていく。
やはり低回転、遠心力大きい、700cに合わせて作られたSORA、105以上のハブは、700cでこそ最も性能を発揮する。
徐々に追いついてきたんで車輪を眺めると…20cのようだ。23cより細い…道理で軽々として。コンボまでは確認する暇はなかった。ワイドレンジギアだったからヒルクライム仕様なんだな。30Tか32Tまであった。
「20cですか」聞いたが無反応で、顔をよく見ると白人のじいさん…米軍かぁ。
「this tire 20c?」と聞くと
「Oh、Yes、ウンタラカンタラエキサイティング」なんかすげえ楽しそうな表情。
片言で伝えるまでは簡単だが、ネイティブの発言をヒアリングするのは容易じゃないね…
「very fast...thank you, good bye」とか返すので精一杯。


※いまはFUURIはアヘッド詰めてサドル位置と平行にしてるのと、小河内ダムまでは59分。


ところで
同じBPのペダルでも、メタルとベアリングのがあるんだね。
FUURI付属のはコンパクトだがメタル。そんなに抵抗は感じないけどね。
ヤフオクでおまけでついてきたヤツは軸径が太くベアリングだった。きょうはこっちを装着しての走行。


Amourはフラットハンドルにすると5cm下がって、サドルと同じ高さになる。検討中…あくまでコミューター、ユーティリティ、ママチャリ的用途、だからね。低くすると今度は買い物袋がタイヤにこするかも…


 ◇


http://www.kfctriathlon.jp/html/results_2013_nariki_bike_1.html
現時点のちんたらジョギングタイム41分だと245位ぐらい/333 (48−11〜32T 8s)
もうちょっとまじめに走れば37分切って180位ぐらいだな。
ビンディング追加やコンボ変更に日々練習メニュー消化などで30分ぐらいになるとうれしい感じ。FUURIならいけそう。


材料がそろうなら来年は出場してみてもいい。ミニベロ一台もいないとか言ってたし。
FUURIなら現状でも奥多摩ステージは45分切れそう。Amourで55分切るペースだし。42分だと真ん中より上の順位。http://www.kfctriathlon.jp/html/results_2013_okutama_bike_1.html
(Amour、以前の東京グランフォンドのトレースツアーの時、それでも55分ぐらいだから、奥多摩ステージのみ元気なときにトライすれば50分切るかもhttp://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130619/1371556554 52−11〜32T 8s)


タイヤもアルトレモZXと専用チューブにすればまだ軽くなるしスポーク抜きでも回転軽くなる。
ホローテックも回転軽そう。前二枚で10sだと便利になりそう。


本当は7kg台のアムールがほしい。ホローテックに23cなら30分切れるかも。
立ち漕ぎだけでダッシュし続けられる重量&空気圧というのがあるんだよな…入り口が9kg&8barのようだ。クライムレースだとやや高圧の8bar台でも振動に悩まされない。


…ところで成木街道かどっかで、ボクシングかラグビーのヘッドギアみたいなのつけてるローディいたけど
あっちのほうが理想的だよな、ロード用のメットは空気抵抗へらせるけど顔面保護しないし…原付のメットで転倒するとわかるけど無意味だよ『お椀ヘル』は。まだMTB用フルフェイスメットがいい。
ほっぺとアゴをガードしなきゃ駄目さ、二輪は。オートバイでフルフェイスで転倒するときは、わざとほっぺや後頭部を地面にぶつけて接地させ減速効果を発揮しつつ身体を安定させるぐらい。
いくら空力特性をもくろんでもしょせんはローディ…こないだリカンベントドラッグ大会で140kmh近く出ましたってよ奥様。


メットメーカーさんOGKでもどこでもいいけど
昔の武将みたいな、ほっぺ・アゴをガードする板もののガード発売しませんかね。薄板なら空気抵抗もないでしょ。