先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ブラウン管テレビを分解してゴミに出し、基板は金属スクラップ屋へ持って行くと処分料が浮く 新しいものは分解しなくても買い取りもある


中古ブラウン管テレビの買い取りは、ソニーが不人気らしい。新しい一部の品しか買い取らない。
壊れやすいんだろうねソニータイマーで。
乱雑にトレーラーコンテナへギュウギュウ詰め込まれ(その作業やったことある)、途上国へ輸出されるので松下など頑丈な方が好まれる。
http://www.hamaya-corp.co.jp/


あと、トリニトロンは大型になるほど重いのも嫌われる理由だとか。あの形状のせいでガラスを分厚く補強する必要があったのね…
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1290248077


うちは96年のソニーだったので買い取り先がなかった。仕方ないから自分で解体してゴミに出し、基板はスクラップ屋で換金。
http://www.hon-jo.com/manual.html


ブラウン管は、真空解除の際の誤った方法による爆縮(破裂、飛散)が懸念される。
特に大型だと威力は増しそうだが、うちは14型。


業者のやり方を動画などで見ると、要は軽い亀裂をつくれば空気が漏れる。いきなり爆砕する必要はない。
ブラウン管も、画面側に行くほど厚みが増すので
電子銃の側は薄い。


まずは電子銃収納部の筒の部分から、外周の部品を外す。
すると薄いガラス筒だけになるので、先端の端子をプライヤー等でこじる。
どのみち薄いガラスごと割れるので、シュッと空気が入る。


電子銃は引きぬく。どうしてもガラスが接着されており少々残る。
中の、くし型フィルターや外枠などの金属部品は、袋の中で(内袋は燃えないごみ袋、外側は丈夫な袋で二重化)ブラウン管を破砕してから取り出す。
破砕作業は勿論、外で行う。けっこう簡単に大きな破片や粉状の細片が飛び散るので注意、防護用のマスクと眼鏡と帽子、軍手や作業手袋をすること。
画面側は分厚いので、豆腐の角では割れない…コンクリ構造物の角にぶつけるなどして徐々に割り進める。
作業後は穴から破片が出ないように袋をさらに多重化する。地面に破片や粉が残ったら掃除機で吸い出す。


金属と基板はスクラップ屋で30円になった。鉄と、LSIを含まない基板は、安い…アルミや銅、パソコン・モバイルの基板は、高額になりやすい。
家電店で正式な処分を依頼すると14型でも2000円かかるので、2030円お得。
電子銃はレアメタルが含まれるかどうか分析作業をしてもらってから値段が出る。


樹脂は買い取り先がないので燃えないごみ。ヒートペンで筋を付けてプライヤーで破砕して手で折って、解体して平面にしていく。


1000円で請負作業やろうかな。破砕したガラスや樹脂はオーナーがゴミ出しする条件で。


 ◇



ちなみにブラウン管は有害物質が塗布されている。鉛やレアメタル


だから厳密には、こうした自家で破砕するのは好ましくはない。
結局、それもブラウン管廃止を推進する口実になってきたぐらいだ。液晶はほとんど有害物質を使わない。


無害化リサイクルラインの紹介ビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=DTPiH9cxlWY